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Long COVID 人工知能AI 認知症

2024年5月のニュース

5月8日、認知症の高齢者は団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年には584万人あまり(高齢者のおよそ15%、6.7人に1人)になり、「今後1人暮らしの認知症の人が増えるとみられ、家族の支援が限られる中、地域でどう支えるかが課題だ」とする推計を厚生労働省の研究班がまとめました。

5月のニュースは、月次の活動報告と、6つの最新の医療技術の開発ニュース(脳梗塞の細胞療法、パーキンソン病発症前の血液による診断技術、補聴器による認知症予防、アルツハイマー病治療のための薬物開発、コロナ後遺症のメカニズムと治療の現在、ACT心理療法)と、人工知能AlphaFold3のニュースをお届けします。

1. 2024年5月の活動状況
田村 芙美子さんの投稿
屋根より高い鯉のぼり🎏 ゴールデンウィーク 2日目は青空を仰ぎ、そよ風に吹かれながらの逗子PWサークル。新緑が眩しいほどキラキラ光っています。ゴールの椿公園前のお宅は今年も白・紫の藤が豪華に美しく爽やかな5月を五感で味わいました。

田村 芙美子さんの投稿
朝の北鎌倉 筋トレ教室 昨日の暑さは何処へやら 肌寒く雨の1日です 高齢者グループは1人ずつスクワットの動画を撮って鑑賞会(!?) 後ろに便座椅子を用意したら皆さん目線は前、お尻をひいて素晴らしい出来映えでした。 お土産に町内会で先日配布のベニバナ3鉢ずつ頂きました。 帰り道は敢えて階段コースを通って「歩くと筋トレ」。そのまま円覚寺に行きました。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 5月PW駒場例会〜お疲れ様でした。 連休の最中の定例会に60名もの参加者で体験コース、健脚3コースに別れ公園内や牧場〜真っ黄色の菜の花畑の散策やらとPW闊歩でした。 公園一周が毎日の日課❓の92歳のP-ウォークに出会えたり弓道大会中でいつもより賑やかな駒場公園❗️ 次回5/19は〜東御市・八重原/明神池散策を地元の依田コーチの案内で開催です。ご参加よろしく願います🤲

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【暑熱順化】   #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜コースは海老川ロード  今からしっかり歩き   汗をかいて 熱中症予防対策をしましょう〜     動画撮影を早めて  #フォームチェック

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【嬉しいコメントを頂きました】  ‘24.5/1日(水)〜5/31日(金)  船橋駅前フエイエス 5F 船橋ウォーキング・ソサイエティの 活動をパネル展示しております 会員さんからのコメントが入りました 原文のまま紹介させて頂きます 〘せっかくなので、拝見しての感想を書かせていただきます。 うろ覚えのところもあるので、ご容赦いただくとして、初めての方がご覧になる折、「遠足あり」も魅力に映るだろうと思いましたが(書いてありましたよね?)、ただ集まって歩くだけではなく、スタッフの皆様のきめ細かなプランニングとご指導があることも大きな魅力であり、それを打ち出されるのも良いと思いました。 また、歩くだけではなく、ストレッチや筋トレもあり、定期的に実施している体力測定や動画撮影によるチェックの機会の提供もあることで、パフォーマンスの維持とさらなる向上に努められる点も大きな魅力だと思います。 また、毎回の活動の記録をWebで振り返れることも、かなり丁寧なフォローであり、私はありがたいと思っています。世の中には、毎回、やっておしまいで、蓄積のない活動も多いのではないでしょうか。 暑熱順化などの情報提供もありがたく、 心と身体の健やかさを目指す、総合的な活動だなあと思っているところです。 スタッフの皆様が自分達で書くのも手前味噌感があるようなら、「会員の声」として使えるところをお使いいただいたらよく、そのことで、より多くの方が、FWSの魅力を知る一助となると良いなと思った次第です。改めてスタッフの皆様、いつもありがとうございます〙 コメントが率直に嬉しいです

スマイルチームさんの投稿
2024.5.3〜4 活動記録 ☺︎青空ポールウォーキング 9名 ☺︎活き活き中屋敷デュアルエクササイズ 14名 ☺︎相模原市文化協会祭ポンポン準備 ☺︎相模原市文化協会祭練習用音源作成

校條 諭さんの投稿
すっかり忘れていたけど、WBSで取り上げられたんだった😊

田村 芙美子さんの投稿
雨☔ 雨🌂 雨☔  のため広町緑地の楽しみにしていた大桐の花ツアーは中止。行政センターで座学とPWストレッチ・筋トレと俄スマホLINE教室※に変更になってしまいました。 来年こそは👊✨ 写真は雨に濡れた庭の花達 ※ グループLINEの場合 コメントをいれなくても誰の既読かわかる方法について

佐藤 恵さんの投稿
今年度より、岩手医科大学の非常勤講師に就任しました!今日は、初の授業。教師を目指した時期もあるので、感慨深いです。 1年生を担当しましたが、わ、若い! 普段、中高年の指導が多いので、逆に緊張。 ひとまず初回の講義、無事終えて、ホッ✨

スマイルチームさんの投稿
20240509。 ポールウォーキング。 桜の小径〜つる舞の里歴史資料館。 雨上がり、行ける人だけで決行‼️

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【天気予報を信じて】 2024/5/9 ジェットコースターみたいな天気です   朝は寒い雨  天気回復を願って集合!   「来て良かった〜」と    嬉しい声が聞けました〜♬ 動画撮影&この夏の熱中症対策    (暑熱馴化パネル説明) チームワークバッチリで進行! (動画撮影はいつも喜ばれます)    (*^^*) \(^o^)/ #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #木曜行田公園 #歩容はどうかなと動画撮影 #暑熱馴化で熱中症予防です

田村 芙美子さんの投稿
🐎 🎠 ? 渋谷PW教室が終わってニトリで母の施設のための買い物をして駅に向かう途中で 遭遇! 競馬会のイベントだったようです🎪 お花を貰ったり 馬にのせて貰ったり にわか 渋谷遊園地でした♪

佐々木 尚美さんの投稿
【チョコザップのピラティス】 ピラティスマシン導入と聞いて、 再入会キャンペーンでチョコザップ復帰!今日ピラティスしてきましたよ😊 正直、リフォーマー(ピラティスマシン)を使った事ないと最初はかなり戸惑うと思うけど、慣れれば簡単! 経験者にはとてもお得!(自分はリフォーマー経験者) マシントレーニングより効率良いですよ。 ピラティスは元々リハビリの為にできた運動法。自分には合ってます! マシンピラティスに興味がある人はどうぞ! 5/15まで入会キャンペーン中 私の友達紹介コード「THI8862I」を入れて契約すると毎月300円OFF! RIZAP監修の24時間ジムchocoZAP ▼今すぐチェックする https://chocozap.jp https://second-effort.com/gym/chocozap-pilates/

中村 理さんの投稿
東御市のwalkイベントに参加して来ました。他所のイベント参加は数年ぶりで気ら〜くな時間を過ごさせて頂きました〜ww 「雷電」の道の駅や生家を訪れるコースで参加者約150名/7km・2時間のウォークでした。 来年も有るそうです〜❗️

水間 孝之さんの投稿
ポールdeウォーク推進コーディネーター養成講座札幌会場!! 13名のコーディネーターが誕生しました☺️ 北の大地で新たな展開が始まります‼️

田村 芙美子さんの投稿
LINK国立のリレーチームです。午後からのポールdeエクササイズのメンバーもいます。午後から顔を洗って(稼業から足も洗って)チームを引っ張ってくれました。流石疲れ知らずで感心尊敬!

Team DOingさんの投稿
Team DOing 今年も「LINKくにたち」 で楽しませていただきました。 メンバーも増えてとても活気ある楽しいチームになりました😃 みんな愉快な時遊人🥰 北海道から、新潟からも参加してくれるパワー溢れるメンバーです。 みんなで楽しいことを企画しましょう😃仲間募集中です♪ #LINKくにたち #TeamDOing #楽しい仲間たち

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久市保健補導員会のブロック研修会〜 今年も始まりました。 2年@の任期で「健康」についての活動の中で、ポール使ったウォーキング体験をしPWを知って普及させて貰う企画です。 5月中に総勢700名(実質受講者約400名)14会場を3コーチで廻ります。各会場殆ど初めての方ばかりでコーチングのしがいのある体験会です。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
「UR幸町ポールウォーキング体験会」 2024/5/14 渡邊東コーチ(日本ポールウォーキングマスターコーチプロ)に引き継いで初めての体験会。  伝えたい気持がビンビン  渡邊コーチの熱気が溢れる体験会になりました。

堀 和夫さんの投稿
河川環境楽園オアシスパークの定期講習会 今日は熱中症対策講義とエクササイズを井上指導員に任せ 80歳と84歳のお二人と共に園内を2本のポールで 楽しくウォーキングしました。 84歳の方はこれで4回目でかなり歩行姿勢が変わってきました。 ポールの力ってほんと凄いと感じました。

田村 芙美子さんの投稿
渋谷から駒沢~自由が丘~帰鎌 渋谷教室には原宿リハビリテーション病院から見学あり。 1時間参加されて ポールの効力・驚愕・感想をいただきました。 ・何より良い姿勢keep ! ・ポールの使用で運動の意識が高まり それを自覚できる(ex.相撲スクワット) ・転倒予防、踏み出し拡大 ポールをリハビリにも生かして行きたいとのことでした。

Naomi Sakaiさんの投稿
気持ち良い天気☀️ 2回目のみなとみらいポールウォーキング教室にはステッキ工房のショップ店長さんも参加してくださいました。 ステッキ工房でポールを購入され初めて使ってみる方。 ノルディックポールを購入された方も参加してくださったので、今日はどちらのポールの使い方、歩き方も皆さんと一緒に行いました。 「なるほど!」と皆さん大満足でした。どちらも有りですね。 最後は「もしもし亀よ」を歌いながら簡単ポールdeエクササイズで笑顔で終了🤗 密度の濃い充実した時間となりました。 #みなとみらい #ステッキ工房 #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【バラの香りにうっとり】 2024/5/18 まだ5月なのに真夏到来〜?  気分ルルルンでポールでウォーキング   目的地は百花繚乱「大石ガーデン」 途中のアップ・ダウンに富んだコース ポールがあるとやっぱり楽に歩けます #船橋ウォーキングソサイエティ  #大人のミニ遠足  #丸山の森緑地〜#藤原市民の森〜#大石ガーデン #2本のポールを使うウォーキング #暑熱馴化

柳澤 光宏さんの投稿
昨日のシナノ工場祭の様子。550名の皆様にご参加頂きました!ご来場ありがとうございました(⁠^⁠^⁠) 開場前から多くの方が並んでいただき、アウトレット商品前が大繁盛。予想以上だったためレジに列ができてしまい、オペレーションは来年への課題です。アルミパイプを使ったクラフト製作も家族連れのお客様に好評でした。最高の天気、笑顔で接客する社員、そして笑顔のお客様!良かったです!!

スマイルチームさんの投稿
2024.5.15〜18 ☺︎健康体操サークル  14名 ☺︎スマイルチーム上溝 21名 ☺︎スマイルエクササイズ上鶴間 10名 ☺︎公民館抽選申し込み5団体分 ☺︎スマイルTシャツ再々注文 ☺︎スマイルチーム上溝担当CSWと打ち合わせ ☺︎スマイルチーム上溝シニアサポート活動担当包括支援センター職員と打合せ ☺︎光が丘公民館利用団体総会(欠席、委任状提出) ☺︎相模原市文化協会総会(欠席) ☺︎上鶴間包括支援センターポールウォーキングフォローアップ教室講師依頼、打合せ ☺︎上溝包括支援センターポールウォーキング&エクササイズ介護予防教室3回コース講師依頼、打合せ ☺︎上鶴間公民館パパ&キッズ体操教室講師依頼、打合せ

校條 諭さんの投稿
ネモフィラ、滑り込みセーフ 世界ノルディックウォーキングデーの今日(5月19日)、国営昭和記念公園でたくさんの花を見ながら、新里るりさんの会でポール歩きしました。 ネモフィラはそろそろ終わりですが、まだ楽しめました。 集合写真は、たまたま通りかかったプロカメラマンがシャッターを押してくれてラッキーでした。モデル撮影の合間だったようです。 多種の花、日本庭園、古民家、盆栽コーナーなどたくさんの顔を持つ昭和記念公園。お勧めです。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 本日は「ブランド米・八重原米」の産地・東御/八重原・明神池PW散策でした。 地元コーチ(依田MC pro)の案内で3池(明神池〜新池〜大工池)を巡っての約4km・田植えの始まったアップダウンコースでした。 会員の他八重原地元の方々やわざわざ埼玉からのご夫婦も参加頂き70名越えの集まりとなりました。 我孫子(千葉県)より長岡MC proも視察❓調査?兼ね駆け付け賑やか❗️かつ楽しい❗️つどいとなりました。 ランチは池の辺りに有る「まる屋さん」地産地消いっぱいの日替わりランチ❗️ 皆様ご参加ありがとうございました。

堀 和夫さんの投稿
美濃白川 道の駅ウォーキング2024 5/12・5/19 開催 道の駅清流白川クオーレの里をバスで海抜862mの金幣社大白山神社へ向かう。 約1300年前に白山大神様が祀られた神社⛩️からスタート、9kmのコースを攻略しました。 途中の新田製茶さんで白川茶の試飲とお茶スイーツをいただきゴールを目指す。 ゴールでは美味しいお弁当を食べて大満足。 2本のポールと共に楽しくウォーキングしました。‼️

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【運動も過ぎず    甘やかさず  いい塩梅に】 2024/5/20  ☔予報が出たら  #シニアポールウォーキングクラス   #船橋ウォーキングソサイエティ で継ぎ目のない「アルポ」を用意します。 アルポで足の先から   サーキットトレーニングまで     フルコース 汗をじんわりかく適度な運動 今年の夏も今から準備  暑い夏も   元氣に皆で乘り切るぞ〜

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ウォーキング6つのポイント】    2024/5/21    ポイント   一つづつの度毎に     歩容が変化し       歩数に現れます         「大切だから伝えたい」    「向上したいから受け取る」 そんなよい関係が    流れた時間になりました      #船橋ウォーキングソサイエティ  #美姿勢ウォーキング  #歩くは重心の移動の連続  #良い姿勢から生まれる良い歩き  #暑熱順化  #県立行田公園

田村 芙美子さんの投稿
広町里山緑地公園サークル。気温上昇予報に蚊🦟避けを持っていきました。 泥濘で足元が危うかったけれど、富士見台から室ヶ谷へ抜け新装開店の森のカフェで一寸休み、予約の津のカレー屋さんに走りました。 広町サークルとなごやか貯筋サークルの有志合流で和気藹々。講師(moi)が共通のポールが繋ぐ仲間です。山道をよく歩く方々ですが、歩くより筋トレ・ストレッチ、楽しむこと優先の朗らかなメンバーさんたちです。🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑

田村 芙美子さんの投稿
北鎌倉テラス・健康DOJOと名前を少し変えました。いつもの体組成にプラス身長・握力・片足立バランス・片足立ち上がりなど計測。曇り空でしたが汗をしっかり滲ませて皆さん元気な笑顔。 すべてバランスが大切。 スティックブロッコリーの苗をメンバーさんに頂き収穫が楽しみです。 写真は去年のカルミア。今年はまだ見ていません。 午後から母の面会。これまで書きためた160枚の絵を見ました。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【切り口を変えて】   2024/5/23 似て非なるポールを使う    ウォーキング  #後方押し出しメソッド      自然体で長距離も疲れ知らず   ボールを投げるように     前へ 前へ      #前方着地メソッド    肩甲骨を寄せるように 其々に分かれて  上半身を積極的に動かす練習  変化があるから      新鮮!楽しい〜♬  #船橋ウォーキングソサイエティ  #2本のポールを使ウォーキング #ポールウォーキング #ノルディックウォーク #ノルディックウォーキング

松井 浩さんの投稿
五年ぶりのエルスタ東京、第66期研修生の平均年齢が息子と同じくらいで、月日の流れを感じました。 全国から集まったエネルギッシュな彼らが、近い将来に救急救命士として活躍なさる事が楽しみです。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
松が丘公民館主催 「健康ウォーキング講座」  2024/5/25   応募が多くて参加は抽選で選ばれたそうです。      講堂にて 「ウォーキング6つのポイント」 指導後に高根木戸近隣公園で          実践です 「歩幅計測。自分では同じ歩幅で歩いるつもりなのに計測毎に変化。感動した! 」 「楽に歩けた。疲れない♬」 「疲れた! でも楽に歩けた感じ」 「腸まで良く動きます(笑) 」 「今までウォーキングはガシガシ歩くイメージ。重心移動だとわかり感動」  感想は全てウォーキングの   長所につながります💕   打てば響く   強運の持ち主の20名の皆様の   意欲に充ち溢れた講座になりました 次回は 6月8日 (土) 効果あるウォーキングです

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久市保健補導員会ブロック研修会 〜ポールウォーキング体験会〜 全日無事終了です。 市内全地区14会場400人越えの参加者の皆さんに、2人の🔰MC proとのコーチングでPWを実践して頂きました。 どの会場も🔰90%でしたが、好評価を頂き各地区からのコーチのお呼ばれに期待です。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
📢2024【日式健走Basic Coach 培訓課程】📢

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【スペシャル企画はヨガ】 2024/5/30  「やりたい事ある〜?」   「ヨガ」   「よし! やろうね」と  素敵なヨガ講師篠原純子先生  をお招きました   楽しい事はみんなでノリノリ  みんなでやれば怖くない(笑)   《本日も笑顔全開なり》 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #2本のポールを使うウォーキング #社会参加で認知症予防

 

来月以降開催
長岡智津子さんの投稿
写真1件

田村 芙美子さんの投稿
今年度第2期の募集です。 渋谷区在住の65歳以上のかたに限ります。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
三得利健康網路商店X台灣健走杖運動推廣協會 📣 6/29(六) 在中正紀念堂,三得利城市輕健走與您不見不散~ 親愛的健走愛好者們, 我們很高興地宣布,由三得利健康網路商店與台灣健走杖運動推廣協會共同主辦的「城市輕健走 健康生活Let’s Go❗」活動即將登場!這是一個結合健康與樂趣的健走活動,讓您透過雙手持專用健走杖,產生支撐和推進的效果,可減緩關節壓力,幫助平衡預防跌倒,並活用全身肌群,讓全身筋骨動起來❗ 🗓️ 活動日期:2024年6月29日(六) 15:00起開始報到 📍 活動地點:中正紀念堂—大孝門廣場 📌 報名截止日期:即日起至6月11日(二)止 💰 參加費用:200元,加入三得利會員免費🆓 立即加入三得利會員並報名參加抽選 👉👉 https://swtt.cc/6rQsY 🌟 活動亮點: * 專業教練帶領:我們將率領專業教練與您一起輕鬆健走。 * 健走杖體驗:使用專用健走杖,減少關節壓力,提升運動效果。 * 健康檢測:現場備有專業儀器,讓您檢測體脂率、肌肉量📊。 * 快趁著氣溫舒適的6月,來與我們一起「城市輕健走 健康生活Let‘s Go❗」 📍報名只到6/11唷,名額有限,手刀報名! 👉👉 https://swtt.cc/6rQsY 期待與您在中正紀念堂相見,共同享受這場健康盛會!💪😊

 

2.関連学術ニュース
2-1.最新の医療技術の開発ニュース6つ~岐阜大学医学部下畑先生のFB投稿から~

2-1―1.脳梗塞細胞療法を目指す「株式会社OhGooD」の岐阜大学発ベンチャー認定
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年4月25日FB投稿です**
金澤雅人先生ら(新潟大学)とともに研究を進めてきたOGD(Oxygen-Glucose Deprivation:低酸素低糖刺激)を行った末梢血単核球による細胞療法の臨床応用を目指す「株式会社OhGooD」を今年1月25日に設立しました.そして本日,岐阜大学発ベンチャーの称号を吉田和弘学長より授与されました.会社名のOhGooDは,OGDを眺めていてひらめきました.多くの人に「Oh Good!!」と言ってもらえるような治療の確立を目指して頑張りたいと思います.

関連情報
プレス・リリース:新潟大学、神戸医療産業都市推進機構、「脳梗塞に対する、ヒト末梢血単核球を用いた新しい細胞療法の開発」(2023年6月19日)
畠山 公大,二宮 格,小野寺 理,下畑 享良,金澤 雅人、「脳梗塞に対する細胞療法の最前線」、日本内科学会雑誌110巻1号、p117~123(2021年)日本内科学会雑誌第110巻第1号 (jst.go.jp)
NHK、「【特集】脳梗塞を徹底解説 主な原因と症状、治療、リハビリについて」(2022年4月18日)

2-1-2.発症の10年前にパーキンソン病を血液で診断できる時代に入った!
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年4月26日FB投稿です**
ドイツから,縦断的に追跡された個人において,血液中の異常αシヌクレイン(α-syn conformer)がパーキンソン病(PD)と臨床診断される10年前に遡って検出できることを初めて示した研究が報告されました.発症前診断は,早期の病態修飾療法を可能にするため,重要な目標となっていました.
テュービンゲン大学のTREND研究において,PDと診断されていない参加者1201人(50~80歳)が登録され,2009年以来,2年ごとに血液サンプルが,4年から10年間にわたって前向きに採取されました.後にPDと臨床診断された12名の血液を後方視的に解析し,(1)異常α-synを認識する抗体(MJFR-14-6-4-2)を用いた免疫ブロット,および(2)α-syn seed amplification assay(α-syn-SAA)を用いて,神経細胞外小胞由来の異常α-synを検出・増幅しました.さらに13人の健常対照者と,レム睡眠行動障害(iRBD)20人の血液も合わせて解析しました.
結果ですが,すべてのPD患者は,臨床診断時に免疫ブロットが陽性,かつα-syn SAAも陽性でした.さらに,すべてのPD患者は臨床診断の1〜10年前にα-syn SAA陽性を示しました.図のAC, BDは2例の患者の免疫ブロットとSAAのデータです.例えば症例10ではベースライン(BL)である10年前に両検査とも陽性で,臨床診断時(CD)に至るまで経時的に免疫ブロット濃度と,SAAのチオフラビンT強度(60時間後)が増加していることが分かります.E, Fは12例全例の経時的データです(罹病期間とMDS-UPDRS part3).一方,iRBDコホートでは30%がSAA陽性で,健常対照者はすべて陰性でした.
以上より,PDでは臨床診断の10年前まで遡り,末梢血中の異常α-synを検出・増幅できる可能性が示されました.発症前の診断が血液ベースでできることを示した意義は大きいと思います.アルツハイマー病でも同様の研究が既に示されており,いよいよ神経変性疾患は本格的な発症予防の時代に入る予感がします(きっと健康診断の採血で分かるようになります).今後の課題としては,異なるPDサブタイプにおけるseeding活性の比較,前駆期の症状との相関の検討,そして何より大規模な前駆期PDコホートにおける前向き研究による感度・特異度の確認が必要と思われます.今後の発展が注目されます.
Kluge A, et al. Detecting Misfolded α-Synuclein in Blood Years before the Diagnosis of Parkinson’s Disease. Mov Disord. 2024 Apr 23. (doi.org/10.1002/mds.29766)

関連情報
・「血液バイオマーカーを用いて、超早期段階での脳アミロイド PET 検査結果の予測を実現 ――アルツハイマー病の早期診断と治療に光――」、2024年5月23日東京大学プレスリリース(400240776.pdf (u-tokyo.ac.jp))

2-1-3.補聴器による認知症予防 ー自分の聴力ナンバーを知ろう!
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年5月1日FB投稿です**
New Engl J Med誌最新号に「加齢性難聴と認知機能障害」に関する総説が掲載されています.難聴は加齢とともに徐々に増加します(図1).内耳(蝸牛)の有毛細胞が徐々に喪失することが主な原因です.また難聴のリスク因子としては加齢のほか,皮膚の色,男性,騒音暴露が知られています(皮膚の色はメラニン量のことです.メラニンは内耳の有毛細胞にも存在し,酸化ストレスに対して保護的な役割を果たします).
さて本題ですが,難聴は認知症リスクの増大をもたらします.認知症予防について提言を行っているランセット委員会は,中年以降の難聴を「認知症の最も重要な修正可能なリスク因子」と報告しています.難聴なしの人と比較して,補聴器を使用しない難聴の人は,全認知症のリスクが増加しますが(ハザード比1.42),補聴器を使用していれば増加しません!(同1.04).また補聴器は認知機能低下のリスクがある高齢者において3年以内の認知機能低下を48%抑制することも報告されています.
よって難聴対策が求められますが,まず大切なのは自分の聴力を知ることです.論文ではスマホを使って聴力の自己検査をするHearing Number(聴力ナンバー)が紹介されています(www.hearingnumber.org).アプリをDLし,試したところ日本語化されていて自分の聴力ナンバーを測定できました(図2).これは会話の聞き取りやすさを左右する4つのピッチ(500,1000,2000,4000Hz)における聴力の平均値です.専門的に言えば,聴力閾値の4周波純音平均「PTA4」と呼ぶそうです.
【参考】正常:20dB未満,軽度難聴:20~34,中等度難聴:34~49,高度難聴:50~64,重度難聴:65~79
米国では規制緩和で,2022年から処方箋なしで,このスマホデータがあれば市販の補聴器が購入できるそうです.補聴器の普及を妨げているもう一つの原因は高額な価格ですが,米国では市販補聴器市場が成熟しているため,2~3年以内にそのコストは,高品質ワイヤレスイヤホンと同等になると予想されているとのことです.一方,重度の難聴(片耳または両耳のPTA4が60dB以上)の場合,人工内耳の適応になります.
Lin FR. Age-Related Hearing Loss. N Engl J Med. 2024 Apr 25;390(16):1505-1512.(doi.org/10.1056/NEJMcp2306778)
★以上のように,難聴対策はおそらくアルツハイマー病に対する抗体薬よりもコスパが良く,かつ効果も高い可能性があります.今後,耳鼻咽喉科と脳神経内科が連携して取組むべき領域と言えます.月末から開催される日本神経学会学術大会にて,難聴対策の大切さを議論するシンポジウムを企画しました.日本医学会連合の支援のもと,日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会と日本神経学会が連携して行っている領域横断的連携活動事業(TEAM事業)『加齢性難聴の啓発に基づく健康寿命延伸事業』の一環として行われます.以下,ご案内です.ぜひご参加ください.
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シンポジウム29:認知症のリスク因子としての「難聴」を取り巻くエビデンスと今後の施策
座長:和佐野浩一郎(東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科),下畑享良(岐阜大学大学院医学系研究科)
演者:
◆篠原もえ子(金沢大学附属病院)「認知症予防の現状」
◆佐治直樹(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター)「高齢難聴者の認知機能」
◆和佐野浩一郎(東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科)「難聴に関連したこれまでのエビデンスと今後取り組みべき課題」
◆和田幸典(厚生労働省老健局 認知症施策・地域介護推進課)「難聴対策推進議員連盟からの提言「JapanHearingVision」について」
2024年5月31日(金) 09:45~11:45(120分)

2-1-4.アルツハイマー病治療のための薬物開発は案外,幅広い標的をターゲットとしている
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年5月7日FB投稿です**
毎年恒例のアルツハイマー病(AD)治療のための薬物開発の現状(いわゆるパイプライン)に関する論文が発表されました.clinicaltrials.govを調査し,2024年1月1日時点でADの薬物開発に関するすべての臨床試験を検討しています.164件の臨床試験で,計127種類の薬剤が評価されています(図1).
164試験のうち,第3相に48試験(32種類),第2相に90試験(81種類),第1相に26試験(25種類)が含まれていました.疾患修飾生物学的製剤(=抗体薬)が34%(56試験),疾患修飾低分子薬が41%(68試験),認知機能改善薬が10%(17試験),精神神経症状治療薬が14%(23試験)でした.つまり疾患修飾薬(DMT)が全体の3/4(76%)を占めることが分かります.DMTのみでは小分子薬剤が55%,生物学的製剤が45%です(個人的にはもう少し対症療法の薬剤も開発されても良いように感じました).
つぎに治療ターゲットを見てみると,アミロイド,タウ,炎症,シナプス機能など,ADの多様な病態プロセスが対象となっていました(図2).例えば第2相(90試験)の薬剤の作用機序をCADRO分類(Common Alzheimer’s Disease Research Ontology)を用いて分類すると以下の通りでした(図3).
1. 炎症(23%)
2. 神経伝達物質受容体(19%)
3. アミロイド(12%)
3. シナプス可塑性(12%)
5. タウ (7%)
6. その他 [代謝,酸化ストレス,脂質など] (27%)
しばしばADの治療標的は「あまりにもアミロイド中心」という批判がありますが,こう見ると案外,幅広い標的をターゲットとしていることが分かります.
また論文はパイプラインが2023年に比べて縮小していることを指摘しています.2023年と比較すると,臨床試験数は164件←187件,薬剤数は127←141,新規化合物数は88←101,再利用薬剤数(repositioning)は39←40といずれも減少しています.ただそうは言ってもADの治療薬の開発には引き続き高い需要があり,有効な薬剤の探求が引き続き重要であると書かれています.ちなみにAD治療薬が非臨床試験からFDAの審査に至るまでに要する開発期間は約13年と記載されており,改めて薬剤開発の大変さを認識しました.
Cummings J, et al. Alzheimer’s disease drug development pipeline: 2024. Alzheimers Dement (N Y). 2024 Apr 24;10(2):e12465.(doi.org/10.1002/trc2.12465)

2-1-5.コロナ5類移行1年 後遺症のメカニズムと治療の現在@読売新聞
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年5月8日FB投稿です**
COVID-19が感染症法上の5類に移行して今日で1年だそうです.読売新聞から取材いただき,後遺症について現在までに分かっていることについて解説し,コメントをしました.
下畑 享良・岐阜大教授(脳神経内科)は「ウイルスによる炎症が長引き、脳にダメージを与えることで、疲労や認知機能の低下などの神経症状が続くと考えられる。後遺症の深刻さを踏まえると、引き続きこまめな手洗いなど基本的な予防対策が重要だ」と話す。(以下より記事全文が読めます)
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240508-OYT1T50026/
図1はカナダからのデータですが,再感染するたびに後遺症の累積リスクが増加することも分かっていますので,やはり感染予防は大切です.
https://www150.statcan.gc.ca/…/article/00015-eng.htm
また記事には後遺症(いわゆるlong COVID)は「メカニズム不明」と書かれてしまいましたが,かなり判明していて,単一のものではなく,①持続感染,②自己免疫,③ウイルス再活性化(EBV,HHV-6など),④セロトニン欠乏(*),といった主に4つの原因により,図2に示すようなさまざまな現象が生じることが分かっています.つまり似たような症状であっても,人によって病態メカニズムが異なるので,その病態に合った治療を選択する必要があり,臨床試験もハードルが高いものになっています.ですから,まずは感染予防が重要ということになります.
【*】セロトニン欠乏の説明を省いたため,そのメカニズムを示す図3を追加しました.dysbiosis(腸内細菌叢の変化)による腸管からのトリプトファン(セロトニン前駆体)吸収障害と,セロトニンを貯蔵する血小板の減少が引き金となり,セロトニン欠乏が生じ,さらに迷走神経を介する脳腸連関でブレインフォグにつながると言われています.

2―1-6.重要:ACT心理療法はALS患者さんのQOL(生活の質)を大幅に向上する!
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年5月23日FB投稿です**
筋萎縮性側索硬化性(ALS)などの運動ニューロン病は根本療法が未確立の神経難病です.心理的サポートは有益であろうと想像できますが,小規模・短期間の研究のみで十分なエビデンスはありませんでした.Lancet誌に,英国からAcceptance and Commitment Therapy(ACT)と名付けられた,受容,マインドフルネス,認知行動療法を取り入れた心理療法が,患者さんのQOLを大幅に向上できることを示した臨床試験が報告されました.ちなみにACTは,つらい感情や思考をコントロールしたり回避したりするのではなく,受け入れることに重点を置いています.
方法は多施設無作為化比較試験で,対象はALS,進行性筋萎縮症,原発性側索硬化症を含みます.運動ニューロン病向けのACT+通常ケアを受ける群と,通常のケアのみ受ける群に割り付けました(それぞれ97人と94人).ACTは専門知識を持つ臨床心理士ないし精神科医が,最大8回のセッションを4ヶ月間にわたって,対面,ビデオ通話,または電話で実施しました.具体的にACTは以下を含みます.
◆受容(Acceptance): 不快な思考や感情と戦わずに受け入れることを推奨する.
◆マインドフルネス(Mindfulness): 現在の瞬間に集中して取り組むことを支援する.
◆行動変容技法(Behavioral Change Techniques): 悩ましい思考や感情にとらわれず,人生を豊かにする活動(興味や価値を見出せる活動)に集中することを支援する.
◆資料の提供: 上記に関する書籍,アプリなどを提供し,患者は自己学習をする.
そして6ヵ月および9ヵ月後に,主要評価項目のMcGill Quality of Life Questionnaire-Revised(MQOL-R)を用いたQOLを評価しました.
さて結果ですが,6ヵ月後のQOLは,ACT+通常ケア群は,通常ケア単独群と比べ,有意に優れていました(MQOL-Rの調整後平均差は0.66[95%CI 0.22-1.10];d=0.46;p=0.0031)(図).介入の影響の大きさを示す効果量(d)が0.46であることは中程度の効果を示し良好です.一般に0.2が小,0.5が中,0.8が大きな効果を意味します(ちなみにアルツハイマー病のレカネマブは0.21です:JNNP. 2023;95:2-7).またセッションへの出席率が高く受容性は良好で,かつビデオ通話または電話によるリモート介入の有効性も認められました.うつ病と心理的柔軟性に関する副次的評価項目も有意な改善が得られました.介入に関連した有害事象はありませんでした.以上より,ACTはQOLの維持・改善に有効であることが分かりました.
以上より,ALS患者さんの心理的ウェルビーイングとQOLを向上させる介入は極めて重要ということが分かります.自分が患者であったとしたら,まだ効果が軽微な疾患修飾療法よりも,心理療法を望むように思います.しかし日本では臨床心理士が不足していますし,ALSの診療に関わっていただくこともあまり一般的でないように思います.脳神経内科医が心理療法を学べば良いのですが,現在の専門医制度では専攻医になってから内科症例の経験だけ求められていて,脳神経内科の診療に必要な精神科,リハビリ,脳外科,小児科,神経眼科・耳科といった境界領域を学ぶ機会がありません.個人的にはここが一番の問題だと思っています.私自身は機能性神経障害や睡眠障害の診療のために認知行動療法を勉強しましたが,独学なので不安があります.日本でも脳神経内科医が患者さんの診療に本当に必要な境界領域を学ぶことができるよう専門医制度を作り直す必要性があると思います.
Gould RL, et al. Acceptance and Commitment Therapy plus usual care for improving quality of life in people with motor neuron disease (COMMEND): a multicentre, parallel, randomised controlled trial in the UK. Lancet. 2024 May 9:S0140-6736(24)00533-6.(doi.org/10.1016/S0140-6736(24)00533-6)

2-2.AlphaFold 3 は生命のすべての分子の構造と相互作用を予測します。
**以下は、Google DeepMind AlphaFold チームによる2024年5月8日のgoogle blog
https://blog.google/technology/ai/google-deepmind-isomorphic-alphafold-3-ai-model/#life-moleculesのChrom翻訳です(文中のビデオは略)**
Google DeepMind と Isomorphic Labs によって開発された新しい AI モデルである AlphaFold 3 を紹介します。タンパク質、DNA、RNA、リガンドなどの構造とそれらがどのように相互作用するかを正確に予測することで、生物学の世界と創薬に対する私たちの理解を変えることができると期待しています。

すべての植物、動物、人間の細胞の内部には、数十億個の分子機械が存在します。それらはタンパク質、DNA、その他の分子で構成されていますが、単独で機能する単一の部分はありません。何百万もの組み合わせの中でそれらがどのように相互作用するかを観察することによってのみ、私たちは生命のプロセスを真に理解し始めることができます。

Natureに掲載された論文では、すべての生命分子の構造と相互作用を前例のない精度で予測できる革新的なモデルである AlphaFold 3 を紹介します。タンパク質と他の分子タイプの相互作用については、既存の予測方法と比較して少なくとも 50% の改善が見られ、相互作用のいくつかの重要なカテゴリーについては予測精度が 2 倍になりました。

AlphaFold 3 が生物学の世界と創薬に対する私たちの理解を変える一助となることを願っています。科学者は、新しく発売された使いやすい研究ツールであるAlphaFold Serverを通じて、その機能の大部分に無料でアクセスできます。 AlphaFold 3 の医薬品設計の可能性をさらに高めるために、Isomorphic Labsはすでに製薬会社と協力して、AlphaFold 3 を現実世界の医薬品設計の課題に適用し、最終的には患者の人生を変える新しい治療法を開発しています。

私たちの新しいモデルは、2020 年にタンパク質構造予測において根本的な進歩を遂げた AlphaFold 2 の基礎に基づいて構築されています。これまでに世界中で何百万人もの研究者がAlphaFold 2を使用して、マラリアワクチン、がん治療、酵素設計などの分野で発見を行ってきました。 AlphaFold は 20,000 回以上引用されており、その科学的影響は多くの賞、最近では生命科学部門のブレークスルー賞を通じて認められています。 AlphaFold 3 は、タンパク質を超えて、広範囲の生体分子に私たちを導きます。この飛躍は、生物再生可能材料やより回復力のある作物の開発から、医薬品設計やゲノミクス研究の加速に至るまで、より革新的な科学の扉を開く可能性があります。

AlphaFold 3 が生命の分子を明らかにする方法
分子の入力リストが与えられると、AlphaFold 3 はそれらの結合 3D 構造を生成し、それらがすべてどのように組み合わされるかを明らかにします。これは、タンパク質、DNA、RNA などの大きな生体分子だけでなく、リガンドとしても知られる小さな分子 (多くの薬物を含むカテゴリー) をモデル化します。さらに、AlphaFold 3 は、細胞の健康な機能を制御するこれらの分子に対する化学修飾をモデル化でき、それが破壊されると病気を引き起こす可能性があります。

AlphaFold 3 の機能は、生命のすべての分子をカバーする次世代アーキテクチャとトレーニングから生まれています。モデルの中核となるのは、AlphaFold 2 の驚異的なパフォーマンスを支えた深層学習アーキテクチャであるEvoformer モジュールの改良版です。入力を処理した後、AlphaFold 3 は、AI 画像ジェネレーターに見られるものと同様の拡散ネットワークを使用して予測を組み立てます。拡散プロセスは原子雲から始まり、多くのステップを経て、最終的な最も正確な分子構造に収束します。

AlphaFold 3 の分子相互作用の予測は、既存のすべてのシステムの精度を上回ります。分子複合体全体を総合的な方法で計算する単一のモデルとして、科学的な洞察を統合する独自の機能を備えています。

Isomorphic Labs における最先端の創薬
AlphaFold 3 は、タンパク質に結合して人間の健康や病気における相互作用を変えるリガンドや抗体など、医薬品に一般的に使用される分子を予測する医薬品設計機能を作成します。

AlphaFold 3 は、タンパク質とリガンドの結合や抗体と標的タンパク質の結合など、薬物のような相互作用を予測する際に前例のない精度を達成します。 AlphaFold 3 は、構造情報の入力を必要とせずに、 PoseBusters ベンチマークで最高の従来の手法よりも 50% 精度が高く、生体分子構造予測のための物理ベースのツールを超える初の AI システムとなっています。抗体とタンパク質の結合を予測する能力は、ヒトの免疫応答の側面と、成長を続ける治療法である新しい抗体の設計を理解するために重要です。

AlphaFold 3 を社内 AI モデルの補完スイートと組み合わせて使用することで、Isomorphic Labs は社内プロジェクトおよび製薬パートナーとの医薬品設計に取り組んでいます。 Isomorphic Labs は、AlphaFold 3 を使用して、新しい疾患標的にアプローチする方法の理解を支援し、以前は手の届かなかった既存の疾患を追求する新しい方法を開発することで、医薬品設計の成功を加速および向上させています。

AlphaFold Server: 無料で使いやすい調査ツール
8AW3 – RNA 修飾タンパク質: タンパク質 (青)、RNA 鎖 (紫)、および 2 つのイオン (黄色) を特徴とする分子複合体に対する AlphaFold 3 の予測は、実際の構造 (灰色) とよく一致します。この複合体は、生命と健康の基礎となる細胞プロセスである他のタンパク質の生成に関与しています。

Google DeepMind が新しく発売したAlphaFold Server は、タンパク質が細胞全体で他の分子とどのように相互作用するかを予測する世界で最も正確なツールです。これは、世界中の科学者が非営利研究に使用できる無料のプラットフォームです。生物学者は、数回クリックするだけで、AlphaFold 3 の機能を利用して、タンパク質、DNA、RNA、および選択したリガンド、イオン、化学修飾で構成される構造をモデル化できます。

AlphaFold Server は、科学者が新しい仮説を立てて研究室でテストするのに役立ち、ワークフローを高速化し、さらなるイノベーションを可能にします。当社のプラットフォームは、計算リソースへのアクセスや機械学習の専門知識に関係なく、研究者に予測を生成するためのアクセス可能な方法を提供します。

実験によるタンパク質の構造予測には、博士号取得にかかる期間と数十万ドルの費用がかかる場合があります。私たちの以前のモデルである AlphaFold 2 は、数億の構造を予測するために使用されてきましたが、現在の構造生物学の実験速度では研究者に数億年かかるでしょう。

サーバーの機能を示すデモビデオhttps://www.youtube.com/watch?v=9ufplEgtq8w。
AlphaFold Server を使用すると、構造を予測するだけでなく、寛大にアクセスを提供できるようになり、研究者が大胆な質問をして発見を加速できるようになります。
フランシス・クリック研究所  セリーヌ・ブシュー

AlphaFold 3 のパワーを責任を持って共有する
AlphaFold がリリースされるたびに、私たちは研究および安全コミュニティと協力して、テクノロジーの広範な影響を理解するよう努めてきました。私たちは科学主導のアプローチを採用し、潜在的なリスクを軽減し、生物学と人類に対する広範な利益を共有するために広範な評価を実施しました。

AlphaFold 2 のために実施した外部協議を基に、当社は現在、バイオセキュリティ、研究、業界にわたる専門の第三者に加えて、50 名以上の分野の専門家と協力して、後継の AlphaFold モデルの機能と潜在的なリスクを理解しています。 。また、AlphaFold 3 の発売に先立って、コミュニティ全体のフォーラムやディスカッションにも参加しました。

AlphaFold Server は、2 億のタンパク質構造の無料データベースなど、AlphaFold の利点を共有するという当社の継続的な取り組みを反映しています。また、EMBL-EBIおよびグローバル・サウスの組織との提携により、無料のAlphaFold 教育オンライン コースを拡大し、顧みられない病気や食料安全保障などの資金不足分野を含む、採用と研究を加速するために必要なツールを科学者に提供します。私たちは今後も科学コミュニティや政策立案者と協力して、責任を持って AI テクノロジーを開発、展開していきます。

AI を活用した細胞生物学の未来を切り開く
AlphaFold 3 は、生物の世界を高解像度にします。これにより、科学者は細胞システムを構造、相互作用、修飾全体にわたる複雑さ全体で観察できるようになります。生命の分子に関するこの新しい窓は、それらがすべてどのように接続されているかを明らかにし、それらの接続が薬物の作用、ホルモンの生成、DNA修復の健康維持プロセスなどの生物学的機能にどのような影響を与えるかを理解するのに役立ちます。

AlphaFold 3 と無料の AlphaFold Server の影響は、科学者が生物学や新しい分野の研究における未解決の疑問に対する発見を加速できるようにする方法を通じて実現されます。私たちは AlphaFold 3 の可能性を活用し始めたばかりで、将来がどうなるかを見るのが待ちきれません。

関連情報
・AlphaFold 3の紹介動画:
Googles ALPHAFOLD-3 Just Changed EVERYTHING! (AlphaFold 3 Explained)

・Nature記事:
Major AlphaFold upgrade offers boost for drug discovery
・Nature論文:
Accurate structure prediction of biomolecular interactions with AlphaFold 3
2023年10月のニュースで、Google DeepMindが開発した『AlphaMissense』、『AlphaFold』を取り上げています。

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
アルツハイマー病 認知症施策

2024年3月のニュース

月次の活動報告、1月1日に施行された「認知症基本法」、認知症の6割を占めると言われている「アルツハイマー病の定義」と同病発症前のバイオマーカーの変化のタイミングを推定するための「アミロイド時計」についての記事を、お届けします。

1.2024年3月の活動報告
田村 芙美子さんの投稿
今朝もモアイ像・ハチ公像の前を通過してかんなみの杜へ。今日はポール有る無しの歩幅チェックをしました。 お一人を除いてポールを使った方が歩幅が広がり大股という結果になりました。逆にポールウォーキングの方が小股になったかたは右手右足のなんばが気になったまま10歩進んでしまったからwww 気がつく!のは素晴らしい。 女性の皆さんは55センチ以上でした。

Naomi Sakaiさんの投稿
3月になりました🌸 初日は神奈川健康生きがいアドバイザー協議会のPWコーチの方々への実技指導を依頼され、久しぶりに横浜馬車道にある万国橋会議センターを訪れました。 行政での指導が多いコーチ陣達 、是非ご活躍いただきたいと思います。 帰りにランドマークプラザに出来たシナノのステッキ工房に立ち寄らせていただきました。 真っ青な空。とても気持ち良い天気でした😊

校條 諭さんの投稿
自分の足で歩く喜び ポールの助けでそのことを実感した人の笑顔。ポール歩きの会を続けてきて、強く印象に残るこういうシーンがいくつかあります。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【弥生はこれ♥】   2024/3/2 #船橋ウォーキングソサイエティ  土曜定例会恒例になりそうな  #浜町高架線下の雛飾り見物  #船橋港親水公園で    #ポールエクササイズ    #ポールdeダンス  目の保養     身体ノビノビ スタッフのランチはハレカフェにて 日替わりランチメニューを頂きました〜 「ま・ご・わ・や・さ・し・い」で  お腹も味も居心地も良く  今日も満ち足りた楽しい一日でした。

田村 芙美子さんの投稿
怪しい空模様 緑地では子どもたちがじゃがいも🥔植え付けの会 私たちは里山歩きを変更し行政センターでお花見の相談とウォーミングアップ 雨が落ちてこないうちに丹後が谷までポールウォーキング 寒い人、暑い人、感じかたは様々 解散後お昼からポツポツ🌧️

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【長津川調整公園で観桜ウォーク】 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング  2024/3/5 数年振りに長津川調整公園へおでかけ   曇りでもウキウキ   ニコニコ

スマイルチームさんの投稿
スマイルチーム ポールウォーキング部 今月はプチ遠足。 麻布大学【いのちの博物館】見学ツアー。 人間の骨格以外全て本物。 職員さんが一緒に回ってくださり細かく詳しく説明を聞くことが出来ました。 個人的にも大好きなジャンル。 明日も行きたい🤭 見学後全員でランチ。 絆が深まりました✌️ 今月後半 箱根日帰り合宿ウォーキングができるかも☺️ #スマイルチーム #健康普及活動 #ポールウォーキング #ウォーキング #遠足 #麻布大学 #いのちの博物館 #sagamihara_pic #相模原市

田村 芙美子さんの投稿
❄️国際婦人デイ ミモザの日❄️ 振り返ると 例年この日は寒いようです。 鎌倉は朝から小雨混じりの曇り空でしたが、渋谷は雪で真っ白なニュースを見て出掛けたのにその 渋谷に着くと映像の景色はどこにも見当たらず辛うじて花壇に残る雪のみ。1時間の間に雨ですっかり溶けてしまっていました。  今日は渋谷区ポールウォーキング教室令和5年度4学期の締めくくりの日。区から委託された体力測定。学期初日と最終日に計測しデーターを残します。個々の結果の数値は印刷して渡されます。 残りの時間は男性不在でしたので「女優ウォーキング」で大いに笑い、サーキットトレーニングとポールゲームで熱く過ごしました。女優walkingでは 自分の売り込みポイントを1つ宣言して、胸でライトを受け(気持)姿勢よく歩きます。それぞれ違うテーマなのにどなたもとてもきれいでした \(^o^)/ 1つの意識で全身効果!です。 皆さん楽しかったとの感想でしたよ、と事務局から伺って、私こそお陰さまで元気に通わせて頂けラッキーと心のなかでジワジワ💕 今日のビックリは先日100才と98才のお姉さんを続いて亡くしたという80代の生徒さん。ご本人は若々しくご両親とも長寿の家系とのことでした。元気の秘訣は日頃からじっとしてないことだそうです。フムフム・・・

Naomi Sakaiさんの投稿
3/8 朝は雪がチラチラ☃️ 遠方からセミナーに参加してくださる方を心配しつつ… セミナー開始時間には青空になりました。 風は冷たいけれど先に実技を行うことにスケジュールを変更してブラタモリで紹介されたいつもの称名寺と金沢文庫へgo 「観光気分です」と楽しみながらも実技指導。すぐに理解してくだる方々ばかりで質問も高度。 皆さん実に優秀でした。 PWコーチとして活躍していただきましょう😊

長谷川 弘道さんの投稿
今日は岐阜県は多治見市に行って、ポールウォーキング体験教室を担当してまいりました。 多治見市保健センター管轄の健康推進リーダーの皆さんが運営され、30名を超える市民の皆さんが集まりまして、今日は寒かったのですが、4kmの川沿いの道を元気良く全員完歩しました❗️😊 コロナ前は年間何回か機会があったのですが、昨年数年ぶりに再開されましたが、年に一回となっています。 参加されたご婦人が、こうした機会があればもっと参加したい、とおっしゃっておられました。 潜在的にはこうした需要はあると思いますが、保健センターさんもこれだけやっているわけにはいきませんので、こうした健康リーダーの皆さんが前面に出て運営されているのとはとても貴重なことです。 でも、このリーダーの皆さんも高齢化してきていて、なかなか若い世代の皆さんが入らないとのお話を保健センターの保健師さんから今日もお聞きしました。 これは多治見市だけの問題ではないですね。 どこの自治体でも起きていて、いずれは消えていくことになりかねない状況です。 このポールウォーキングにおいては、難しいスキルが必要なものではないので、有志で集まって、おしゃべりしながら楽しく歩く会を開催していくことも是非やっていただきたいですね。 保健センターや健康推進リーダーさんたちに頼ることなく、各人が自分の健康をつくる意識がもっと求められる時代です。

校條 諭さんの投稿
快晴の新宿御苑では早咲きの桜が満開 今月の「気ままにポール歩き(気まポ)」は、新宿御苑を気ままに歩きました。本数は少ないですが、いろんな種類の早咲きの桜が楽しめました。ヒヨドリとかメジロも間近で見られました。 今回参加してくれた田村芙美子さん(ポールウォーキングの代表的指導者)は新宿御苑は「公園と植物園を併せた贅沢な場」と表現、なるほどと納得しました。 御苑を出たあとは、新宿二丁目(!)にある太宗寺に寄って、ゲイバーなどの通りを経て、昼食会場のタイ料理店に向かいました。太宗寺には、閻魔様や奪衣婆の像ほか文化財がいろいろあります。 気まポは個人的なサークルで、1年前から毎月1回開催しています。なんと、今回まで12回、いちども雨天中止無しです。 ※写真撮影は私のほか、田村和史さん、田村芙美子さん、木村研一さんです。

堀 和夫さんの投稿
3月なのに寒い雪も舞う中、一宮市健康サポート協議会の皆さまと健康ポールウォーキング開催。 終わった身体も心もポカポカ 楽しく歩きました。🎵

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【梅も柔らかに】 #シニアポールウォーキング #船橋ウォーキングソサイエティ   2024/3/11 渡邉東コーチ(ポールウォーキング協会のマスターコーチプロ)が初参加 歯切れの良い指導は気持ちが良いです。 今月の中央コーナー    #マットでステップエクササイズ 頭脳も身体もフル回転です。

遠藤 恵子さんの投稿
【ゲンキポールウォーキングln地島】 第20回地島椿祭りに乗っかてゲンキポールウォーキング開催しました!! ポールウォーキング開催は5回目になります。 寒暖差激しくお天気が気になりましたが晴れてくれました。 晴れましたが風は冷たくて寒いw 寒かったですw 今年の椿祭りは白浜港で開催。 椿ロードを往復2キロポールウォーキング!! 展望台から白浜港に戻る頃には イカ焼きやサザエのいい香りが漂い 椿油の炊き込みご飯、鱈のお味噌汁をいただくこのコースは最高!! 良き一日となりましたᥫᩣ ̖́- 来年も椿祭りに乗っかって開催できますように🙏🍀

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【幸せの余韻】 2024/3/12 2019年から足かけ5年UR幸町へ通いました。本日「さいわいポールウォーキング」で最後の指導をしてお別れ会を開いて頂きました。 今迄、何と幸せな時間を過ごせた事か!  メンバーとUR支援アドバイザーのお陰です。ありがとうございます。 4月からは若い渡邉東コーチにバトンタッチします。 「UR自主サークル立ち上げの基盤づくりを」と当時の日本ポールウォーキング協会からの使命を受けたのが2019年。コロナ禍で何度も活動中断、それにもめげずにUR職員と協力しあって2021年6月にURで初めての自主サークル「さいわいポールウォーキング」が立ち上がりました。熱意ある支援アドバイザー、メンバーの中心には苦労をかつて出る良きリーダーがいた。そんな条件が揃ってでした。 2022年3月に「URコミュニティ形成支援協定」がURとNPWAで調印されました。一介のコーチに過ぎないけれど、仰せつかった責任を果たせた事に安堵がありました。 毎回やれる事をやる。悔いは残りません。関わって頂いた全ての皆様に心から感謝致します。  本当ありがとうございました。 佐藤は「しあわせ」です。

堀 和夫さんの投稿
河川環境楽園オアシスパーク ポールウォーキング&ノルディックウォーキング定期講習会 今日は足とウォーキングの関連をテーマにし、井上インクトラクターが足と脚のトレーニングを担当。 私は参加者の足裏を足測定器(アシソク2号機)で画像化しました。 ほとんど方が生まれて初めてご自分の足裏を見られました。 歩く為の足を知る事でこれからのウォーキングが変わると良いですね。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より まだまだ雪景色の佐久市/雪降りが続き真っ白な浅間山〜ww @@ 〜2024年度(令和6)〜イベントカレンダーがUP❗️ 本日より郵送DM作業に‼️今週末には届くかも❓ 2024もPW定例会とPW散策でPWに特化したウォーキングイベント企画しました。 DM届かない方で入用の方はご用意しますので連絡ください〜お待ちします^_^

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【中央広場のど真ん中で】 2024 /3/14 カセットとマットを持ち込んで  #ステップエクササイズ   ラインを引いて     #バリエーションウォーク 中央広場でのびのびエクササイズ       ただ歩くだけではないよ 体幹を鍛えたり 公園だからできるね #船橋ウォーキングソサイエティ #体幹トレーニング #バランスウォーク #蟹歩き #おしあい歩き #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #千葉県立行田公園 #免疫力アップ #認知症予定

田村 芙美子さんの投稿
快晴温暖✨☀️✨ 雨天延期になった鎌倉ミステリーno.8ブラタモリの足跡を辿りながら奥鎌倉までポール&ノルディックウォーキング。東京都~横浜市~鎌倉市から老々男女が集まり、この歳になって23区の友達ができて嬉しい!また参加したい!等々の感想をいただき感動です。 次は・・・お花見鎌ポ? やぐら巡り? 朝比奈峠、祇園山ハイキングコースなどの希望もあります。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【モアイ像も喜んでいる?】 2024/3/16 土曜日コースは初めて モアイ像と並んで ステップエクササイズ 低めだけど丁度良い具合に できました。 基本ステップをクリア 左右交互 ニーアップ レッグ・カール 間違えてもニッコリ 堂々と ニッコリ 本日もとびっきりの笑顔で 締めくくりました #船橋ウォーキングソサイエティ #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #海老川ロード #ステップエクササイズ #認知症予防 #ロコモ対策

中村 理さんの投稿
〜佐久PW協会より〜 急な春到来日和のイベント下見に賛同し集まって歩いてくれた各コーチ、 依田MC pro pro取得直前の新地MC 世話好き姉御の岩波BCと4人で「アプトの道/旧信越線跡」をPWで下調べ〜ww 旧国道18号沿線〜めがね橋-碓氷湖-峠の湯温泉-丸山変電所跡-碓氷峠関所跡-終点/鉄道むら〜❗️ 締めのランチはやはり横川の「釜飯」‼️ 3コーチ❗️急な呼び掛けに賛同参加ありがとうございました😊

校條 諭さんの投稿
所沢でノルディックウォーキング
杉並ポール歩きの会(杉ポ)で講師としてお世話になっていた新里るりさん主宰の会に参加しました。西武池袋線の清瀬駅に集合、柳瀬川のいい雰囲気の淵をたどって、清瀬金山公園で一服、そのあとKADOKAWA武蔵野ミュージアムへ。わきあいあい、楽しい会でした。 ※写真は新里さんにいただいたものと私によるものです。

杉浦 伸郎さんの投稿
全国に中高齢者専用マンションを展開する企業の千葉県白井市の施設に早朝より赴きました。講演会場のカフェテリアに参集された居住者の皆さま、前向きに人生を設計されているとても魅力的なシニアの方々ばかりでした。介護予防運動といっても対象にマッチする様、こちらもしっかりした仕掛けが必要ですね。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【早々と花見】 2024/3/19  #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング   #ステップエクササイズ♬ イベント広場ヘ移動し    皆一緒にステップエクササイズ   身体も頭も動かして     行田公園東側から西側に移動 辛うじて僅かに咲いた櫻の前で花見会 チーム対抗でジャンケンゲームで          エキサイト  部門リーダーの心意気で    毎年大盛り上がりです。      これが楽しいんです ♬ #行田公園イベント広場 #お花見 #健康効果アップウォーキング  #パワーウォーキング #筋トレとストレッチとウォーキング  #認知症予防ウォーキング #運動と栄養と社会参加を応援

堀 和夫さんの投稿
三重県松阪市でTwinPoluポールウォーキング講習会 昨年に続いて地域コミュニティで呼んで頂きました。 強風と小雨で室内での講義となりましたが皆さんにポールウォーキングの素晴らしさを伝える事ができたかな。 秋には2会場の予約を受けましたので楽しみです。 松坂牛焼肉を食べ様と思ってだがお昼の頃タイミングが合わず断念、サービスエリアで松坂牛カレー🍛にしました。結構いけるね👊

Naomi Sakaiさんの投稿
友達のアボカド🥑ファームのお手伝い 3度の越冬作業を経験して3年目の春を迎えた🥑幼木くん達🌱 思いの外、極寒の葉山ファーム。毎年学びがあって「今年こそは!」と幼木に巻いた防寒用巻物を外します🌱 失敗は成功のもと。 昨年よりは元気に育っていました😃また来年に繋げて、母の様な気持ちで🥑幼木クン達の成長を見守っていきます🌱🌱🌱 #葉山アボカドファーム

長岡智津子さんの投稿
台湾でポールウォーキング発展しています😊

スマイルチームさんの投稿
2024.3.22〜24 活動記録 ☺︎星が丘ポールウォーキング&エクササイズ  リハビリ中心のグループレッスン ☺︎上溝包括支援センター打合せ  来年度シニアサポート活動事業新体    制の準備 ☺︎スマイルチーム上溝活動事業の連絡  その他 ☺︎7月から〜の舞台のダンス練習 ☺︎箱根ツアーの延期連絡 ☺︎do and peaceフリマ

水間 孝之さんの投稿
第8回志木市いろはウォーキングフェスタ開催‼️ 630名の参加。スタッフの皆さんお疲れさまでした。昨年は桜満開、今年はツボミちょっと残念!

田村 芙美子さんの投稿
🐇逗子PW教室🐇 20数名のかたが参加。 今月初めこの付近に多数のウサギが放置され、30匹以上のウサギが見つかったという騒ぎがあったそうです。NHKニュースで取材があったとのこと。野生ではないので増えすぎて放棄したのでは💧・・と。 🐇🐇🐇🐇🐇

北陸ポールウオーキング倶楽部
【春のポールウォーキング体験会】 本日、いしかわこども交流センターから大桑町ぐるぐる公園を往復してきました。 毎年雨模様の日だったので今回は天候に恵まれてすぐに屋外にでて歩きました。 参加19名 うち小学生も参加!賑やかに歩きました。 ポール初体験の方も多く、興味ある方が増えて嬉しいです。 担当コーチ 澤田MCPRO 中嶋MCPRO 次回は4月14日日曜日 ポールウォーキング大会にもぜひ参加ください。

Naomi Sakaiさんの投稿
週末の2日間はBCセミナーとACセミナー BCセミナー3名の受講生は今回もとても優秀な方々。 京都からここ横浜まで受講にきてくださったら方もいて。。 そして長野からは新地コーチがインターン生として参加😊どうもありがとうございました♪ 本日のACセミナーは、先日BCセミナーを終え、続けてACセミナーを受講してくださり、明日がコーチ初指導だそうで密度の濃いセミナーでした。 頑張っていただきましょう🤗 みなさん、お疲れさまでした😊

中嶋  佳奈恵さんの投稿
ポールウォーキングの輪が広がる! ポールを持って歩きませんか?

森川 まことさんの投稿
日曜日、久しぶりのポールウォーキング。風が強く花粉もよく飛びましたが、今回は坂道を登り下り、約8000歩歩きました。 巷で、速歩がいいと言われていますが、ポールウォーキングを正しく行うと歩幅を広くさらに、速歩になる事を勉強しましたよ。 来月からは、お弁当持って外でランチを再開します。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【菜の花に埋もれて      2023年度活動終了】 2023/3/28  #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング   #ポールdeエクササイズ      で締め括り  無事に2023年度も終えました     みんなの素敵な笑顔      ありがとう〜

田村 芙美子さんの投稿
明日は🌸開花宣言? お昼からPW教室で大きな声を出し思いっきり身体を動かしました。そして今日はポールの代わりに生タマゴ(air)🐣を両手のひらにのせてウォーキング練習。仕上げはひとりずつモデルウォーク。

新地 昌子さんの投稿
ポールウォーキングのコーチになって8年。思えば私の人生、ポールウォーキングのおかげで楽しいことがたくさん増えました。出会った人・出会った笑顔の数は数え切れません。 このたび、所属する日本ポールウォーキング協会のマスターコーチProとなりました。 まさか自分が、と不思議な気持ちですが、共通の生きがいを持つ仲間づくりをしながら、もっとたくさんの人や笑顔と出会いたいと思っています。 ポールウォーカーの皆様どうぞよろしくお願いします。 写真で8年を振り返ってみました😅

 

来月以降の開催
長岡智津子さんの投稿

中嶋  佳奈恵さんの投稿
さあ!春です! ポールを持って歩きませんか? 参加募集中です。 申し込み、お問い合せは エコ・チーム犀川 076-249-8564

新地 昌子さんの投稿
ぴんころウォーク開催が決まりました😊前回と同じく佐久市臼田地区が会場です。プルーンの産地で、前回も生食プルーンは甘くて爽やかで大人気でした。 さて、今年はどんなコースにどんな仕掛けが用意されるか楽しみです。

 

2.関連学術ニュース
2-1)1月1日施行された「認知症基本法」について
「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が2024年1月1日から施行されています。

**以下は、Copilotによる同法についての概説です**
「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」は、認知症に関する初の法律であり、2023年6月14日に参議院本会議で可決・成立しました(1)。この法律は、認知症の人が尊厳を保ち、希望を持って暮らし続けられる共生社会の実現を目指し、国や地方自治体が認知症に関する総合的な施策を計画的に取り組むことを定めています(2)。

以下に、認知症基本法の概要を示します:

目的:
・認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、認知症施策を総合的かつ計画的に推進します。
・共生社会の実現を目指し、認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会を推進します。

基本理念:
・認知症施策は、認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、以下の基本理念に基づいて行われます:
1)全ての認知症の人が基本的人権を享有する個人として、自らの意思によって日常生活及び社会生活を営むことができる。
2)国民が共生社会の実現を推進するために必要な認知症に関する正しい知識及び認知症の人に関する正しい理解を深めることができる。
3)認知症の人にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるものを除去することにより、全ての認知症の人が社会の対等な構成員として、地域において安全にかつ安心して自立した日常生活を営むことができるとともに、自己に直接関係する事項に関して意見を表明する機会及び社会のあらゆる分野における活動に参画する機会の確保を通じてその個性と能力を十分に発揮することができる。

国・地方公共団体等の責務:
・国・地方公共団体は、基本理念に基づき、認知症施策を策定・実施する責務を有します。
・国民は、共生社会の実現を推進するために必要な認知症に関する正しい知識及び認知症の人に関する正しい理解を深め、共生社会の実現に寄与するよう努めます。

この法律に基づき、認知症の人々とその家族が希望を持って暮らせる社会を築くための施策が進められています(3)(4)。 <
詳細情報(1)nakamaaru.asahi.com、(2)mhlw.go.jp、(3)city.koriyama.lg.jp、(4)famitra.jp

関連情報
・「認知症基本法」施行について
共生社会の実現を推進するための認知症基本法 概要(pdf)
NHK2024/01/01「認知症基本法」1日施行 医療と社会両面で取り組み進むか注目
和田秀樹ユーチューブ「認知症基本法」を知っていますか?
・「認知症基本法」施行に伴う新たな施策策定
首相官邸HP、認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議 (kantei.go.jp)
とりまとめ概要torimatome_gaiyou.pdf (kantei.go.jp)
とりまとめtorimatome.pdf (kantei.go.jp)
第4回(令和5年12月25日)議事録gijiroku.pdf (kantei.go.jp)
(株)ニッセイ基礎研究所、85歳以上1000万人時代!家族に頼れない“おひとりさま”をどう支えていけるか? 認知症をめぐる今後の動向は?
現在の認知症施策:厚労省HP、認知症施策

2-2)アルツハイマー病の新たな定義の提案と今後生じる重大な臨床的・倫理的・経済的問題
**以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2024年2月23日のFB投稿です**
【アルツハイマー病を血液で診断する時代に入る】
リン酸化タウ(p-tau)はアルツハイマー病(AD)の血液バイオマーカーであり,p-tau217が最も有用であると考えられています.先月のJAMA Neurol誌に,血漿p-tau217を測定する市販の免疫アッセイ(ALZpath pTau217 Assay;https://alzpath.bio/)の有用性を検証した研究が報告されています.786名の参加者にアミロイドPET,タウPET,脳脊髄液バイオマーカー,そしてALZpath pTau217 Assayを行い,詳細は触れませんが,結論として,このアッセイにより脳脊髄液と同程度に血液で「生物学的AD(biological AD=臨床症状ではなく生物学的指標により診断するAD)」を正確に同定できること,かつp-tau217は発症前の前臨床段階を含め経時的に増加することを確認しています.
現在,抗アミロイドβ抗体レカネマブの適応を決める検査として,アミロイドPET検査と脳脊髄液検査が使用されていますが,高額であったり侵襲的であったりするため,近い将来,この血液検査に置き換わっていくものと推測されます.実際に米国ではその動きが始まっていますが,それはADの定義自体を抜本的に拡大しようとするものです.これがLos Angeles Times紙(https://tinyurl.com/2yn5s58a)に記事としてまとめられており,非常に分かりやすいのでご紹介します.

【アルツハイマー病の新たな定義の提案】
新しいADの定義(https://alz.org/…/Clinical-Criteria-for-Staging-and…)とは,記憶力に問題のない人であっても,血液でアミロイドβやタウが上昇していることが確認された人は,ステージ1のADと診断されるというものです.認知機能は正常でも,抑うつ,不安,無気力などが認められればステージ2,そして軽度認知障害(MCI)がステージ3,軽度,中等度,重度の認知症患者はそれぞれステージ4,5,6となります.
つまり「ADになるのに認知機能障害はもはや必要なく,血液検査が陽性であればよい」ということで,ADとは何かを再定義するものです.この認知症状のないAD患者という新しい病型を作るというアルツハイマー病協会(Alzheimer’s association)の計画は,10年以上前に具体化し始め,2011年と2018年に診断基準を更新する提案に盛り込まれ,この動きが昨年から本格化しました.これを提案する産業界と科学者からなるパネルメンバーは,「患者が早期に治療を受ければ受けるほど,より効果的である」と主張しています.ADの初期症状を持つ患者に対するレカネマブが使用可能になったことが,この動きに拍車をかけました.もしこの提案が認められれば,何百万もの正常な認知機能を持つアメリカ人が,血液検査を行うとADと診断されることになると新聞に書かれています.

【新たな定義に対するさまざまな批判】
科学と医学の進歩は人類に多大な恩恵をもたらしていますが,新たな技術や発見が登場するたびに,それに伴う倫理的な問題や懸念も浮上してきます(例:臨床試験と人体実験,遺伝子編集技術,人工知能と医療など).ADの再定義がなされると様々な問題が生じることが容易に予測されます.以下,列挙します.
1)検査で陽性となった人が必ずしもADを発症するわけではない.記事では検査陽性であっても,生涯に認知症を発症するリスクは23%という研究が紹介している.認知機能障害を発症しないかもしれない人々をステージ1と呼ぶことは適切ではないという批判がある.
2)認知機能に問題のない人が,アミロイドβやタウ値が異常であることを知ると,抑うつや不安,自殺願望に悩まされることがあることが,これまでの研究で示されていること.
3)検査結果が陽性であれば,雇用主や生命保険,障害保険,介護保険を提供する会社から差別を受ける可能性があること.例えば「もし検査で陽性となった人が飛行機パイロットであった場合,そのことを航空会社に報告しなければならないのだろうか?」という問題がすぐさま生じる.
4)認知機能障害のない人(ステージ1)に対して抗体薬が有効であるというエビデンスは今のところないにも関わらず,抗体薬を処方する医師が現れるようになるかもしれないこと.
5)20名からなるパネルのうち少なからぬ人が,製薬会社に雇用されていたり,利益を得ていたりと,COIの問題があること.またこの計画がアルツハイマー病協会に利益をもたらすこと(例;多くのアメリカ人がADと診断されれば,寄付をする人の数も増えること).
日本では,米国のレカネマブ適正使用ガイドラインで推奨されたApoE遺伝子検査をいまだにできない状態が続いています.ApoE遺伝子検査が導入されれば臨床的・倫理的・経済的問題が生じることから(https://tinyurl.com/2yc7sy3s),その議論を避けたのか,もしくは単純に考えが及ばなかったのは分かりませんが,その代償として患者さんにリスク・ベネフィットの情報を提供することができないまま処方するということが起きています.近い将来,簡単にできる血液検査に置き換わる可能性があるわけですが,同じことを繰り返してはならないと思います.上述の問題に対する議論を避け,無思慮に開始されることがないように,我々は注意深く見守っていく必要があります.

◆血漿p-tau217の論文
Ashton NJ, et al. Diagnostic Accuracy of a Plasma Phosphorylated Tau 217 Immunoassay for Alzheimer Disease Pathology. JAMA Neurol. 2024 Jan 22:e235319. (doi.org/10.1001/jamaneurol.2023.5319)
◆Los Angeles Times紙「Inside the plan to diagnose Alzheimer’s in people with no memory problems — and who stands to benefit」
https://www.latimes.com/…/inside-controversial-plan-to…

2-3)アミロイド時計 ―アルツハイマー病発症前のバイオマーカー変化の確定と社会への影響―
**以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2024年2月28日のFB投稿です**
【米国からのアミロイド時計の報告】
アルツハイマー病(AD)におけるバイオマーカーの変化のタイミングを推定するために,アミロイドPETを基準にして「時計」をつくるというワシントン大学からの試みが,最新号のAnn Neurol誌に報告されています.アミロイドPET陽性コホートの118人(70.4±7.4歳;認知機能障害はうち16%)と陰性コホート(すべての検査でアミロイド負荷が低レベル,かつ検査時に認知機能障害なし)の277人を比較しています.結果として,バイオマーカーの変化は,脳脊髄液(CSF) Aβ42/Aβ40,血漿Aβ42/Aβ40,CSF pT217/T217,およびアミロイドPETでは,推定症状発現の15~19年前に異常が検出されました.つぎに血漿pT217/T217,CSF neurogranin(シナプス関連蛋白),CSF SNAP-25(シナプトソーム関連タンパク質),CSF sTREM2(神経炎症マーカー),血漿GFAP,血漿NfLでは推定症状発現の12~14年前に,CSF pT205/T205,CSF YKL-40(神経炎症マーカー),海馬体積,認知指標では推定症状発現の7~9年前に異常が検出されました(図1左).
また2月23日に血漿中pT217によるADのステージ1診断をご紹介しましたが,血漿AβとpT217はCSFデータとほぼ同等にAD病態を予測することも示されています(図2).
この論文を読み,ADにおける「アミロイドβ→タウ→神経変性」というカスケードの経時変化がよく理解できました(図1左).そしてこの論文の重要点は,カテゴリー的な病期(ステージ)分類ではなく,連続的な病期分類を提案している点です.つまりアミロイド時計に基づく上述の推定年数が,孤発性ADの「連続的な病期分類」となる可能性が示唆されるわけです.
Li Y, et al. Timing of Biomarker Changes in Sporadic Alzheimer’s Disease in Estimated Years from Symptom Onset. Ann Neurol. 2024 Feb 24.(doi.org/10.1002/ana.26891)

【中国からの報告】
そして中国からも同じタイミングで,孤発性ADで,臨床診断される前の20年間を検討した研究が報告されました.ADを発症した648人と,認知機能が正常であった648人を対象とし,両群におけるCSFバイオマーカー,認知機能検査,画像検査の経時的変化を検討しています.診断前に変化が生じる期間はAβ42で18年,Aβ42/Aβ40で14年,リン酸化タウ181で11年,総タウで10年,NfL鎖で9年,海馬体積で8年,認知機能低下で6年でした.認知機能障害が進行するにつれて,AD群のCSFバイオマーカー値の変化は最初,加速し,その後緩やかになることも示しています(図1右).
Jia J, et al. Biomarker Changes during 20 Years Preceding Alzheimer’s Disease. N Engl J Med. 2024 Feb 22;390(8):712-722.(doi.org/10.1056/NEJMoa2310168)

【2つの報告の比較とパーキンソン病の場合】
最初の論文の責任著者であるSuzanne E Schindler教授は,自身のTwitterで以下のようにコメントしています.「両論文は,バイオマーカーアッセイの違いや全く異なる分析アプローチにもかかわらず,バイオマーカー変化の時期について驚くほど類似した推定値を示している!異なる集団が異なるコホートと方法を用いて同じ答えを得るのを見るのは心強いものだ.このような結果の一致が,私の科学への愛情を一層深めてくれる!」まさに同感で,それが科学の真実であり面白いところだと思います.
髄液 Aβ42 : Jia 18 years; Li 15 years
髄液 Aβ42/40 : Jia 14 years; Li 19 years
髄液 p-tau181 : Jia 11 years; Li 13 years
髄液 t-tau : Jia 10 years; Li 14 years
髄液 NfL : Jia 9 years; Li 12 years
海馬体積 : Jia 8 years; Li 8 years
認知機能低下 : Jia 6 years; Li 7-8 years
このようにPET陽性患者はそれ以前に,さまざまなバイオマーカーの経時的変化が生じていることが証明されたと言えます.おそらく今後,同様の図が他の変性疾患でも示されることと思います.図3は最近,報告された論文のパーキンソン病のものです.今後,この図に複数のバイオマーカーが追加されるものと思います.
Simuni T, et al. A biological definition of neuronal α-synuclein disease: towards an integrated staging system for research. Lancet Neurol. 2024 Feb;23(2):178-190.(doi.org/10.1016/S1474-4422(23)00405-2.)

【今後の課題】
このようにADに関する研究は急速に進んでいますが,この知見をどのように臨床において役立てるのかは慎重な議論が必要だと思います.なぜなら社会への影響が大きいと考えられるためです.2月23日にご紹介したADステージ1を導入したときの様々な懸念が現実味を帯びてきます.
1)認知機能障害を発症しないかもしれない人々が含まれているのにADステージ1と呼んでよいか?
ワシントン大学の論文で,アミロイドPET陽性コホート118人のうち,CDRによる認知機能障害はわずか16%に過ぎなかったとの記載があります.検査で陽性となった人が必ずしもADを発症するわけではないのだと思います.「PET陽性コホート=AD患者では必ずしもないこと」は重要だと思います.
2)認知機能に問題のない人に,AD発症の10-20年前に将来リスクがあることを知らせることは許されるのか?
リスクを知ることで,抑うつや不安,自殺願望に悩まされることが知られています.強力な予防療法があればよいですが,現実のAβ抗体薬は効果が微妙,副作用リスクがあり,かつ極めて高額な状況です.
3)検査結果が陽性となれば,雇用主や生命保険,障害保険,介護保険を提供する会社から差別を受ける可能性があるのではないか?
4)認知機能障害のない人(ステージ1)に対して抗体薬が有効であるというエビデンスは今のところないにも関わらず,抗体薬を処方する医師が現れるようになるのではないか?
近い将来,ステージ1患者に対する臨床試験が行われる可能性が高いです.発症前ADを巡る問題は一部の研究者や製薬企業だけの問題では当然なく,幅広い人々が関わる国民的な議論が必要だと思います.

関連情報
下畑先生の「認知症の現在と未来」という講話が、VOOXにて2024年3月15日から配信されています。
**以下、下畑先生の2024年3月15日のFB投稿です**
「認知症の現在と未来」 VOOXにて本日配信開始!(2週間無料です)
VOOX(ブックス)という音声教養メディアがあります.1話10分の全6話で,ベストセラー本やビジネス書の著者が生の声で本一冊分の知識を届ける新しいオーディブックサービスです(山口周さん,為末大さん,福岡伸一さん,永田和宏さん等・・・).そのVOOXより,一般のひと向けに,認知症に関する話をしてほしいというご依頼をいただきました.他のオーディオブックと違い,本人が音声を録音する必要があり,緊張してうまく喋れるかなと心配しましたが,なんとか無事収録できました.
本編では「認知症とはそもそも何か?」「アルツハイマー病発見の歴史」「物忘れ外来での認知症か否かの見分け方」「癌よりも脳神経が注目を浴びる時代」「認知症の種類」「認知症の12の危険因子と予防」「アミロイドβが起こすこと」「認知症に対する薬物治療」「レカネマブのメリット・デメリット」「COVID-19と認知症」「認知症の方の周囲はどう接するべきか」などを話しました.以下,6回分の講演タイトルになります.月々1000円のサービスですが,本日の公開(3月15日)から2週間以内は無料でご利用いただけます.よろしければお聴きください.
サービスはこちらから(https://www.voox.me/speaker/takayoshi-shimohata)
Audible(https://www.audible.co.jp/podcast/B0C83S54PK)
プレスリリース(https://tinyurl.com/2b4hqdp8)
『認知症の現在と未来』全6話60分
第1話. 認知症とはなにか
第2話. アルツハイマー型認知症とはなにか
第3話. 新薬レカネマブについて
第4話. 認知症に対してできる予防
第5話. 認知症の新たな危険因子
第6話. 認知症とつきあうには

アルツハイマー病脳の血管で生じている変化を初めて見て驚く!
**下畑先生の2024年3月18日のFB投稿です**
アルツハイマー病(AD)に合併する脳アミロイド血管症(CAA)は,脳血管にアミロイドβ(Aβ)が沈着して生じます.CAAはしばしば脳出血を伴いますが,出血する機序は必ずしも明らかではありません.その理由はこれまで標本という二次元データで検討するしかなかったため,脳血管の変化と出血の位置関係を明らかにするには限界があったためです.米国バンダービルド大学からの報告は,立体構造を保ちつつ透明化技術を使用して,3次元顕微鏡で脳血管を観察したものです.3つほど動画を示しますが,かなり衝撃的です.
対象は軽症・中等症CAA 7名,重症CAA 11名,そして疾患対照8名で,採取した死後脳組織を検討しました.三次元光シート顕微鏡用を用いて,光学的に透明化したヒト脳を,Aβ,血管平滑筋,lysyl oxidase,血管マーカーにて染色しました.
動画1:血管内皮細胞の糖鎖に結合するレクチンを用いて血管を可視化したもので,順に対照1名,CAA 2名のものですが,CAAの血管はまったく別物で,脳内の健康な血管網が著しく破壊され・消失し(!),細動脈は拡張・狭窄し,著しく歪んでいる!
動画2:血管内皮がcollagen IV(緑),血管平滑筋(赤),Aβ(青).血管平滑筋がAβの沈着で,置換され喪失している.このため血管径が増大する.
動画3:血管内皮がcollagen IV(緑),Aβ(青).さらに血管の変性が進み,Aβリングは壊れ「破片」となる.
細動脈の血管平滑筋の体積は,重症CAAの細動脈では約80%,軽症・中等症CAAでは約60%減少していました.血管平滑筋の減少は,細動脈の直径の増大とばらつきと相関していました.さらにAβ沈着と強い相関がありました.微量出血を認める部位ではAβは一貫して存在していましたが,典型的なリング状(double barrel appearance)から「破片」へと変化していました.またCAAの動脈壁は,CAAのない動脈壁と比較して約4倍硬いことが分かりました.最後に,血管平滑筋の欠損とlysyl oxidaseの関連する血管変性に強い相関を認めました.lysyl oxidaseはLys残基を酸化し,反応性の高いアルデヒド基に置換して,細胞外マトリックスが架橋します.これがおそらく線維化を招き,血管を固い「土管状」のものにするようです.
以上より,CAAの脳血管では血管の硬化,狭窄と血管腔拡張・動脈瘤化,Aβリングの崩壊と破片の拡散,破裂が生じていました.その機序として,Aβによる血管平滑筋の喪失,lysyl oxidaseによる細胞外マトリックスの架橋が影響しているものと考えられ,Aβ沈着と血管脆弱性の関連が明らかになりました.著者らは細胞外マトリックスの架橋を標的とした治療が,新しい治療戦略につながると指摘しています.個人的に思ったことの1番めは,ADでは想像以上に,血管性認知症の要素があるかもしれないということです.2番目はこのような状態の血管にAβ抗体(レカネマブ・ドナネマブ)を使用して病理学的に何が生ずるか非常に気になるということです.しかし2番目の問いは,実臨床でレカネマブの使用例が増えてくると答えが出るものと思われます.
Ventura-Antunes L, et al. Arteriolar degeneration and stiffness in cerebral amyloid angiopathy are linked to β-amyloid deposition and lysyl oxidase. bioRxiv 2024.03.08.583563(doi.org/10.1101/2024.03.08.583563)

下畑先生の認知症・アルツハイマー病に関するFB投稿を、以下の月次ニュースで取り上げています。「 」内は、投稿の表題です。
2023年07月:「『レカネマブ』とはどんな薬?」
2023年08月:「TRIM11~ついに発見されたアルツハイマー病等の病因蛋白タウの凝集を抑制するタンパク質」
2023年12月:「Long COVID患者では認知機能障害が顕著である。」
2024年01月:「認知症の診断を伝えるための7つの新しい最善の方法(Best practice)」、「COVID-19感染後認知症は20歳の加齢に相当し,感染から1年経過しても脳損傷が持続する!」
2024年02月:「65歳未満の若年発症認知症発症に関わる15の要因」

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
人工知能AI 活動事例 認知症予防

2024年2月のニュース

NPWA会員の活動状況、認知症予防に係る2つのニュース、「医療とAI」に係る2つのニュースをお届けします。

1.2024年2月の活動報告
スマイルチームさんの投稿
20240201 スマイルチーム ポールウォーキング部。 目指せ七福神‼️ #スマイルチーム #ポールウォーキング #相模原市南区 #七福神 #記録 #20240201 #ポールウォーキングらしい写真ゼロってゆー😂

中嶋  佳奈恵さんの投稿
なんと!コアコンジャーナル2月号の We love C.C.に私の記事が掲載することになりました。 コアコンに出会えて本当によかったです。人も品物も。よきめぐりあいです。 今後ともよろしくお願いします🙇

田村 芙美子さんの投稿
渋谷の春 ブルルル((😖)) 寒い朝 それでも皆さん元気にお集まりになり、スキップでは笑顔で跳ねて嬉しそう♪ 終了後は個人的質問(4人)の多い日。 /ポールが背中に触ると腎臓の辺りが痛く、先週から血尿がでるんです。内科で診察を受けお薬処方されたのですが 変化がないんです。/う~ん、私は医者ではないので診断できかねます。運動続けてもよいかも併せて再度受診をお勧めしました。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【福は内 鬼は外〜】 船橋ウォーキングソサイエティ 土曜定例会 2024/2/3 船橋港親水公園へ向かいます。 道中で珍しく船が陸揚げされ  ペンキ塗装中です。 ここでも盛り上がり 船橋は港町なんだよね〜 ワイワイ 土曜日定例会は   若手(?)が中心で進行。 3人のスタッフが ポールdeダンスもリード。 会員もニコニコノリノリです ♬ 定例会後にスタッフ4人は 神社の豆まきに寄り道。 これ又、しっかり楽しんで来ました。 紅白餅・節分豆 たっぷりゲット(笑) HAPPYな一日でした♥

鈴木 ゆみ江さんの投稿
[健康フェスタ2024]  地域健康づくりの5グループが各ブースでパホーマンスを行ったんです。 広報に掲載された直後に問い合わせが殺到…募集100名が120数名でお断りする状態だったとか♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ 我が紙芝居グループは「ロコモチェク」…椅子から立ち上がり足の筋力をチェクする場を担当したんです。60台〜90台、平均年齢75才の方々… 片足で立ち上がれず「ショックです」の声が多くあったのですが、 「今のご自分を知ることが出来て良かったですね」と、「ちょい曲げ体操(テーブルに手をついての軽いスクワット)」と、「簡単片足立ち(テーブルに手をついて片足5センチから)」をお勧め🩷

スマイルチームさんの投稿
20240205。 フォローアップ教室でした。 本講座受講された方の半分ほどの方がフォローアップ教室に参加されました。 本日の最高齢は86さい? どの方か当ててみて🤭🤭🤭 介護予防教室なのでリハビリメインの方もいらっしゃいますが みなさんしっかり歩きが身についていて嬉しかったです。 午後から雪予報につき、 午後からのスマイル活動は朝のうちに全員に中止連絡をしました。。。 皆様も 雪や寒さにお気をつけくださいませ。 #介護予防教室 #地域包括支援センター #上溝 #ポールウォーキング

長岡智津子さんの投稿
『Let’s enjoy Paul Walking』🌴🌴 コーチ資格を持つ方々の勉強会開催からの アロハファームにて お食事&飲み会😍😍 皆様が健康に笑顔になるためのポールウォーキング健康法👏👏👏おすすめです(^ω^)

杉浦 伸郎さんの投稿
大雪明けの介護予防教室。 雪残る街中 誰も来ないかもと思いつつ 地域包括支援センターへ お一人ご参加頂いたので 保健師さんを交え 人生ゲーム大会に。 これはただの人生ゲームではなく 第二の人生を自分らしく暮らし、前向きなシニアライフを楽しんでもらおうと、自治体とメーカーがコラボしたゲーム「おかざきゴールデンシニア人生ゲーム」。 実家の愛知に戻った折、岡崎市役所で1枚頂いてきました。筋トレカードをオリジナルで追加して楽しいゲームができました。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【活動を妨げずに共に楽しむ】  今週は降雪で定例会が2回中止。 2/8の木曜日の行田公園のみ開催になりました。 行田公園の状況確認して安心して定例会に臨む。 おやおや次から次と保育園児がサーキットを予定していた円形花壇で遊んでいます。臨機応変に場所を替え  縮こまった身体をしっかり動かしました。 青空が気持よかった〜♬ #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ソーシャルフィットネス #千葉県立行田公園 #サーキットトレーニング #しっかり歩き #フレイル改善予防

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
🎉 台灣健走杖運動推廣協會 祝大家龍年新年快樂! 🐉🌟

スマイルチームさんの投稿
2024.2.6〜10 活動記録 ☺︎中屋敷地区センター チェアエクササイズ 25名参加 ☺︎健康体操サークル 16名参加 マルチエクササイズ、リズムダンス ☺︎相模原市高齢者活動支援課活動発表会(欠席) ☺︎スマイルチーム上溝 25名参加 リズムダンス ☺︎青空PW 9名参加 今日で3回目のポールウォーキング初心者のサークルですが、全員マイポール購入してやる氣まんまんです ☺︎上溝公民館祭り準備、連絡 ☺︎上鶴間公民館青少年部 部会 ☺︎相模原市青少年指導委員 上鶴間 ☺︎上鶴間公民館利用団体懇談会令和6年度後援事業決定 今週月曜日からは85名の方とそれぞれの教室で、また14名の方と会議でご一緒しました。 雪で中止になった教室もありますが、明日は卓球大会があります。 スマイルシスターズフル回転🌀😵‍💫 頑張ってます、元氣が1番❣️ 正しいより楽しい‼️

校條 諭さんの投稿
青空のもと満開の梅 梅まつり初日の羽根木公園 少人数の仲間と歩く「気まポ(気ままにポール歩き)」、今月は、世田谷区の羽根木公園で満開の梅を楽しみました。そのあと、北沢川緑道をたどって、北沢八幡神社、森巌寺から下北沢駅まで。 梅まつり初日の羽根木公園では、ウォーキングというよりも、ゆったりと観梅の時間としました。梅大福などをほおばりながら一服。 下北沢の町に入ると雰囲気は一変。すごいにぎわいで、ポールでは歩けません。予約していた台湾料理の店でビールとおいしい料理で締めくくりました。 もうすぐバレンタインデーだからと、Tさんからサプライズで、お手製のチョコがみんなに配られました。 ※写真は田村和史さんほかのみなさんと私

Naomi Sakaiさんの投稿
盛り沢山の楽しい1日でした😊 午前中は、🥑アボカドファーム仲間のイベントでいちご狩り🍓 🍓食べ過ぎでお腹いっぱいのまま3回目の大岡山東急ウェリナ。 私も皆さんも慣れてきました。 中庭のガーデンウォーキングも気持ち良い。 仕事終了後は、大岡山に住むお友達と待ち合わせて嬉しいひととき☕️🎵😊 盛り沢山の充実した1日に感謝。 ありがとう💕

杉浦 伸郎さんの投稿
DX移行のための最大経由ポイントは「アナログトランスフォーメーション」(AX)かも。シンプル、明快で、これ以上の標準化はないから。老人会講座では、これに勝るものはない!

田村 芙美子さんの投稿
渋谷介護保険課の事業でポールウォーキングのサークルを5年余続けさせて頂いております。3カ月ごとのクラスで年に4期(4回) 定員各15名募集しています。初心者優先でキャンセル待ちを承知での申し込み。各回様々な方(年令・体調・男女)が参加して楽しんでいただいています。既に数百人の方々とご一緒しました。今日 23日の鎌倉ミステリーの案内をしたところ4~5名が参加したいと挙手🙋‍♀️ PWのメンバーですがポールなしで歩きたいと言う方も。ところが週間予報では当日は寒い上雨予報。雨の場合は日を改め延期しましょうか。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【冬の土曜日定例会は面白い】 2024/2/17 冬だから出来る事。 冬だからしっかり歩き。 たった90分の定例会は笑顔で締めくくりです。 スタッフの工夫が満載で、 それが効いています。 \(^o^)/ #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールウォーキング土曜定例会 #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #海老川ジョギングロード #サーキットトレーニング

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 2023年度締め括りPWイベント 「室内ポールウォーク」でした。 一年PW三昧〜ありがとうございました。 好天春❗️の陽気の中暖房の効いた体育館に集まって頂き、皆さんでひと汗ふた汗と〜ww 佐藤美穂コーチによる「3B体操」で身体の隅々までほぐし、 後半は新地コーチ主導のポールウォーキング❗️体験者8名程交えもう一度本気PWを! 〜目線〜体重移動〜肘引き〜と慣れ親しんだポールウォーカーも原点に戻ってのPWでした。 ➕のコーチテーマは「褒めるコーチング」でした。 コーチ8名〜良く出来たと思います‼️ 2024PWは4/7から始動予定ですww

森川 まことさんの投稿
始めました😊

校條 諭さんの投稿
野川公園など都立3公園が集中している地域をノルディックウォーキング 杉ポ(杉並ポール歩きの会)の講師としてお世話になってきた新里るりさん主催の会に参加しました。 JR武蔵小金井駅に集合、武蔵野公園、野川公園、調布飛行場、武蔵野の森公園をポールで歩きました。 飛行場をながめながら野外でランチ。プロペラ機が次々と離着陸するのはなかなか迫力がありました。 そのあとモルックで遊びました。つい夢中に。 ※私の写っている写真は新里さんからいただきました。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
2月なのに20℃ 暑いよ〜💦 2024/2/20 美姿勢ウォーキング 年に1度のポールウォーキング体験日。 恒例なのでほぼ経験者ばかり 流石に飲み込みが早く ボンボン進みます ♬ 「ポールは面倒くさい」 毎年正直な感想も出ます(笑) ポールを持つとね普段のウォーキングフォームも良くなるのよ 体験者1名を迎え「楽しい」 とそのまま入会になりました。 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #ポールウォーキング #パワーウォーキング #健康ウォーキング指導士 #行田公園 #身体と心が喜ぶウォーキング  #ウォーキングでHAPPY

田村 芙美子さんの投稿
仲良き事は美しく哉 PW

田村 芙美子さんの投稿
お天気は一日で逆転し、今日は肌寒い雨。北鎌倉健康教室は外歩きの移動は止め、室内トレーニングと座学。今日は「筋肉」について改めて学びました。指導は杉浦コーチ。 高齢者に限らず52才~54才の若い方も増えました。7、80代のメンバーは良い刺激パワーを貰えラッキーです。

杉浦 伸郎さんの投稿
千葉県鋸南町へ 雨のため頼朝桜を拝む事はできませんでしたが、その分しっかり講義の時間に充てることができました。前回の介護予防事業と違って、今回は生活習慣病予防事業という事で中高年層対象ですが、参加者の皆さんを前にするとフレイル予防講座にどうしてもなりがちです。こういった現象は日本全国どこに行っても共通しますが、65〜75歳の個別対応の難しいところですね。それにしても鋸南町の皆さんはイキイキとされていて、実年齢より一回り以上若く見えます!

佐藤 恵さんの投稿
1月開催の日本ポールウォーキング協会ベーシックコーチ資格取得セミナーで、9名のコーチが誕生しました!宮城4名、秋田3名、山形1名、岩手1名! 今年は東北でポールウォーキングが更に広がっていきそうです!広がれ、ポールウォーキングの輪!

・遠藤 恵子さんの投稿 No.1、No.2
No.1
ポールウォーキング専用ポールを使って平泳ぎをやってみよう!! (ポールウォーキングを行う前の準備運動/椅子に座っておこなうバージョンso1(その1)) #ポールウォーキングマスターコーチプロ #準備運動

No.2
[ポールde遊ぼう!]はい!ポールで遊んでみた。簡単で簡単でない????笑うしかないwいやいや、笑うことが目的よ!

田村 芙美子さんの投稿
鎌倉二階堂早咲き桜 冷たい風と暖かい日射しの道を鎌倉宮から二階堂を歩きました (三浦ネットgroup)

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
🌸 春暖花開🌿 健走杖體驗活動🚶‍♂️ 親愛的健走好友🧑‍🤝‍🧑 春天是一個充滿活力和希望的季節 也是健走杖運動的最佳時機 由 北歐運動治療師 楊子欣(欣欣老師) 帶領的健走杖體驗活動 一同感受春天🐝的氣息 享受健康的樂趣! 澄心康健-神經復健 l 動作優化 l 高齡運動

柳澤 光宏さんの投稿
最長老でなにかと相談にのってもらっていた監査役が本日卒業。製造から営業まで経験され、取締役として長年父や私を支えてもらいました。本当にありがとうございました。 本日の信濃毎日新聞記事。製品一組当たりのCO2排出量を算出し、今後排出量を減らす取組みを実施していきます。

田村 芙美子さんの投稿
今日は早咲き観桜🌸🌸🌸 友達とフリーポールウォーキング 三浦海岸駅から小松ガ池公園まで見事な河津桜と菜の花の並木道!途中の地元の農家さんのキャベツや大根、芽キャベツを覗くのも楽しい 夕飯はお土産のワカメをしゃぶしゃぶに、大根おろしとポン酢で。

 

来月以降の予定
遠藤 恵子さんの投稿
【ゲンキポールウォーキングin地島」

長岡智津子さんの投稿

田村 芙美子さんの投稿
「お知らせ」 楽しみにしていた明日23日の鎌倉歩きですが 雨降りの冷たい気温を予報していますので、残念ですが中止とし、改めて3月15日金曜日(16日予備日) に延期させて頂くことになりました。

・NPWAより、2024年の『スキルアップ研修会』の日程が決まりました。
**以下、NPWAホームページより**
実技指導にちょっと不安のあるコーチの皆さん、もっと素敵な実技指導をしたい皆さん。
4名のマスターコーチプロを指導陣に楽しくスキルアップしましょう!!
・対象者:協会会員ベーシックコーチ、アドバンスコーチ、マスターコーチプロ
(資格更新講習セミナーとします。研修修了者はコーチ資格有効期限を2027年12月31日に更新します)
・研修費用:¥5500
・2024年 開催日:
◆4月21日(日)12:00-16:00
愛知県名古屋市 TKP名古屋伏見ビジネスセンター
◆6月2日(日)13:00-17:00
宮城県仙台市 仙台市市民センター(予定)
◆9月8日(日)13:00-17:00
東京都渋谷区 国立オリンピック記念青少年総合センター
◆12月7日(日)13:00-17:00
福岡県福岡市 会場未定

 

2.関連学術ニュース
2-1.軽度認知障害を有する高齢者において、多因子介入プログラム (生活習慣病の管理、運動、栄養指導、認知トレーニング) は、認知機能低下の抑制およびフレイル予防に有効である
**以下は、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターの2023年10月10日のニュースリリースの転載です**
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(理事長:荒井秀典。以下 国立長寿医療研究センター)は、名古屋大学、名古屋市立大学、藤田医科大学、東京都健康長寿医療センター、SOMPOホールディングス株式会社との共同研究において、生活習慣病の管理、運動、栄養指導、認知トレーニングから構成される多因子介入プログラムによって認知機能が改善することを明らかにしました。

本研究では、65歳から85歳までの軽度認知障害を有する高齢者531名を対象として、18か月間のランダム化比較試験を行い、多因子介入プログラムの認知機能低下の抑制効果を検証しました (J-MINT研究)。

多因子介入プログラムを受けるグループ (以下 介入群)には、リストバンド型活動量計、セルフモニタリング用のファイル、タブレットPCが配布され、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の管理、週に1回の頻度の運動教室 (1回90分、全78回)、栄養に関する面談と電話相談 (全15回)、タブレットPCを用いた認知トレーニング (BrainHQ)が提供されました (図1)。また、多因子介入プログラムを受けないグループ (以下 対照群)には、生活習慣病の管理と2か月に1回の頻度で健康情報が提供されました。
        図1 J-MINT研究の概要

介入群と対照群の、18か月間の認知機能の変化を比較すると、主要評価項目である認知機能のコンポジットスコアでは、統計学的な有意差は認められませんでした (図2)。
図2 全対象者 (n=433)における多因子介入プログラムの効果

しかし、アルツハイマー病の危険因子として知られているアポリポ蛋白E遺伝子のE4多型の保因者に絞って検討を行うと、介入群では認知機能が維持され、18か月間の認知機能の変化に統計学的な有意な差を認めました (図3)。
図3 アポリポ蛋白E遺伝子のE4多型の保因者 (n = 124)における多因子介入プログラムの効果

J-MINT研究は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響を受け、一時は対象者の募集や評価、介入プログラムの提供を中断せざるを得ない状況となりました。また、身体疾患など様々な理由で運動教室に参加できなかった参加者の方もいらっしゃいました。そこで、介入群を全78回の運動教室の70%以上に参加したグループと、70%未満のグループにわけて、認知機能の変化を比較しました。すると、運動教室に70%以上参加していたグループでは、70%未満のグループ、対照群と比較して認知機能が改善していたことが示されました (図4)。そのほかにも、70%以上参加していたグループは、対照群と比較して、食物多様性、血圧、Body mass index (BMI)、身体組成 (脂肪量、筋肉量)、運動機能 (歩行速度、5回椅子立ち座り時間)などの改善が認められ、身体的フレイルの割合 (70%以上参加したグループ = 1%、対照群 = 8%) が少なかったことも示されました (図4)。
図4 運動教室への参加率による多因子介入プログラムの効果

本研究は、日本で初めて多因子介入プログラムの認知機能低下の抑制効果を検証し、アポリポ蛋白E遺伝子のE4多型の保因者における認知機能低下抑制効果を示しただけではなく、継続して多因子介入プログラムに参加することで認知機能が改善すること、そしてフレイル予防にも効果があることを示しました。本研究の結果は、わが国の認知症発症を減少させる大きな第一歩となることが期待されます。

本成果は、2023年7月16日にオランダ、アムステルダムで開催されたAAIC2023にて口述発表を行いました。

関連情報
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター研究所、健康長寿ラボより
1.『日常的な活動と認知症予防』
(https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/12.html)
2.『アルツハイマー病の新しい治療薬(前編)レカネマブについて』
(https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/14.html)
3.『アルツハイマー病の新しい治療薬(中編)ドナネマブについて』
(https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/15.html)
4.『アルツハイマー病の新しい治療薬(後編)今後の課題と展望』
(https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/16.html)

2-2.65歳未満の若年発症認知症発症に関わる15の要因
**以下は、岐阜大学医学部下畑教授の2024年2月15日FB投稿記事です**
高齢発症の認知症の約40%は,12の危険因子を修正することによって予防・遅延できる可能性があると言われています(Lancet委員会報告)(ブログ解説;http://tinyurl.com/2yutulna).しかし65歳未満の若年発症認知症についてはよく分かっていません.遺伝的要因の関与が大きいものと思われがちですが,本当の原因が何であるか正確には分かっていません.
最新号のJAMA Neurology誌に,UK Biobankのデータを用いた前向きコホート研究が報告されています.35万6052人(!)の参加者を対象とした8年間の追跡調査の結果です.485例の若年発症認知症が認められ,10万人・年当たりの発症率は16.8人でした.発症率は40歳から5年ごとに増加し,女性よりも男性で高率でした.そして図に示す15の因子が発症と有意に関連することが分かりました.最も強力な危険因子が起立性低血圧で,ついでうつ病,アルコール中毒,脳卒中と続き,遺伝要因のApoEε4ホモ保有は5番目でした.よって「遺伝だから・・・」と諦める必要はないことになります.またこれまで報告のない4つの新たな危険因子が同定され,それは起立性低血圧,ビタミンD欠乏,CRP高値,社会的孤立でした.また中等度のアルコール摂取,より高い正規教育,身体の強さ(握力で評価)は防御的に作用していました.飲み過ぎはよくありませんが適度なら・・・ということで朗報です(笑).
驚いたのは起立性低血圧です.脳血流の一過性低下が認知機能に悪影響を及ぼす可能性もありますが,むしろパーキンソンに伴う認知症(PDD)やレビー小体型認知症の早期徴候が捉えられた可能性が考えられます.ビタミンDは神経変性に対する保護効果が指摘されているので,その欠乏が危険因子になるのは理解できます.ただ注意すべきはUK Biobankのコホートはほぼ白人ですので,日本人など他の集団には当てはめられるか不明な点です.
以上,若年性認知症であっても修正可能な危険因子があり,生活習慣の改善が有効であることが示唆されました.今後,認知症の予防法として周知する必要があります.おそらく次回のLancet委員会報告にこれらの結果は取り入れられるものと思います.
Hendriks S, et al. Risk Factors for Young-Onset Dementia in the UK Biobank. JAMA Neurol. 2024 Feb 1;81(2):134-142.(doi.org/10.1001/jamaneurol.2023.4929)

関連情報
岐阜大学医学部下畑教授の2024年2月20日FB投稿、『神経疾患の危険因子としての起立性低血圧 (純粋自律神経不全症)』

2-3.誤診の撲滅に向けて -その原因とAI導入の影響-
**以下は、岐阜大学医学部下畑教授の2024年2月9日FB投稿記事です**
Science誌に標題のタイトルで,スクリップス研究所のEric Topol教授が寄稿しており興味深く読みました.以下,要約です.
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◆毎年80万人近くの米国人が誤診によって死亡または後遺症を負っている(図).これは年間で成人の5%が診断ミスをされ,ほとんどの人が生涯で少なくとも1度は誤診を経験する計算になる.
◆誤診の一番の原因は,その診断を考慮しなかったことである.診療時間が短く,思考する時間があまりない.そのため医師の直感に依存した診断プロセスが取られるが,そこに問題がある.
◆心理学で,思考には「早い思考(システム1思考)」と「遅い思考(システム2思考)」の2つのモードがあるという理論がある.誤診は反射的で,直感的なシステム1思考に伴って生じる.もし医師が考える時間をもっと持ち,文献検索や検討をして,患者データをすべて分析するシステム2思考をすれば,誤診は減らせる.
◆このシステム2思考に,AI技術の発展が大きく寄与する可能性がある.とくに医療画像(放射線画像,内視鏡画像など)の解釈においてAIは誤診を減少させることが示されている.
◆さらに,ChatGPTのような言語モデルは,診断がつかない症例において正確な診断を提供することで,医療診断の精度を改善する新たな可能性を示している.ネット上には複数の医師が診断できなかった疾患をGPT-4に入力したところ診断にたどり着いた例が複数紹介されている(例:Caspr2抗体陽性辺縁系脳炎など),
◆AIが診断精度を向上させる可能性は非常に高いが,AIを盲目的に信頼してしまう自動化バイアスや,逆に自分自身の診断能力に強い自信を持ち,AIの解釈を信用しないバイアスが生じうる.
◆あと数年で,より有能で医療に特化したAIモデルを構築されれば,AIがシステム2の機械的思考でセカンドオピニオンを提供するという貴重な役割を果たし,誤診の根絶という価値ある目標に向かって前進する一助となる可能性が高まる.
~~~~~~~~~~~~
おそらくこの数年で医療は激変すると思いました.誤診を減らせることは,医療者にとっても患者さんにとっても非常に良いことです.ただ領域によっては医師の仕事が激減したり,AIの出した結論をただ承認してAIのできない診療を行うというやりがいの乏しい仕事を行う事態になるように思いました.若い医学生や研修医は,人口のさらなる高齢化やAIの医療への影響を真剣に考えて,自分の進むべき領域を考える必要があるように思いました.
Topol EJ. Toward the eradication of medical diagnostic errors. Science. 2024 Jan 26;383(6681):eadn9602. (doi.org/10.1126/science.adn9602)

関連情報
我が国の保険医療分野におけるAI実装の現状については、2024年1月10日に厚生労働省主催で開催された『保健医療分野AI社会実装推進シンポジウム』の諸資料が参考になります。
(1)アーカイブ動画
(2)基調講演資料
村山 雄一 氏(東京慈恵会医科大学 脳神経外科学講座 主任教授)発表資料[8.3MB]
松尾 豊 氏(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授)発表資料[3.6MB]
(3)行政説明資料
厚生労働省大臣官房厚生科学課 説明資料[1.9MB]

2-4.予測の医学の基盤となる先駆的な物理学の理論を開発 -物理学と AI 解析を組み合わせたハイブリッド AI の基盤-
2-4-1)ニュースリリース
**2024年1月16日付の慶応大学と理化学研究所のニュースリリースです**
慶應義塾大学医学部石井・石橋記念講座(拡張知能医学)の桜田一洋教授(理化学研究所(理研)情報統合本部先端データサイエンスプロジェクト開放系情報科学チームのチームリーダー)と石川哲朗准教授(理研同プロジェクト医療データ数理推論チームの客員主管研究員)は予測の医学の基盤となる物理学の理論を開発することに成功しました。
本研究成果は、物理学と人工知能(AI)解析を組み合わせたハイブリッド AI を実現するための基盤理論であり、高精度の予測に基づいた医学に広く貢献することが期待できます。
病気の発症をはじめとした人間や生物の性質、社会や生態系の特性が将来どのように変化するかを個別に予測し、問題が発生するのを防ぐ技術の開発は安全・安心な社会を実現するための喫緊の課題です。AI 技術の進展に伴い、医学領域でも大量の実世界のデータから高精度の予測が可能なサロゲートモデル(注 1)が開発されるようになってきました。しかし、サロゲートモデルは動作原理を知ることができない「ブラックボックス」構造のために、モデルの構築に用いるデータのバイアスによって予測の再現性や信頼性に影響がでるという問題があります。リスクが許されない医療の現場では、まだサロゲートモデルは十分に受け入れられていません。この課題を解決するため、桜田一洋教授と石川哲朗准教授は、自然原理とAI 解析を組み合わせたハイブリッド AI の実現を目指し、遺伝子産物に働く物理学の原理によって生物の動態をモデリングするための先駆的な理論を開発しました。
本研究成果は 2024 年 1 月 10 日に国際科学雑誌 Scientific Reports のオンラインに掲載されました。

1.研究の背景と概要
生物学や医学では、遺伝子にコードされているタンパク質の機能から、因果関係によって生命現象を説明してきました。ニュートン力学、電磁気学、相対性理論、量子力学、熱力学で用いられてきた力場に基づく普遍的な法則の発見や法則に基づいた予測という考え方は、生物学や医学には導入されていません。物理現象は平衡に近い非平衡状態で生じるのに対して、生命現象は平衡から遠く離れた非平衡状態で生じます。本研究は、生命特有の非平衡・非線形の性質に適用できる新たな力場や普遍的な法則を求めるために開始されました。

2.研究の成果
生命現象に適用できるメッセージ力場理論とモデルの開発
生命現象が物質現象と大きく異なるのは、内と外を区別する境界を持つことと、境界によって識別されたシステムがメッセージを交換することで全体としてまとまりのある挙動を示すことです。メッセージには細胞内でやり取りされるシグナル伝達分子、細胞間でやり取りされるホルモン・増殖因子・サイトカイン、光、音、化学物質をとおして個体間で伝えられる生物の形、動き、状態があります。これらのメッセージは生物システムの状態を変化させることが知られているので、メッセージの働きを力場によって説明するという考え方を導入しました。この力場から、生物が最大エントロピー生成原理に基づいて変化することを見出しました。
次にこの力場と原理に基づいて具体的な生命現象を表現するための支配方程式を求めるために、メッセージを交換する振動子として生物システムをモデル化しました。このモデルからメッセージによってつながったシステムが同期することで秩序を自発的に生成することを明らかにしました。また同期によってエントロピー生成が最大化します。
生物は境界を持ち、メッセージを交換することに加えて自己増殖するという性質を持っています。生物の持つこの増殖能が同期を破ることを見出しました。この同期の破れによってシステムのルールが変更されます。生物は同期の生成と破れを繰り返すことで多様性を獲得します。

発生学の未解決課題の克服
初期胚において栄養外胚葉と内部細胞塊の胚盤胞(注 2)からの分化においては、分化を決定する因子(モルフォゲン)が存在しません。したがって、この分化過程は発生学で一般的に用いられているモルフォゲンの拡散モデルでは説明できません。本研究では、同期の生成と破れの法則を用いて、このプロセスをモデル化することに成功しました(図 1)。
図 1. サロゲートモデルとメッセージ力場モデルの統合による胚盤胞分化誘導過程の推論
(a)受精卵から胚盤胞までの胚の状態変化は、サロゲートモデルに基づいて、受精卵 (i)、2 細胞期 (ii)、4 細胞期 (iii)、8 細胞期 (iv)、コンパクション (v)、16 細胞期 (vi)の 6 つの異なる離散状態としてモデル化される。 (b) 2 細胞期から 8 細胞期までの細胞は、7 つの成長因子と 6 つの成長受容体を発現する。これによって同期が生成される。(c) コンパクションは細胞間の接着を増加させ、メッセージの力場を変化させる。その結果、cdx2 転写産物は細胞塊の外側に局在する。その局在によって、内部では細胞塊が誘導され、外部では栄養外胚葉が 3 / 4 誘導される。この過程は、同期の破壊と同期の再確立と表現できる。

ハイブリッド AI の基盤開発
人類の持続的な発展には、人間、社会、生態系などの複雑な振る舞いを予測し、問題の発生を未然に防ぐことが必要です。実世界のデータを AI で解析して得られるサロゲートモデルが複雑な振る舞いを予測するのに有効なことが知られています。一方、予測精度と信頼性を向上させるには、専門知識や自然の法則と高度な AI データ解析を組み合わせたハイブリッドAI が必要です。健康・医療領域では、このようなハイブリッド AI の技術は確立していません。本研究では、開発した力場理論とモデルを中核に、圏論の随伴関手を導入することで、ハイブリッド AI の基盤技術を開発しました。

3. 本研究の意義・今後の展開
本研究で開発したメッセージ力場理論とモデルは、発生と成長、病気の発症、老化、意識、進化について、これまでの生物学や医学とは異なる新たな物理学の枠組みによって説明し、予測することが可能になります。健康・医療領域では予測の医学という新たな基礎科学を生み出すとともに、ハイブリッド AI に応用することで高精度の予測に基づく医療の実現に応用されることが期待されます。

今後は様々な生命現象に対して本理論とモデルを適用させるとともに、ハイブリッド AIを健康・医療データを用いた AI・メディカルデータサイエンスに導入していきます。

4. 謝辞
本研究は、JST イノベーションハブ構築支援事業(JPMJIH1504)、慶應義塾 石井・石橋基金、JSPS 科研費(JP20K21837、JP21K02356)の支援のもと実施されました。

5.論文
英文タイトル:Synthesis of causal and surrogate models by non-equilibrium
thermodynamics in biological systems
タイトル和訳:生物システムにおける非平衡熱力学による因果モデルと代理モデルの綜合
著者名:桜田一洋、石川哲朗
掲載誌:Scientific Reports(オンライン)
DOI: 10.1038/s41598-024-51426-8

【用語解説】
(注1) サロゲートモデル:実世界のデータやシミュレーションで得られたデータを AI で学習することで得られる予測モデルは、サロゲートモデル(代理モデル)と呼ばれます。
(注2) 胚盤胞:胚盤胞では、将来胎盤となる栄養外胚葉と体となる内部細胞塊の 2 種類が分化し、着床に向けた準備が進められます。

2-4-2)Copilotに「生命現象を説明する非平衡統計力学モデル」について訊いてみました(2024年2月15日実施)
Q1:非平衡統計力学とは何ですか?
A1:非平衡統計力学は、系が平衡状態にないときの物理的な振る舞いを記述するための物理学の一分野です。具体的には、系が時間とともに変化する様子を研究します1。
非平衡統計力学は、系が外部からの仕事や熱、物質の出入りによって変化する場合に適用されます。これらの影響がなくなると、系は再び平衡状態に戻ります2。
また、非平衡統計力学は、平衡からわずかにずれた状態を記述することにも成功しています3。このような状態は、例えばブラウン運動や揺動散逸定理、微小な外場に対する線形応答理論などを通じて理解されます4。
非平衡統計力学は、これらの現象がどのようにして起こるのか、またそれらがどのように相互作用するのかを理解するための強力なフレームワークを提供します。この分野は、物理学だけでなく、化学、生物学、工学など、多くの科学分野で重要な役割を果たしています。143
詳細情報
1 stat.phys.kyushu-u.ac.jp 2 scphys.kyoto-u.ac.jp 3 noneq.c.u-tokyo.ac.jp 4 repository.kulib.kyoto-u.ac.jp+2 その他

Q2:非平衡統計力学モデルで良く説明できる生命現象の事例を教えてください。
A2:非平衡統計力学モデルは、生命現象の多くを説明するのに役立つツールです。以下にいくつかの事例を挙げます:
1. 触媒反応ネットワーク:生命の起源と関連する非平衡性の維持条件や複製系(『複雑系』のことだと思います)のゆらぎの普遍法則を説明します1。
2. 適応系のダイナミクス:異なる時間スケールの干渉過程による一般的適応、酵素量律速によるホメオスタシス、記憶などを説明します1。
3. 細胞社会の発達過程:細胞分化における多能性の喪失や「時間の矢」を力学系から理解することが可能です1。
4. 遺伝情報の表現:遺伝子を用いた遺伝情報の表現は、生命の情報処理・情報伝達のモデルと見なすことができます2。
これらの事例は、非平衡統計力学が生命現象の理解にどのように貢献しているかを示しています。それぞれの事例は、生命現象の特定の側面を説明するためのモデルを提供しています。非平衡統計力学は、これらの現象がどのようにして起こるのか、またそれらがどのように相互作用するのかを理解するための強力なフレームワークを提供します。
詳細情報
1 folding.c.u-tokyo.ac.jp 2 ism.ac.jp 3 repository.kulib.kyoto-u.ac.jp 4 jst.go.jp+2 その他

関連情報
ガリレオX (2012年)第38回、『シマシマの謎 動物の模様を“数学”で解く? 』
生命現象(ここでは動物の「縞々模様の発生」メカニズム)を非平衡統計力学モデルがよく説明しています。
2023年10月のニュースでは、グーグル・ディープマインドが開発した人工知能の『AlphaMissense』と『AlphaFold』を取り上げています。

 

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
Long COVIDと認知症 活動事例 認知症予防

2024年1月のニュース

皆様は、コロナ禍で落ち込んだ気力・体力・健康を、この1年で取り戻されたでしょうか?
お陰様でポールウォーカーはこの1年の間も増え続けているようです。ポールウォーキング中のポールは、全⾝の筋⾁をバランス良く鍛えてくれる『あなたのパーソナルトレーナー』です。

今年も、NPWA会員の月々の活動状況と、ポールウォーキング指導に役立つ学術ニュースをお届けします。今月の学術ニュースは認知症に関する話題3つです。

1. 2024年1月の活動状況
今年は暖冬でもあるためか、室外活動が早くもスタートしています。

スマイルチームさんの投稿
2024.1.5 青空ポールウォーキングサークル 今日より本格始動です 色々な決め事、活動日、ポール選びなどなどの後、スポーツ広場を一周しました。 スマイルチームも関わりつつ、包括支援センター事業から発生した自主サークルとしての活動を目指しています。 楽しく長く続けていきましょう😊 #ポールウォーキング #スマイルチーム #高齢者体力つくり支援士 #シナノ #キザキ #ハタチ

田村 芙美子さんの投稿
ポールウォーキング&ノルディック(スローも含)ウォーキング [walking hut 121駒沢公園教室] は 鎌倉に移転いたしました。 駒沢のメンバーさんは若いPWコーチ・NWイントラさんに託しそのまま継続して頂いています。 鎌倉教室は各4~5名の自主グループでコアヌードルを使った骨盤エクササイズなどとご希望に依っては近隣ウォークの2本立て。 お問い合わせはメッセ、メールで。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
珠洲市でフットケア、インストラクターをしついるみきさんの今の珠洲市をシェアさせていただきます。 昨年珠洲市にインストラクター仲間と珠洲市木の浦ビレッジに泊まり、みきさんのフットセラピーを受けて気持ちよかった事。日常を忘れて今の時間をゆっくり過ごすことができた珠洲市。早い復興を願います。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【今年も宜しくお願い致します】 新年早々 思いもよらぬ事態が続きます。被災された皆様、心よりお見舞い申しあげます。平穏な日々が早く戻る事を強く祈ります。 穏やかな日差しに包まれて 船橋ウォーキングソサイエティは土曜日コース定例会の恒例《初詣ウォーク》からスタートしました。 小さな幸せを大切に今年も楽しく歩きたいと思います。

田村 芙美子さんの投稿
年明け広町緑地サークルは広場で念入り体操をしたあと 平地しか歩けない方がいらしたので 山歩きはやめ 龍口明神社へ初詣に参りました。来週?来月は江島神社お詣りになりました。

田村 芙美子さんの投稿
午前中のサークルのあと 長い間近くに住んでいるのに行ったことがない,とおっしゃるメンバーさん達と本覚寺本えびすに。今日はちょうど1月10日。ポールで初詣。境内では使いません。

長谷川 弘道さんの投稿
【続編17】第六章〜第二、三、四節 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【千昌夫の北国の春】   2024/1/11 #2本のポールを使うウォーキング #行田公園木曜日コース 冬メニュー #サーキットトレーニング。 考慮すべき点が多い木曜日定例会。 諦めずに繰り返しが大切ですね。 繰り返す事でスタッフの  指導力が上がり、 花壇円周50mを上手く使い 誘導できるようになりました。 万事スムーズです。 コロナ禍で中断し、    再開して3年目の冬。  一層楽しい定例会が期待できます。 スタッフの嬉しい嬉しい成長です。 #船橋ウォーキングソサイエティ #心も若く身体も若く #日本ポールウォーキング #全日本ノルディックウォーク #日本ノルディックウォーキング #ソーシャルフィットネス協会

田村 芙美子さんの投稿
本日は渋谷クラス4学期初日。 介護保険課の指導で恒例の体力測定。 筋バランスが不安定で片足立ちを継続できる方が少なかった。講習会でのポールの効果を期待します。 嬉しかったのは椅子からの立ち上がりの難しい方(要介護2)が今回ポールを知って感動しましたと声を掛けてくださったこと。

Naomi Sakaiさんの投稿
新年初のポールウォーキングベーシックセミナーでした。 受講者は2名。 介護福祉士さんと公共施設で指導予定の方々です。 かなり実技に時間を費やしました。 毎回、私自身も学びがあります。 気を引き締めて行わなくては!と反省もありました。 いつものコース…北条実時のお墓がある金沢文庫 称名寺です。 先日までたくさんあった達磨さん達はもう無くて、少しだけあった達磨さん。 ちょっと寂しい… #ポールウォーキング #ベーシックセミナー #称名寺 #北条実時 #金沢文庫

校條 諭さんの投稿
新年初の「気ままにポール歩き」 杉並区立桃井原っぱ公園に集まって、観泉寺、切り通し公園、井草八幡神社、善福寺、都立善福寺公園などをめぐりました。途中おやつタイムを設けて一服。 体調をくずしてキャンセルとなった常連メンバーも複数出たのは残念でしたが、西荻窪の「洋食みかさ」でカンパイ、ウォーキングや健康に関係ない話題で盛り上がりました。 この会は、NPOとして開催してきた杉並ポール歩きの会(杉ポ)を休会としたあと、個人的な少人数の会として続けてきました。下見無し、指導無し、公募無し、参加費無しで、私の運動習慣につきあってもらっています。

坪井 ふさ子さんの投稿
ポールウォーキングベーシックコーチ講座…の巻 今日はポールウォーキングベーシックコーチ講座でした。 ポールウォーキングは日本のスポーツドクターが考案した2本のポールを使用したウォーキングです。 ポールを持つことで、安定したウォーキング、歩行姿勢の改善に効果があり、歩ける限りずっと続けられる全身運動です。 普段運動不足の私が1度体験して、これは素晴らしい✨と惚れ込んだウォーキングスタイル。 6名集まれば、郡山で講座ができるということで、長岡智津子先生には、はるばる千葉県我孫子市からお越しいただきました。 予定より2名も多く8名集まり郡山でのトレーナー資格講座を実現することができました。 座学&実技4時間の講習 お天気にも恵まれ、青空の下実技講習ができました。 終了後は先生を囲んで親睦会🍻 郡山名物が揃う「居酒屋 安兵衛」さんにお邪魔しました。 来月みんなでブラッシュアップしようという事に。 さっそく明日からポールを持って歩くぞ!

中村 理さんの投稿
年明け恒例の ポールウォークで長野/善光寺七福神巡り&善光寺詣❗️ 年始より地震災害 飛行機事故と悲しい始まりとなりましたが、今回は20名程の詣者で百福万来を祈願しました。 長野駅近の不老人さん/西光寺から善光寺門前の毘沙門天さんまで中央通り(善光寺表参道)沿いPW約3km❗️ 本堂初詣後境内傍に在る「佛足跡」で一年の無事PW(歩き)のお願いも忘れずに〜‼️ ランチは宿坊/兄近坊(このこんぼう)での精進を頂き食べ過ぎシニアの予防に一歩でも近づければと・・。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
屋内だから思い切って歩ける   それがいい!  シニアポールウォーキング   2024/1/15 #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールウォーキング #ポールエクササイズ #チェアエクササイズ  #昭和メロディ #コグニサイズ #転倒予防 #ソーシャルフィットネス #ストレッチ筋トレであるける身体づくり

田村 芙美子さんの投稿
今季一番の冷え込み、のはずでしたがストレッチ・筋トレをしたあと山を登っているうちに身体が温かくなってきました。 新メンバー5名増えて更に賑やか(お喋りが)なグループになりました。

田村 芙美子さんの投稿
渋谷は新しいまちづくりが進んでいますが この飲んべえ横丁は昔のまま。 珍しいのか 外人が写真を撮っていました📸 渋谷PW教室 4期2日目の今日は、ポールの種類とゴムチップ、なんば歩きの質問に答え、大鏡に各々自分の姿を映し(うっとりし?)ながらストレッチ・筋トレ・ウォーキングを時間一杯楽しみました💦

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【大寒で午後は雨天予報】    口々に出る言葉は    「寒いね〜」    「雨、大丈夫〜?」  インターバルを14分2セット。   直ぐに暖かくなる人、  なかなか暖かくならない人 普通にいろんなメンバーがいます。 その後、10分間のしっかり歩きで   寒がりさんもホカホカです。   冬だからこそのメニューでね。

スマイルチームさんの投稿
20240120 パパとキッズの筋トレダンス。 1歳2ヶ月から6歳のkidsとパパママ達。 kidsは当たり前だけどパパママも最高に可愛く素敵でした。 参加下さりありがとうございました。 ロビーでの昼食を挟み 午後からはスマイル特別練習でした。 みんなお疲れ様でした♪ #スマイルチーム #健康普及活動 #マタニティからシニアまで #相模原市 #上鶴間公民館

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 1月「室内PW」〜 大雪予報が外れ〜雨☔の中集まってくれた参加者30名程。 微暖房の効いた体育館で、 大塚MC proの身体ほぐしのレクからブローライフルで心肺機能up〜 締めのポールウォーキングは🔰依田MC pro指導で体験コースとシッカリ歩きに分かれての室内PWでした。 次回は最終イベントで2/18(日)です。

長岡智津子さんの投稿
寒くなるとつらさが増しがちな肩こりや腰痛。肩こりや腰痛ってどうして起こる?改善する方法は?
キレイ研究室に寄稿しました(2024.1.06)。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【だるまさんが転んだ!】  日曜日は総合型地域スポーツクラブ ぴいすく美川主催によるACP運動あそび教室でした。年中児から小学3年生までのちびっこたちが参加してくれました! このプログラムは子どもたちに必要な 基礎体力、体幹づくり。 今回は「はう、くぐる、またぐ」 ワニ、くま、くも になりながらだるまさんが転んだをしたり、アスレチックでは友達と協力しながら 楽しんでいました。 後半は大きなボール「キンボール」を楽しみました。 石川県では【地震】と言う言葉にビクビクしている子ども達もいます。思い切りからだを動かし、少しでも解放できたらと 運動あそびをしましょう‼️ 今日もキラキラした目の輝きをみました。 次回は3月です。 #ぴいすく美川 #acp運動プログラム #こども #石川県 #運動あそび

平岡 裕美子さんの投稿
大船駅からバスで15分程のところにある「田谷の洞窟」という処に、元富士通スタジアムポールウォーキング教室のメンバーさんたちと共に行ってまいりました。 いや、正しくは「行ってきました」というより「連れて行ってもらいました」というべきですね…。 当初メンバーさんから「田谷の洞窟に行ってみませんか?」と誘われた時、「洞窟」と聞いて私は勝手に鍾乳洞的なものを想像してしまったのですが、ここはそれとはまったく違いました。 「田谷の洞窟」は「田谷山定泉寺」に所在し、正式名称を「田谷山瑜伽洞(ゆがどう)」といって、修行僧がひたすら掘り進めた宗教的な意義のある洞窟なのだそうです。 私は何の前調べもせずにただついて行っただけなのですが、18か所の壁面に刻まれた数百体の御仏や仏法説話について、メンバーさんのお一人の方が詳しく説明をしていってくれたので、本当に色々と勉強になりましたし、きちんとお詣りすることができました。 今回私は「PWコーチ」という立場ではなく、まったくの「1参加者」としてこの企画に同行させていただいたのですが、人生の先輩方から学ぶことも多く、とても貴重な体験を得ることができました。 (洞窟の中は撮影禁止だったので、洞窟に入る前と後で写真を撮りました)。

スマイルチームさんの投稿
2024.1.19〜22 活動記録 ☺︎上鶴間卓球愛好会 総勢15名 久々の卓球🏓 素晴らしいコーチのお陰様でみなさん上達していました👏👏👏 ダブルストーナメント優勝者には素敵な賞品があり試合も盛り上がりました ☺︎キッズ愛LOVEプロジェクト[上鶴間公民館] ♡パパとキッズの筋トレダンス♡ 1歳2ヶ月〜6歳の女の子とパパが 7組 お兄ちゃんやママも来てくれて 幸せな2時間でした〜可愛すぎた🥰 ☺︎公民館祭り練習会 7名参加 5曲練習 立ち位置や衣装も決めました お部屋の掃除は2年生のスマイルメンバーが率先してしっかりと行ってくれました🧹 ☺︎上溝、上鶴間公民館祭り衣装等準備 ガレージ整理しながら準備しました ☺︎スマイルフレンズ 16名参加 2組に分かれてリズムダンスの動画撮影🎥 ☺︎ルネPW 4名参加 ポールのグループレッスンです 今日参加の3名は整形外科でリハビリを行なっていますのでPWもリハビリ的に行っています メンバーから晩白柚をいただきました🍊食べるのが楽しみ 皮はお風呂に入れてみます♨️ ☺︎新磯包括支援センターと電話打合せ 3月に出張介護予防教室依頼されました ☺︎相模原SDG’s推進課より チラシとノベルティが届きました チラシはフレンズのメンバーに配りました

新地 昌子さんの投稿
昨年撮ったポールウォーキング動画を整理していたら、こんな動画が。 都内の大学生がゼミの研究のためポールウォーキング体験と参加者へのヒアリングをしに佐久まで来てくれた時のものです。 コーチ達からの指導をものともせず、弾ける笑顔で歩ききる学生達。この笑顔にコーチ、参加者やられました✨ またおいでねー!と、うちでとれたトマト、やら、うちで漬けた漬物、佃煮など持たせる持たせる😆 楽しい交流でした。

田村 芙美子さんの投稿
三浦PWグループの定例会は鎌倉七福神巡り・・・まずは浄智寺布袋さまに。七福神だけに限らずあちらこちら寄りながら今年のスタートとなりました。逗子からお客様も参加。

松井 浩さんの投稿
今年初の講演、中村理事長とのセットメニューは、やはり楽しかったです。 講演後の宮崎名物は、やはり美味しかったです

長谷川 弘道さんの投稿
昨日、市川さんのチャリティー講座に参加しましていろいろな学びをしました。 クロージングは私も苦手意識がありますが、こちらがお願いするのではなく、お願いされて買っていただける、そんな魔法のようなお話しなのですが、市川さんの講座が進むにつれて、なるほど❗️と思った次第です。 やはり大切なのは、お客様ファースト、お客様との共感です。 こちらの一方的な商品の押し売りでは、『ぜひ』、『よろしければ』、『〜してください』の禁句を使ってしまいます。 そのためにも相手に関心を持ち、お客様がムズムズしてくるような質問をしていくことが大切。 しかし、これも日々のトレーニングなんですよね。 顔晴ります❗️

田村 芙美子さんの投稿
西鎌倉界隈にメンバー増員の流行風が吹いています。 広町緑地グループに続いて今日のなごやかセンター貯筋の会も新入会員さんが一度に4名増えました。思わず「番号」って号令かけてしまいました。行政センターの貼紙を見たという方、町内会の掲示板をご覧になられた方・・・広町から移動された方、貼紙PRは力を発揮してくれます。 90の女性はヨガをしていたそうで身体が柔らか。去年まで現役ヘルパーだったという85の女性はどうみても80代には見えず若々しい。教養センター講座に参加していらした方も入会してくださいました。 嬉しくて私も引き出しをめいっぱい開けてステップエクササイズやポールダンスまでして汗だく👕💦 写真は とろろ蕎麦 (でした)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ポールdeダンス】  このシーズンはこれもいい!    2024/1/25  松尾コーチの話術とリードで    乗せ上手に    乗せられ上手なメンバー    「真っ赤な太陽」で とっても楽しそう〜♬    今日の行田公園広場は   2つの対象的な    集団の競演です   ◯園児のマラソン練習   ◯船橋歌劇団(笑い) それぞれが一生懸命なのが    いい感じです #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールdeダンス #県立行田公園  #ポールエクサイズ #体幹トレーニング #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング

Naomi Sakaiさんの投稿
今年になって始まった大岡山の東急ウェリナでのポールウォーキングクラス。2回目。 初回は、どの様な方がいらしてくださるのか?様子を見ながら。 今回は指導内容も変更し、それとなく2クラスに分けることにしました。 高級ホテルの様な素晴らしい施設です。中庭には利用者さまが育てているお花や野菜や。小川も流れてたくさんの鳥達も来ていました。 お庭を歩くだけでも気持ちが良い。 ポールでお散歩!が定着してくれると嬉しいですナ

 

来月以降の予定
feel Health&Beautyさんの投稿

みんなの元気学校さんの投稿
ポールウォーキング教室とコーヒーの会 | イベント情報 | 高齢者元気プロジェクトおおもり | 大田区区民活動情報サイト オーちゃんネット

松波雪枝さんの投稿
【3/24(日)志木市ノルディックウォーキング・ポールウォーキング】 初心者(2キロ)から長距離(15キロ)までの4コース。    申込み方法も4つ。 ネット、電話、FAX、市役所窓口 ※写真参照 ☀あとは快晴を願うだけ😁

みんなの元気学校さんの投稿
くにたちの今年(2024年)のイベントは5月12日(日) 東京国立市で毎年開催されている「LINKくにたち ポールdeウォーク」の今年の予定が決まりました。

 

2.関連学術ニュース
2-1)「生活を楽しんでいる意識」が要介護認知症リスクを抑制する― 国内地域住民の約11年にわたる大規模観察研究で明らかに―
***以下、順天堂大学ニュース&イベント 2023.10.31(注)より転載***
(注)https://www.juntendo.ac.jp/news/16198.html

順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学の野田愛 准教授、谷川武 主任教授らの共同研究グループ(多目的コホート研究:JPHC Study*1)は、約11年間の観察研究で、生活を楽しんでいる意識が高いと、要介護認知症*2(以下、認知症)のリスクが低いことを明らかにしました。本研究ではさらに、自覚的ストレスが高ければ、生活を楽しんでいる意識が高くても認知症リスクは低下せず、特に、脳卒中既往のない認知症リスクが低下しないことも明らかにしました。本成果は、自覚的ストレスをコントロールしながら、生活を楽しんでいる意識を持つことが、将来の認知症の発症予防に重要であることを強調するものです。本論文はThe Journals of Gerontology. Series B, Psychological Sciences and Social Sciences誌のオンライン版に2023年9月18日付で公開されました。

本研究成果のポイント
• 生活を楽しんでいる意識についての回答と介護保険認定情報から把握した認知症の情報が得られた約3万9000人について、約11年観察を行った結果、その内の4,642人が認知症と診断されていた
• 生活を楽しんでいる意識が高いと、要介護認知症リスクが低いことを明らかにした
• 自覚的ストレスが高いと、生活を楽しんでいる意識と認知症リスクに関連が見られないことを明らかにした

◆背景
これまでの多くの研究から、加齢、基礎的な健康状態、社会経済的状態、ライフスタイルなどが認知症発症と関連していることがわかってきました。近年注目されている要因のひとつに、心理的ウェルビーイング*3)があります。心理的ウェルビーイングと循環器系などの他の慢性疾患との関連は報告されてきましたが、認知症との関連を検討した研究はまだ少ない状況でした。心理的ウェルビーイングの一側面である生活を楽しんでいる意識を有することで周囲との関わりが肯定的になると考えられており、生活を楽しんでいる意識は高齢者の運動能力との関連が報告されております。そこで私たちは、中年期の男女を対象として開始した多目的コホート研究において、生活を楽しいと感じるポジティブな意識とその後の認知症リスクとの関連を調べました。

◆内容
平成2年(1990年)に、秋田県横手、長野県佐久、茨城県水戸、高知県中央東、沖縄県中部の5保健所(呼称2019年現在)管内にお住まいだった約3万9000名を平成28年(2016年)まで調査した結果にもとづき、調査開始5年時点の「生活を楽しんでいる意識」と介護保険認定情報から把握した認知症との関連を調べました。2006年から2016年までの認知症調査期間中に、4,642人が認知症と診断されていることを確認しました。解析の結果、生活を楽しんでいる意識が低い人と比較して、中程度の人では25%、高い人では32%、統計学的有意に認知症リスクが低いことが明らかになりました(図1左)。脳卒中の発症登録がなされた2009年または2012年までの認知症調査期間中に診断された認知症は2,158人で、そのうち、脳卒中既往のない認知症が1,533人、脳卒中既往のある認知症が625例でした。脳卒中既往の有無で分けた2タイプの認知症のいずれにおいても、生活を楽しんでいる意識が低い人に比べて、中程度(「ふつう」と回答)と高い人(「はい」と回答)では認知症リスクが統計学的有意に低いという結果でした。 (図1中央、図1右)。
さらに、自覚的ストレスが生活を楽しんでいる意識と認知症の関係に与えている影響を調べるため、生活を楽しんでいる意識の調査と同時点における自覚的ストレスについても調べてみたところ、自覚的ストレスが「少ない」および「ふつう」のグループでは、生活を楽しんでいる意識が低い人と比較して、中程度ならびに高い人では認知症リスクが統計学的有意に低く、さらに脳卒中の既往のない認知症、既往のある認知症のいずれも同様でした。一方、自覚的ストレスが「多い」グループでは、生活を楽しんでいる意識と認知症リスクの間に統計学的有意な差はみられず、認知症のタイプ別に分けた解析の場合でも、生活を楽しんでいる意識と脳卒中の既往のない認知症との関連がみられませんでした (図2)。
◆今後の展開
今回の研究結果は、自覚的ストレスをコントロールしながら生活を楽しんでいる意識を持つことで、将来の認知症の発症予防に重要であることを強調するものです。今回の研究の限界として、調査開始時点で認知機能や認知症の既往が把握できていなかったこと、認知症の分類は把握していないこと、収入レベルなどの情報が考慮できなかったこと、今回調査した生活を楽しんでいる意識は心理的ウェルビーイングを大まかに把握するものにとどまるために認知症予防のための具体的な行動を特定することが難しいことが挙げられ、今後さらなる研究が必要です。

◆用語解説
*1 多目的コホート研究(JPHC Study): 平成2年(コホートI)ならびに平成5年(コホートⅡ)に開始された全国14万人の地域住民を対象に20年以上にわたる長期追跡を行っているコホート研究。
*2 要介護認知症: 介護保険で要介護1以上と認定され、かつ、主治医意見書により認知症高齢者日常生活自立度がIIa以上で長期介護が必要な認知症。
*3 心理的ウェルビーイング : 人生の目的など、人生全般にわたるポジティブな心理的機能のこと。

◆原著論文
本研究はThe journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences誌のオンライン版に2023年9月18日付で公開されました。
タイトル: Perceived Level of Life Enjoyment and Risk of Developing Disabling Dementia: The Japan Public Health Center–Based Study
タイトル(日本語訳): 生活を楽しんでいる意識と要介護認知症との関連:多目的コホート研究
著者: Tomokazu Tajima, PhD1; Ai Ikeda, PhD1,2; Takeshi Tanigawa, MD, PhD1; Hiroyasu Iso, MD, PhD3; Kazumasa Yamagishi, MD, PhD4; Takumi Matsumura, PhD3; Nobufumi Yasuda, MD, PhD5; Manami Inoue, MD, PhD6,7; Shoichiro Tsugane, MD, PhD7,8; Norie Sawada, MD, PhD7; for the Japan Public Health Center–Based Study Group
著者(日本語表記): 田島朋知1)、野田愛1,2)、谷川武1)、磯博康3)、山岸 良匡4)、松村拓実3)、安田誠史5)、井上真奈美6,7)、津金昌一郎7,8)、澤田典絵7);多目的コホート研究グループ
著者所属: 1)順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学、2)順天堂大学国際教養学部、3)大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座・公衆衛生学、4)筑波大学医学医療系社会健康医学研究室、5)高知大学医学部公衆衛生学教室、6)国立がん研究センターがん対策研究所予防研究部、7)国立がん研究センターがん対策研究所コホート研究部、8)医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所
DOI: 10.1093/geronb/gbad129

関連情報
・日本経済新聞2024.1.6朝刊、「ポジティブ感情と健康~免疫向上や認知機能維持~」

 

2-2)認知症の診断を伝えるための7つの新しい最善の方法(Best practice)
***岐阜大学医学部下畑享良先生の2024.1.5のフェイスブック投稿です***
認知症の診断を伝えるための7つの新しい最善の方法(Best practice)
明けましておめでとうございます.まず地震で被災された方々にお見舞い申し上げます.じつは私も自宅のある新潟で過ごしており,大きな地震に驚きました.また自宅が海に近いためしばらく避難所で過ごしました.改めて日本が世界有数の地震国であることを認識させられました.震災に備えつつ,毎日,悔いのないよう生きたいと思いました.
さてお正月に読んだ論文です.最新のNeurol Clin Pract 誌に,認知症の診断を伝える際のコミュニケーションをいかに改善すべきかを検討した研究が報告されていました.著者は大脳皮質基底核変性症の臨床診断基準(Armstrong基準)で有名なMelissa J. Armstrong先生らです.
まず研究の背景です.多くの認知症患者さんとその家族は「認知症の診断を受けていない」と報告しています.また,ほとんどの臨床医も認知症患者さんに診断を伝えていないと報告しており,正式に診断を伝えるよりも婉曲的な表現を使っていることも知られています(私もご本人の心理的動揺や根本治療がないことを考え,明確な診断名の告知を避けてきた傾向があります).
米国で以前に発表された認知症診断のための基準は10年以上前のものであり,かつ患者さんや介護者の意見なしに開発されたものでした.このためArmstrong先生らは,認知症の診断を伝えるためのBest practiceを作成することを目的として,既存の文献を,多様なステークホルダー(患者さん,介護者,アルツハイマー病協会スタッフ)が参加して検討し,合意形成を目指しました.そして最大3回の投票による修正デルファイ法(注:参加者の一人による不当な影響を最小限に抑えつつ,複数回にわたる匿名の投票を可能にする方法)の結果,以下の7つのBest practiceがコンセンサスを得ました.
1 臨床医は,患者さんや家族の希望に沿うよう,診断の告知に関する希望を尋ねるべきである(レベルB).
2 認知症の診断を伝えるとき,臨床医は思いやりと共感を示さなければならない(レベルA).
3 認知症の診断を伝えるとき,臨床医は現実的な希望を与えるべきである(レベルB).
4 臨床医は,運動,食生活の改善,支援グループとのつながり,自己教育,ACPなど,認知症の人とその家族が使える実践的な戦略を提供すべきである.これらを文書で提供し,明確な用語を用いて話し合うことが望ましい(レベルB).
5 診断を受けることを選択した患者さんと家族・介護者に対して,臨床医は認知症患者とその介護者に疾患に関する教育を提供し,利用可能な質の高い印刷物やオンライン情報源につなぐべきである(レベル B).
6 臨床医は,介護者に地域や国の支援団体とのつながりを提供すべきである (レベル B).
7 臨床医は,認知症の診断,計画,および情報開示の際に話し合われた関連リソースの要約を文書で提供すべきである(レベル B).
まとめると患者さんや介護者の希望を明確に尋ねること,これらの希望に基づいてコミュニケーションを個別化すること,そして患者や介護者に実践的な戦略・資源・支援組織について教育することと思われます.
そして著者らは,認知症診断に関するコミュニケーションをさらに改善するためには,医療システムの変更(例えば,十分な時間の確保を目指す),専門的な認知症ケアへのアクセスの改善,困難な診断を伝えるための臨床医のトレーニングが必要であると述べています.また「思いやりと共感」と言っても簡単ではないですが,著者らは,SPIKES,SPIKES-D,SPwICESなど有効性が確認され,広く使用されているコミュニケーションツールも紹介しています.
認知症に対するこれらのBest practiceができるようになれば,ほかの多くの疾患にも対応できるようになるものと思われます.私も診療や教育の現場で心がけていきたいと思いました.
Armstrong MJ, et al. Best Practices for Communicating a Diagnosis of Dementia: Results of a Multi-Stakeholder Modified Delphi Consensus Process. Neurol Clin Pract. 2024 Feb;14(1):e200223. doi.org/10.1212/CPJ.0000000000200223.

関連情報
一般社団法人日本老年医学会、「認知機能の評価法と認知症の診断」

 

2-3)COVID-19感染後認知症は20歳の加齢に相当し,感染から1年経過しても脳損傷が持続する!
***岐阜大学医学部下畑享良先生の2024.1.15のフェイスブック投稿です***
COVID-19感染後認知症は20歳の加齢に相当し,感染から1年経過しても脳損傷が持続する!
英国からCOVID-19染後の認知障害と血清バイオマーカー,神経画像所見との関係を検討した前向き縦断研究が報告されました(査読前論文ですが,インパクトの大きな研究です).長期観察研究なので,対象はパンデミック初期の,かつ入院を要した中等症~重症感染者になりますが,衝撃的なのは「認知機能障害の程度は20歳の加齢に相当する」ということと,「1年を経過してもなお神経細胞・アストロサイトの障害マーカー(Nfl-L・GFAP)が高値である」ということです.既報と考え合わせると,中枢神経への直接的(=ウイルス感染)ないし間接的(=サイトカイン)原因に伴う神経炎症が持続しているのだと考えられます.また急性期にステロイドを使用すると認知機能障害は抑制されるという重要な知見も明らかにされました.
以上の結果は,軽症例や最近のCOVID-19罹患において一般化できるものではありませんが,中等症から重症のCOVID-19後の認知機能障害は長期間持続すること,かつ免疫介在性に生じることを認識する必要があります.最近増加している,免疫回避能力の高いJN.1株も神経炎症を引き起こす可能性が高く,認知症予防には感染予防とワクチン接種を心がける必要があると思われます.以下,論文の結果のサマリーです.
【研究の対象】
入院を必要とした351人のCOVID-19患者(ワクチン接種率19%)で,2927人の対照群と比較している.患者の54%が神経・精神症状を呈し,neuro-COVID群に分類される.
【認知機能障害は全般的に生じ,その程度は20歳の加齢に相当する】
認知機能障害(Global Deviation from Expected(GDfE)スコアで評価)は特定の領域に障害を認めるものではなく,すべての領域にわたるグローバルな障害で,その程度は20歳の加齢に相当する.neuro-COVID群では脳症,ついで脳血管障害で認知機能障害の低下が目立つ(図1).急性期後の評価から3ヶ月後に改善を認めたが,6 ヶ月後では有意な変化はなく回復は頭打ちになった(図2).またCOVID群の多変量モデルでは,認知機能障害はうつ病,パンデミック初期(とくに第1波)の感染,COVID-19の重症度と関連していた.また副腎皮質ステロイドによる治療には保護効果が認められた(p=0.0048).
【COVID-19の1年後も脳損傷が持続して生じている】
1年後の血清Nfl-L(軸索損傷のマーカー)およびGFAP(アストロサイト損傷のマーカー)の中央値は,COVID-19患者で有意に上昇し,さらにneuro-COVID患者で上昇を認めた(図3).タウはneuro-COVID患者でのみ上昇していた.バイオマーカーの半減期を考えると,急性期から1年が経過しても,神経学的合併症のない患者においてさえ,神経細胞・アストロサイトの障害が持続していることが分かる.
【認知機能障害は前帯状皮質体積の減少と相関する】
認知,注意,感情を結びつける機能的役割を持つ前帯状皮質の両側体積はコホート全体(R=0.299), COVID群(R=0.307),Neuro-COVID群(R=0.307)において認知機能障害と有意な相関を認めた.
Research 05 Jan, 2024 (preprint) https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-3818580/v1

関連情報
2023年12月のニュースには、下畑先生の『コロナ後遺症と認知機能障害』についての解説記事を掲載しています。
下畑享良先生の2024.1.29のフェイスブック投稿
『新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(1月29日)』
・下畑享良先生の2024.1.31のフェイスブック投稿、
『新型コロナの後遺症(脳への影響)@日本テレビ DayDay.』
昨日の日本テレビの情報番組「DayDay.」の「FOCUSなぜなぜ」というコーナーに,VTRで出演させていただきました.新型コロナでは後遺症として,記憶障害,集中力障害をきたし,さらに認知症のリスクも上昇しうること,その機序として脳への感染などが報告されていることを紹介させていただきました.じつは「COVID-19から脳を守ることを啓発し,流行時は感染対策(手洗い,マスク),そしてワクチン接種の継続を検討する必要がある」ということをとくにお伝えしたかったのですが,「新型コロナは後遺症を起こす病気」という話題が主体でした.脳への影響についてもう少しお伝えしたかったなと思いました.今度はスタジオに行って解説するぞという野望を持ちました(笑.冗談です).もっと詳しく聴きたかったというメッセージも複数 頂きました.スタッフの方への説明資料として使用したスライド26枚のリンクはこちらになります.よろしければご覧ください.
COVID-19の認知機能に対する影響 | ドクセル

 

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
Long COVIDと認知症 活動事例 認知症予防

2023年12月のニュース

12月のニュースは、月例の活動報告と、認知症に関する2つの学術ニュースをお届けします。

1.12月の活動報告
もう既に、皆さんは仕事納めを迎えられたでしょうか。寒さも厳しくなり、ポールウォーキングの室外活動も一休みです。

田村 芙美子さんの投稿
午前中は渋谷PW教室 今期のステップウォーキングの実習がようやくできました 隣の消防署はなにやら慌ただしい

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【碧天! 海だ〜】 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会海老川コース 2023/12/2 あまりにも美しい碧天に 予定を変更! 急遽、港⚓🌊に向かいました〜☀ 「踵接地〜爪先離地?」 昨入会したメンバーに向け途中でミニ講習。 歩き方ばかりではなく、  何故、大切か❣  ふくらはぎを触って確認。  腑に落ちたようです。 水門を通って親水公園に到着〜 「船橋市に住んで◯十年、港も水門も初めて見た〜」   いつも嬉しい反応です。     \(^o^)/ #ミルキングアクション #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #船橋港親水公園

スマイルチームさんの投稿
2023.12.2 ☺︎中屋敷 活き活きポールウォーキング ☺︎上鶴間公民館青少年部 わんぱくチャレンジ キャンドル作り

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より シーズン最後の外歩き〜 駒場PW定例会でした。 集合場所の噴水池も結氷した朝 40名を越えるポールウォーカーが集まってくれました。 会場のゴミ拾いを兼ねた定例会を皆さん〜ゆっくり〜のんびり〜と歩かれて居たのが印象的でした。 皆さんお疲れ様でした。 良い歳をお迎えください‼️

田村 芙美子さんの投稿
手袋の🧤ありがたみを感じた朝 御所ケ丘広町緑地PWクラスの定例会 風邪でお休みが二人 木道~うさぎ山🐰を歩きました こんな曇りの朝でしたが水墨画のように富士山がはっきり見えて感動🗻

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【いろんなのやって楽しかった〜♬】   2023/12/5 と言ってもメーンメニューは  二つだけどネ   コーディネーションウォーク インターバルウォーク      寒さはどこに〜?    吹き飛んでいきました〜〜 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング火曜日 #パワーウォーキング #コーディネーションウォーキング #インターバルウォーキング  #良い歩き方は一生の宝 #行田公園 #踵接地爪先離地

長岡智津子さんの投稿
12月3日に、スキルアップ研修会(東京会場)を実施しました。 参加者35名と今年最多のコーチに参加頂きました。 冬の寒さに耐えながら、皆さん熱心に研修されました。 お疲れ様でした‼️

名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿
本日は午前、午後、通しで愛知県丹羽郡大口町保健センターのお仕事で、「健康推進員研修会」の講師のお仕事でした。 午前、午後、それぞれ30名ほどの皆さんが参加されました。町民の皆さんに各地区で健康づくりの輪を広げるべく、この健康推進員の養成を保健センターが担い、外部講師として務めさせていただきました。 30〜40歳台の若い方から70歳代のシニアの皆さんと幅広い年代の皆さんでした。 各人、体組成測定をしまして、その結果を踏まえて自分の体力アップのためにどうするかというお話と実技をさせていただきました。 コロナが落ち着き、こうした場が以前同様に開催いただけるようになったことを本当にありがたいなと感じでおります。 90分ほどの講習会でした。ちょいと盛りだくさんだったかなと思いますが、一つでも実践いただくことを最後にしっかりとお伝えし、来年の7月にこのパート2の研修会が開催される予定ですので、そこでこの半年間の皆さんの行動をお聞きしたいと思います。 インプットしたら、それをどう活用するかのアウトプットの大切さをお伝えしたつもりですが、7月、皆さんの体組成の変化や、どんな行動をしたかをお聞きすれば、本日の私が伝えたかったことが本当に伝わったかどうかがわかります。 楽しみです😊

向田 幸子さんの投稿
【富山ポールウォーキング部】 今日は参加者5人。 最高のお天気でした! しっかり筋トレを交えたポールを使ったストレッチ。 パソコン作業ばかりで椅子に根っこがはえそうな今日この頃。身体の劣化が‥ポールを持つとすぐわかってしまいます(//∇//) 約7km程の🚶中島閘門までのウォーキング。素晴らしいお天気に恵まれ、リフレッシュできる会となりました☀️ 父母と同世代の方と一緒に歩くと、あと30年経ったら自分はどうなっていたいか‥素敵な✨光輝高齢者✨さんと過ごさせていただくことで、日々の運動、メンテナンスの大切を感じさせていただけます。

田村 芙美子さんの投稿
毎年地元町内自治会から高齢者宅にお赤飯が配られます。母が不在なので一人前。㊗️とあるので敬老の日? お昼に頂いて、強風のなか午後の高齢者介護予防教室で高齢者が高齢者指導して来ました。前半ポール体操、後半マット運動。年内このクラスは来週でおしまいです。今日も肝油ドロップや脱脂粉乳、DDTなど共通の話題が多く盛り上がりました。

みんなの元気学校さんの投稿
[レポート]12月の「気ままにポール歩き」は高井戸地域区民センターに集合、善福寺川緑地と大田黒公園を経由して荻窪駅まで歩きました。 途中、メンバーの一人Aさんのお宅に寄り、Aさんが世界各地を旅して集めてきた人形や小物などの膨大なコレクションを見せてもらいました。感嘆! 今年3月に始めたこの会、なんといちども雨に降られずでした。快晴のもと快適に歩いて、忘年会ランチを楽しみました。 ※写真の多くは田村和史さん撮影。一部校條諭。 ※この会は、少人数グループで、杉並区など近隣の人が集まって、街探訪を兼ねて歩いています。(経験者限定、指導無し、レンタルポール無し、下見無し)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【いつものように集まるのが嬉しい】   2023/12/11 #船橋ウォーキングソサイエティ  #シニアポールウォーキング  #歩き納め定例会  #Xmasバージョンで  今年も元氣に過ごせました〜     貴方から      私から       ありがとう〜 #コグニサイズ #ポールウォーキング #ノルディックウォーク #転倒予防体操 #ラダー

新地 昌子さんの投稿
ポールウォーキング歴1年の倉さん。いつも「歩けるうちにポールに出会えてよかった」と言ってくれます。講師としては感動ものくらいに歩きが進化しています。 他の参加者からも、かっこいい❗️の声が。 これからも一緒に歩きましょう!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【楽しいよね〜会食は ♬ UR幸町ポールウォーキング歩き納め】      2023/12/12    こうして交わるといいですね〜   1歩も2歩も近くなるんです。         身体を動かして      美味しい物を一緒に頂いて  元氣が出ない訳がないわね〜     (会員さんの声)   2019年から関わってきたUR幸町 来年4月から渡邉東コーチとバトンタッチ   紹介もできて良かったです。

長谷川 弘道さんの投稿
【続編15】第五章〜第二節 「2.歩行チェック方法」 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

スマイルチームさんの投稿
2023121スマイルチーム ポール部 プチプチ遠征。 ポール部は12/25が年内最後の活動となります。 #スマイルチーム #健康普及活動 #ポールエクササイズ #ポールウォーキング #相模原市

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【繰り返しの大事さ】   2023/12/14   数年前から始めた   インターバルウォーキング     秋のメニューとして  いい感じに定着しました。    \(^o^)/ #船橋ウォーキングソサイエティ #行田公園 #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #インターバル #ソーシャルフィットネス #ミルキングアクション #ローリング

杉浦 伸郎さんの投稿
ホーチミンシティ郊外新都心ビンズオンにてJICAミッション推進中です。 日本式健康増進法としてのポールウォークと下駄エクササイズを、筋肉貯金検定に続いて提供。現時点での体力、バランス能力を簡易的にチェックした後、効き目のある歩きとしてのローリング歩行に誘導。下駄との親和性の高さに私もびっくりです。今回は就労層の皆さんがたくさん参加してくれました。お疲れ様!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【土曜日定例会の歩き納め】     2023/12/16   12月も中旬なのに    ワ〜オ 気温が20℃!      暑い 暑い    2023年歩き納めに  「追い抜きでインターバル15分」   疲れ過ぎず・軽すぎず   元氣シニアは力の入れどころが   上手いです 💞 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会 #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ポールウォーキング #海老川ロード #シニアポールウォーキング #インターバルウォーキング

田村 芙美子さんの投稿
抽選 渋谷区福祉介護保険課の元気すこやか事業 ポールウォーキングクラス4学期の申し込みは先月末で締め切り、定員オーバーで抽選が行われたとのと。 また 落っこちちゃった💧というメールが前々回の受講者さんから舞い込んで来ました。お気の毒。リピーターさんには厳しいようです。懲りずに再々度挑戦してください。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
『パーソナルレッスンをしています。』

森川 まことさんの投稿
今年最後のポールウオーキング。 強風でしたが、晴天に恵まれ気持ちよく歩けました。 その後は、野菜レストランにて忘年会。 お疲れ様でした。 来年は寅さん記念館経由、帝釈天。 お楽しみに。。。。。 良いお年を。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【2023健走杖接力環島 第十二站竹北站】 – #2023健走杖接力環島 #竹北站圓滿成功 #雙杖在手健康跟著走 目標號召百人參加 達標共120位😆❗️ 社區長輩很多都只是體驗過一次 或是陪家人來參加的 所以沿路都有專業的教練或指導員協助 只為提供給大家健康又完美的健走體驗 陳秀玲-竹北市民代表 陳秀玲 站長跑社區揪民眾的行動力👍👍 感謝大家的熱情參與 我們在台灣的其他縣市再一起 健康前行~ 歡迎大家熱烈報名各縣市的環島活動~ 🌟活動詳情: 📅 日期:2023年10月14日~12月23日 📍 地點:台灣各地區 享受健康、快樂的生活吧! 健康,從腳開始 腳丫聚樂部 樂您運動 Learning YunDon 講容-講話有內容 不倒翁學校 健走杖運動

田村 芙美子さんの投稿
御所ケ丘広町緑地里山公園 腰越貯筋クラス 令和5年のストレッチ&筋トレ納めのあとは忘年会へ

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【美姿勢ウォーキング    2023年歩き納め】   2023/12/19   トナカイさん     サンタさん      沢山集合しました〜   皆でやれば     怖くない〜      気分はウキウキ    少しづつ      派手派手に〜(笑)   コグニサイズは  「追い抜きしりとりゲーム」   ワォ〜     頭使えば足止まる(笑)  スペシャルメニューは    公園ど真ん中で   自己流ダンスからの    美男美女ラインナップ??   火曜日歩き納め   元氣笑顔で締めくくりしました〜

佐藤 恵さんの投稿
今日は、第2回ポールdeウォークin宮城県石巻市へ!冷たい風でしたが、青空の広がるいいお天気でした! 振り返ると、今年は仙台を始め東北各地に呼んでいただき、ポールウォーキングが急速に広がりを見せ始めた、と感じた1年でした。 「もっと多くの人に伝えたい!」と思った8年前。感慨深いなぁ‥😌

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【幸せはなに〜?】 船橋ウォーキングソサイエティ  2023年の歩き納めは 2本のポールを使うウォーキング     木曜日コースです。   2023/12/21  ブロッコリーみたいに見える  🌳の下で   色んなお顔で勢ぞろい    各曜日リーダーが   目一杯頑張りました。    連なるスタッフも   力をいっぱい     いっぱい出しました。 それにしっかり付いて来てくれた     会員さん  こんなに素敵なメンバーと  今年も一年樂しく           歩けました。     これが一番の幸せです。   みんな今年もありがとう〜     来年も宜しくお願いします     船橋市ウォーキングソサイエティ  いつもの言葉は 《こころも若く 身体も若く   ウォーキングでHAPPY》

Naomi Sakaiさんの投稿
本日は、千葉の「きょなん健幸セミナー」水仙ロードウォーキングを担当させていただきました。 早朝、強風で目覚め、少しの不安を感じましたが… やはり。。。😓 乗船予定だった久里浜港⇔金谷港の東京湾フェリーが欠航。 自宅から千葉へ渡る手軽で最短手段なのに… そして本日はペリーの黒船に乗船できる予定だったのに…😭 幸いアクアラインは閉鎖しておらず急遽変更して車に飛び乗り出発しました🚗 アクアラインは強風の為に速度規制があったり横風でハンドルを取られそうになったり… 10:00〜の指導に間に合うかドキドキでしたが何とか無事に到着。 皆さんの笑顔でホッとしました。 しかし、強風でこちらも予定が変更となり、室内でのポールエクササイズと少しの外歩きでポールウォーキングを楽しみました♪ 鋸南町の保健福祉課の保健師さんとは長いお付き合いになります。 SFAの杉浦代表からのご縁で今もing〜です。 いつまでも健康で自分の足で歩けるように。生活習慣病予防のために。 鋸南地区のポールウォーキング企画はこれからまだまだ盛りだくさんです。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
『雪が降ってきたよ』

長谷川 弘道さんの投稿
【続編16】第六章〜第一節 「1.自分ごと」になっていますか?」 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

田村 芙美子さんの投稿
Merry Christmas✨🎄✨🎅 年内最後から2番目のPW教室。 地域の自治会の一斉落葉掃きと重なり掃除終了の10時になると続々集合。新しいかた2人も迎えてさらに大勢で賑やかになりました。つばき公園(🐗猪出没!)でたっぷりストレッチ+筋トレをして外へ。個人的な質問に順番にお応えしながらグループに分かれストライク公園までポールウォーキング。間欠性跛行のかた、術後リハビリ中のかた、生まれて初めてポールを手にするかた。ラストは大きな1つの輪になってポールゲームで盛り上がり、来年も「楽しくやりましょう」で締めました。 皆さんに喜んで頂けるのがじわっと嬉しいです。 良いクリスマスと新年を~!

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久大学看護学部1年生のポールウォーキング実習の報告会に出席して来ました。 ポールウォーキングで 歩く事により得る〜健康利益〜❗️ ・メタボ予防・・ ・骨太・・ ・リラックス・・ ・免疫力・・他 「健康利益」 学生から新しいワードが出て来ました❗️ 来年度も実習は続く様です‼️

田村 芙美子さんの投稿
今日は北鎌倉 若いサクマネ(サークルマネージャー)さんは二人ともコロナで欠席😞私は罹患せず今年も最後まで無事 教室やイベントを終えることができたので帰りにお礼と報告を兼ねて円覚寺へ

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【冬休み児童クラブ巡回指導】 石川県レクリエーション協会からの仕事に 児童クラブ巡回指導の仕事があります。 冬休み1日目に90名の子供たちとレクリエーションを楽しみました。 走り回ったり、仲間と協力しあったり、新聞紙で発散したりと90分間めいいっぱい からだを動かしました。 これから始まる冬休み。楽しんでくださいね。 #石川県レクリエーション協会 #レクリエーション #レクリエーションインストラクター #金沢市 #児童クラブ #小学生 #みんなちがってみんないい

スマイルチームさんの投稿
12月21日 スマイルチームクリスマス会🎄のパフォーマンスを少しづつお見せしちゃう動画です🤭

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【2023健走杖接力環島 第十四站閉幕雙北站】

柳澤 光宏さんの投稿
台湾の東急ハンズ2店舗にこの什器が設置されたみたいです。台湾の販売代理店頑張ってくれています。まさか自分の写真が使われようとは・・・(^.^) 新しいバスケのユニフォームが自分に届きました。昨日は早速それを着て練習。結構いいですね(^.^)気温はマイナスだけど走っていると半袖短パンでいけるものです!!

株式会社シナノ(sinano)さんの投稿
シナノの工場紹介!🏭(組み立てライン編)組み立てラインの様子を動画にしてみました。いつも工場へ行くと、整然とポールや杖が並んでいるのをみて綺麗だなぁと感動します。地域の学生向けに工場見学を行なっていますが、来ていただいた中高生の皆さんも同じように思ってくれていたらいいなぁと思います。シナノ営業部なかむら #シナノ #sinano #sinanojapan

 

2.認知症に関する2つのニュース
2-1)犬を飼う高齢者の認知症リスクは低い!
**以下、東京都健康長寿医療センター2023年10月24日プレスリリースより転載**

<プレスリリース>「ペット飼育と認知症発症リスク」犬の飼育を通じた運動習慣や社会との繋がりにより認知症の発症リスクが低下することが初めて明らかに

発表内容の概要
高齢者の健康増進、健康長寿の実現を目指す地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター(所在地:東京都板橋区/理事長:鳥羽 研二)は、社会参加と地域保健研究チームの「ペット飼育と認知症発症リスク」に関する研究論文を、科学誌「Preventive Medicine Reports」に10月11日に発表したことをお知らせします。ペット飼育と認知症発症との関連性を明らかにした発表は、本邦が初めてとなります。

研究目的
社会参加とヘルシーエイジング研究チームは、これまでの研究から、犬を飼育する高齢者ではフレイルや自立喪失※1が発生するリスク※2が大幅に低いことを報告しています。また、犬の飼育者のうち、運動習慣を持つ高齢者において、負の健康事象が発生するリスクが低いことが確認されています。本研究では、フレイルや自立喪失、運動習慣と強く関連する認知症に着目し、ペットの飼育が認知症(要介護認知症※3)の発症と関連するのかどうかを調べました。

研究の意義
本研究から、犬の飼育者では、非飼育者に比べて認知症が発症するリスクが40%低いことが示されました。また、犬飼育者のうち、運動習慣を有する人、社会的孤立状態にない人において認知症発症リスクが低下することが明らかになりました。一方で、猫の飼育者と非飼育者との間には、意味のある認知症発症リスクの差はみられませんでした。日常的に犬を世話することによる飼育者への身体活動や社会参加の維持が、飼育者自身の認知症発症リスクを低下させていることが考えられます。
犬の飼育及び運動習慣の有無別にみた認知症発症オッズ比。

研究成果の概要
本研究では、2016年に東京都A区での疫学調査に応答した11,194名の調査データを使用しました。研究対象者の平均年齢は74.2歳、女性の割合は51.5%でした。本研究対象集団における犬の飼育率は8.6%、猫の飼育率は6.3%で、2020年までの介護保険情報に基づく要介護認知症の新規発症率は5.0%でした。犬の飼育者と猫の飼育者のそれぞれの社会医学的特徴から傾向スコアを算出し、逆確率重み付け回帰分析によりペット飼育者の認知症発症リスクを調べた結果、犬非飼育者に対する飼育群の認知症発症オッズ比は0.60、猫非飼育者に対する飼育群のオッズ比は0.98でした。犬の飼育と運動習慣または社会的孤立との組み合わせ別に認知症発症リスクを調べた結果、犬飼育かつ運動習慣有の群、犬飼育かつ社会的孤立無の群のリスクが有意に低いことが明らかになりました。

掲載論文
掲載誌:科学誌「Preventive Medicine Reports」
論文掲載URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S221133552300356X
原題:「Protective effects of dog ownership against the onset of disabling dementia in older community-dwelling Japanese: a longitudinal study」
和訳:地域在住日本人高齢者における犬の飼育の認知症予防効果
※1 自立喪失・・要介護認定及び総死亡
※2 リスク・・一定の期間で事象が発生する確率
※3 要介護認知症・・要介護認定における認知症高齢者の日常生活自立度に基づく定義

プレス資料:PDF

2-2)Long COVIDと認知症:Long COVID患者では認知機能障害が顕著である等
**岐阜大学医学部下畑享良教授の2923年12月9日ブログ『新型コロナウイルス感染症OVID-19:最新エビデンスの紹介』より転載**

今回のキーワードは,long COVID患者では認知機能障害が顕著である,long COVID患者脳において神経炎症が生じている,COVID-19患者脳では老化細胞が増加する,3回のワクチン接種によりlong COVIDは73%抑制できる,ニルマトルビル・モルヌピラビルはlong COVID発症を低下させるがその効果は小さい,パクスロビドは31あるlong COVID症状のほとんどを抑制できない,ボルチオキセチンはCRPで調整すると認知機能を改善する,です.

Long COVIDに伴う認知機能障害に関する研究が引き続き報告されています.Long COVIDに伴う神経炎症(ミクログリア活性化)を画像化した研究が動物での既報に続き,ヒトでも報告されました.また老化を細胞レベルでとらえ,老化細胞を体内から除去しようとするsenolyticsという概念がありますが,long COVIDに伴う細胞老化も明らかにされました.治療に関しては感染前ワクチン接種の有効性はかなり明確になってきましたが,期待された持続感染に対する抗ウイルス薬は旗色が悪いようです.Long COVIDの複数の病態を結びつける分子としてセロトニンが報告されましたが,セロトニン代謝に複数の作用を有するボルチオキセチンが条件付きですが“認知機能”を改善する可能性が報告されました.

long COVID患者では認知機能障害が顕著である.
PCC(=long COVID)患者における認知機能障害を調べるために,ウェブベースの認知課題,単純反応時間(simple reaction time; SRT)と数覚テスト(number vigilance test; NVT)を行った.ドイツと英国の2つのクリニックでPCC患者270人を2つの対照群,No-PCC群(COVID-19に感染したが回復後にPCCにならなかった人),およびNo-COVID群(感染していない人)と比較した.その結果,PCC群では顕著な認知機能低下が確認された(図1:赤,重症,黄色,中等症).SRTではPCC群は対照群に比べて反応が3標準偏差ほど遅かった.この所見はドイツと英国の2つのクリニックで再現された.また疲労,抑うつ,不安,睡眠障害,心的外傷後ストレス障害などの併存疾患は,PCC群における認知障害を説明できなかった.さらにSRTの認知機能障害は,持続的注意を評価するNVTの成績不良と高い相関があった.以上より,PCC患者では認知機能障害が顕著であることが示された.
medRxiv. Dec 4, 2023.(doi.org/10.1101/2023.12.03.23299331)

long COVID患者脳において神経炎症が生じている.
米国からPASC(=long COVID)患者における,神経炎症を示す画像所見と血管機能障害マーカーとの関連を検討した研究が報告された.具体的には,TSPO結合性リガンドを用いることで可能になったグリア細胞(とくにミクログリア)の[11C]PBR28 PET神経画像を用いている.12人のPASC患者(オミクロン前の感染,2例のみ入院,1例のみワクチン接種)と43人の対照者を比較した.その結果,中帯状皮質,前帯状皮質,脳梁,視床,大脳基底核,脳室境界部など幅広い脳領域で,対照群と比して,PASC群で神経炎症が有意に増加していた(図2).また,神経炎症と血管機能障害に関連するマーカー(フィブリノゲン,α2マクログロブリン,orosomucoid,fetuin A,sL-selectin,pentraxin-2)との間に有意な正の相関が認められた.以上より,神経炎症と血管の機能障害との相互作用が,PASCの病態に関与する可能性が示唆された.
bioRxiv. October 20, 2023.(doi.org/10.1101/2023.10.19.563117)

COVID-19患者脳では老化細胞が増加する.
老化細胞溶解療法(senolytic therapy)とは,脳内の老化細胞を除去し,加齢に関連するさまざまな疾患を予防・緩和することを目的とした新しい治療法で,アルツハイマー病などで検討されている.オーストラリアから,重症COVID-19患者の死後脳では,対照群と比較して,老化細胞が増加していることが報告された.ヒト脳オルガノイドにSARS-CoV-2ウイルスを感染させると,細胞老化が誘導され,トランスクリプトーム解析によりSARS-CoV-2特有の炎症の存在が示された.感染した脳オルガノイドの細胞老化を抑制すると,ウイルスの複製が阻害され,異なる神経細胞集団における老化が抑制された.ヒトACE2過剰発現マウスにおいて,NavitoclaxやD+Q,Fisetinといった老化抑制剤を使用すると,COVID-19の臨床転帰を改善し(図3),ドパミン作動性ニューロンの生存を促進し,ウイルスおよび炎症性遺伝子の発現を抑制した.以上より,SARS-CoV-2による神経病理において,細胞老化が重要な役割を担っていること,そして老化防止剤が有効である可能性が示唆された.
Nat Aging (2023). https://doi.org/10.1038/s43587-023-00519-6

3回のワクチン接種によりlong COVIDは73%抑制できる.
スウェーデンからCOVID-19の一次ワクチン接種(初回2回+ブースター接種)のLong COVIDに対する有効性を調査した研究が報告された.対象は感染者58万9722人.一次ワクチン接種者29万9692人のうち,追跡調査中にPCCと診断されたのは1201人(0.4%)であったのに対し,ワクチン未接種者29万0030人のうちPCCと診断されたのは4118人(1.4%)であった.つまりワクチン接種はPCCリスクの低下と関連しており(調整ハザード比0.42,95%CI 0.38~0.46),ワクチン接種による抑制効果は58%であった(図4).1回,2回,3回以上接種の効果は,それぞれ21%,59%,73%であった.以上より,感染前のCOVID-19ワクチン接種によりlong COVIDのリスクを減少できることが示された.
BMJ. 2023 Nov 22;383:e076990.(doi.org/10.1136/bmj-2023-076990)

ニルマトルビル・モルヌピラビルはlong COVID発症を低下させるが,その効果は小さい.
米国の65歳以上の高齢者を対象として抗ウイルス薬のニルマトルビル(パクスロビド)とモルヌピラビル(ラゲブリオ)が,long COVIDの発症を抑制するか検討した研究が報告された.外来患者397万5690人のうち,57%が対象となった.このうち19.5%でニルマトルビルが,2.6%でモルヌピラビルが使用された.PCC発症率はニルマトルビル群で11.8%,モルヌピラビル群で13.7%,無治療群では14.5%であり,絶対リスク減少率はそれぞれ2.7%,0.8%であった(ハザード比は0.87,0.92).ワクチン接種の有無については考慮されていないという限界はあるが,感染後の抗ウイルス薬によるlong COVIDの抑制効果はあっても小さいと考えられた.
JAMA Intern Med. Oct 23, 2023.(doi.org/10.1001/jamainternmed.2023.5099)

パクスロビドは31あるlong COVID症状のほとんどを抑制できない.
ニルマトルビル(パクスロビド)によるlong COVID発症抑制効果を米国退役軍人において検討した研究が報告された.対象は9593人(男性86%,66歳)で17.5%はワクチン未接種であった.静脈血栓塞栓症および肺塞栓症の複合リスクの低下(サブハザード比,0.65)を除き(図5),ほとんどのPCC症状の罹患率において,治療群と対照群との間に差を認めなかった.著者は複合血栓塞栓イベントについても,多くのアウトカムを評価した結果,偶然に偽の相関が生じた可能性を議論している.
Ann Intern Med. 2023 Oct 31.(doi.org/10.7326/M23-1394)

ボルチオキセチンはCRPで調整すると認知機能を改善する.
カナダから,ボルチオキセチンがPCC患者の症状およびQoLへの効果を検討した研究が報告された.ボルチオキセチンはセロトニン(5-HT)の再取り込み阻害作用と5-HT受容体活性を直接調節する5-HT1A受容体刺激作用,5-HT1B受容体部分的刺激作用,5-HT3,5-HT1D,および5-HT7受容体拮抗作用などを有している.ボルチオキセチン群75名または偽薬群74名に割り付けた.主要評価項目は,数字符号置換検査(Digit Symbol Substitution Test:DSST)とした.これは注意力,集中力,短期記憶力など,複数の認知機能を必要とする操作を行わせて情報処理能力を評価する検査である.結果は,認知機能に有意差はなかった(p = 0.361).しかし完全調整モデルでは,ベースラインのCRPをモデレーターとした場合,ボルチオキセチンの有効性が示された(p = 0.012).さらにCRPが平均値以上の患者において,DSSTスコアの有意な改善が認められ(p = 0.045:図6),うつ症状(p<0.001)およびHRQoL(p<0.001)でも改善が得られた.
Brain, 2023;, awad377(doi.org/10.1093/brain/awad377)

関連情報
下畑享良、『(総説)COVID-19後遺症としての認知機能障害―病態機序と治療の展望―』、臨床神経学 63巻11号(2023:11)

下畑享良フェイスブック投稿(2023年12月1日)
COVID-19から脳を守る必要がある@日本認知症学会,札幌市医師会講演会 「COVID-19後遺症としての認知機能障害―病態機序と治療の展望―」という講演をさせていただきました.認知症の新しい危険因子であるCOVID-19について,最新情報にアップデートしご紹介しました.Long COVIDの病態機序はだいぶ明らかになりつつあり,COVID-19は急性期の呼吸器疾患から慢性期の神経疾患としての人体への影響が危惧され始めています.つまりCOVID-19から脳を守ることを啓発する必要があります.札幌市医師会の先生方から非常にたくさんのコメントを頂き,スライドのご希望がありました.こちらからダウンロードいただけます. https://tinyurl.com/yukpgoht 以下,講演要旨です. ◆入院患者の認知機能障害を予測する2 つの血液バイオマーカーとしてフィブリノゲンとD-ダイマーが同定された. ◆Long COVIDのなりやすさを規定する臨床的・遺伝学的・免疫学的要因が判明した. ◆Long COVIDは2年間の追跡でも回復しにくい. ◆COVID-19はアルツハイマー病のリスクを2倍程度上昇させる. ◆認知症を来しやすい要因として,高齢者,重症感染,3ヶ月以上の嗅覚障害が報告されている. ◆軽症感染でも(気が付かないだけで)高次脳機能に影響が生じている可能性がある ◆オミクロン株は嗅覚障害は生じにくいものの,神経侵襲性は武漢株を含めた他の変異株と変わっていない. ◆ヒトLong COVIDで脳内の幅広い領域で神経炎症が生じている. ◆認知症を含む神経後遺症の機序として,ウイルスの持続感染が重要視されている. ◆ほぼ全身の臓器にウイルススパイク蛋白が存在しうる. ◆Long COVIDの異なる病態を結びつけるメカニズムとしてセロトニン欠乏が同定された. ◆持続感染が認知機能障害を引き起こす機序についても解明されつつある. ◆持続感染による脳への障害を考慮すると,ワクチン接種によってCOVID-19を予防することが大切である. ◆治療戦略として,抗ウイルス薬の長期間投与や,ミトコンドリア機能の回復が有効であるかが注目されている.

スライドへのリンク https://tinyurl.com/yukpgoht

下畑享良フェイスブック投稿(2023年12月29日)
ワクチン接種のススメ@第10回日経・FT感染症会議 今日の日経新聞の1面広告です.第10回日経・FT感染症会議(https://cdc.nikkei.com/)での講演内容を,モデルナがまとめてくださいました.内容は今年1年述べてきたことで,「新型コロナは新しい認知症の危険因子」「できるだけ感染を避け,唯一,long COVIDを抑制することが証明されているワクチン接種を定期的に行いましょう」というものになります. もともとアルツハイマー病などの病理変化が脳に生じているところに,新型コロナによる脳の炎症が生じると,病理変化が一気に促進されうるということです.新型コロナに限らず,インフルエンザなどのウイルス感染症は,アルツハイマー病やALSなど神経変性疾患の発症の引き金となることも今年明らかになりました(http://tinyurl.com/yokxcbom).インフルエンザワクチン接種のアルツハイマー病予防効果も示されています.認知症や神経変性疾患予防にワクチン接種をオススメします.

2023年7月のニュースにはエーザイ認知症薬『レカネマブ』、同8月のニュースにはアルツハイマー病等の病因蛋白タウの凝集を抑制するタンパク質『TRIM11』発見についての下畑先生の解説記事を掲載しています。

作成者:峯岸 瑛(みねぎし あきら)

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エビデンス 活動事例 直立2足歩行 認知症薬

2023年8月のニュース

皆さんにとって、8月はどのような時でしょうか?
何時の頃から習慣化したものなのか、私にとって8月は次のステップへ備えるための準備期間になっています。
NPWA会員の皆さんにも、それぞれの夏があったようです。

1.8月~それぞれの夏
・8月3日の活動スマイルチームさんの投稿
20230803活動。 本来、ポールウォーキング活動日。 猛暑予想し室内活動。 毎年恒例の 《AED&胸骨圧迫プチ体験》 《スマイルエクササイズ》 《モルック&ボッチャ》 と、盛りだくさんのスマイルDAY☺️ 参加いただきありがとうございました。 今日8/4は上鶴間公民館で AED&胸骨圧迫プチ体験やります❣️ #スマイルチーム #健康普及活動 #AED #胸骨圧迫 #救命救急 #エクササイズ #モルック #ボッチャ #和室ならではエクササイズ #東林公民館 #sagamihara_pic #相模原市南区 #命を大切に

・【渋谷区介護予防ポールウォーキング教室】田村 芙美子さんの投稿
【渋谷区介護予防ポールウォーキング教室】☀️ 熱中症警報アラーム発令にも拘らず皆さん元気に参加してくださいました。高齢者施設のためマスク着用です。 ストレッチ・筋トレ・1段2段ギアチェンジPWと中之条研究が今日のメイン。目標は平均1日8000歩うち20分中強度ね。

・鎌倉八幡宮 ぼんぼり祭り杉浦 伸郎さんの投稿
鎌倉八幡宮 ぼんぼり祭り 立秋のこの時季の風物詩で、毎年必ず散歩がてら訪れます。 (以下Chat GPTで翻訳) Bonbori Matsuri @ Kamakura Hachimangu Shrine is a festival that originated to express gratitude for the safe passage of summer and to announce the arrival of bountiful autumn to the gods. As evening falls, approximately 400 lanterns painted by cultural and prominent figures associated with Kamakura are illuminated along the approach to the shrine. The temple grounds are enveloped in a fantastical atmosphere. I love it!!

・母とドライブ松井 浩さんの投稿
昨日は母と福島県にドライブ お日様パワーが凄い分だけ綺麗な夕焼けでした♪

・お隣さんがやってきて佐々木 尚美さんの投稿
お隣さんがやってきて 「夫の実家からたくさん送られてきたので、お裾分けです」 と梨を頂きました。 下町は相変わらずご近所のお付き合いがありますよー 冷やして食べよ♪

・夕暮れ&ナイトウォーク校條 諭さんの投稿
夕暮れ&ナイトウォーク  井の頭公園でポール歩き&吉祥寺の街散策 気ままにポール歩きシリーズ。7月につづいてナイトウォークにしました。 とはいえ、けっこう暑かったですが、カンカン照りがおさまった公園をポールでさっそうと歩きました。 太陽が西に沈むときの不思議な光景や、見慣れているはずのジブリ美術館の夕暮れならではの顔などに出会いました。 公園から出ると吉祥寺の人混み。ポールをしまって、ハモニカ横丁のノンベエさんたちを横目に通り過ぎて、青山から移ってきたクレヨンハウスに立ち寄り。そのあと、月窓寺へ。不思議な雰囲気を味わうはずが、暗すぎてよくわからず。 打ち上げというか暑気払いというか、カヤシマという洋食屋さんでカンパイをしました。街中華ならぬ街洋食屋という感じかな。孤独のグルメで取り上げられた店です。 (撮影は私と田村和史さん)

・2023/08/19 (六)【日本健走杖健走教練 Basic 基礎班培訓課程 】台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
『健走健康的推動者,從你開始』 2023/08/19 (六)【日本健走杖健走教練 Basic 基礎班培訓課程 】 圓滿結束✨健走杖,健康同行 很高興活動當天, 我們與一群熱情的參與者攜手, 共同探索了健走杖運動的深層魅力😍~ 深入了解了健走杖運動的核心原理, 學習了正確的姿勢、使用技巧以及如何將這些知識傳遞給更多人。 感謝每一位熱情參與的你們, 你們的熱忱將為台灣的健康運動注入新的活力‼️ 再次感謝🙏每一位參與課程的朋友們, 是你們的參與讓這次培訓充滿了歡樂😄與意義。 期待未來能夠再次與大家攜手👫, 共同探索更多的健康之路! 健走運動不分國籍、年齡 歡迎大家報名2023健走杖接力環島🌟 活動從10月正式開始🔥 🔗 報名網址:https://reurl.cc/AAmxzj

・50歳になりました!柳澤 光宏さんの投稿
50歳になりました!誕生日の今日は日曜日だったので、昼間は大浅間でゴルフ。45歳を過ぎてからの友人は大浅間で知り合ったメンバーさんも多く、人生やらお酒やらゴルフやらいろいろ学ばせていただいています。今日一緒に回ったメンバーにもお祝いしてもらい感謝です(^-^) 最近思うことは、出会いが充実しているなと感じます。仕事はもちろんですが、ゴルフ繋がりや経営者繋がりなど仕事以外での出会いや繋がりが充実しているなと。こんな私とお付き合いいただき感謝です(^-^) 週一ジム、週一バスケ、週一ゴルフ、冬はスキーなど、自分の身体を動かす欲求にたいしては対応でき、楽しみながら身体を維持できているのではと思います。 経営者としては、今の自分としては遅くても67歳ぐらいには社長を退き、若い力にバトンタッチしたいと思っているし、交代できるだけの健全な会社にしなくてはとも決意している。なので後輩社員の育成に力を入れ、資産をどう形成し継承していくのか学び実践していきたいと思っています。仕事はいろいろ山あり谷ありで大変だけど、なんだかんだ楽しみながらできているのではと(^-^)面白い企画も控えているし、新規の直営店も計画しているので、時期がきたらお知らせできると思います。 50歳になっても今と変わらずアクティブにいきますので、仕事、お酒、ゴルフ、バスケ、スキーと引き続きお付き合いください!!

・「ポールdeウォーク」講演会&体験会」杉浦 伸郎さんの投稿
東京都北区地域づくり応援事業「ポールdeウォーク」講演会&体験会。赤羽駅に降りたった時の暑さ感覚は、まさにサウナの「ロウリュ」そのもの。そんな厳しい暑さにも関わらず多くの区民の皆さんに参集頂きました。明日、月曜も滝野川会館にて同内容で開催。東京都健康長寿医療センター藤原先生の講演は特におススメです!指導者の皆さん、区民以外の方、どなたでも参加可能です。直接会場にお越し頂ければ私が対応しますので宜しければどうぞ!

・遊びットネス名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿
NPFC遊びットネス – YouTube

・入笠山へ校條 諭さんの投稿 とRuri Nissatoさんの投稿
長野県富士見市の入笠山の湿原にて。新里るりさんのうれしい企画でした😊

 

・今日は、私の誕生日田村 芙美子さんの投稿
今日は処暑。mon anniversair 誕生日。 皆さま 誕生祝コメントをありがとうございます。 FBの誕生日が去年までの非公開から公開に変更されていて今朝は早くから祝辞を頂いてしまいました。恐縮です。 日頃皆さんとSNS交流でき、これが精神的老化防止の一端となって有り難いです。 今日はたまたま研修会があり終了後びっくりポン(古い!)のお茶タイムを用意して頂き ~Happy birthday to タムさん🎶~を唄ってお仲間から最高齢を祝っていただきました。ありがとう❤️ 老いても 若い皆さんとご一緒に活動できるのは何事にも代えがたい幸せです。 微力ながらこれまでの経験を介護予防に役立てればと思います。あと暫くよろしくお付き合いくださいね。 鎌ポ、鎌倉ミステリーでお会いできるのを楽しみに。感謝

・障がい者スポーツ支援株式会社シナノ(sinano)さんの投稿
障がい者スポーツ支援 パラ卓球×株式会社シナノ

・コアキッズ体操中嶋  佳奈恵さんの投稿
【楽しみながらコアキッズ体操】 わにやらっこ歩きも体幹を鍛えます。 紙コップタワーをつくりながら 遊びの中から成長を。

・夏休みイベント in 宮古島高橋 美保子さんの投稿
夏休みイベント開催☀️🌻 8月27日(日) 【親子SUP】 親子でSUP遊びしましょう🌴😆😆 予約受付、お問い合わせ SUP SHOP 海楽 0980-74-7030 宮古島在住のみなさま、お待ちしております‼️

・夜練スマイルチームさんの投稿
昨日の夜練。 エビバディパフォーマンス連盟【とりどり】として 9/17相模原市文化協会【文化協会祭】 で踊ります😊 今年は0歳から84歳のダンサーの皆さんがステージに上がります👶👧🏻👱🏼‍♀️👱🏻🧓🏻 様々なジャンルの祭典です。 詩吟、邦楽、フラダンス、奇術、社交ダンス、ヒップホップ、昭和歌謡ダンス、ポンポンダンス謡曲、 お楽しみに! #sagamihara_pic #相模原市文化協会 #文化協会祭 #スマイルチーム #とりどり #エビバディパフォーマンス連盟 https://www.instagram.com/reel/CwWC29BIpTg/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

・「伝統と創造のジュエリー」胡麻嶋 理恵さんの投稿(澤田基夫さんタグ付け)
私の生まれ育った富山県小矢部市で「伝統と創造のジュエリー」をテーマに、ジュエリーへの想い、稼業への想い、富山への想いなどお話しさせていただきました。 私にとって富山は今も創造力を掻き立てる場所であり自分の基礎を形成した大切な場所です。いつの間にか自分がキャリアを積みお話させていただける立場に立てていることありがたく思います。自分のルーツを大切にこれからも前に進みたいと思います。ありがとうございました。

・佐々木奈々子さんの動画中村 理さんの投稿
佐々木 奈々子さんの動画です。

・ポールウォーキングクラブ in 富山向田 幸子さんの投稿
【ポールウォーキングクラブ】 in富山 環水公園富岩運河 夜のショートコース! 心地よいなぁ。 美しい富山。 ご褒美は 環水公園の水上パフォーマンス✨✨ ついてるなぁ❤️ #ポールウォーキング #歩行寿命を延ばす #全身運動 #ナイトウォーキング

・近未来研究会(最終回)校條 諭さんの投稿
近未来研究会、いつのまにか8年間 最終回は、「おとりよせネット」「FOODIST」「朝時間.jp」という有力サイトを運営している粟飯原理咲さん(アイランド社長)に、コミュニティを軸にしたお話をしていただきました。 粟飯原さんは、1996年にメーリングリストLIFEを企画、運営。LIFEは「生活者の視点からEC・オンラインショッピングを考える、女性だけの」ネットコミュニティでした。それを原点に、以来今日まで、形こそ一様ではありませんが、「わくわくできるテーマ」で「感動を共有できる」場(コミュニティ)をつくって、運営してこられました。ビジネスとしても成功しているというのがさすがです。 この会は、ネットラーニンググループ代表の岸田徹さんが、ドラッカーの「近未来は現在の中にすでにある」という言葉を念頭に発案、私にコーディネーターの声をかけてくれて始まりました。 当初はメンバー同士の非公開の会でしたが、毎日メディアカフェの中で発表するようになり、またちよだプラットフォームスクウェアにもタイアップでお世話になってきました。 最終回はネットラーニング本社会議室で開催、そのあと近くに繰り出して懇親会で盛り上がりました。 3年ぶりくらいのリアル会場での会。参加できなかったメンバーのみなさんには申し訳なかったですが、今回ひさびさにリアル、現場、対面の価値を実感しました。 終了を惜しむ声しきりでしたが、惜しまれるうちが花ということで・・・。

・夏休み最終日は女子会佐藤 ヒロ子さんの投稿
【夏休み最終日は  神楽坂で女子会】  よく食べました〜

 

9月以降の開催予定
・ポールウオーキング体験会みんなの元気学校さんの投稿
【令和5年9月6日】「ポールウォーキング」を開催します。|お知らせ|世田谷区立保健医療福祉総合プラザ

・夏バテ対策feel Health&Beautyさんの投稿

・東京都健康長寿医療センター研究所「第166回老年学・老年医学公開講座」
9月15日(金)より同センターの公式YouTubeにてオンライン公開されます。

・環島不是夢,運動來圓夢台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
✴️環島不是夢,運動來圓夢✴️ 「 #2023健走杖接力環島」的日期📅出爐了(請看下圖),大家趕快把時間訂下來,接下來也會陸續介紹各站的路線,當你決定好參加的站別,就可以揪伴、揪團來參加喔! 這是 #台灣健走杖運動推廣協會的年度盛事,有幾個特色: 💠一定要手持雙杖,日式、北歐式、不倒翁健走杖都可以,就是不能「空手到」(可以租借) 💠大家一起共同完成環島的夢,就像接力賽一樣,不孤單、不辛苦,大家合力完成。 💠這是結合在地旅遊資源的健走小旅行,不只健走杖運動,更可以認識台灣城鄉風貌。 ❤️感謝🙏各地站長踴躍推廣健走杖運動」,「好事不嫌晚,好地方不嫌多」,機關團體也可以自成一站,尤其是高雄、屏東、嘉義、苗栗這幾個縣市目前還缺站長,如果你願意,馬上跟協會聯絡,我們等的就是你。歡迎👏一起用健走小旅行的方式,認識我們生長的土地。 📝有任何疑問,歡迎私訊,將有專人回覆。 #台灣健走杖運動推廣協會 #健走小旅行 #接力環島 #台灣步道

・ポールウォーキング in 那谷寺~北陸ポールウオーキング倶楽部の中嶋  佳奈恵さんの投稿
【ポールウォーキングin那谷寺 〜西國三十三カ所巡り〜参加募集します】 コロナ禍前に開催していたポールウォーキングで那谷寺を歩くイベント。好評のまま、まだ開催されないんですか?とお話しもいただき、やっと再開できる事になりました!!! ぜひこの機会に那谷寺内にある西園三十三カ所をポールウォーキングで巡りましょう。 開催日 令和5年10月1日日曜日 8時40分集合11時解散予定 朝勤行に参加した後にポールウォーキングをします。 参加費 3.000円(保険料、拝観料込み) コーチ (一財)日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロ 中嶋 佳奈恵 主催 那谷寺サポート倶楽部 運営 Wellness Design Lab ウェルネスデザインラボ 090-1639-1021

 

2.『歩行中の全角運動量』に係る論文紹介
角運動量は回転の勢いを表す物理量です。転倒しない安定歩行を得るため健康な人は、歩行中に全身の角運動量 (WBAM) を高度に調節しています。WBAM の調節はバランスを維持するために不可欠です。
東京大学の荻原直道研究室から2つの興味深い論文が、本年4月(論文①)と5月(論文②)に発表されているので紹介します。

論文①:
根岸拓生、荻原直道、「人間の二足歩行の生成における垂直自由モーメントの機能的意義」 Scientific Reports volume 13, Article number: 6894 (2023)

論文②:
根岸拓生、荻原直道、「人間の歩行における全身角運動量の制御」Scientific Reports volume 13, Article number: 8000 (2023)

(注)論文の和訳については、BingとChrome翻訳機能を用い、誤字などに気付いた箇所は修正しています。

2-1)論文①
Takuo Negishi & Naomichi Ogihara、「Functional significance of vertical free moment for generation of human bipedal walking」Scientific Reports volume 13, Article number: 6894 (2023)

Abstract
In human bipedal walking, the plantar surface of the foot is in contact with the floor surface, so that a vertical free moment (VFM), a torque about a vertical axis acting at the centre-of-pressure due to friction between the foot and the ground, is generated and applied to the foot. The present study investigated the functional significance of the VFM in the mechanics and evolution of human bipedal walking by analysing kinematics and kinetics of human walking when the VFM is selectively eliminated using point-contact shoes. When the VFM was selectively eliminated during walking, the thorax and pelvis axially rotated in-phase, as opposed to normal out-of-phase rotation. The amplitudes of the axial rotation also significantly increased, indicating that the VFM greatly contributes to stable and efficient bipedal walking. However, such changes in the trunk movement occurred only when arm swing was restricted, suggesting that the VFM is critical only when arm swing is restrained. Therefore, the human plantigrade foot capable of generating large VFM is possibly adaptive for bipedal walking with carrying food, corroborating with the so-called provisioning hypothesis that food carrying in the early hominins is a selective pressure for the evolution of human bipedalism.

要約
人間の二足歩行では、足の底面が床面に接触しているため、足と地面の摩擦によって圧力中心で作用する垂直軸周りのトルクである垂直自由モーメント(VFM)が発生し、足に加わります。本研究では、点接触靴を用いてVFMを選択的に除去することで、人間の歩行の運動学と力学におけるVFMの機能的意義と、人間の二足歩行の進化におけるVFMの役割を調べました。歩行中にVFMを選択的に除去すると、胸郭と骨盤は通常の逆位相回転とは対照的に同位相回転しました。また、軸回転の振幅も有意に増加しました。これは、VFMが安定的で効率的な二足歩行に大きく寄与していることを示しています。しかし、このような胴体運動の変化は、腕振りが制限された場合にのみ起こりました。これは、腕振りが制約された場合にのみVFMが重要であることを示唆しています。したがって、大きなVFMを発生させることができる人間の平足は、食物を運ぶ二足歩行に適応している可能性があります。これは、初期ヒト族における食物運搬が人間の二足歩行進化の選択圧であるといういわゆる供給仮説を裏付けています。
a.ヒトの二足歩行中に足底に作用する床反力(合力)とモーメント
b.アルミ球面(直径1000mm)を運動靴の靴底に接着させた点接触靴と,それを着用して行った二足歩行実験の様子。体の各部位の動きは,体表につけた反射マーカーの動きをモーションキャプチャーカメラで撮影して計測した

解説文献
本論文については、研究室の荻原教授が、『二足歩行時に足底に作用するモーメントの謎』と題した解説を東京大学の理学部ニュースに書いているので転載します(理学部ニュース2023年7月号掲載)。
***
我々は,いともたやすく坂道でも砂地でも自由自在に二足で歩き走ることができる。しかし,これと同じことをロボットにやらせようとすると,これが実は極めて難しい問題であることに気づかされる。時々刻々と変化する環境の中を,ヒトはなぜ二足で転ばずに歩くように進化してきたのだろうか。歩行は,足底が地面から受ける反力を適切にコントロールして,身体を空間のある位置から別の位置に移動させる力学現象である。したがって,二足歩行の成否は端的に言えば足底に床面から作用する反力(床反力)をいかに適切に作用させるかにかかっている。このため古くから,ヒトの二足歩行中の床反力を分析し,その運動原理を探る研究が,工学,医学,生物学などの分野で行われ,数多くの知見が蓄積されてきた。しかし二足歩行研究の長い歴史の中で,なぜか今までほとんど無視されてきたのが「足底に作用するモーメント」である。我々が歩くとき,足底は地面と面で接触するため,床反力は足底全体に分布して作用し,その水平方向成分によって足底には鉛直軸周りのモーメント(回転を生じさせる力)が作用する(図a)。しかし,ヒトの二足歩行においてこのモーメントは十分小さく無視できる,となぜか広く信じられており,それが二足歩行の力学・制御に与える影響を明らかにしようとする試みは全く行われてこなかった。
このモーメントは,二足歩行中の足底に水平方向の床反力が分布して作用することにより発生する。したがって,このモーメントが作用しないようにするためには,歩行中の足底が床面と点接触すれば良い。そこで我々のグループでは,運動靴の靴底に金属球面を接着させた「点接触靴」を製作し,通常の二足歩行と比較した(図b)。その結果,通常の二足歩行では胸郭と骨盤は体の鉛直軸まわりにそれぞれ反対向きに回旋するが,点接触靴では,同じ向きに回旋し,またその振幅が大きくなることが明らかとなった。胸郭と骨盤の逆相の回旋は,体幹節間の角運動量を打ち消すことで,歩行効率の向上に寄与する。また胸郭と骨盤が大きく回旋することは,歩行が相対的に不安定,であることを示している。したがって,足底に作用するモーメントは,安定かつ効率的な二足歩行を生成する上で,実は重要な役割を担っていることが明らかとなった。ただし,点接触靴による歩行でも,腕振りを行えば,体幹の回旋が逆相で振幅の小さい通常と同様な歩行が可能であった。すなわち,モーメントの作用は,腕振りを体幹の回旋運動の制御に使えない,上肢による物などの運搬を伴う二足歩行の安定化・効率化に特に寄与していることが明らかとなった。
***

(コメント)
ポールウオーキング中では、腕の動作による体幹の回旋逆相が強まっていると考えられます。逆相の体幹回旋は、全身の角運動量を抑制するように働きます。論文要約中の「これは、VFMが安定的で効率的な二足歩行に大きく寄与していることを示しています。しかし、このような胴体運動の変化は、腕振りが制限された場合にのみ起こりました。これは、腕振りが制約された場合にのみVFMが重要であることを示唆しています。」から、ポールウオーキング中では、VFMによる胴体運動の変化はなく、体幹の逆相回転によるWBAMの抑制効果が発現している、と考えられます。

2-2)論文②
Takuo Negishi & Naomichi Ogihara、「Regulation of whole-body angular momentum during human walking 」Scientific Reports volume 13, Article number: 8000 (2023)

Abstract
In human walking, whole-body angular momentum (WBAM) about the body centre-of-mass is reportedly maintained in a small range throughout a gait cycle by the intersegmental cancellation of angular momentum. However, the WBAM is certainly not zero, which indicates that external moments applied from the ground due to ground reaction forces (GRFs) and vertical free moments (VFMs) counteract the WBAM. This study provides a complete dataset of the WBAM, each segmental angular momentum, and the external moments due to GRFs and VFMs during human walking. This is done to test whether (1) the three components of the WBAM are cancelled by coordinated intersegmental movements, and whether (2) the external moments due to GRFs and VFMs contribute only minimally to WBAM regulation throughout a gait cycle. This study demonstrates that WBAM is regulated in a small range not only by the segment-to-segment cancellation, but also largely through contributions by the GRFs. The magnitude of VFM is significantly smaller than the peak vertical moment generated by the GRFs; however, in the single-support phase during walking, the VFM is possibly critical for coping with the change in the vertical WBAM due to force perturbations and arm or trunk movements.

要約
人間の歩行では、全身角運動量(WBAM)は、セグメント間の角運動量の相殺によって歩行周期の全体にわたって小さな範囲に保たれていると報告されています。しかし、WBAMは確かにゼロではありません。これは、地面反力(GRFs)や垂直自由モーメント(VFMs)によって地面から加わる外部モーメントがWBAMに対抗していることを示しています。本研究では、人間の歩行中のWBAM、各セグメントの角運動量、およびGRFsとVFMsによる外部モーメントの完全なデータセットを提供します。これは、(1) WBAMの三つの成分がセグメント間の協調的な運動によって相殺されているかどうか、および(2) GRFsとVFMsによる外部モーメントが歩行周期の全体にわたってWBAMの制御に最小限しか寄与していないかどうかを検証するためです。本研究では、WBAMはセグメント間の相殺だけでなく、GRFsの寄与によっても大きく制御されていることを示しました。VFMの大きさはGRFsによって発生する垂直モーメントのピーク値よりも有意に小さいですが、歩行中の単脚支持期では、VFMは力摂動や腕や胴体の運動によって変化する垂直WBAMに対処するために重要である可能性があります。
(a) Experimental setup and (b) placement of reflective markers and segment-fixed coordinate systems. A total of 29 markers are attached to: (1) the top head, (2) front head, (3) rear head, (4) 1st thoracic vertebra, (5) xiphoid process, (6) manubrium of the sternum, (7) sacrum, (8, 9) anterior superior iliac spine, (10,20) greater trochanter, (11,21) lateral knee, (12,22) medial knee, (13, 23) lateral ankle, (14, 24) medial ankle, (15, 25) heel, (16, 26) toe, (17, 27) acromion, (18, 28) elbow, and (19, 29) wrist. Markers on the toes and heels are placed on the corresponding surface positions of the shoes. The hand segment is defined as the point mass in this study; hence, a segment-fixed coordinate system is not defined for the hand segment.

( a ) 実験セットアップ、および ( b ) 反射マーカーとセグメント固定座標系の配置。合計 29 個のマーカーが (1) 頭頂部、(2) 前頭、(3) 後頭、(4) 第 1 胸椎、(5) 剣状突起、(6) 胸骨骨、( 7) 仙骨、(8、9) 上前腸骨棘、(10、20) 大転子、(11、21) 外側膝、(12、22) 内側膝、(13、23) 外側足首、(14、24) )足首内側、(15、25)かかと、(16、26)つま先、(17、27)肩峰、(18、28)肘、(19、29)手首。つま先とかかとのマーカーは、靴の対応する表面位置に配置されます。この研究では、手のセグメントは点質量として定義されます。したがって、セグメント固定座標系は手のセグメントには定義されません。

(コメント)
論文要旨に「本研究では、人間の歩行中のWBAM、各セグメントの角運動量、およびGRFsとVFMsによる外部モーメントの完全なデータセットを提供します。」とあるので、同様な装置・測定によって『ポールウオーキング中のWBAM、各セグメントの角運動量、およびGRFsとVFMsによる外部モーメントのデータセット』を得ることができれば、比較検討することができます。

①ポールウオーキングに取り組む以前の歩行中のデータ、②取り組んだ直後のポールウオーキング中のデータと歩行中のデータ、③しばらくポールウオーキングに取り組んだ後(例えば3ヵ月後)の歩行中のデータとポールウオーキング中のデータ、④ポールウオーキングを止めた後(例えば、止めてから半年後)の歩行中のデータとポールウオーキングをした時のデータ、⑤同時期までポールウオーキングを止めないで継続している人の両データ等を得ることができれば、角運動量からみたポールウオーキングの経時的な効果・変化を解析することができ、加茂野有徳、荻原直道、「杖を用いた歩行の特性~脳卒中片麻痺者杖歩行の三次元逆動力学解析」で行われているように、床反力等を接地した足とポールとに分離して測定することもできれば、ポールウオーキングの歩行特性やポールの作用等をより詳しく明らかにすることができるのではないかと考えています。

関連記事:
・スタンダード技術 3.ポールウオーキング時の重心の軌跡

 

3.『2023年7月のニュース』への追記
・TRIM11~ついに発見されたアルツハイマー病等の病因蛋白タウの凝集を抑制するタンパク質
以下は、岐阜大学の下畑教授が7月31日にフェイスブックに、同題名で投稿された記事の転載です。
Science誌にアルツハイマー病(AD)研究史において恐らくepoch makingとなる重要な発見が報告されています.

ADをはじめとするタウオパチーと総称される20以上もの疾患では,微小管関連タンパク質であるタウが異常リン酸化し,線維化した神経原線維変化(NFT)によって病理学的に定義されます.しかしタウがどのようにして可溶性のモノマーから不溶性の凝集体に変換されるのかはまったく不明でした.まさにこの点が,タウオパチーの病態機序に基づいた根本治療の開発を妨げていました.

米国ペンシルベニア大学の研究者らは,タウオパチーにおけるタウ凝集は年齢に依存して起こることから,タウ凝集を抑制する防御機構が年齢とともに減弱する可能性を考えました.近年,tripartite motif (TRIM)タンパク質が,タンパク質の品質管理(PQC)システムに多面的に関与している可能性が示唆されています.このTRIMはヒトでは77種類存在すると言われていますが,研究チームはこのなかからタウ凝集を減少させる可能性のある3種類を同定しました(TRIM10,TRIM55,TRIM11).実際にAD 23人と対照14人の死後脳を比較すると,AD脳ではTRIM11タンパクレベルのみ大幅に減少していました.またTRIM11遺伝子のレアバリアントがAD発症リスクとなることも報告されていました.

研究チームは,TRIM11が通常のタンパク質品質管理因子とは異なる3つのメカニズムで,タウを可溶状態に維持することを示しています. ①変異型タウや異常リン酸化タウに結合し,SUMO化を促進し,プロテアソーム分解に導く. ②(単に分解するだけでなく)タウの分子シャペロンとして機能し,ミスフォールディングと凝集を回避する. ③TRIM11はタウの脱凝集酵素(disaggregase)であり,タウ凝集体を溶解する.初代培養神経細胞を用いた検討では,内因性TRIM11の発現抑制は神経細胞の生存率を低下させ,発現増加は生存率とシナプス前・後の点状突起(puncta)の形成を促進することから,TRIM11は重要な神経保護因子とも考えられます. 最後に複数のタウオパチーモデルマウス(タウ変異P301Lを発現するPS19マウスや,アミロイド前駆体タンパクとプレセニリン1を発現する3×Tg-ADマウスなど)を用いて,TRIM11をアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターにより海馬に局所的,あるいは脳脊髄液を通して脳全体に投与したところ,いずれのモデルにおいてもタウ病態と神経炎症は抑制され,認知能力と運動能力も改善しました.つまりタウ変異のみでなく,変異アミロイドβを導入するモデルでも,その下流で生じるTau病理を抑制したことになります.

以上よりTRIM11がタウオパチーに対する重要な保護因子であること,その発現抑制がその病態に関与する可能性があることが示唆されました.よってTRIM11の発現を回復させることが有効な治療戦略になると考えられます.ADのみならず,進行性核上性麻痺や大脳皮質基底核変性症,ピック病などのタウオパチーを一網打尽にできるかもしれません.具体的な治療法として,TRIM11の発現を増加させる遺伝子治療,もしくは小分子が有望と考えられます. Zhang ZY, et al. TRIM11 protects against tauopathies and is down-regulated in Alzheimer’s disease. Science. 2023 Jul 28;381(6656):eadd6696.(doi.org/10.1126/science.add6696)

関連記事:
2023年7月のニュース 2.米FDAに正式承認されたエーザイ認知症薬『レカネマブ』について

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

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ニュース 活動事例 熱中症対策 認知症薬

2023年7月のニュース

暑い季節の運動には『熱中症』対策が必須です。さまざまな取り組みは参考になります。
NPWA会員の暑い季節の取り組みと、米国食品医薬品局(FDA)でのフル承認を取得した世界初かつ唯一の認知症治療薬『レカネマブ』についての関連記事をお届けします。

1. 暑い季節のポールウォーキング活動
(1)さまざまな取り組み
海岸線ウォークは最高!!佐藤 恵さんの投稿

7/1(土)は、第1回ポールdeウォークin気仙沼へ! 会場に着いて、度肝を抜きました!大きな窓の外は、すぐ海!外に出ても、広さがハンパない! 貸切状態の海岸線ウォークは、最高過ぎました! おかえりモネのロケ地「浮見堂」や、港町ブルースの石碑、漁船などの観光スポットも盛り沢山! ワーカーズコープ事務局の皆様、素晴らしいロケーションをありがとうございました!

友達と一緒なら楽しい!鈴木 ゆみ江さんの投稿

[ポールウォーキング🎵]  豊島区の友人から「ポールウォーキングに参加を申し込んだ」と。 ならば一緒に(=´∀`)人(´∀`=) と、参加してきました。  山手線渋谷駅からの「副都心線ホーム」に迷わずに歩けたのは 一月前迷った学びが身について(笑)集合場所の氷川台に無事到着。 初めての地に行くのは脳トレよね(笑)  豊島区スポーツ推進委員会運営での教室?体験会?懐かしいお顔に会えて嬉しかったです。城北公園に移動して約1時間半を楽しませていただきました。 (熱中症予防)塩分補給のタブレットや冷たいゼリーのお菓子等等気配りもありがとうございました。 解散後は池袋で友人と昼食…野菜たっぷりの冷やしうどんが美味しかった〜 ご褒美もちょっと付けて(笑)何のご褒美だ(笑)

暑い室外より涼しい室内で!平岡 裕美子さんの投稿

「笑顔のポールウォーキング」、夏の暑い間は室内のみでレッスンを行なうということで皆さんの了承を得て、その会場となる川崎市内の公共施設をメンバーさんに抑えていただきました。 7月初めのレッスン会場は「プラザ大師」。「川崎大師」から程近い所にある施設です。 ここで「ローリング歩行」の練習をしっかり行いました。 そしてレッスン終了後、私が「せっかく川崎大師に近い所に来たのだから大師様にお参りをしてから帰ります」と言ったところ「コーチが行かれるのなら」と皆さんも同行してくださって皆で大師様にお参りに行くことになりました。 参拝をすませた後近くのお蕎麦屋さんで皆で昼食。その後は仲見世通りを歩きお土産物屋さん巡り。あるメンバーさんがごま専門店の唐揚げをご馳走してくれて、皆で揚げたての唐揚げをその場でほおばりました。やっぱり揚げたての唐揚げは美味しいですよねぇ😋しかもごまがたっぷりかかっているので栄養的にもとっても良さげ💕 まるで遠足気分でとても楽しい時間を過ごすことができました🎶 あまりにそんな時間が楽しかったので、最後に「コーチ料なんかいらないので秋になって涼しくなったらポール持って皆でどこかへ遠足に出かけませんか?」と提案してしまったぐらいです😅皆さんもその提案に大いに乗り気だったようなので、秋になるのが今からもうスゴク楽しみです⤴

ゴミ拾いウォーキングは如何?スマイルチームさんの投稿

スマイルチーム ポールウォーキング部。7月は海の日にちなんで【ブルーシップ】の活動としてごみ拾いウォーキング。今までの中で1番少ないゴミの量でした。良し良し👍一人一人の意識が更に高くなることを期待します‼️ゴミは各自責任持ってきちんと始末しましょう‼️#スマイルチーム#sagamihara_pic#ブルーシップ#環境保護#海と日本#ごみ拾い#ウォーキング#ポールウォーキング#ブルーシップのホームページもぜひご覧下さい#ゴミは各自で責任持ってね

暑い時には無理をせず新地昌子さんの投稿

今年一番暑い日に、笠間市地域交流センターともべ愛称「トモア」でのポールウォーキング講座やりました🌞🌞 暑いなか、午前中は定員いっぱいの参加者が来てくれました(写真撮り忘れ💦) 潔く外歩きはやめにして、ストレッチと館内歩き。 左右分解して歩いたり、歩幅を広げて前の人を追い抜いたり、ちょっと普段と違うことも混ぜながらの90分でした。 午後はわざわざ日立市から来てくださった方が。せっかくなので曇ったタイミングで、友部駅の連絡通路を歩きました。笠間の観光地のパネルがあるので、行ったことある場所、無い場所、逆に日立の情報も教えてもらいました。 秋になったらまた歩きましょう!それを合言葉に夜信州に戻ってくると、、、、やっぱり長野は涼しいーーー笑

ナイトウォークを満喫!校條 諭さんの投稿

初のナイトウォークを満喫しました。 コロコロ変わる天気予報を連日見てきて、きっとはずれると予想したら(^^)、そのとおりまったく雨にはやられませんでした。 いつもは午前に開催するのですが、今回午後6時集合のナイトウォークに。参加者のおひとりからは「夜の川沿いの遊歩道、神社など童心に帰った様でワクワクしました」という感想をいただきました。 確かに、提灯のたくさん灯された夜の神社など、夜間ならではの雰囲気がいたるところにあって、暑さよけというだけではない価値あるポール歩きでした。 夜にしか咲かないカラスウリの花も見つけて、みんな牧野富太郎気分でした。 「気ままにポール歩き」、今回のコースは、高井戸地域区民センターを起点に、神田川沿いの遊歩道を軸に、三井の森公園、パークシティ浜田山、柏の宮公園、塚山公園、下高井戸八幡神社を巡り、浜田山駅まで。駅前のインド・ネパール料理店「まいた」でカンパイしました。

シニアは安心の拠り所が大切!!佐藤 ヒロ子さんの投稿

【元気はどこから〜】     #身体もお口も運動すると元気になるの 2023/7/10 #船橋ウォーキングソサイエティ  #シニアポールウォーキング 暑いです。 熱中症対策で「おやすみ」を促したり  予め暑さ対策呼びかけしての開催になりました。 講堂は涼しいので、会場迄の往復に配慮し日傘をさして安心して集えるよう ポールはFWSが用意しました。 シニアは安心の拠り所が大切だと思います。 安心から楽しさが生まれます。

〆はいつも「笑いヨガ」佐藤 ヒロ子さんの投稿

【工夫と元気があふれるUR幸いポールウォーキング】 2023/7/11   URサークル自走化して3年目になります。 本日は、日本ポールウォーキングアドバンスコーチSの指導日。 厳しい暑さが想定されていたので予め集会所を確保して頂いていました。 楽しそうな写真と報告がありましたのでご紹介です。 ラダーはなんと役員さんの手作りです。    この暑さでもSコーチが感心する元気さだそうです。〆はいつもリーダーの掛け声に合せての「笑いヨガ」 実にそれが気持良いのです。 お腹の底から思い切り笑います。今回もその様子が良くわかります。 UR初の自走化サークルは本日も明るく元気で楽しそうです。

早めに切り上げ、すし屋で乾杯!森川 まことさんの投稿

本日は熱中症に気をつけながら、木陰で体操して、短めで終わりました。 風があって気持ちが良かった。 終わりまして、村松誠さん、コーチ合格祝いで、寿司屋で乾杯!!

今日は、小学校で「ラジオ体操指導」です中嶋  佳奈恵さんの投稿

【ラジオ体操指導】 小松市芦城小学校こども会からの依頼にて、ラジオ体操第一、ニを指導してきました。 ラジオ体操一級指導士としては初。 夏休みにはぜひ肘を伸ばして、背を高くしてラジオ体操を頑張ってみせてあげてね。 ラジオ体操を詳しく教えてほしい団体様はぜひ連絡下さいね。 #ラジオ体操 #小松市 #石川県 #体操

今日は生涯大学の講義です長岡智津子さんの投稿

最近、健康体操などの依頼がとても多くなりました。 コロナが落ち着き、人々が健康にさらに 意識を持ってきたのでしょう。 今日は生涯大学の講義をしてきました。 生きがいづくりのために ソシアルダンス ポールウォーキング ラジオ体操など 色々なジャンルの運動を学習します。 仲間づくりのために レクリエーション チームゲーム うなづき体操など 楽しく体を動かします。 そして 体を動かすことの大切さ 継続の方法 熱中症や誤嚥性肺炎やエコノミー症候群など 日常に役立つ知識を学びます。 千葉県が開校している素晴らしい大学だと思います。 来月は柏パレットで サルサです💃 是非体験してみてください。 暑い夏を乗り越えるハッピーな気持ちになりますよ💕 申込みは柏パレット

8月の予定
台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿

【日本健走杖健走教練 Basic 基礎班培訓課程】 📅 日期:08/19 (六) 📍 地點:台北市中山區吉林路 24 號 12 樓(萬泰商業大樓) 🕘 時間:09:00am~16:00pm 提升專業能力,成為健走杖教練 夢想成為一位健走杖教練嗎? 我們的基礎班培訓課程正是你實現夢想的第一步! 報名提升你的專業能力, 成為一名優秀的健走杖教練! ▲課程費用:(含培訓、講義及健走杖租借、不包含餐飲) 全球首次,日本健走杖運動協會 NPWA 授權海外開課,日本健走杖健走 (簡稱: 日式健走) Basic Coach 課程,定價 5,000 元、首發優惠價 3,000 元,敬請把握! ▲報名時間:即日起至 2023 年 8 月 12 日止 (課程人數上限 20 位,額滿即關閉表單) ▲報名方式及匯款帳號 1.一律採網路報名,報名表網址:https://reurl.cc/01aA2k 2.匯款帳號:0945-940-029307 銀行:玉山銀行 二重分行 (808) 戶名:台灣健走杖運動推廣協會

一般社団法人ソーシャルフィットネス協会さんの投稿
8/19、21いづれも14:00-16:00 東京北区にてポールウォーク講演会が連続開催されます。東京都健康長寿医療センター副所長藤原佳典先生の講演をうけての体験会を提供します。お近くの皆様、暑い中恐縮ですが是非お出かけください。

関連記事
事例に学ぶ:4.クラブ活動で地域貢献

(2)熱中症に気を付けて
田村芙美子さんから貴重な(?)経験談の投稿がありましたので、紹介します。

(その①):熱中症になる
油断大敵 (長いのでスルーして頂いてOK) 私は熱中症にならない!なるはずがない!と信じてきた。ところが きょうの広町緑地PWでいつものようにポール体操をしていて 給水タイムをとったとき リュックに水筒がない!ことに気づいた。 今朝は家をでたとたんに表通りに出る家の前の路地が通行止め!聞いてないよ。3台もダンプが道を塞いでいた。冷や汗をカキながら 仕方なく初めて通る狭い道を迂回。途中生徒さん一人を拾ってテレジア包括C.に駐車。💦 水分休憩の時 緑地には自販機がないのでトイレに走り(ここはきれい)、水道水を二口含んで 口の中を湿らせた。木陰のない芝生広場は暑いからと、世話人さんが少し先の林の中に移動を提案。多少影がありそこで体操の続きを始めた。筋トレの時はなんでもなかったが、ポール2本を束ねて前に~上に上げるとき腕の異変に気づいた。 いつもと様子が違う。 力が入らない。 回旋運動に至ってはカウントができなくなった。 吐き気もしてきて口を押さえちょっと待ってね、と休ませて貰いベンチへ。 どうやら軽い熱中症のようだ。顔が真っ青です!と心配され立場なし。 そんなこともあり後半は自由PWに切り替えて頂いた。 そういえば昨日もやや不調で母の面会に行ったものの母のbedに横になりこのまま泊まる?等と言われていた。 田村コーチもお年ですから!と口の悪い世話人さんの一言がグサッと刺さる。 でも優しく駐車場までついてきてくださった。 自販機でいのちの水を買い復帰。途中のしらすやさんで 釜あげGET。お昼に早速食べました。 下の写真は5~6月マレーシアの奥様の里帰りに行かれた生徒さんのお土産。飴とインスタントドリンクだそうです。 マレーシアは空気が淀んでいてこの広町緑地は森林浴のように気持ちがいいと仰っていました。 熱中症も自力で水が飲めなくなった時は点滴をしてもらわなければ危険だそうです。 恥ずかしいことでしたが メンバーさんじゃなく私でよかった思うばかり。

(その②):すっかり回復しました
暑い夏に涼しげな白花 熱中症以来 回復はしたもののスッキリ体調が整わないままでしたが 遂に昨日から絶好調に💪 今日は知人のトレーナーさんからもすっかり元気取り戻したね、とお墨付きを貰いました。 盆踊りでさらにパワーアップ、明朝は逗子で時間繰り上げPWです。そして明後日は・・・⛵

(その③):本日はクルージングです

本日はクルージングクラブ活動の日。  といっても毎年乗せて貰うだけ。 葉山マリーナから普段行き来している逗子~材木座海岸~由比ヶ浜~坂ノ下~稲村ヶ崎~腰越-江ノ島を海側から眺めながら。 遠くは伊豆半島、大島も次第にはっきり見えてきました。 波に揺られ波の音を聴きながら。 葉山のアボカドファームは湘南国際村の山の向こうで海からは見えませんでした🥑

関連情報源
環境省熱中症予防情報サイト

2.米FDAに正式承認されたエーザイ認知症薬『レカネマブ』について
今般、エーザイ株式会社&バイオジェン・インクが共同開発した認知症薬『レカネマブLEQEMBI』が、アルツハイマー病(AD)の進行を抑制し、認知機能と日常生活機能の低下を遅らせることを示して、米国食品医薬品局(FDA)でのフル承認を取得した世界初かつ唯一の治療薬になりました。関連する3つの記事をご紹介します。

No.1:『レカネマブ』はアルツハイマー病(AD)の進行を抑制する初の治療薬
**以下、エーザイ株式会社&バイオジェン・インクの2023年7月7日新聞発表より抜粋**
「LEQEMBI」は、アルツハイマー病(AD)の進行を抑制し、認知機能と日常生活機能の低下を遅らせることを示し、フル承認を取得した世界初かつ唯一の治療薬となります。「LEQEMBI」は、多様な人種・民族、併存疾患や併用治療薬、ADによる軽度認知障害(MCI)と軽度ADなど米国メディケア受給者に一般化可能な集団において、臨床的に意義のある認知・機能低下の抑制を実証しました。「LEQEMBI」による治療は、臨床試験と同様、ADによる軽度認知障害または軽度AD(総称して早期AD)の当事者様において開始する必要があります。

「LEQEMBI」のフル承認は、エーザイの大規模グローバル臨床第Ⅲ相検証試験であるClarity AD試験のデータに基づいており、「LEQEMBI」は主要評価項目ならびに全ての重要な副次評価項目を統計学的に有意な結果をもって達成しました。主要評価項目は、全般臨床症状の評価指標であるCDR-SB(Clinical Dementia Rating Sum of Boxes)であり、「LEQEMBI」はCDR-SBにおける18カ月時点の臨床症状の悪化をプラセボと比較して27%抑制しました。また、副次評価項目の一つである、衣服の着脱、食事、地域活動への参加など当事者様が自立して生活する能力を介護者が評価する、AD Cooperative Study-Activities of Daily Living Scale for Mild Cognitive Impairment(ADCS MCI-ADL)においては、統計学的に有意かつ37%のベネフィットが認められました。本試験の結果は、2022年11月29日に、アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)にて発表され、同時に査読学術専門誌the New England Journal of Medicineに掲載されました。

(中略)

「LEQEMBI」は、アミロイドベータ(Aβ)の可溶性(プロトフィブリル*)および不溶性凝集体に対するヒト化IgG1モノクローナル抗体です。「LEQEMBI」は、この進行性の慢性疾患を治療するために、継続的に蓄積される最も神経毒性の高いAβ(Aβプロトフィブリル)をターゲットとして除去し、既存のプラークを除去します。2023年6月、FDAの 末梢・中枢神経系薬物諮問委員会(PCNS)は、臨床第Ⅲ相Clarity AD検証試験の結果が、本剤の臨床上のベネフィットを示すエビデンスであることを全会一致で支持しました。また、本諮問委員会は「LEQEMBI」のベネフィット・リスクを総合的に確認しました。2023年1月6日にFDAより迅速承認を取得しています。

エーザイは、実臨床におけるARIAの管理とモニタリングを推進する目的で、ADヘルスケアコミュニティに対する多面的な教育イニシアチブとして、「Understanding ARIA ™」を開発し、展開しています。このイニシアチブは、医療用画像分野の専門家や主要な専門学会との協力のもと、受講者同士によるトレーニング、個人およびグループトレーニング、専門家による症例検討などの教材とプログラムを提供しています。

エーザイは、「LEQEMBI」の適用となる当事者様が本剤の治療を受けられるように尽力しており、経済的な必要性とその他のプログラム基準を満たす、メディケア受給者を含む保険未加入あるいは低額保険者補償の当事者様に「LEQEMBI」を無償で提供するPatient Assistance Programを設けています。さらに、エーザイは、LEQEMBI Patient Navigatorsを通じて、アクセス向上のための当事者様サポートを提供しています。同ナビゲーターは、「LEQEMBI」へのアクセスに関する情報の提供、当事者様とそのご家族の保険適用と選択肢に関する理解の支援、適格な当事者様のための財政支援プログラムの特定を行います。米国の方は、詳しくはLEQEMBI.comをご覧いただくか、電話:1-833-453-7362(月~金、東部時間午前8時~午後8時)またはファックス(1-833-770-7017)にてお問い合わせください。

レカネマブについて、エーザイは、開発および薬事申請をグローバルに主導し、エーザイの最終意思決定権のもとで、エーザイとバイオジェンが共同商業化・共同販促を行います。

No.2:『レカネマブ』とはどんな薬?
**以下は、下畑享良(岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野教授)の2023年7月10日のブログの転載です**

FDAでのフル承認を受け,日本でもレカネマブの使用がより現実味を帯びてきました.図はAlberto J Espay教授(シンシナチ大学)がTwitter(@AlbertoEspay)で発信されたレカネマブ治療に関する説明です.一般の方々に必ずしもその効果と副作用について伝わっていないように思われますのでこの図を用いて解説したいと思います.

レカネマブの効果を示したClarity AD試験の対象は,PETまたは脳脊髄液検査でアミロイドが検出された50〜90歳の早期アルツハイマー病患者で,レカネマブ群898人,偽薬群897人です(①).2週間ごとにレカネマブを静脈内投与します.主要評価項目は,CDR-SB(Clinical Dementia Rating-Sum of Boxes,範囲0〜18点で高いほど障害が強い)の18カ月間における開始前からの変化です.通常,18点中1点以上の変化がある場合,改善ないし悪化と定義されます(②).

さてレカネマブのCDR-SBに対する効果は,開始前のスコアは両群とも約3.2点で,18ヵ月間でレカネマブ群1.21点,偽薬群1.66点で「ともに悪化」しました.またその差は0.45点,つまりレカネマブは0.45/1.66(27.1%)悪化を抑制したということになります(P<0.001)(③).つまりごく早期の患者において,18ヶ月で悪化はするものの,18点中0.45点という抑制があることをどう解釈するかが求められるわけです.

また「27%進行を抑制する」ばかり強調されますが,この表現は誤解を招くとも言われています.重要なのは変化でなく,実際の点数であり,その効果を実感できるかどうかです.つまり開始前の3.2点と,18ヵ月後の点数(レカネマブ群4.41点と偽薬群4.86点.その差0.45点)を比較することになります.現実の世界では偽薬群と比べて18ヶ月間で0.45/4.86(9.3%)の違いしかなく(④),患者・家族がその効果を実感することはまずないだろうと言われています.年間約350万円という価格ですので,どのような人に使用すべきかという議論があります.私は共同通信社からの依頼で,今年1月に「指標」欄に意見を執筆しました.私の考えは治療効果に応じて薬の価格が変動する「償還払い方式を導入すべき」というものですが,じつは18ヶ月間で18点中0.45点の差と軽微であるため厳密な効果判定は難しいのかもしれません.

さらに治療による効果や有害事象の程度を評価する必要があります.その指標となる治療必要数(NNT)は,ある治療を行った場合,1人に効果が現れるまでに何人に治療する必要があるのかを表します.しかしレカネマブでは認知機能が改善することはないのでNNTを計算することはできません(⑤).一方,有害事象は害必要数(NHH)を計算します.有害事象45%,アミロイド関連画像異常(ARIA)が26%で,計算すると3,すなわち3人に投与すると1人に害が及ぶということになります.よって⑥に100人治療した時の結果の内訳を示しますが,改善(緑)なし,悪化(オレンジ)2/3,有害(紫)1/3となります. レカネマブの特徴が一目瞭然の図です.

ちなみにレカネマブ群対偽薬群で,死亡0.7%対0.8%(6例対7例),重大合併症14.0%対11.3%,ARIA-E(アミロイド関連画像異常-浮腫/浸出)12.6%対1.7%,ARIA-H(同-出血性変化)17.3%対9.0%,症候性ARIA-H 0.7%対0.2%でした.ARIA-Eは開始3ヶ月以内に生じたものの,いずれも軽症ないし無症候で治験の中断には至りませんでした.ただしARIA-EはApoE ε4ホモでは高率でした(ARIA-E 32.6%対3.8%).J Prev Alzheimers Dis誌に発表されたレカネマブの適正使用ガイドラインでは,安全性確保のためにAPOE遺伝子検査を推奨しています.

最後(⑦)に「レカネマブ用量依存性脳萎縮」が書かれています.18ヶ月間で偽薬群17500 mm3の萎縮が生じますが,レカネマブ群ではより高度の22000 mm3という脳萎縮が生じます.この差は4500 mm3ですので,偽薬群より4500/17500=26%(ティースプーン1杯程度の体積)萎縮が高度です.なぜ萎縮が促進されるのか,この萎縮がどういう意義を持つのかはまだ不明です.

そのほかにも知っておくべき重要な事項があります.
◆脳アミロイドアンギオパチー(脳血管にアミロイドβが沈着する疾患)を合併する場合,レカネマブで脳出血を合併しやすく,これまで3症例の死亡例の報告(2例目,3例目)があること.よって脳アミロイドアンギオパチーをきちんと除外する必要があるが,その診断は必ずしも容易ではないこと.
◆死亡例の中に,レカネマブ使用中に脳梗塞を発症し,その際に血栓溶解療法を行ったところ大出血→死亡した症例が含まれていること.
◆ARIAの長期的な影響は不明であること
◆APOE遺伝子検査は推奨されるが,遺伝子診断の体制づくりと,診断後の適切な説明・カウンセリングは容易ではないこと.

以上を参考にしてレカネマブへの理解を深めていただければと思います.

No.3:日本経済新聞2023年7月9日(朝刊)社説(電子版は7月8日)
[社説]認知症薬いかし治療を前に

レカネマブは米国で正式承認された
認知症は早期に対応すれば治療が可能な時代に入った。世界で推計5000万人の患者がいる「現代の病」だけに、日本の製薬会社エーザイが米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」への期待と影響力は計り知れない。
米食品医薬品局(FDA)が6日、レカネマブを正式承認した。「メディケア」と呼ぶ高齢者向けの公的医療保険の対象となり、米国での治療が今後、拡大していくだろう。
これで国内でも9月をメドに厚生労働省が医薬品として承認する公算が大きくなった。国が薬価を算定した後、年内には医療現場で使えるようになる見通しだ。
レカネマブは対症療法ではなく、脳内の原因物質とされるアミロイドベータを除去する世界初の治療薬だ。発症すると医療の選択肢が極めて限られていたアルツハイマー病の患者や家族にとって希望の光に違いない。
ただ、治療対象となるのは早期段階かその前の軽度認知障害(MCI)の患者だけだ。しかも症状の進行を遅らせることはできても「治る」わけではない。この点をきちんと理解しておくことがとても大切といえる。
米国ではレカネマブの値段は年間2万6500ドル(約380万円)になった。日本の薬価はこれより低くなるとみられるが、適用人数が増えると医療財政の問題に発展するかもしれない。
医療として定着させるにはほかにも課題がある。治療の対象かどうかの見極めに脳内のアミロイドベータの蓄積を調べるが、検査できる施設は限られる。専門医の数も少ない。治療を受けたくても受けられない患者が出ないよう、医療機関の連携など体制整備が急務といえる。
この20年余り、アルツハイマー病治療薬の開発に欧米の巨大製薬企業が挑んだが、失敗してきた。エーザイの快挙をいかし、日本が率先して認知症の克服モデル構築に取り組んでもらいたい。

関連情報
資料①:知っておきたい認知症の基本(政府広報オンライン)
資料②:アルツハイマー病の予防は運動と睡眠で(オムロンヘルスケア)
資料③:下畑享良教授のスライドショー『睡眠による認知症予防』

関連動画
筑波大学人間系・山田実教授の研究室のweb版集いの広場から、
配信第53号「認知機能低下予防について」
配信第78~90号「軽度認知障害について」

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)