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2025年1月のニュース

「ロボティクスに ChatGPT の時代が到来しつつある」(NVIDIA ジェンスン・フアン)。自動運転車 (AV) や ロボットなどのフィジカル AI システムの開発を促進するためのプラットフォーム『NVIDIA Cosmos™ 』が発表されました。

Cosmos™発表のニュース、ヒト型ロボット開発の最新潮流、岐阜大学医学部下畑先生からの最新医学情報をお届けします。

1.2025年1月の活動状況
佐藤 ヒロ子さんの投稿
#2025年初歩き #船橋ウォーキングソサイエティ 新年明けて4日目で もう活動開始です スッキリ&ニッコリ 今年も宜しくお願い致します   #2本のポールを使うウォーキング #海老川土曜日コース #松の内の定例会 #サーキットトレーニング #お正月太りは早めに解消 #お年賀タオル

佐藤 ヒロ子さんの投稿
#船橋ウォーキングソサイエティ  #シニアポールウォーキング  2025/1/6 「おめでとうございます」  と行き交う初顔合わせ   静かなやる気(長続きのコツ❤️)   のメンバーに    新入会員2名が加わりました #コグニサイズ #体幹バランス   頭の中から足先まで 今日もしっかり動かしました〜     #転倒予防 #認知症予防 #姿勢改善 #チェアエクササイズ #ストレッチ #筋トレ #ポールエクササイズ

田村 芙美子さんの投稿
1/06 飛翔 羽を拡げて少し遠くに翔びませんか。今年は秋田の佐々木奈々子さんのPW活動をサポートします。 肩甲骨から羽を拡げます。力まずそして少しずつ羽ばたいて~!🪽❤🛫 去年後半からの雑務を整理して自粛生活を少しずつ解禁。皆さんのパワーをください。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【チーム対抗じゃんけんゲーム】    #船橋ウォーキングソサイエティ   #美姿勢ウォーキング火曜日    2025/1/7   まだ松の内で長閑に  新年のご挨拶が交わされます #サーキットトレーニングはこの時期の定番メニューです  きっちりと励みました(笑)  火曜日は年賀タオルお渡しも ゲームに取り込んで渡すので    盛り上がります⤴  チーム対抗じゃんけん大会  何と優勝は私達のチーム    勝って笑顔    負けても笑顔    毎回 大笑いです

佐藤 ヒロ子さんの投稿
#船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #木曜日行田公園コース  お正月気分もすっかり   抜けての集合 90分あっという間終わりました

田村 芙美子さんの投稿
1/11 午後からは 大田区ポールdeウォーク体験会(@御園神社)のあと、皆さんと健康安心講座に参加(@カムカム新蒲田)・・・  喪中のため鳥居の脇からお邪魔し、境内でポール体操で身体を温め、脳トレで頭も準備運動をした後 意識して横断歩道の白帯は踏まず、歩幅を広げて講演会場までPWしました。 ・おしゃもじ社の謂れは? ・「後見人制度」は知っていましたが、「家族信託」は初めて知る制度でした。有意義な講演会に参加でき感謝です。

校條 諭さんの投稿
高円寺・阿佐ヶ谷南部の寺社をポール歩き 新年初の「気ままにポール歩き=気まポ」 集合場所はJR高円寺駅南口の広場。 神社は氷川神社・気象神社(同じ空間にあり)、馬橋稲荷神社、神明宮、 寺は高円寺、長善寺、松応寺、西照寺 に寄りました。 松の内が明けるタイミングでもあり、寺はどこも閑散、神社は神明宮が正月らしい賑わいでした。 気象神社は氷川神社の域内にあるこぢんまりとした社ですが、ほかにはないユニークな神社なので訪れる人も多いようです。 たまたま毎月11日にご開帳という長善寺の「伎芸天」を拝むことができました。諸芸上達を願う人が訪れるとのことで、有名芸能人の写真などが飾ってありました。住職が親切に説明してくださいました。 実は、年が明けてから私は片足を少々痛めておりまして、いつもの後方に推すスポーツスタイルの歩き方(ノルディックウォーキング、4点駆動原理)を今回控えて、前方着地スタイル(ポールウォーキング、4点支持原理)で歩きました。全行程約5kmをスムーズに歩けて、ポールのありがたさを実感しました。 阿佐ヶ谷駅前の中華料理屋翠海(すいかい)で乾杯して新年会ランチを味わいました。

feel Health&Beautyさんの投稿
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田村 芙美子さんの投稿
1/14 今日は腰越グループ例会。新年第一回は 広町緑地から抜け出して鎌倉駅西口集合。源氏山健脚コース(扇が谷裏道階段利用)と海蔵寺ゆるゆるコースにわかれました。15/20名参加でした。

田村 芙美子さんの投稿
1/15 午前は今年初のDOJO  1人ずつ年末年始の一言を言いながらストレッチ。 午後は教養センター1期生(数年前の)PWグループの検定会でした。

新井 恵さんの投稿
スマイルチーム上溝。 午前はスマイル活動。 午後は公民館自主企画案事業の講師アシスタントのお仕事。 #スマイルチーム #健康普及活動 #リズムダンス講座 #シニアダンス #リハビリダンス #脳トレダンス #昭和歌謡ダンス #懐メロダンス #上溝公民館 #上溝公民館まつり #相模原市中央区 #記録 #20250116

田村 芙美子さんの投稿
1/17 今日は3本立て  渋谷教室ではポールウォーキングはじめの一歩。肘引きしながらお互いに触れた肩甲骨の動きに皆さん声を上げて感動!「すごーい!動いてる~」 そして久々の我が古巣 駒沢公園ポール&ノルディックウォーキングクラスに顔を出しました。若い方々がしっかり引き継いで下さって感謝です。お任せしてもう2年以上になります。 その後税理士さんグループに参加。長い1日でした。

杉浦 伸郎さんの投稿
2025研修はポールウォークコーチ認定から無事キックオフしました。 JR輸送サービス組合の皆さんが東日本各地より参加くださり、寒空にも関わらずとても明るい双方向の学びの場となりました。次回は志木市NWPW全国大会で再会しましょう!お疲れ様でした。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【又 来年も皆と来たいです】  混雑を避け遅めの初詣で   聞かれた声です 2025/1/18 いつもさり気なく繰り返えして     いる初詣に 幸せを語ってくれるメンバーの   嬉しい一言です 1900年の歴史ある船橋大神宮 スタッフの名(迷?)ガイドは     大好評でした #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日コース #船橋大神宮初詣

森川 まことさんの投稿
2025年、初ポールウォーキングでした。金町〜江戸川土手〜寅さん記念館〜山本邸〜帝釈天。のコースを歩きました。 インフルエンザ流行中の中、11名で元気に歩きました。 次は3月、ミステリーツアー。

田村 芙美子さんの投稿
1/21 今年初の広町緑地PW。朝の日陰はひんやり、日向はぽかぽか上衣いらず。途中でロングコースとショートに分かれながら 元気に山道を歩き 再び広場で合流しCOOLDOWN。市の声掛けで6回の体験会を経て10年前に発足したこのサークルですが 最初から参加の最年長の女性はもう90歳!若々しくてとてもそのお年には見えません。始めるのに遅すぎる!ということはありません。継続こそ力なり。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【スカンポって】   2025/1/21 #船橋ウォーキングソサイエティ #火曜日定例会    グループで   しりとりしながら   追い抜きウォーキング グループから 「知らない言葉が出たの」   聞くと すから始まる言葉で出たのが   「スカンポ」  メンバー半数以上が知らなかった💦  ゲーム後もググったり   お口の体操に      勤しみました😅😀😉      それがいいんだな〜 #美姿勢ウォーキング #コグニサイズ

田村 芙美子さんの投稿
1/23 教会の駐車場をいつもお借りできて助かっています。曜日時間指定の許可証をフロントガラスの前に置きます。 不織布で覆った花壇にオレンジや白の花が咲き始めているのが見えました。ほっこり。 蝋梅、水仙、万両、山茶花、椿、早咲き梅、河津桜も蕾を脹らませ「春近し」。 PW貯筋クラブに片瀬山と七里ヶ浜から2名入会されたので改めて皆さんで自己紹介をしました(なんと!皆 初めての自己紹介)。少しずつ輪が広がります。 初参加の方が、結構キツイですね。との感想。マイペースで構いません。10%の顎の筋肉だけフル稼働の人もいますから。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【面白かった〜】 2025/1/23 #船橋ウォーキングソサイエティ #行田公園木曜日コース #2本のポールを使うウォーキング  ポールの力を借りて 美しく(?)身体を整える #ポールdeエクササイズ #ポールは魔法の杖  #歩くだけから進化して バレリーナみたいに    白鳥にもなれるかな〜  締めはポール脳トレ!     歩くを入れて   #コグニサイズ  身体、頭 お口      良い運動になりました〜

田村 芙美子さんの投稿
1/24 1泊明けの朝、30年来の犬友の散歩帰りにバッタリ!どちらも飼い犬の代が次々変わり当方はもう居ないのと鎌倉に移ったので中々会えないというのに。朝からWANに触れて幸せでした💕🍀 ウキウキ気分で渋谷へ🎶 今日は鏡ポールウォーキングにトライ。鏡の中の自分の歩容をチェックします。今日のクラスでも思ったよりキツイですね、と男性にいわれ次回から少し緩くしようと見直し。今日も暖かい1日でした。

田村 芙美子さんの投稿
1/26日 お天気は良いのですが冷たい風に寒い寒いを連発🌁🌁。今日は逗子PWでラフターヨガやフラを参加20名で楽しみました。 最後は、笑顔で「やったーやったー!イェーイ!」 山茶花が今一番綺麗です🌺 (葉山の🥑ファームは欠席しました。今日は苗植えつけ用の大穴堀りの予定)

杉浦 伸郎さんの投稿
www.city.yokohama.lg.jp

水間 孝之さんの投稿
東京フェスタ‼️ 強風の1日でした‼️ テントも5台破損‼️ スズカケの木の下で一息‼️ お疲れ様でした‼️

田村 芙美子さんの投稿
1/29 午前中は北鎌倉DOJOで詐欺被害回避の為の脳と運動神経の連動、危機回避のトレーニング。 頭ではわかっていても高齢者の詐欺被害が多い理由を納得www 午後は前々からお約束の十二所にあるブックマルシェ「みちくさ本棚」をやっと訪問出来ました。オーナー伊藤さんとお店担当の Fさんと閉店時間オーバーしてお喋り。古書・寄贈の本を無料・有料・回覧などで本のSDGs。本だけではなく手作りのものも扱っています。 当店の在庫グッズを仲間にいれて貰おうか、ポール歩きのステーションにも・・・と話しは尽きず。 https://www.facebook.com/share/p/19scxLddKe/

鈴木 ゆみ江さんの投稿
[6年度3期の(最後)講座です]  「認知症予防 計画力育成講座」でウォーキングを担当しています。 認知症予防としては色々ありますね…ウォーキングも効果あるんですよ。 そんな話と「健康を考えて」の歩きかたを話させていただいています。 1時間45分中の、先週、先々週は30分。今日は40分もらって3回が終了。 高齢者と言われる方々ですが、とっても意欲的でお元気🩷 後2回(担当のウォーキング)を「楽しかった🎵」と思ってもらいたい。 ╰(*´︶`*)╯♡ 主の講座、計画力は後5回…街歩きの計画を話し合います。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【深まったご縁】 #船橋ウォーキングソサイエティ  第2回スペシャル企画 「#認知症サポーター養成講座」 「#ウォーキング講座」に呼ばれた のがきっかけで実現しました。 知りたい事が分かって  短時間でも濃い内容で  資料も充実したのを頂きました。 会員からの質疑も活発で       有意義な時間を共有できました。 #自助共助公助 #知って安心認知症  #ウォーキング中に遭遇したらどうする #認知症安心ナビ #認知症を学び皆で考える #地域包括支援センター

NPO法人船橋ウォーキング・ソサイエティさんの投稿
2025.1.30 スペシャル企画『認知サポーター養成講座』  於:塚田公民館 | 船橋ウォーキング・ソサイエティ

松井 浩さんの投稿
今日は、ウェスタでウェストの話しです。

 

来月以降の開催
長岡智津子さんの投稿
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台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
2025/2/22 第一屆第三次會員大會 (報名表單)

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【日式健走 Basic Coach 培訓課程】 2025年「日本健走杖健走」教練培訓課程來嚕~ 🇯🇵日本健走杖健走協會NPWA唯一授權海外開課🏆 歡迎所有對日式健走有熱忱,想共同推廣或進一步學習的朋友們報名! 課程日期:2025/2/23(日) 9:00am ~ 17:00pm 課程地點:台中 中臺科技大學保健大樓1樓 窗外講堂 ⚠️滿10人開班,上限20位⚠️ 詳細說明與課程辦法請見報名表: ➡️https://forms.gle/bDXy76JZVteDeK7L6 *通過初階教練培訓者,可指導親友們學習日式健走  若想要規劃與教導有一般民眾學習日式健走,則需要再取得進階教練資格喔~

杉浦 伸郎さんの投稿
GWは「美の国あきた」へ! 5/4 「ポールを持って歩く会~秋田大会」が開催されます。 清々しい美の国の青空の下、ポールを持って一緒に歩きませんか(秋田県総合保健センター発)。 主宰のあきたPWクラブの佐々木コーチや秋田大の小玉コーチにもリアルでお会いして、地域活動や研究状況をお伺いでき、皆さまと交流できますこと、今からとっても楽しみです。

 

2.PW関連学術ニュース
2-1)NVIDIA、『NVIDIA Cosmos™ 』を「CES 2025」で発表!
1)世界最大のテックカンファレンス「CES( Consumer Electronics Show) 2025」が1月7日から10日まで、ラスベガスで開催されましたが、1月6日に、 NVIDIA は、自動運転車 (AV) や ロボットなどのフィジカル AI システムの開発を促進するために構築された最先端の生成世界基盤モデル、高度なトークナイザー、ガードレール、および高速ビデオ処理パイプラインで構成されるプラットフォーム、NVIDIA Cosmos™ を発表しました。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、そこで、次のように述べています。「ロボティクスに ChatGPT の時代が到来しつつあります。大規模言語モデルと同様に、世界基盤モデルはロボットおよび AV 開発の進歩に不可欠ですが、すべての開発者が独自のモデルをトレーニングするための専門知識とリソースを持っているわけではありません。NVIDIAは、フィジカル AI を民主化し、一般的なロボティクスをすべての開発者が利用できるようにするために Cosmos を作成しました。」

2)ヒト型ロボットの最新の開発潮流について、Copilotに聞いてみました。
Q1:ヒト型ロボットの最新の開発潮流は?
最近のヒト型ロボットの開発には、いくつかの興味深い動きがあります。例えば、以下のような進展があります:
1. 人間との協調性の向上: 最新のヒト型ロボットは、より自然な動きと人間との協調性を追求しています。これにより、介護や医療、製造業などの分野での応用が期待されています。
2. AIと機械学習の活用: ロボットは、AIと機械学習を活用して、環境を認識し、適応する能力を持っています。これにより、より柔軟で自律的な行動が可能になっています。
3. エネルギー効率の向上: 新しい材料と設計により、ヒト型ロボットのエネルギー効率が向上しています。これにより、バッテリー寿命が延び、より長時間の使用が可能になっています。
4. 感情認識の進化: ロボットは、顔や声の表情から感情を認識し、適切な反応を示すことができるようになっています。これにより、ユーザーとのコミュニケーションがより自然で人間らしいものになっています。
これらの進展により、ヒト型ロボットはますます多様な分野で活躍することが期待されています。興味深いですね!どのような用途に興味がありますか?

Q2:NVIDIAのIsaac Sim/Omniverseによって、ロボット開発はどのように変化しましたか?
NVIDIAのIsaac SimとOmniverseは、ロボット開発に革命をもたらしました。以下のような主な変化があります:
1. シミュレーションの精度向上: Isaac Simは、物理的に正確なシミュレーションを提供し、ロボットが現実世界で遭遇する可能性のあるさまざまな状況を再現します。これにより、ロボットの学習とテストがより現実的になります2。
2. コスト削減: 物理的なプロトタイプを必要とせずに、シミュレーションを通じてロボットのパフォーマンスを最適化できます。これにより、開発コストが大幅に削減されます2。
3. 安全なテスト: 危険なシナリオをシミュレーションすることで、人間の安全を確保しながらロボットの性能を試験することができます。
4. AIモデルのブートストラップ: 現実世界のデータが限られている場合でも、合成データを使用してAIモデルをトレーニングすることができます。これにより、ロボットの学習プロセスが加速されます2。
5. 多様な環境でのテスト: ロボットを異なる条件や構成でリアルタイムにテストすることができ、より広範な応用が可能になります。
これらの進展により、ロボット開発の効率と効果が大幅に向上し、より多くの応用分野での利用が期待されています。興味深いですね!他に知りたいことがあれば教えてください。
(参考情報)
Advancing Robot Learning, Perception, and Manipulation with Latest NVIDIA Isaac Release;https://developer.nvidia.com/blog/advancing-robot-learning-perception-and-manipulation-with-latest-nvidia-isaac-release/
ロボティクス シミュレーション:https://www.nvidia.com/ja-jp/use-cases/robotics-simulation/

Q3:NvidiaがCESで発表した「Cosmos」プラットフォームは、「ロボット工学分野におけるゲームチェンジャー」と言われるようですが、その理由を教えて下さい。
NvidiaがCESで発表した「Cosmos」プラットフォームは、ロボット工学分野において「ゲームチェンジャー」と呼ばれる理由は、その革新的な技術と応用の広さにあります。このプラットフォームは、AIとロボティクスの分野での研究と開発をサポートするために設計されており、高度な計算能力とデータ処理能力を提供します。
具体的には、Cosmosはロボットの自律性を向上させるためのAIアルゴリズムや、リアルタイムのデータ解析を行うための高性能なハードウェアを備えています。これにより、ロボットがより複雑なタスクをこなすことができるようになり、ロボット工学の分野での新しい可能性が広がります。
このように、Cosmosプラットフォームはロボット工学の分野において、新しい技術の導入と応用を促進し、ゲームチェンジャーとして注目されています。興味深いですね!他に知りたいことがあれば教えてください。
(参考情報)
NVIDIA、フィジカル AI 開発を加速する Cosmos 世界基盤モデル プラットフォームを発表;https://blogs.nvidia.co.jp/blog/nvidia-launches-cosmos-world-foundation-model-platform-to-accelerate-physical-ai-development/
NVIDIA CEO Jensen Huang Keynote at CES 2025;https://www.youtube.com/watch?v=k82RwXqZHY8

Q4:内閣府の「ai戦略会議」で示されている我が国の開発の方向性と具体策について教えてください。
内閣府の「AI戦略会議」では、日本のAI技術の発展とその社会への応用について議論されています。具体的な方向性と策には以下のようなものがあります:
1. AI技術の研究開発促進: AI技術の研究開発を強化し、国内外の研究機関や企業との連携を深めることを目指しています。
2. データの活用: AI技術を活用して、ビッグデータを効率的に活用し、新しい価値を創出することを目指しています。
3. 教育と人材育成: AIに関する教育プログラムを充実させ、AI人材の育成を推進しています。
4. 倫理的なガイドラインの策定: AI技術の利用において倫理的な問題を回避するためのガイドラインを策定し、適切な使用を促進しています。
5. 国際協力の強化: 他国との協力を通じて、AI技術の発展とその応用を促進することを目指しています。
これらの方向性と具体策により、日本はAI技術の分野での競争力を強化し、社会全体の利益を最大化することを目指しています。興味深いですね!他に知りたいことがあれば教えてください。
(参考情報)
内閣府AI戦略会議;https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_senryaku/ai_senryaku.html

Q5:ヒト型ロボット開発における我が国の優れた点と劣る点を教えてください。
日本のヒト型ロボット開発には、いくつかの優れた点と課題があります。
優れた点
1. 精密さと高品質: 日本のロボットは、非常に高い精度と品質を誇ります。例えば、ファナックや安川電機の産業用ロボットは、世界中で信頼されています。
2. 革新性: 日本のロボット技術は常に進化し、新しい技術や応用分野を開拓しています。ホンダの「ASIMO」やソフトバンクの「Pepper」など、多くの革新的なロボットが開発されています1。
3. 多様な応用: 日本のロボットは、産業用、サービス用、医療用、介護用など、幅広い分野で利用されています。特に高齢化社会において、介護ロボットやパートナーロボットとしての活用が期待されています1。
4. 環境への配慮: 省エネルギーで稼働するロボットや、環境に配慮した素材を使用したロボットの開発が進められています。
劣る点
1. コスト: 高い技術力と品質を維持するために、日本のロボットは高価になることがあります。これが、特に中小企業や一般消費者にとっての障害となることがあります。
2. 市場競争: 他国のロボットメーカーとの競争が激化しており、特に中国や韓国の企業が低価格で高性能なロボットを提供しているため、市場シェアを維持するのが難しいです。
3. 技術移転の課題: 日本のロボット技術は高度ですが、技術移転や国際協力の面で課題があります。他国との連携を強化することが求められています。
これらの優れた点と課題を踏まえて、日本は引き続きロボット技術の発展とその応用を進めています。興味深いですね!他に知りたいことがあれば教えてください。
(参考情報)
坂田 信裕、「医療や介護分野におけるロボットの活用と展開」;https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.46.21

日本ロボット学会誌42巻10号「AI時代の物理的ヒューマン・ロボットインタラクション」;https://robogaku.jp/news/2024/jrsj-info-4210.html

 

2-2)岐阜大学下畑先生からの最新医学情報(2025年1月)
1)PSPと運動失調における評価尺度の進化 ― 米国食品医薬品局(FDA)が進める評価尺度の改訂の意義
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年12月29日のFB投稿です**
進行性核上性麻痺(PSP)は,運動障害,認知機能障害,行動変化など多彩な症候を呈する神経変性疾患です.このため臨床評価尺度も多彩な項目を要します.現在,使用されているProgressive Supranuclear Palsy Rating Scale(PSPRS)は28項目から構成されます.なんと米国食品医薬品局FDAがPSPRSを改訂し,10項目から構成されるPSPRS-10という評価尺度を作成したようです.その有用性を検証した論文がスウェーデンからMov Disord誌に報告されています(文献1).
この研究では,従来のPSPRS(PSPRS-28)とFDAが提案した10項目サブスケール(PSPRS-10および再スコアリング版rPSPRS-10)を比較しています.アイテム応答理論(Item Response Theory, IRT)は統計モデルのひとつで,テストや評価尺度を構築・解析するための方法です.被験者の潜在特性(例:能力,病気の重症度,態度など)と,個々のテスト項目(質問や評価基準)の特性との関係を数学的にモデル化する方法のようです.つまりIRTを用いて,28項目のうち情報量が低い項目や,疾患重症度との相関が弱いものが特定され削除されました.その結果できたものが以下の10項目による簡略版です.
1. Gait(歩行)
2. Arising from chair(椅子からの立ち上がり)
3. Postural stability(姿勢の安定性)
4. Sitting down(座る動作)
5. Neck rigidity(頸部筋強剛)
6. Dysphagia for liquids(液体の嚥下障害)
7. Dysphagia for solids(固形物の嚥下障害)
8. Voluntary downward saccades(自発的下向きサッケード)
9. Postural reflexes(姿勢保持)
10. Impact on daily life(日常生活への影響)
著者らは4つの臨床試験および2つのレジストリから得られた979名分のデータを分析し,各尺度の有用性を評価しました.この結果,PSPRS-28では項目間の相関が低く(平均相関係数r=0.17±0.14),特に「イライラ感」「睡眠困難」「姿勢振戦」の3つの項目は他の項目とほぼ相関がないことを示しました.一方,PSPRS-10では選択された10項目が全体の76%の情報量を保持しており,相関も高い(r=0.35±0.14)ことが示されました.また臨床試験シミュレーションでは,治療効果を検出するための被験者数をPSPRS-10は大幅に削減できることが確認されました.例えば,50%の治療効果を検出する場合,PSPRS-10では19名の被験者で済むのに対し,PSPRS-28では102名が必要でした.「rPSPRS-10」はさらにスコアリング方法を変更したものですが,PSPRS-10ほどの感度を示さない可能性があることが示されました.まとめるとPSPRS-10とPSPRS-28はそれぞれ利点があり,PSPRS-10は臨床試験における評価尺度として効率的で,PSPRS-28は疾患の全体像を詳細に把握するために有用です.表にまとめましたが,それぞれの特性を活かし,目的に応じて適切な評価尺度を選択することが重要となります.
この論文に対する論説も掲載され,FDAが主導し,PSPRSの改訂が行われた背景について論じています(文献2).FDAが希少疾患における臨床試験の効率性を高めるため,既存の評価尺度を改善する取り組みを進めていることが強調されています.つまり臨床試験のエンドポイントとして使用されるスケールの「目的適合性(fit-for-purpose)」を重視し,不要な項目を削除し,機能的評価を重視した改訂をすることにより,治療効果の判定をより効率的・効果的にできると述べられています.FDAはPSPRSだけでなく小脳性運動失調の評価尺度であるSARA(Scale for the Assessment and Rating of Ataxia)も改訂しています(文献3).改訂版は「functional SARA(f-SARA)」と呼ばれるもので,もとの8項目のうち,以下の4項目に絞っています.
1. Gait(歩行)
2. Stance(立位)
3. Sitting(坐位)
4. Speech(発語)
著者らは,他の評価スケールにも同様の改訂が必要であると述べています.FDAはさすがだなぁと思いながら論文を読みました.
1. Gewily M, et al. Quantitative Comparisons of Progressive Supranuclear Palsy Rating Scale Versions Using Item Response Theory. Mov Disord. 2024 Dec;39(12):2181-2189.(doi.org/10.1002/mds.30001)
2. Sampaio C. FDA Boosts the Progressive Supranuclear Palsy Rating Scale! Mov Disord. 2024 Dec;39(12):2127-2129.(doi.org/10.1002/mds.30040)
3. Potashman M, et al. Content Validity of the Modified Functional Scale for the Assessment and Rating of Ataxia (f-SARA) Instrument in Spinocerebellar Ataxia. Cerebellum. 2024 Oct;23(5):2012-2027.(doi.org/10.1007/s12311-024-01700-2)

2)抗NMDA受容体脳炎を再現する動物モデルの確立と治療効果の評価
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月3日のFB投稿です**
明けましておめでとうございます.本年もどうぞ宜しくお願いいたします.自分にできること,行うべきことを地道に頑張っていきたいと思います.
さて新年最初に注目した論文は,将来,当科でもこのような研究をしたいという初夢を思い描いた研究です.抗NMDA受容体(NMDAR)脳炎は,自己抗体がN-methyl-D-aspartate受容体のGluN1サブユニットに結合することで引き起こされる若年成人女性に好発する自己免疫性脳疾患です.この疾患は急性に発症し,精神症状や記憶障害,さらにはけいれんや運動異常を伴います.その経過から昔は悪魔による仕業と考えられ,映画「エクソシスト」の原作モデルは,本疾患であったとの指摘もあります.またこの疾患は免疫療法で改善しますが,回復まで長期を要する場合もあり,その体験談が日米で映画化されています.
さて疾患の治療開発には動物モデルが有効です.この疾患にもこれまでいくつか存在しましたが,それぞれに限界がありました.とくに新しい治療法の効果を評価するのに十分な長さの臨床経過とともに,この疾患の神経免疫学的特徴を包括的に再現することが求められていました.バルセロナ大学のDalmau教授らにより開発されたモデルは,これらの課題を克服し,より包括的な病態再現を可能にした点で革新的と言えます.
【動物モデルの構築】
8週齢の雌マウス(C57BL/6J)にGluN1356-385ペプチドを用いて,Day 1とDay 28に皮下注射して免疫化(immunization)を行い,免疫応答を促進するためにAddaVax(油中水型アジュバント)と百日咳毒素を併用しました.これによりマウスは免疫ペプチドおよびその他のGluN1領域に対するNMDAR抗体を血清および脳脊髄液中に産生しました.シナプスおよびシナプス外のNMDARクラスターが減少し,海馬の可塑性が低下しました.これらの所見は,主にB細胞および形質細胞,ミクログリアの活性化,ミクログリアとNMDAR-IgG複合体の共局在,およびミクログリア内エンドソーム内のこれらの複合体の存在と関連していました.行動テストでは,記憶障害や精神病様行動,抑うつ様行動などが確認されました.
【免疫療法とその効果】
35日目より行動の変化が現れた後,一部のマウスにはCD20抗体(35日目)を投与し,45日目から71日目まではNMDARのオールステリックモジュレーター(SGE-301)を投与しました.CD20抗体は,B細胞を除去し抗体産生を抑制すること,SGE-301は,NMDA受容体機能を回復させることを目的としています.実際にCD20抗体により記憶機能やNMDAR密度が回復しました.しかし,B細胞の再増殖によりその効果が徐々に薄れる傾向を認めました.一方,SGE-301はNMDAR密度を回復させ,記憶障害や行動異常を持続的に改善する効果を示しました.両治療を併用することで,効果を最大化できる可能性が示唆されました.
このモデルは,抗NMDAR脳炎の病態解明や治療法開発において非常に有用であると考えられます.自己免疫性脳炎をきたす抗神経抗体は非常に多く,それぞれの病態機序や最適な治療法の解明はほとんどできていない状況です.今後,各脳炎においてこのような動物モデルを作成することが重要だと思いました.
Maudes E, et al. Neuro-immunobiology and treatment assessment in a mouse model of anti-NMDAR encephalitis. Brain. 2024 Dec 24:awae410.(doi.org/10.1093/brain/awae410)

3)運動失調,感音性難聴,末梢神経障害,性腺機能低下症の鑑別診断にオススメの図
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月3日のFB投稿です**
図はNeurology誌のClinical reasoning(臨床推論)のものです.症例はインドの16歳女子で,早期発症運動失調(early-onset ataxia, EOA)です.10歳頃から不安定歩行となり,14歳で感音性難聴が出現,また無月経で,高ゴナドトロピン性性腺機能低下症と診断されました.画像検査で小脳萎縮を認め,また末梢神経障害を合併し,生検では髄鞘形成障害性神経障害が示唆されました.小脳性運動失調,感音性難聴,高ゴナドトロピン性性腺機能低下症からPerrault(ペロー)症候群が疑われ,次世代シークエンサーによるエクソーム解析にて,HSD17B4遺伝子のホモ接合性変異が確認されました.
Perrault 症候群は1951年に報告された常染色体潜性遺伝の疾患で,主症状として感音難聴と原発性無月経を呈するほか,運動失調や眼球運動障害,認知機能障害などさまざまな神経症候を認めます.原因遺伝子は複数あり,HSD17B4, HARS2, CLPP, LARS2,TWNK, ERAL1, RMND1, GGPS1, PRORP, YARS, PEX6が報告されています.
この論文で感動したのは図のサンバースト・チャートです.運動失調,感音性難聴,末梢神経障害,高ゴナドトロピン性性腺機能低下症を特徴とする疾患群が視覚的に整理されています.図の中心の運動失調からスタートし,症候,つぎに発症年齢を組み合わせて,一番外側に鑑別診断が記載されています.鑑別診断の枠のグラデーションはその色に相当する症候も認めうるという意味です.一目で代表的鑑別診断が分かるとても便利な図だと思いました.
Chadha D, et al. Clinical Reasoning: Clinical Manifestations and Diagnostic Challenges in a 16-Year-Old With Early-Onset Ataxia. Neurology. 2025 Jan 28;104(2):e210253.(doi.org/10.1212/WNL.0000000000210253)

4)新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(1月4日)
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月4日のFB投稿です**
さて今回のキーワードは,ブースター接種は初回接種のみと比較してlong COVIDを23%低下させる,小児や思春期でもワクチン接種がlong COVIDのリスクを軽減する,感染時の腸内細菌叢の組成からlong COVIDを予測できる,COVID-19は神経細胞の機能障害と神経炎症をもたらすことで神経変性疾患の発症や進行を促進する可能性がある,Long COVIDに対し認知行動療法や身体・精神リハビリテーションが有効である,です.
今回で一番の驚きの論文はNat Aging誌に報告された4つ目の論文です.COVID-19感染後の脳の遺伝子やタンパク質レベルでの変化は,アルツハイマー病,パーキンソン病,ハンチントン病などの神経変性疾患で観察されるものと共通だというものです.これまでもCOVID-19感染がアルツハイマー病やパーキンソン病発症の危険因子となることが報告されていましたが,感染後に生じる変化が神経変性疾患と共通しているため,その発症や進行が促進される可能性が示されたわけです.年末年始,熱発者が多いようですし,名古屋市では高齢者のコロナワクチン接種率が2%(1.2万/59.4万)まで低下したという報道もなされています(https://tinyurl.com/2dgmtb7a).残念ながら現在のコロナワクチンは長寿命抗体産生細胞ができにくいので,ワクチンは継続せざるを得ない状況です(Nat Med. 2024 Sep 27;https://tinyurl.com/26amba3m).ワクチンの副反応は十分情報が浸透したと思いますが,後遺症を防ぎ,脳を守るという側面も多くのひとに知っていただきたいと思います.
FBで読みにくい方はブログ(https://tinyurl.com/2yq98cf5)をご覧ください.
◆ブースター接種は初回接種のみと比較してlong COVIDを23%低下させる.
世界中でCOVID後遺症(long COVID)に苦しんでいる人は数百万人いると言われている.治療薬はいまだ開発できておらず,感染予防が現実的な公衆衛生戦略と言える.これまでの検討で,ワクチン接種の有益性が示されているが,オミクロン株によるlong COVID予防におけるワクチン接種の効果は十分に検討されていない.この問題に対するsystematic reviewが報告された.2021年11月以降の感染を対象にした31件の観察研究が特定され,うち11件がメタ解析に適していると判断された.結果として,ワクチン接種を受けた集団では,受けていない集団と比較して,long COVIDのリスクが22%ないし29%(P<0.0001ないしP<0.0001)減少した(10件の研究)(図1).初回接種(mRNAワクチンであれば最初の2回)を行うと,未接種と比較して19%低下させ(3件の研究),ブースター接種は26%低下させた(P<0.0001)(4件の研究).ブースター接種は初回接種と比較して23%低下させた(P=0.0044)(3件の研究)(図2).以上の結果は,ブースター接種がlong COVIDに対してさらなる予防効果をもたらすことを示しており,著者は季節ごとのワクチン接種プログラムの重要性を強調している.ただし複数回のブースター接種の効果についてはデータが不足しており,どの時点で接種を終了できるのかについては結論を出せてはいない.
Rhiannon Green, et al. The impact of vaccination on preventing long COVID in the Omicron era: a systematic review and meta-analysis. MedRxiv. doi.org/10.1101/2024.11.19.24317487
◆小児や思春期でもワクチン接種がlong COVIDのリスクを軽減する.
米国NIHが主導するRECOVER研究プログラムの一環として,ファイザーワクチンBNT162b2のlong COVIDのリスクを軽減する効果を検証した研究が報告された.デルタ株が流行した2021年7月から11月,オミクロン株が流行した2022年1月から11月の期間において,小児(5~11歳)ないし思春期(12~20歳)を対象とした.ワクチンが感染予防を通じてlong COVIDリスクを軽減する間接効果と,感染とは独立してリスクを軽減する直接効果を検討した.結果として,デルタ株の流行期において,思春期のワクチン接種はlong COVIDの発症リスクを95.4%低下した(小児コホートのデータなし).オミクロン株の流行期では,小児における予防効果は60.2%,思春期では75.1%と推定された.ただし直接効果は,3つのコホートにおいて統計的に有意ではなく,効果の大部分は感染予防による間接効果によるものと考えられた.以上より,デルタ期およびオミクロン期において,BNT162b2が小児および若年者におけるlong COVIDのリスクを低減するのに有効であることが示唆された.
Wu, Qiong et al. Real-world effectiveness and causal mediation study of BNT162b2 on long COVID risks in children and adolescents. eClinMedi, Volume 79, 102962.(doi.org/10.1016/j.eclinm.2024.102962)
◆感染時の腸内細菌叢の組成からlong COVIDを予測できる.
Long COVIDの発症リスクに腸内細菌叢がどのように関連しているかを調べた縦断的研究が米国メイヨークリニックから報告された.799名の外来患者(SARS-CoV-2陽性者380名,陰性者419名)を対象に,感染初期とその後の糞便サンプルを収集し,腸内細菌叢を次世代シーケンサーで解析した.この結果,long COVIDを発症した感染者は,感染初期の段階で特有の腸内細菌叢構成を示していた.症状から4つのクラスターに分類すると,消化器・味覚/嗅覚障害クラスターでは最も多くの細菌種(50種)で対照群と差異が認められ,Lachnospiraceae科(30種)やAnaerovoracaceae科など,短鎖脂肪酸を産生する細菌が増加していた.また疲労クラスターではLactobacillus属やSellimonas属など,エネルギー代謝に関連する細菌が増加していた.心肺クラスターおよび筋骨格系・神経精神クラスターでは特定の細菌種との関連は顕著ではなかった.つまり腸内細菌叢の変化が顕著な症状群(消化器症状群,疲労群)と,それほど関連のない症状群(心肺症状群,筋骨格系/神経精神症状群)に分類できることが分かった(図3).さらに機械学習モデルを用いた予測では,腸内細菌叢データのみでlong COVIDの発症を高精度で予測できた.臨床データを追加しても,予測精度の向上はわずかであったため,腸内細菌叢が患者の健康状態や免疫応答をより反映している可能性が示唆された.
Comba IY, et al. Gut Microbiome Signatures During Acute Infection Predict Long COVID. bioRxiv [Preprint]. 2024 Dec 11:2024.12.10.626852.(doi.org/10.1101/2024.12.10.626852)
◆COVID-19は神経細胞の機能障害と神経炎症をもたらすことで,神経変性疾患の発症や進行を促進する可能性がある.
COVID-19に伴う神経症状の分子メカニズムを解明することを目的として,COVID-19にて死亡した患者20名と対照群22名の複数の脳領域において,プロテオミクス,空間トランスクリプトミクス,バルクRNA解析を行った研究が米国から報告された.脳全体の変化では深層興奮性ニューロンではシナプスおよびミトコンドリア経路の広範な異常が観察され,グリア細胞では神経炎症経路が上昇していた.これらの変化はパーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患に共通するものが含まれていた(図4).空間的トランスクリプトミクスでは前頭葉灰白質と橋核で遺伝子発現変化が確認され,抗ウイルス応答遺伝子の発現上昇とともに,低レベルのウイルスmRNAが検出された.しかし直接的なウイルス感染よりも,全身性の炎症や血液脳関門の損傷が原因と考えられた.さらにシナプス小胞経路やミトコンドリア機能に関わる遺伝子のダウンレギュレーションと,グリア細胞や血液脳関門細胞マーカーのアップレギュレーションが確認された.以上より,COVID-19感染後の遺伝子やタンパク質レベルでの変化はアルツハイマー病,パーキンソン病,ハンチントン病などの神経変性疾患で観察されるものと重なっていることから,神経変性疾患の発症や進行を促進する可能性が示唆された.
Zhang T, et al. Brain-wide alterations revealed by spatial transcriptomics and proteomics in COVID-19 infection. Nat Aging. 2024 Nov;4(11):1598-1618.(doi.org/10.1038/s43587-024-00730-z)
◆Long COVIDに対し認知行動療法や身体・精神リハビリテーションが有効である.
Long COVIDに有効な治療を検討したliving systematic review(発表後に新しい研究結果が報告されるとレビュー内容が更新されるもの)がBMJ誌に発表された.ランダム化比較試験24件(計3695名のデータ)を分析した.薬物療法4件,身体活動またはリハビリテーション8件,認知行動療法(CBT)3件,食事療法4件,医療機器および技術4件,身体運動とメンタルヘルスリハビリテーションの組み合わせ1件であった.この結果,CBTや身体・精神リハビリテーションが有効であることが示された.CBTは,疲労や集中力低下を軽減し,オンラインで提供される場合でも効果がある可能性が高いことが示された.一方,身体・精神リハビリでは,健康全般の改善や症状回復が期待できる.具体的には,週3〜5回の断続的な有酸素運動が身体機能の改善に有効であると結論付けられた.ただし,これらの治療がすべての患者に適用できるわけではなく,症状の異質性や個々の患者の状況を考慮する必要がある.ボルチオキセチン,レロンリマブ,プロバイオティクスとプレバイオティクスの併用,コエンザイムQ10,扁桃体と島回の再訓練,L-アルギニンとビタミンCの併用,吸気筋トレーニング,経頭蓋直流電流刺激,高圧酸素療法,教育アプリなども検討されたが,エビデンスは低いか.不足している状況であった.
Zeraatkar D, et al. Interventions for the management of long covid (post-covid condition): living systematic review. BMJ. 2024 Nov 27;387:e081318.(doi.org/10.1136/bmj-2024-081318)

5)アミロイドβ抗体(アデュカヌマブ)はAβ・タウ動物モデルで,タウ病理・神経変性を抑制せず,グリア細胞を活性化する
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月7日のFB投稿です**
アルツハイマー病(AD)に対し,近年,アミロイドβ(Aβ)を標的とした抗体療法が臨床応用されました.しかし抗体療法がタウ病理や神経変性に及ぼす影響については十分明らかにされていません.これは過去の動物モデルを用いた研究の多くは,Aβ病理に特化した動物モデル(APP/PS1や5xFADなど)を使用し,タウ病理を持たないモデルが中心であったためです.
Brain誌に,米国マサチューセッツ総合病院らのグループによる研究が掲載されています.この研究では,Aβプラークとタウ病理の両方を持つトランスジェニックマウスモデル(APP/PS1xTau22)を用い,抗Aβ抗体「アデュカヌマブ」の効果を検証しています.著者らは,6カ月齢のAPP/PS1✕Tau22マウスにアデュカヌマブまたは対照IgGを週1回,30mg/kgの濃度で12週間投与し(図上),治療終了後,9カ月齢の時点で,Aβプラークの除去効果やタウ病理への影響,さらには神経変性やグリア細胞の反応を評価しています.
まずアデュカヌマブはAβを除去し,Aβプラークの沈着が約70%減少しました.この効果は,特に小型のプラーク(10-140 µm²)の除去で顕著でした.図左下は,治療群におけるAβプラークの明らかな減少を示しています.しかし大型プラーク(180 µm²以上)の除去は限定的であり,完全なAβ除去は達成できませんでした.
一方,Aβ除去がタウ病理や神経変性に与える効果は限定的であることが分かりました.タウの異常リン酸化(AT8;図右下)や神経原線維変化は治療にも関わらず進行しており,海馬CA1領域の神経細胞数(NeuN染色)の減少,樹状突起の縮小,さらには後シナプス(PSD95)の消失もアデュカヌマブ治療で改善されませんでした.以上より,Aβ抗体療法単独ではタウ病理に関連した神経変性を十分に抑制できないことが示されました.
加えて印象的だったのは,Aβ抗体療法はグリア細胞に予期しない影響を及ぼしたことです.つまりAβプラーク周囲でのIba1陽性ミクログリアの増加が生じ,さらにGFAP陽性アストロサイトの増加も顕著でした.また微小出血の頻度が増加することも確認され,治療の安全性についての課題も浮き彫りになりました.
この動物モデルがどれほどヒトのアルツハイマー病を模倣したものかという批判はあるかと思いますが,少なくとも従来モデルよりは改善されていますので,この研究は,Aβ抗体療法の課題を示したものと言えると思います.Aβ除去だけでは,タウ病理や神経変性の進行を効果的に抑えることは難しい可能性が示唆され,今後はタウやグリア細胞もターゲットとした複合的な治療戦略が求められる方向に進むのかもしれません.
Welikovitch LA, et al. Hyman, Tau, synapse loss and gliosis progress in an Alzheimer’s mouse model after amyloid-β immunotherapy, Brain, 2024;, awae345, https://doi.org/10.1093/brain/awae345

6)味覚性発汗とFrey症候群とホロコースト
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月8日のFB投稿です**
朝のカンファレンスで,味覚性発汗(gustatory sweating)とFrey症候群について議論しました.まず味覚性発汗とは味覚刺激により顔面に発汗が生じる現象で,一部の健常者には生理的味覚性発汗が認められますが,耳介側頭症候群(Frey 症候群)や交感神経切除後に生じる味覚性発汗など病的なものもあります.
Frey症候群は,耳側側頭神経(V3:下顎神経の分枝)が耳下腺周囲の手術などで損傷した際に生じます.同神経に含まれる唾液を分泌する副交感神経と発汗を引き起こす交感神経の間で異常な再生や交差神経支配が生じ,味覚刺激により顔面や頭皮で発汗が増加します.私は,Frey症候群は耳介周囲の発汗と記憶していたのですが,頭皮も発汗するようです(文献1).あと手術もなく両側性に生じた症例も報告されていました(文献2).耳下腺炎や帯状疱疹でも生じるようです.治療は発汗部位へのボトックスが有効のようです.
Freyという人物について知らなかったのでいつもの趣味で調べてみました.Lucja Frey(1889-1943?)という女性の神経内科医でした(文献3).1889年に現在のウクライナのリヴィウで生まれ,1923年にワルシャワ大学で医学の学位を取得.1925年に神経内科医としての資格を得た後,ワルシャワ大学の神経学クリニックで1928年まで勤務しました.この間,彼女は43本の学術論文を執筆しました.1923年,先生は耳介側頭神経の損傷により発生する味覚性発汗の病態生理を解明し,論文を発表しました.この病態を示す詳細な解剖学的図を示しています.
しかし,第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人迫害により,Frey先生の運命は一変します.ナチスはポーランドに,ユダヤ人を隔離するための強制居住地域(ゲットー:Ghetto)を多数設置しました.有名なものとして,ワルシャワ・ゲットー,クラクフ・ゲットー,リヴィウ・ゲットーなどがあります.1941年にドイツ軍がリヴィウを占領すると,彼女はゲットーに移送されます.そのなかのクリニックで医療活動を続けましたが,1943年にはクリニックの職員や患者とともに殺害されたか,強制収容所に送られたとされています.Frey先生の名前は,彼女が残した功績とともに,困難な時代を生き抜いた医療者の象徴として記憶されるべきと思いました.
1) Landman A, et al. Teaching neuro-image: a case of gustatory hyperhidrosis. Acta Neurol Belg. 2024 Apr;124(2):639-640.
2) Patrick B, et al. Botulinum Toxin for the Treatment of Postmenopausal Craniofacial Hyperhidrosis. Cureus. 2024 Sep 1;16(9):e68401.
3) Redleaf M. The Auriculotemporal Nerve Syndrome, Lucja Frey, and the Holocaust. Ear Nose Throat J. 2023 Sep 14:1455613231199357.

7)片頭痛患者におけるCGRP関連抗体薬の心血管安全性がリアルワールド・データで確認された!!
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月11日のFB投稿です**
片頭痛治療において非常に重要な論文が報告されました.片頭痛は女性に多い疾患で,世界中で15%もの人が罹患していると言われています.近年,片頭痛特異的な予防薬として,CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)またはその受容体を標的とするモノクローナル抗体が臨床応用され,非常に大きなインパクトを与えています.一方で,CGRPは心血管系における保護的な役割があるとされており,CGRPを阻害するこれらの薬剤が心血管疾患のリスクを増加させる可能性について懸念がありました.
JAMA Neurology誌の最新号に,フロリダ大学を中心とするグループから,米国Medicareに登録された片頭痛患者を対象に,CGRP関連抗体薬と米国で慢性片頭痛に対し承認されているボツリヌス毒素A(onabotulinumtoxinA)の心血管安全性を比較した後ろ向きコホート研究が報告されました.2018年5月から2020年12月までのデータを用い,心筋梗塞や脳卒中といった心血管イベントの発生率を調べました.またCGRPは末梢血管を拡張させる強力な作用を持つ神経ペプチドであるため,副次評価項目として高血圧クライシス,末梢血管再建術(末梢血管疾患が新たに生じたか,もしくは既存の疾患が増悪したかを反映する指標),Raynaud現象(指先などの末梢組織における血流調節の障害を示唆)も調べています.
さて結果ですが,計9153人の片頭痛患者が参加し,CGRP関連抗体薬群が5153人(年齢57.8歳,女性83.6%),ボツリヌス毒素A群は4000人(年齢61.9歳,女性83.8%)でした.追跡期間の中央値は,前者が4.3か月(四分位範囲:2.0~9.5か月),後者が4.4か月(1.6~8.8か月)でした.この追跡期間中,主要評価項目である心筋梗塞または脳卒中の複合イベントの発生率において,両群間で統計的に有意な差は認められませんでした(調整後ハザード比[aHR]:0.88,95%信頼区間[CI]:0.44–1.77).下図のフォレストプロットが分かりやすく,CGRP関連抗体薬とボツリヌス毒素Aを比較したリスクの調整後ハザード比と95%信頼区間がプロットされています.例えば,心筋梗塞のaHRは0.86(95% CI:0.30–2.48),脳卒中のaHRは0.90(95% CI:0.35–2.27)と,いずれもリスク増加は示されていません.なお,この結果は,高齢者や既存の心血管疾患を持つ患者でも一貫しており,CGRP関連抗体薬の安全性が支持されるものでした.
また,副次アウトカムとして調べられた高血圧クライシス,末梢血管再建術,Raynaud現象についても,以下のようにリスクに有意差はありませんでした.
高血圧クライシス(aHR: 0.46,95% CI 0.14–1.55)
末梢血管再建術(aHR: 1.50,95% CI 0.48–4.73)
Raynaud現象(aHR: 0.75,95% CI 0.45–1.24)
まとめると本研究は,片頭痛患者におけるCGRP関連抗体薬の心血管安全性をリアルワールド・データで示した初めての大規模研究であり,特に高齢者や心血管疾患を有する患者にとって重要なエビデンスを提供しています.一方で,追跡期間が短かったことや,Medicareデータに基づくため臨床的な詳細情報が不足している点など,いくつかの限界も指摘されています.著者らも,今後さらに長期間の追跡や他の集団における検証が必要であると述べています.しかしCGRP関連抗体薬の安全性を裏付けるデータが示されたことは,日常診療において非常に大きな意義があると言えます.
Yang S, et al. Cardiovascular Safety of Anti-CGRP Monoclonal Antibodies in Older Adults or Adults With Disability With Migraine. JAMA Neurol. 2025 Jan 6.(doi.org/10.1001/jamaneurol.2024.4537)

8)タウのリン酸化はヘルペスウイルス1型感染から神経細胞を保護している!!アルツハイマー病治療戦略へのインパクト
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月15日のFB投稿です**
アルツハイマー病(AD)の病態にアミロイドβやリン酸化タウ(p-tau)が関与します.しかしこれらを脳に蓄積させる要因はよく分かっていません.しかし近年,ADとウイルス感染の関連が注目されており,そのなかにはヘルペスウイルス1型(HSV-1),帯状疱疹ウイルス,新型コロナウイルスなどが含まれます.今回,Cell Reports誌に掲載されたイスラエルと米国からの研究では,HSV-1とタウリン酸化の驚くような関係が示されています.
著者らは,まず,ヒトのAD患者の脳サンプルを用いて,HSV-1感染がタウのリン酸化を引き起こすことを明らかにしました.具体的には,HSV-1タンパク質のICP27(ウイルスの遺伝子発現を調節し,宿主細胞の免疫応答を抑制してウイルス複製を促進する重要な役割を果たします)が進行したAD脳サンプルで顕著に増加し,これがp-tauと共局在していることを確認しました.図2では,ICP27とp-tauが進行したADの嗅内皮質および海馬で強く共局在する所見が示されています.
つぎにHSV-1感染がタウのリン酸化を引き起こす可能性について検討しました.HSV-1感染はcGAS-STING経路(細胞内のDNAを認識するcGASが活性化され,STINGを介して免疫応答を引き起こし,炎症や抗ウイルス応答を促進する経路です)を介してタウのリン酸化を起こすことを確認しました.つまりHSV-1のDNAを認識することでこの経路が活性化されるようです.そしてこの経路の下流にあるTBK1(TANK-binding kinase 1)がタウをリン酸化し,ICP27の発現を抑制することで,HSV-1タンパクの発現を減少させ,神経細胞の生存率を向上されることが実験的に示されています(図1).
以上よりこの研究は,タウのリン酸化がHSV-1感染に対する自然免疫応答として機能し,神経保護的な役割を果たす可能性を示したものです.cGAS-STING-TBK1経路がタウのリン酸化を引き起こし,それがHSV-1タンパク質の発現を抑制することが明らかになり,ADの発症・進行における単純ヘルペスウイルス感染の役割と,それに対する免疫応答の重要性を示した研究と言えます.
しかしよく考えるとこの論文の今後のAD研究への影響は大きいように思います.
1)HSV-1感染がADの進行に関与する機序が示されました.つまりHSV-1感染のワクチン等による制御がAD予防の重要な標的となり得ることを示唆しています.
2)HSV-1に対するリン酸化タウの神経保護能が示されました.現在,アミロイドβ抗体からタウを標的とする抗体等の治療薬に関心が移りつつありますが,これらによるタウの除去は,上記の免疫応答を妨げ,予期しない影響を引き起こす可能性が大きいです.つまりHSV-1感染に対する免疫応答が抑制され,神経細胞の生存に不利な影響を与える恐れがあります.
ADの病態はかなり複雑で,その治療戦略も混沌としてきた感じがします.個人的にはタウよりウイルス感染制御が現実的な治療のように思いました.
Hyde VR, et al. Anti-herpetic tau preserves neurons via the cGAS-STING-TBK1 pathway in Alzheimer’s disease. Cell Rep. 2024 Dec 26:115109.(doi.org/10.1016/j.celrep.2024.115109)

9)ハンチントン病の新しい発症メカニズムの発見!CAGリピートは神経細胞でさらに伸長する
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月18日のFB投稿です**
ハンチントン病(HD)は,常染色体顕性遺伝を呈する神経変性疾患で,原因は huntingtin(HTT)遺伝子内のCAGリピートの異常伸長です.HD患者は36回以上(ほとんどの場合40~49回)になります.未解明な点が多く,代表的なものとしては以下が挙げられます.
1)細胞型特異性:主に線条体の中型有棘ニューロン(SPNs)が喪失するが,インターニューロンやグリア細胞は生存すること.
2)長い潜伏期間:典型的には40~50歳で運動症状が現れるが,それ以前は認知機能や運動機能が健常者と同程度であること.
3)HTT遺伝子変異が神経変性を引き起こす具体的なメカニズム
最新号のCell誌に,マサチューセッツ工科大学およびハーバード大学などの研究チームが,体細胞内でのDNAリピート拡大がこの疾患にどのように影響するかを明らかにした研究が報告されました.これまで脳組織全体や血液サンプルから抽出したDNAを用いてリピートの長さを測定する方法が一般的でしたが,この研究では単一細胞でのCAGリピート長の測定と,同一細胞でのRNA発現解析を同時に行える技術を開発して検討した点が画期的と言えます.
研究チームは,患者群50名と対照群53名の線条体組織を解析し,線条体ニューロンの減少が病気の進行と共に顕著になることを示しています.直接経路(線条体から出発し,直接,内節淡蒼球および黒質網様部に投射する)および間接経路(線条体から出発し,まず外節淡蒼球に信号を送り,そこから視床下核を介して淡蒼球内節および黒質網様部に間接的に投射する)という2種類のニューロンについて解析を行い,間接経路ニューロンが早期に失われやすいことが明らかにしました.この変化は舞踏運動の出現に関与している可能性があります.
また患者脳を細胞ごとに解析し,HDを引き起こすHTT遺伝子のCAGリピートが,病気の進行に伴い体細胞内で増加することを発見しました!とくに線条体のニューロンでは,初期にはリピートが安定しているものの,加齢とともに徐々に伸長し,特定の閾値を超えると急速に毒性を発揮することを示しました.この現象は「somatic expansion(体細胞伸長)」と呼ばれ,白血球DNAでは見られない脳特有の変化であることも確認されました.
注目すべき発見は,CAGリピートの数が150を超えるとニューロンが急速に傷害されるという点です.CAGリピートは通常は40程度ですが,時間が経過し80を超えると急速に拡大し,150,500を超えると神経毒性を持ちます.つまり「変異したHTTタンパク質の慢性的な毒性」ではなく,「リピート数が閾値を超えることで突然細胞が死ぬ」という新たなメカニズムを提唱するものです.これがニューロンの遺伝子発現を変化させ,細胞死を引き起こすということです.図で説明すると,「Phase A」では,体細胞内でCAGリピートが緩やかに拡張する.この段階は数十年という長い時間をかけて進行し,臨床的な症状は現れません.「Phase B」では,CAGリピートが急速に拡張し,短期間(数年)で150リピートを超える段階に達します.この急速な拡張が,遺伝子発現に影響を及ぼす準備段階となります.「Phase C」では,CAGリピートが500回以上に達し,これが原因で500以上の遺伝子発現が異常を来す段階に入ります.この段階は数か月という短期間で進行し,細胞内の転写機構や神経機能に深刻な影響を及ぼします.最終段階である「Phase D」では,脱抑制危機(de-repression crisis)が発生し,神経細胞が不可逆的に死に至ります.このプロセスにより,HDの特徴的な神経変性が完成します.図の下部は,年齢と線条体ニューロンの生存率の関係を示しています.
また研究では体細胞伸長は,DNA修復酵素(特にMSH3)による減少である可能性が高く,修復過程でCAGリピートが誤って伸長されると考えています.よってMSH3や関連する酵素をターゲットにしてCAGリピートの伸長を抑制することで,症状の発現を遅らせたり進行を抑えたりする治療法が考えられます.すでに発症している患者においても,まだ毒性閾値を超えていないニューロンに作用して病気の進行を遅らせる可能性があります.今回の研究は,HDの発症・進行における新しいメカニズムを示すだけでなく,将来の治療法開発に向けた重要な基盤となる可能性があります.
最初に紹介した3つの問題点について完全解明ではないかもしれませんが,大きな進展が得られました.CAGリピート病は私の学位論文のテーマですが,このようなメカニズムがあるとは夢にも思いませんでした.おそらくHD以外のCAGリピートでも同じことが起きているのではないかと思います.SCA6やCAGリピート以外のリピート病(例:筋強直性ジストロフィーや脆弱X症候群など)はどうなのかも気になります.近いうちにどんどんデータが報告されるのではないかと思います.
Handsaker, Robert E. et al. Long somatic DNA-repeat expansion drives neurodegeneration in Huntington’s disease. Cell, January 16,(doi.org/10.1016/j.cell.2024.11.038)

10)頭部外傷は単純ヘルペスウイルスを再活性化してアルツハイマー病リスクを高める!!
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月21日のFB投稿です**
頭部外傷はアルツハイマー病(AD)のリスクを高めることが知られています.また慢性外傷性脳症(CTE)というボクサーやアメフト選手などにみられる認知症も知られています.一方,単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は,およそ8割の人が60歳までに感染しますが,高齢者の脳に潜伏し,APOE遺伝子e4アリル保因者においてADのリスクを高めることも知られていました.米国タフツ大学と英国オックスフォード大学のチームは「頭部外傷がHSV-1を再活性化し,ADに関連する表現型を引き起こす」という仮説を立てて検証実験を行い,その結果をScience Signaling誌に報告しました.
著者らはまずAPOE e4の人由来のヒト誘導神経幹細胞(hiNSC)を立体培養し,脳の細胞構造や機能を再現する3次元モデル(脳オルガノイド,ミニ脳)を作製しました.このモデルに軽度閉頭損傷(CHI:closed head injury)という外力を加え,脳外傷後の病理学的変化を観察しました.そしてHSV-1を潜伏感染させると,CHIによる脳外傷がHSV-1を再活性化させ,アルツハイマー病に関連するアミロイドβやリン酸化タウの蓄積,さらには炎症性グリオーシスをもたらすことを確認しました.注目すべきは,1回のCHIよりも複数回(3回)のCHIが顕著な変化をもたらした点です.具体的には3回のCHIによりウイルス遺伝子(UL29)の発現が20倍以上に増加し,アミロイドβとリン酸化タウの蓄積も大幅に増加しました(図1).
さらに,HSV-1再活性化後に炎症性サイトカインIL-1βの発現増加が生じることも示されました.IL-1β抗体を用いてこれを抑制すると,アミロイドβ蓄積やグリオーシスが抑制されました(図2).つまり神経炎症を標的とした治療が頭部外傷による神経変性を抑制する可能性が示唆されました.著者らは抗炎症療法や抗ウイルス療法が発症リスクを抑える治療となり得ると結論づけています.最近,HSV-1に対し,リン酸化タウが神経細胞を保護する機能をもつことが報告されていますし( Cell Rep. 2024 Dec 26:115109. doi.org/10.1016/j.celrep.2024.115109),ADとウイルス感染は極めて密接な関連があるという様相を呈してきたと思います.
Cairns DM, et al. Repetitive injury induces phenotypes associated with Alzheimer’s disease by reactivating HSV-1 in a human brain tissue model. Sci Signal. 2025 Jan 7;18(868):eado6430.(doi.org/10.1126/scisignal.ado6430)

11)マンガン中毒に伴うパーキンソニズムにビオチンが神経保護効果をもつ
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月23日のFB投稿です**
マンガン(Mn)中毒に伴う神経毒性が,パーキニズムを引き起こすメカニズムを解明し,それに対するビオチン(ビタミンB7)の保護的効果を明らかにした米国コロンビア大学などのチームによる研究が,Science Signaling誌に報告されています.ビオチンは細胞のエネルギー代謝に不可欠な補酵素として働き,特にミトコンドリアの呼吸やドパミン生成に関与しています.
この研究では,ショウジョウバエを用いたマンガン毒性モデルを作成し,パーキンソニズムの病態を再現しています.具体的には,マンガンがショウジョウバエの寿命を短縮し,運動機能を低下させることが確認しています.またドパミンを生成する酵素であるチロシンヒドロキシラーゼ陽性ニューロンの数が減少し,実際にドパミン濃度も低下していることも分かりました.さらにミトコンドリアの形態異常と,リソソームの数とサイズの増加も観察されました.これらの結果は,マンガン曝露が神経細胞に深刻なダメージを与えることを示しています.
そしてこれらのモデルを用いて,マンガンが神経細胞にダメージを及ぼすメカニズムを明らかにするため,メタボローム解析(代謝物の網羅的解析)を行いました.その結果,脳および全身でビオチン代謝に大きな変化が生じることが明らかになり(図左上),とくにビオチン濃度は,脳で約2.7倍,全身で約2倍に増加していました.ビオチン代謝が低下しているため,代償性に増加していると考えられました.
ビオチンは脳のエネルギー代謝やドパミン生成に重要な役割を果たす補酵素であり,その代謝異常はニューロンの障害と密接に関連していると考えられます.さらに,食餌にビオチンを添加することでマンガンによる運動障害(図左下)やニューロン喪失が軽減されることが示され,ビオチンが神経保護作用を持つことが明らかになりました.
加えて,ヒト由来のiPS細胞を用いて分化させた中脳ドパミン作動性ニューロンモデル(図右)でも,ビオチンがマンガン曝露によるミトコンドリア障害やニューロン喪失を抑制することが確認されました.これらの結果は,ビオチンがマンガン中毒に対する有効な介入手段となる可能性を示しています.興味深いことに,パーキンソン病患者の脳では,ビオチントランスポーターの発現が増加していることをデータベースから確認しており,ビオチン代謝がパーキンソン病の発症や進行に関与している可能性も著者らは考えているようです.今後の臨床応用が期待されます.
それにしても適切な疾患モデルができたのであれば,網羅的なメタボローム解析は治療標的の同定に非常に強力だと実感しました.とても印象に残った論文でした.
Lai Y, et al. Biotin mitigates the development of manganese-induced, Parkinson’s disease–related neurotoxicity in Drosophila and human neurons. Science Signaling. 2025;18(eadn9868). (doi.org/10.1126/scisignal.adn9868)

12)COVID-19による脳神経障害のメカニズム ~Experimental Neurology誌特集号のご案内~
**岐阜大学医学部下畑先生の2025年1月29日のFB投稿です**
このたび,海外医学ジャーナル Experimental Neurology 誌の特集号でGuest Editorを務めさせていただきました!特集号にはアクセプトした6本の論文が掲載されておりますので,ぜひご覧いただければ幸いです.
https://www.sciencedirect.com/special-issue/10Q3G3QFXMR
初めてのGuest Editorの経験は非常にチャレンジングでしたが,大変有意義なものとなりました.世界最大規模の学術出版社であるElsevier社による投稿論文の査読プロセスを経験できたのはとても勉強になりました.解説動画を何本も視聴しながら,Chief Editorのサポートを受けてなんとか務めを果たしました.特に苦労したのは,依頼した査読者に断られることが多かった点ですが,そんな中でも快くご協力くださった日本の先生方には心より感謝申し上げます.
【掲載論文の概要】
特集号のEditorialでは,採択された6本の論文の内容を解説しています.簡単にその概要を以下にご紹介します.
1. Long COVIDによる脳血管障害の治療標的
DPPIV(ジペプチジルペプチダーゼIV)を中心に,代謝や炎症経路から血管機能障害を議論し,DPPIVを治療標的として提案しています.
2. コロナウイルスの神経毒性とアルツハイマー病への影響
HCoV-OC43感染がアミロイドβの蓄積を促進し,アルツハイマー病の病態進行を加速させる可能性について論じています.
3. COVID-19急性感染期の中枢神経病態に関する縦断的報告
感覚・運動皮質の活性化や神経炎症の役割を神経画像と生理学的評価を通じて詳述しています.
4. ACE2を介したCOVID-19後の認知機能障害の分子メカニズム
ACE2やカルシウムシグナル経路が認知機能障害に関与することを示し,可溶性ACE2を治療薬として提案しています.
5. COVID-19による中枢神経の神経炎症経路
血液脳関門の破壊やミクログリア活性化などのメカニズムを解明し,予防と治療への薬物や生活習慣の介入を提案しています.
6. スパイクS1タンパク質によるNLRP3依存性神経炎症と認知障害
スパイクタンパク質がミクログリアのNLRP3インフラマソームを活性化し,神経炎症と認知障害を引き起こすメカニズムを明らかにしています.
Long COVIDやCOVID-19に関連する神経変性疾患や脳血管障害の軽減・予防には,中枢神経系への影響を深く理解し,それを基にした治療戦略の構築が不可欠です.この特集号が,研究者や臨床医の皆さまにとって新たな知見やインスピレーションを提供し,さらなる研究と臨床の発展に貢献できれば幸いです.私のEditorialは以下のリンクからご覧いただけますので,ぜひお読みください.
https://authors.elsevier.com/a/1kVtS3IrbMAzh

関連情報
岐阜大学医学部下畑先生は最新の医学情報を活発に発信されています。前月中のFB投稿については『2024年12月のニュース』をご覧下さい。

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
Long COVID アルツハイマー病 パーキンソン病 安楽死

2024年11月のニュース

トランプ米大統領の再登場で、米国や世界の情勢はどのように変わるのでしょうか?
我が国では今までほとんど公に議論されることがなかった『安楽死』の問題についても、岐阜大学医学部の下畑先生が貴重な情報を発信されています。

1.2024年11月の活動状況
中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 長野県スポーツ推進委員研究協議会in佐久〜 基本講演(講師:佐久大学 坂江千鶴子 学長)後の分科会で県下のスポーツ推進委員の方々にポールウォーキングを体験して貰いました。 ホームの駒場公園〜茨城牧場のひとまわり3.5kmのPW散策でしたが皆さん良い汗かいたと述べてくれました〜❗️ お疲れ様でした。

森川 まことさんの投稿
茨城県県立水郷県民の森にて。 ポールウォーキング。 気持ち良く、空気の美味しい1日でした。

田村 芙美子さんの投稿
11/5 鎌倉市 健康診査 腰越PWサークル 今日は緑地公園を歩かずセンターで測量会。 市民健康課といつもお世話になっている包括支援センターテレジア1 & 2 の共催で令和5年の健康チェックが行われました。その後30分はポールを使って貯筋体操で汗を流し それぞれの計測結果にざわざわお喋り。 40cm台からの片足立ち上がりが難しかったようです。 次回も今日の結果より下がっていませんように。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【徐々に 徐々に】 インターバルは  少しだけ負荷をかけながら それがとっても気持いい   2024/11/5 #船橋ウォーミングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #行田公園 #継続は力なり #インターバルウォーキング #ストレッチ筋トレ #健康ウォーキング指導士

田村 芙美子さんの投稿
11/6 朝は北鎌倉テラススタジオで青空を仰ぎながらストレッチ。外のマット運動は風や木々の揺らぎのなかでこの上なく気持ちが良い。午後は西鎌倉サークルに移動。PWですてきな洋館を見ながら藤沢方面に歩きました。

スマイルチームさんの投稿
2024.11.5〜7 活動記録 ☺︎中屋敷チェアエクササイズ 21名 ☺︎スマイルエクササイズ.チラシ作成 ☺︎健康体操サークル 12名 ☺︎スマイルポールウォーキング 6名 ☺︎高齢者健康づくり支援士資格更新教育単位証明書発行手続き

田村 芙美子さんの投稿
11/8 早朝から三本立てで夜まで働き(?)ました。 朝のPW教室は会館の非常用内階段を借りてSTEP昇降練習。 ポールがあると楽々ですね、と感激の声。でも気をつけて、油断しないでくださいね。お昼から特別パーソナルNWクラスを駒沢オリンピック公園で。腕振りに苦労した甲斐あって2キロ目は上手に捌いて初心者には見えませんでした。PWとの違いをはっきりさせて。後ろで衝くと思いがけず前へ進める!とこちらも感激の声。 夕方は二子玉途中下車で分倍河原まで足を伸ばし今帰路です。街はキラキラXmasです。

校條 諭さんの投稿
つかの間の?秋を満喫、「気まポ」(気ままにポール歩き)は中野南コース JR東中野駅前に集まって、映画館ポレポレ東中野前から、神田川沿いにしばらく歩き、桃園川緑道(暗渠)をたどって中野駅まで進みました。コース計約5km。 途中寄ったのが氷川神社。参加者のうち2人が幼い頃縁があった神社です。ひとりは小1の頃、よく遊んだところで、お祭りや飯ごう炊さんの思い出があるそうです。もうひとりは、自分では当然覚えてないけどお宮参りの場所だったとか。 もう1箇所、緑道からはずれて紅葉山公園に寄りました。林の中の起伏のある散歩道を気持ちよく散策しましたなかのZERO(ホール)や区立中央図書館もあります。 ついこの前までは暑かったのに、朝晩は冷え込む昨今ですが、ウォーキングには最高でした。 写真は、私と運営仲間の田村和史君撮影です。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 本日は11月PW駒場例会でした。 朝6時の気温0℃〜初氷まだ不成! 元気シニア(若い?50代もチラホラ〜)が集まり、歩き出し10時前後には10℃に上がり太陽が眩しく温かい公園〜牧場のひとまわり散策でした。 外歩きは12月例会で終了です。1月2月は室内/総合体育館での〜室内ポールウォーク〜となります。 11月残りのイベントは、 来週11/17(日)健康講演会+PWは佐久大学で9時開始です❗️ 大学へ聴講においで下さい❗️

スマイルチームさんの投稿
2024.11.8〜10 活動記録 ☺︎青空PW 7名 ☺︎中屋敷親生会 20名  チェアエクササイズ ☺︎神奈川県青少年指導員大会

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【犀川ポールウォーキング大会 秋編】 11月10日日曜日 エコチーム犀川主催 犀川ポールウォーキング大会が開催されました。 大桑ぐるぐる公園発着 秋晴れの良い日に歩く事ができました。 ありがとうございました! また来春に犀川歩きましょう。 今年度のポールウォーキングイベントは終了になります。 来年度もよろしくお願いします。 担当 澤田MCpro・小高AC

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
📢 2024健走杖健康活力輕旅行 11/10(日)福隆站活動圓滿結束!🎉 福隆站活動在細小的雨🌧️及清新的海風🌬️吹拂下順利完成🌊🚶‍♂️🚶‍♀️, 感謝每一位參加的朋友們, 尤其要感謝站長的細心帶領, 讓整個活動進行得如此順利! 感謝 @護老長照 團隊帶領長者們一同參加, 讓大家感受到滿滿的溫暖與支持💙。 看到大家享受健走的樂趣, 並且在福隆美麗的景色中揮灑汗水, 真的讓人覺得無比動容與欣慰🌞💪。 期待我們未來的站點有更多朋友一起參與, 共同享受健走杖的活力與健康! #2024健走杖健康活力輕旅行

がんばっぺ チャリンコさんの投稿
2024年11月11日(月) 「郡山市制施行100周年記念事業」 11 月11日 ポールウォーキングツアー 安積開拓「一本の水路」の物語 郡山市長、郡山駅長、久留米観光ガイド会長、久留米ふるさと大使等を招いてポールウォーキングで開成山公園をガイド 勿論、リーダーは日本ポールウォーキング協会長岡智津子MCPROだ。 取り急ぎ、全体集合写真をメインにスタート前準備から打上げまでの様子を紹介しておこう(^O^☆♪

堀 和夫さんの投稿
秋の木曽路 中山道馬籠 夜明け前ウォーキング2024 落合宿からの石畳を登り馬籠宿から馬籠峠まで 木曽路の秋を堪能しました。 恒例の馬籠黎明太鼓に後押しされ坂道を攻略しました。

鈴木 ゆみ江さんの投稿
[報告会] 先月行われたアルツハイマーデーイベント「オレンジフェスタ」の報告会でした。 先ず各グループで作業しながら振り返りをし、それを元に発表を。昨年は芋煮のメンバーとしてハッスルしました。今年は、企画会で「ボッチャをやりたい」と提案。「スポーツ縁日」と題してボッチャの他、けん玉(支援学校卒業後介護施設に就職してるセミプロが演技し子達は大喜びだったそうです) 輪投げ、駒回し、ストラックアウトを行ったのですが… 区長がボッチャ体験をしたり、お子達に人気で行列が…と、評判良く「このメンバーでまたやろう」の声が出てちょっと嬉しい🎵 今年の豚汁も美味しかったらしい…商店街を巻き込んでクイズ解きながらのウォーキングは、高齢者や認知症カフェ利用者とスタッフも参加したとか。このグループも区内の商店街(100以上ある)を来年以後も次々回るとか。八潮をスタートしてマラソンとか… 聞く話は随分外は盛り上がっていたらしいです。体育館のボッチャに掛かり切り3時間半、行列は途切れなく(大袈裟かな?)おおよそ250人が体験してくれたらしいです。 片付けて18時過ぎ… オレンジのキャンドルの元くるみちゃんとパチリ📸してもらった写真も…(今年もキャンドル作りが賑わっていたらしくたくさんの暖かい灯りが素敵でした

田村 芙美子さんの投稿
11/14 午後の貯筋クラスでは筋肉貯金残高チェック。 静的・動的バランス、下肢筋力、敏捷性等々8つの項目をチェック。大股でどのくらい歩き続けるかも試してみました。そして包括支援センターからスタッフさんが配布の住宅防火チェックシートも✅ 火災警報器の取り付けは消防職員さんがお手伝いしてくださるとのこと(要事前予約) 今日のおやつは浪花家の鯛焼き1匹。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【小春日和のいい日です】     2024/11/14   インターバルで普段より      少しだけ頑張りました    定例会は   おしゃべりができる良い場所      みたいです💞 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ソーシャルフィットネス #インターバルウォーキング #一人より皆がいいね

田村 芙美子さんの投稿
11/15 渋谷は大雨とtvで聞いて大きな傘を持って出掛けたのですが 着いた時は小雨🌂で助かりました。今日は自己紹介(今頃!)ゲームをしてご近所さんを確認。初台の方が一番多かったです。今期ももう6回目になり、皆さん中強度歩きが様になって来て嬉しいです。次期の会員募集が始まったそう(区報掲載)。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ゴールはお祭りよ】     2024/11/16    船橋港親水公園で インターナショナルフェステバル  楽しい事が大好きメンバー    しっかり歩いて  食べて 観て 遊んで 笑って    大忙しで〜す #船橋ウォーキングソサイエティ #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #海老川土曜日コース

Masami Yamagataさんの投稿
⼀般社団法⼈UDe-スポーツ協会が開発・販売を⾏う年齢や障がいの有無 にかかわらず、誰でもが行うことができるeスポーツ『UDe-Sports(ユーディイースポーツ)🄬』の無料体験を開始します。◎昨今のe-スポーツの広がりを受け、誰でもが楽しめるe-スポーツを⼿軽に、より簡単に⾼齢者や未就学児にもゲームを楽しんでもらえる。同協会の販売代理店また、UDe-スポーツ認定指導員としてUDe-Sportsを普及いたします。オリジナルゲームや、ゲーム以外の機能として簡易的な注意⼒、動体視⼒、判断⼒、記憶⼒などの認知機能をチェックするモードもあります。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 秋恒例の健康講演会+PW体験・散策が、今年は佐久大学を会場に学長/坂江千寿子氏の講演会(フットプリントからわかる足と健康)とポールウォーキングでの大学構内〜クロスカントリーコース散策でした。 会員表彰の皆勤賞と頑張ったde賞で新米の贈呈も有りの本年の最大イベントも無事終わりに〜^_^ 参加者 スタッフの皆さん〜お疲れ様でした❗️

スマイルチームさんの投稿
2024.11.14〜17 活動記録 ☺︎スマイルチーム上溝 22名 ☺︎子育て広場 親子たいそう ☺︎ポールウォーキング講座  ☺︎公民館1月抽選申し込み 5団体分 ☺︎スマイル備品ガレージ整理 ☺︎ポールウォーキング講座資料作成 メンバーさんより菊芋、柿をいただきました😋 ☺︎メンバーさんより寄付していただいた毛布などを茨城県動物指導センターへ送りました

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【更新講習会】 本日11月17日日曜日 能美市物見山体育館会議室にて 日本ポールウォーキング協会更新講習会でした。1名のアドバンスコーチの方が、受講しました。 雨が降る前に、階段の登り方や降り方からギアチェンジの歩き方や、椅子に座りながら筋トレもしました。 お疲れ様でした‼️

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【58cmってどれくらいなの?】    #認知症予防・#転倒予防・  #社会参加 #介護予防    今日も皆で実践中  女性58cm以下は認知症リスク         が高くなる!  歩幅58cmって実際は     どのくらい?  10mだと何歩なの…?  #船橋ウォーキングソサイエティ  #シニアポールウォーキング

田村 芙美子さんの投稿
今日は大船地区社協主催、包括支援センターきしろ・ふれあいの泉協力のいきいき健康測定と杉浦コーチによるフレイル・認知症予防のお話と体操でした。 今日時点での骨密度・血管年齢測定。握力・歩幅テスト、バランス能力等々計測し運動・栄養の話に耳を傾けました。サプリメントのお話もためになりました。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【気持ちいい〜】   2024/11/19      蒼空   インターバル頑張ったよ〜     バッチリね      HAPPY〜       ♫ #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング  #インターバルウォーキング #県立行田公園

田村 芙美子さんの投稿
11/19 昨日まで江ノ島の予定でしたが強い風と気温急降下の予報で急遽広町緑地に変更。木枯らし木枯らし寒い道~を大榎や石切場方面にPWで歩きました。広場でカタサゲ・ヒジヒキの練習をしたのですがお喋りに夢中になると・・・腕は動かなくなって~~😢

田村 芙美子さんの投稿
11/20 真冬の寒さに冷たい雨。気温の差は老体に響きます。暖房を入れた会場で筋トレ・筋トレ・筋トレで暖かくなりました。筋肉マーチを唄いながらの足鍵盤🎹運動は新しいメニューでした。うちの前のソヨゴはいま真っ赤な実をつけています。谷川俊太郎氏に続いて火野正平さんの訃報。寒さがより厳しく感じます。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【日式健走AC(進階)課程】兩天課程圓滿結束!🎉 經過兩天充實又緊湊的學習, 我們的日式健走AC(進階)課程在熱情與努力中完美落幕!👏💪 學員們在專業講師的指導下, 不僅加強了健走技術, 還深入了解了更多進階帶隊與教學的技巧, 為未來的健走推廣邁出更堅實的一步!🚶‍♂️🚶‍♀️ 這兩天的課程不僅是技術的升級, 更是一場與志同道合的健走夥伴們共同成長的旅程💖。 透過理論與實作的結合, 大家都收穫滿滿,熱情高漲, 展現出對推廣健走運動的無限信心與期待!🌟 再次感謝所有參與的學員和教練們的付出與努力, 讓這次課程充滿活力與收穫✨! 期待未來的大家, #將健走杖運動推向更高峰!⛰️🌍 #台灣健走杖運動推廣協會 #日式健走

田村 芙美子さんの投稿
11/22 今日は渋谷は総集編。盛り沢山のメニューのPW教室。3期7回目のこのクラスも和気藹々で皆笑顔です😁 午後からはパーソナルNW2回目 シニア同級生お二人に超特訓の充実2時間でした。10 STEPの後半はかなり運動量もありPWよりハードですが歩く楽しさは倍以上? PWは先チップが丸いので安定したポールエクササイズが豊富でバランスがとれ転倒予防に最適です。

スマイルチームさんの投稿
2024.11.22〜23 活動記録 ☺︎スマイル星が丘PW 7名 ☺︎ポールウォーキング講座  10名  上鶴間地域包括支援センター主催 ☺︎上鶴間公民館まつり実行委員会   ☺︎公民館まつり部門別会議 ☺︎スマイルチームメンバーカルテ整理

田村 芙美子さんの投稿
11/24 ①逗子市ポールウォーキングクラブの遠足 小網代の森を歩いてきました。遠足日和☀ 風もなく青空の下 小鳥の囀りを聴きながら木道~山道を歩きました。アカテガニは冬眠の時期でした。 事務局代表の簡潔なお話から ここは森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境だと知って鼻高々。

橋本 由浩さんの投稿
😘Bésame mucho in 台湾🇹🇼 3日👀 2024年11月24日 6:30の早朝ポールウォーキングから23:00ホテル到着までてんこ盛り!何万歩歩いたろう?ハードなスケジュールだったがロマンチックでもあったかな? ジオパークで女王への抱擁と接吻の試み、そして九份では‘ゆばば’と肩を組み「千と千尋」の世界に浸り、十分で天燈(ランタン)を美熟女達と夜空に想いを馳せて上げた🌌 大安森林公園ポールウォーキング→バスチャーターで台北近郊観光地へ ジオパーク・十分(滝とランタン揚げ)・陰陽海(海が2色)・九份散策・ディナー 今晩もお腹満杯で眠りに陥いる💤

田村 芙美子さんの投稿
11/26 🟡 💛 🟨  三浦ネットポールウォーキンググループ 季節の「黄色を訪ねて」・・男子4、女子1で先日の鎌倉検定の問題を解説して頂きながら歩きました。難問が一杯! 安国論寺も長勝寺も門前~境内の銀杏が漸く八分は色づいていてきれいです。 ここから材木座の辻付近,元八幡、辻薬師堂、本興寺をたずね歩いてみました。 三浦道 朱塗りの魚橋を渡り、大町四つ角から水道路の辻町歩き。海の方から山へ向かって流れる逆川は地形の影響で面白い。のんびり歩くと片隅の道祖神や小さな花に気づきます。石碑を一字一句読む方に感心しながら。

新地 昌子さんの投稿
歩いて笑って 元気いばらき (笠間市芸術の森公園 笠間市笠間2345) 今日は小学2年生も一緒に歩きました! 外の空気をたっぷり吸いながら(ちょうど良い息の上がり方とも言う😁)ポールを使ってしっかり歩きの1時間半「この日は夜よく眠れました」との感想をいただきました。睡眠大事ですよね。 効果が感じられて良かった👍

田村 芙美子さんの投稿
11/28  気温は高いけれど風が強かったですね。貯筋クラスは室内でぬくぬく姿勢チェック、右肩下がり気味多いです。昨日のクラスに続いて歩容もチェック。ポールあり無し共 きれいに歩けました。 肩下げ肘引き素晴らしいです。次回はもう師走。センターの図書室は飲食可とのことで忘年会の開催企画進行中。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【いい事がいっぱいの日】   2024/11/28   小春日和の穏やかな日は    何気に特別な日になります   インターバルで身体スッキリ   東から西公園の日本庭園へ     皆で揃って移動     ゆったりノンビリ    それがいいと思えた       日です #船橋ウォーキングソサイエティ #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #ノルディックウォーク #インターバルウォーキング

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【2024健走杖輕旅行 苗栗通霄站 】 台日交流🇹🇼🇯🇵活動圓滿結束! 在美麗的苗栗通霄🌳, 我們迎來了一場精彩的台日交流健走活動! 來自台灣與日本的健走愛好者齊聚一堂, 以健走杖為媒介,不僅促進了文化交流, 更拉近了彼此的距離🌏🤝。 伴隨著清新的空氣與迷人的自然景色🌿, 大家一同健走, 現場充滿了笑聲與活力!🚶‍♂️🚶‍♀️ 感謝日本友人的熱情加入💖, 讓這次的苗栗通霄站活動更加豐富圓滿! 期待未來的健走旅程, 我們可以再次攜手, 一起走出健康,走向世界!🌟💪 #2024健走杖健康活力輕旅行

田村 芙美子さんの投稿
11/29 二階堂へ紅葉を求めてポールウォーキング♪ 来週は3~4回訪ねることになります。🍁🍁🍁🍁🍁

 

来月以降の開催
田村 芙美子さんの投稿
🍁鎌倉ミステリーvol.10🍁 9回祇園山には遠くからも沢山ご参加いただきありがとうございました。次回は紅葉狩り🍁で獅子舞へ参りたいと思います。 鎌倉の紅葉は毎年遅く、今年は夏日が続きましたのでこの日程で美しく燃えてくれるかは「ミステリー」です。, 〔日時〕 ①12月2日(月曜日) 🍂 ②又は同月8日(日曜🍂 どちらもおなじコースです。ご都合の良い方にご参加ください 〔集合時間・場所〕 ①②とも  ✳ 金沢八景からバスのかた 大塔宮鳥居⛩️前 10時半 ✳ 鎌倉駅からのかたは東口みどりの窓口前 9時50分 (10時発のバスに乗ります) 〔保険〕 各自でご手配ください。 〔解散・食事〕 お昼前大塔宮バス停(鎌倉駅行き)で解散 ランチは各自で 〔参加費・持物〕 1000円  NW・PWポールどちらでも。 飲み物、飴玉🍬など。 体温調節の出来る服装。リュック。歩きやすい靴👟 帽子🧢 雨具🌂 山道を歩きます。前回の祇園山コースより凸凹少ないですが、滑りやすい箇所あり。 〔主催・企画」 日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロ 酒井尚美(P&P)& 田村芙美子(鎌ポ) 〔雨天時〕 ①② 各々前夜19時 雨予報の場合は中止 〔申し込み・問合せ〕 酒井or田村まで 対面、メッセージ、LINE、メールで。 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂 🍂

 

2.PW関連学術ニュース
岐阜大学医学部下畑先生の10月20日以降のFB投稿の中から選択しました。

2-1)てんかん発作がアルツハイマー病の進行を促進する!? ―焦点とタウ病理の非対称性―
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年10月24日のFB投稿です**
アルツハイマー病(AD)は,健康な高齢者に比べててんかん発症のリスクが2〜3倍高く,特に焦点発作(部分発作)の発症はADの進行と関連している可能性が指摘されています.しかし,ADにおける焦点発作とタウ・アミロイドβの蓄積との関連についてはよく分かっていませんでした.Neurology誌にマサチューセッツ総合病院(MGH)から,焦点発作を認めたAD患者(AD-Ep)において,焦点とタウ・アミロイドβの蓄積,および脳の萎縮の関連を検討した研究が報告されました.
対象は8名のAD-Ep患者で,タウおよびアミロイドPETイメージングと頭部MRIを実施し,てんかん発作の焦点のある半球でのタウやアミロイドβの蓄積について検討しています.てんかん発作を認めないAD患者群(AD-NoEp)14名も検討しています.この結果,AD-NoEp群と比較して、AD-Ep群ではタウの非対称性蓄積が顕著であり,特に焦点が存在する半球側にタウの蓄積が強く認められました(前頭葉,側頭葉外側,頭頂葉外側+内側に強く蓄積).また,アミロイドβの蓄積や脳萎縮も,焦点が存在する側に強い非対称性がありましたが,タウの非対称性ほど顕著ではありませんでした.図1の白い矢印は,焦点が存在する側においてタウ・アミロイドβの蓄積が多い領域を示します.黄色い矢印は,焦点の反対側に蓄積が見られた領域を示しています(つまり例外もある).
著者らは,焦点発作を伴うAD患者が一般的なADとは異なる病理的特徴を呈すると指摘しています. AD-Ep患者におけるタウの非対称性が顕著であることから,焦点発作がADの進行に影響を及ぼす可能性を指摘しています.つまり焦点発作=神経ネットワークの過剰な興奮(hyperexcitability)が片側の病理変化を助長し,ADの進行を早めると考えられ,ADの新たな治療につながる可能性があると述べています.
ただあくまでも観察的研究であり,てんかんがADの病理変化を直接的に引き起こすのか,それとも既存の病理がてんかんを引き起こすのかについては結論が出せないとも言っています.私も同感で,結論を出すには今後,縦断的研究が必要になると思います.
Lam AD, et al. Association of Seizure Foci and Location of Tau and Amyloid Deposition and Brain Atrophy in Patients With Alzheimer Disease and Seizures. Neurology. 2024 Nov 12;103(9):e209920.(doi.org/10.1212/WNL.0000000000209920)

2-2)アルツハイマー病におけるアミロイドβ抗体薬は,背景死亡率に対し2.6~3.9倍,死亡リスクを増加させる!
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年10月25日のFB投稿です**
アルツハイマー病(AD)の病態修飾薬であるアミロイドβ抗体薬(レカネマブ,アデュカヌマブ)に関する新たな報告がプレプリント(未査読)論文として発表されました.シンシナチ大学のEspay教授らによる報告です.この研究は,アメリカのFDA(食品医薬品局)の副作用報告システム(FAERS)のデータに基づき,これらの抗体薬を使用したAD患者の死亡率が,一般的なAD患者,もしくはこれらの抗体薬の臨床試験の患者と比較してどの程度異なるかを評価したものです.つまり,これらの抗体薬のリアルワールド(日常の臨床現場)での死亡率が,臨床試験およびFAERSで報告された年齢範囲(75~84歳)の一般的なAD患者の死亡率(背景死亡率)を上回るかどうかを評価しています.背景死亡率は2020年の75〜84歳のAD患者の死亡率である100,000人あたり229.3人を基準にしています.
さて結果ですが,FAERSデータにおいて,レカネマブで25人,アデュカヌマブで27人の死亡が報告されていました.エーザイとバイオジェンは正確な処方数を開示しておらず,治療された正確な患者数が不明であるため,患者数を2,000人から10,000人の範囲に仮定し,以下の解析をしました.
まず図1ですが,リアルワールドで,レカネマブ(相対リスク[RR] = 2.6; 95%信頼区間[CI]: 1.4-3.8)およびアデュカヌマブ(RR = 3.9; 95% CI: 1.4-6.5)により治療した患者の死亡率は,背景死亡率,そしてレカネマブ(RR = 1.87; 95% CI: 1.1-2.6),アデュカヌマブ(RR = 2.7; 95% CI: 1.7-3.7)の臨床試験での死亡率と比較して高いことが分かりました(図1).
つぎに図2は,10,000人あたりの抗体薬による過剰死亡率を示しています.過剰死亡率とは,背景死亡率と比較して,レカネマブやアデュカヌマブを使用したことで生じた追加の死亡を意味します.上述したように実際に投与された患者数が不明であるため,2,000人から10,000人の範囲を仮定し,それぞれの値の過剰死亡率が示されています(投与人数の分母が大きくなるにつれ過剰死亡率は低下します).そしてレカネマブを最大の10,000人に投与したとしても,死亡率の増加を認めました.具体的にはレカネマブでは10,000人あたり21人の過剰死亡が推定され,アデュカヌマブでも41人の過剰死亡が推定されていました.死亡率相対リスク(RR)も示されていますが,背景死亡率に対してレカネマブ使用者は2.6倍,アデュカヌマブ使用者は3.9倍の死亡リスクがあることが示されています.
著者がDiscussionで述べていることは以下のとおりです.①FAERSは任意登録システムであることから,上述の死亡率の推定値は過小評価している可能性があること.それでもレカネマブを最大の10,000人に投与したとしても死亡率の増加を認めたことは重要な意味を持つ.最近,欧州医薬品庁(EMA)およびオーストラリア政府の治療用品局(TGA)は「安全リスクを上回る臨床的な利益が認められない」として,レカネマブ不承認の判断を下しているが,上記の結果はこれらの決定を後押しする.②これらのデータを,インフォームドコンセントの際に患者,家族に提示すべきであること.これらの情報は弱い立場にあるAD患者を守るためにとても大切である.いずれの主張も納得できるものです.
個人的に思ったのは,AD患者の一部にはアミロイドβ抗体薬により最悪の転帰を示す一群が存在するということなのだと思います.それは恐らく,抗体薬により脳血管の破綻や,脳血管における炎症が強く生じる一群だと思います.この抗体薬を臨床応用するのであれば,その一群を使用開始前に全力で探す必要があります.企業は,今回の研究の限界となっている投与症例数のデータだけでなく,リアルワールド死亡例の臨床的特徴(MRI所見およびApoE遺伝子検査など)を速やかに公開する必要があると思います.
Dwivedi AK et al. Excess Mortality in Alzheimer’s Patients on Anti-Aβ Monoclonal Antibodies. Research Square. https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-5282702/v1

2-3)神経難病のアドバンス ケア プラニング・collaborative decision making
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年10月29日のFB投稿です**
第12回難病医療ネットワーク学会@弘前のなかでもっとも印象に残った講演は,荻野美恵子先生(国際医療福祉大学)による標題の教育講演でした.取ったメモを教室メンバーに送り,自身のアドバンス ケア プラニング(ACP)のあり方を考えてもらいました.以下,そのなかの要点を5つ書き出しました(私の解釈も含まれているかもしれませんが,ご容赦ください).
1.「延命治療」という言葉には用心する
自分が今後どうなるかほとんど分かっていない状況での「延命治療は嫌だ」という言葉を鵜呑みにしてはいけない.例えば胃ろうは延命治療ではない.その人がその人らしく生きるチャンスを与えるものであり,意味のある時間を持つことができることを理解して頂く必要がある.
2.「治療の自己決定」はそう簡単にできるものではないことを理解する
治療方針は最初からそう簡単に決められるものではない.つまり医師は患者さんの最初の言葉を,そのままそれが最終結論だと受け取ってはいけない.患者さんの考えは振り子のように振れて徐々に収束していくものだ.また本人が自己決定できる(=自己決定能力がある)場合でも,本人ひとりに決めさせるのではなく,必ず本人と医療チームが十分に話し合い,合意形成することが大切である(下図).
3.治療方針はいつでも変えられることを伝える
重要なことは,まだ治療を決めなくて良いときに最終決断させないことである.治療についての選択はいつでも変えることができることを理解いただく必要がある.
4.「もう考えたくない」と言う患者には話を聞きつつ時期が来るのを待つ
例えば「人工呼吸器を装着するかどうか,この問題は考えたくない」とほとんど議論を拒否される場合がある.そのような場合は,患者の話をじっと聞きながらチャンスを待つ.そうすると「ここだ」という時が来る.そのときに例えば人工呼吸器を装着した患者の事例を紹介する.大切なことは装着しなかった場合だけでなく,装着した場合のことも両方知っていただき,そのうえで決断してもらうことである.
5.専門家としての意見を恐れずに伝える
専門家としての意見は,パターナリズムのおしつけではない.「患者さんの希望はこうだから・・・」と言って,専門家が逃げてしまってはいけない.患者さんはプロとしての意見を求めている.おせっかいになってほしい.
朝のカンファレンスの際に,各先生方の感想や意見を述べていただき議論しました.「いままで延命治療という言葉を使っていたが,そのネガティブな影響に気付いた」「人工呼吸器の装着に関する各選択肢の意味を正しく伝えていきたいと思った」「治療の意思決定支援を医療チームとして行っていくことは重要だと思う」「治療の意思決定は入院中だけでなく,むしろ外来における継続したやり取りが大切になる」といった意見が聞かれました.

2-4)認知機能が正常で,アルツハイマー病バイオマーカー陽性の人々への診断は慎重であるべきである!
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年11月3日のFB投稿です**
JAMA Neurologyの最新号にアルツハイマー病(AD)の診断と定義に関する重要な議論が掲載されています.著者の国際作業グループ(IWG)は多くの大学や医療機関に所属する専門家たちで構成されたものですが,アルツハイマー協会(AA)により提唱された最新のAD診断基準について見直しを求めています.
2018年以降,ADはバイオマーカー(アミロイドやタウ)に基づいて定義される動きが加速しています.特に,AAによる新しい基準は,認知機能が正常であっても,アミロイドβやタウタンパクに関するバイオマーカーが陽性であればADと診断することを提案しています.これに対し,IWGは,ADを純粋に「生物学的概念(biological entity)」として扱うことの臨床的・社会的影響についての懸念を表明し,ADを「臨床-生物学的構造(clinical-biological construct)」として再定義する必要性を強調しています.つまりこの論文では,バイオマーカーはADの早期診断や研究において重要であるものの,「これらのバイオマーカーのみでADを診断することは危険を伴う」という立場を取っています.バイオマーカーは「病理的過程の指標」としての役割を果たすものであり,疾患そのものを決定づけるものではないという立場です.
要点は以下の3点です.
1.認知症がなく,ADバイオマーカーのみが陽性の認知機能が正常な人に対し,ADと診断することは慎重であるべき.
2.これらの人々は「ADリスク状態」とみなすべきであり,病気そのものと診断することは不適切である.
3.ADの診断は臨床症状とバイオマーカーの組み合わせに基づくべきで,認知機能障害が伴わない限り診断を行わないようにすべきである.
1の「認知機能が正常でADバイオマーカー陽性の人々への診断は慎重であるべき」については,研究においてはバイオマーカーの有用性が高く評価されているものの,臨床現場ではその限界が明白と述べています.実際,認知機能が正常な人がバイオマーカー陽性であっても,その多くはADの症状を生涯にわたって発症しないことが知られています.このため,IWGは2の「認知機能が正常なバイオマーカー陽性者をADリスク状態として扱うべき」としています.これにより,不要な心理的負担や社会的影響を避けることができます.
またIWGは,3の「ADを診断する際にバイオマーカーだけでなく臨床症状も考慮する必要がある」と提案しています.これにより,ADの診断が臨床症状と生物学的根拠の両方に基づいた,より正確で包括的なものとなるという立場です.さらにIWGは,認知機能が正常な人に対するバイオマーカー検査は研究目的でのみ行うべきとし,診断目的では避けるべきだと述べています.これにより,診断の不確実性を低減し,患者や社会に対する不要な不安を回避することができるとしています.
個人的な意見はIWGの立場に賛成です.AD治療薬を開発する立場の人の一部は,生物学的な定義により治療の可能性をどんどん追求しようと考えると思います.しかし実際の臨床になると上述したような問題が生じ,倫理的配慮が必要で,そう簡単には行かないです.研究者,医療関係者のみでなく,倫理学者などの他領域の専門家,患者・家族などさまざまなステークホルダーがこの問題に関して議論することが必要だと思います.今後,臨床症状とバイオマーカーのバランスを取った新しい診断ガイドラインの策定をすること,そして認知機能が正常でバイオマーカー陽性の人々が将来どの程度ADを発症するのかを明確にするための長期的なコホート研究を行うこと,そして患者と医療者に対する十分な教育とガイダンスの提供が求められるように思います.
Dubois B, et al. Alzheimer Disease as a Clinical-Biological Construct-An International Working Group Recommendation. JAMA Neurol. 2024 Nov 1.(doi.org/10.1001/jamaneurol.2024.3770)

2-5)新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(11月4日)
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年11月4日のFB投稿です**
今回のキーワードは,long COVIDの3つの遺伝的要因(免疫,ウイルス応答,血液型)が同定された,小児において肥満がlong COVIDのリスク因子として重要である,被殻の縮小は,long COVIDの症状負荷と遂行機能の低下と関連する,下部延髄網様体や縫線核がlong COVIDに関与している,急性期におけるニルマトレルビル・リトナビルはlong COVIDを減少させる,です.
FBで読みにくい方はブログ(https://tinyurl.com/27rq7lmu)をご覧ください.
◆long COVIDの3つの遺伝的要因(免疫,ウイルス応答,血液型)が同定された.
米国のバイオテクノロジー企業23andMeの研究.これまでで最大規模のゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い,欧州系,ラテン系,アフリカ系アメリカ人を対象にした多民族メタ解析を実施している(long COVID 6万4384人,対照17万8537人).この結果,ゲノムワイドに有意な以下の3つの遺伝子座が特定された(図1).
1) HLA-DQA1–HLA-DQB・・・免疫応答の調整において中心的な役割を果たし,自己免疫や感染に対する反応に関連している.
2) ABO・・・血液型を決定するだけでなく,血液の凝固や免疫系の反応にも影響を与え,COVID-19の重症化や血栓形成に関与しうる(ABO型は過去にもCOVID-19の重症化リスクとの関連が指摘されていたが,どの血液型がよりリスクになるかまでは検討していない)
3) BPTF–KPAN2–C17orf58・・・免疫系やウイルス応答に関与する遺伝子群であり,特にウイルスの侵入や炎症反応において役割を果たす.
追加の解析でHLA-DRB1*11:04のバリアントがlong COVIDの発症と強く関連していることが分かった.この遺伝子は免疫応答において重要な役割を果たしており,ウイルス抗原に対するTリンパ球の反応を促進する.
さらにメンデルランダム化解析によって,慢性疲労(OR=1.59),線維筋痛症(OR=1.54),うつ病(OR=1.53)とlong COVIDとの潜在的な因果関係が同定され,それぞれがlong COVIDのリスクを有意に増加させることが明らかになった.これらの疾患は共通して免疫系や神経系の調節に問題が生じることが多く,遺伝学的検討からもlong COVIDと共通の病態生理を有すると考えられた.
Chaudhary NS, et al. Multi-ancestry GWAS of Long COVID identifies‬ ‭immune-related loci and etiological links to chronic fatigue‬ syndrome, fibromyalgia and depression.medRxiv (doi.org/10.1101/2024.10.07.24315052)‬‬‬‬
◆小児において肥満がlong COVIDのリスク因子として重要である.
米国の26の小児病院で行われた大規模な後方視的コホート研究.感染前の体格指数(BMI)が小児におけるlong COVIDリスクにどう関連するかを,急性感染の重症度を調整した上で検討した.5~20歳の小児および若年成人,計17万2136人を対象とした.結果としては,肥満を有するとlong COVIDのリスクが25.4%増加し(RR 1.25),重度肥満では42.1%増加(RR 1.42)していた.このコホート研究では,BMIの上昇はlong COVIDリスクの著しい増加と用量依存的に関連していた.
Zhou T, et al. Body Mass Index and Postacute Sequelae of SARS-CoV-2 Infection in Children and Young Adults. JAMA Netw Open. 2024 Oct 1;7(10):e2441970. (doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2024.41970)
◆被殻の縮小は,long COVIDの症状負荷と遂行機能の低下と関連する.
英国からの研究.参加者はいずれもCOVID-19の既往歴がある24歳から65歳の43名の成人で,平均で731日経過後(範囲183-1160日)に頭部MRIスキャン(側坐核,尾状核,淡蒼球,被殻,視床,扁桃体,海馬の各領域体積,および灰白質,白質,脳脊髄液の総体積)およびlong COVIDの症状の程度,認知機能,睡眠の質との関連について検討された.この結果,long COVIDの症状負荷が高い患者では,被殻の体積が縮小していた.また被殻体積の減少は,作業記憶,遂行機能,認識記憶タスクでの反応精度が低く,遂行機能タスクの完了時間が長く,精神的健康や睡眠の質が悪化していた.
Vakani K, et al. Cognitive Function and Brain Structure in COVID-19 Survivors: The Role of Persistent Symptoms. Behav Brain Res. 2024 Oct 3:115283. (doi.org/10.1016/j.bbr.2024.115283)
◆下部延髄網様体や縫線核の障害がlong COVIDに関与している.
ケンブリッジ大学などによる英国からの研究.脳幹における異常がlong COVID患者における症状の持続と関連するという仮説を検証する目的で,超高磁場(7T)の定量的感受性マッピング(QSM)を施行した.これはT2*のMRI画像データから組織の磁気特性の違いを可視化し,微小出血や鉄の蓄積,慢性炎症,脱髄などの病理学的変化を検出する方法である.COVID-19で入院し回復した30名の患者と,COVID-19の病歴のない51名の対照者を対象にした.前者は平均219日後に脳幹のMRIを実施した.結果として,COVID-19患者の脳幹,特に延髄,橋,中脳において感受性の増加が確認された.具体的には,呼吸機能や生体恒常性を司る脳幹の領域である下部延髄網様体と淡蒼縫線核(nucleus raphe pallidus),不確縫線核 (nucleus raphe obscures)で感受性が増加していた(図2).これらの変化は急性期の炎症反応と関連し,入院期間や症状の重症度と相関していた.これらの脳幹の異常がlong COVID症状(疲労,呼吸苦など)に関連している可能性が示唆される.
Rua C, et al. Quantitative susceptibility mapping at 7 T in COVID-19: brainstem effects and outcome associations. Brain. 2024 Oct 7:awae215.(doi.org/10.1093/brain/awae215)
◆急性期におけるニルマトレルビル・リトナビルはlong COVIDを減少させる.
ドバイからの後方視的コホート研究.軽度から中等度の非入院COVID-19患者に対するニルマトレルビル・リトナビルの効果を評価した.対象は,2022年5月22日から2023年4月30日までの間に診療を受けた18歳以上の非入院患者で,合計7290名が含まれた.その中で672名(9.6%)がニルマトレルビル・リトナビルの治療を受け,残り6618名は未治療グループに分類された.治療により,症状発現から28日目までに,COVID-19関連の入院が著しく減少した(調整HR 0.39).さらに90日間の追跡期間中にlong COVID症状で診療を受けた患者は全体の2.8%(208人)で,その内訳は治療群で1.1%(8人),未治療群で3%(200人)と,long COVIDのリスクも有意に低下した(調整ハザード比0.42)(図3).つまり治療群が未治療群に比べてlong COVIDの発症リスクを約58%低減したことを示唆している.以上より,オミクロン変異株に対してニルマトレルビル・リトナビルが著しい効果を発揮し,重症および長期のCOVID-19症状の両者を軽減することが示唆された.
Saheb Sharif-Askari F, et al. Nirmatrelvir plus ritonavir reduces COVID-19 hospitalization and prevents long COVID in adult outpatients. Sci Rep 14, 25901 (2024).(doi.org/10.1038/s41598-024-76472-0)
関連情報:前回の最新エビデンスの紹介(9月29日)は、2024年10月のニュースをご覧ください。

2-6)パーキンソン病治療の戦略と今後の研究についての総説
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年11月10日のFB投稿です**
最新号のNat Rev Neurol誌に分かりやすい図がありました.最新情報を含む,今後の講義にも使える良い図だと思いました.神経細胞のどの部位にどのような変化が生じているか,また治療の標的が何なのかがよく分かります.アルツハイマー病病理のタウやアミロイドβも書かれて,おやっと思われるかもしれませんが,いわゆる混合病理が病態にも関わっているという立場を取られています.
著者らは主にαシヌクレインの凝集,リソソーム機能障害,ミトコンドリア機能障害の3つがPDの病態において重要な役割を果たすと考えています.そして治療としては,凝集阻害剤によってαシヌクレインのmisfoldingや凝集を防ぎ,モノクローナル抗体を用いてαシヌクレインのクリアランスを促進することが提案されています.またグルコセレブロシダーゼの活性を上昇させる薬剤によりリソソームの機能を改善することや,Leucine-rich repeat kinase 2(LRRK2)阻害剤によってミトコンドリアの機能を回復することも期待されています.さらに,炎症や酸化ストレスといった病態もPDの進行に関与しており,これらも治療標的となっています.
また著者らは,PD治療の将来像として,早期診断とそのための疾患啓発活動,そして進行モニタリングのためのバイオマーカー開発が重要であると強調しています.血液や脳脊髄液中のαシヌクレインや神経フィラメント軽鎖(NfL),リソソーム関連マーカーなど,病態の進行をより正確に把握できる指標が確立されることで,PDの治療を大きく前進させる可能性があると述べています.特にRT-QuIC法を用いたαシヌクレインの検出は,診断精度の向上に寄与すると考えられます.
さらに,患者さんの生活の質(QOL)を高めるために個別化(オーダーメイド)治療が今後の研究の主軸となります.具体的には,遺伝的な背景や個々の病態に応じた治療を行うことが望ましく,がん治療など他分野で行われている複合治療戦略が,PDでも応用されることが期待されます.
Stocchi F, A. et al. Parkinson disease therapy: current strategies and future research priorities. Nat Rev Neurol (2024). https://doi.org/10.1038/s41582-024-01034-x

2-7)特集「ALS 2024」のあとがきと,難病医療における安楽死・医師介助自殺の倫理
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年11月14日のFB投稿です**
Brain Nerve誌の11月号は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の特集です(図2).診断と告知,新しい診断基準,緩和ケア,核酸医薬,治療薬開発の現状と,非常に勉強になる内容でした.そのなかでも福武敏夫先生×荻野美恵子先生×神田隆先生による鼎談「ALSの今日と明日」は勉強になりました.そのなかで,「難病患者さんにおける安楽死をどう考えるか?」についても議論がなされました.私はその感想をあとがきに書かせていただきました.編集部より許可をいただきましたので下記に掲載します.
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特集「ALS 2024」をお届けします.5年前の特集「ALS 2019」と比較しながら拝読しましたが,個人的に印象深く感じた点が2点ありました.1つめはやはり病態修飾薬が着実に臨床応用に近づいていることを実感した点です.ALSの臨床試験は近年,非常に多く行われ,ClinicalTrials.govを検索すると,参加者募集中のものだけでも146試験も登録されていました(2024年9月9日現在).ALSへの治療研究が急速に進められていることが伺えます.私も研修医時代にALS患者さんを担当したことで脳神経内科医への道を選びましたが,多くの医師,研究者にとって,ALSは何としてでも克服したい特別な疾患なのだと改めて思いました.
2つめは安楽死の問題が議論された点です.死を望む患者さんにどう対応すべきかは,病棟でもしばしば議論される重大な問題です.鼎談の中にも記載されていますが,スイスで安楽死を遂げた多系統萎縮症患者さんの事例がNHKで報道された際,日本の医療者からの反応がほとんどなかったため,国内の議論が停滞したままという事態が生じてしまいました.現状,医師介助自殺(physician-assisted suicide;PAS)を本気で望む患者さんは,外国人に対する自殺ツーリズムが認められ,民間団体が受け入れているスイスに渡航します.このような背景から,SNSでは日本でも安楽死を認めてもよいのではないかという意見をしばしば目にします.ただし,安楽死を認めているオランダでは,2012年からの8年間で,ALS患者の25%(1014 /4130人)が安楽死・PASを選択しているという報告1)があります(図1).さらに安楽死を希望した患者からの臓器移植が「避けられない死に意味を与え,必要とされる臓器提供の供給源となりうる」とされ2),オランダ,ベルギー,カナダ,スペインで「安楽死後臓器提供」が合法化されているという事実を知ると,日本においても十分な議論もなく安楽死を認めてしまうと,「すべり坂」,すなわち一歩足を滑らせたら,どこまでも転がり落ちるように本人の意思に反した安楽死が行われてしまうことが起きうるのではないかという懸念を持ちます.この問題はいつまでも避けて通れないものです.脳神経内科医もこの問題に真剣に向かい合う時期が来ているのではないかと思いました.
文献
1. Eenennaam RM, et al. Frequency of euthanasia, factors associated with end-of-life practices, and quality of end-of-life care in patients with amyotrophic lateral sclerosis in the Netherlands: a population-based cohort study. Lancet Neurol. 2023 Jul;22(7):591-601.(doi.org/10.1016/S1474-4422(23)00155-2)
2. van Dijk G, et al. Organ donation after euthanasia, morally acceptable under strict procedural safeguards. Clin Transplant. 2018 Aug;32(8):e13294.(doi.org/10.1111/ctr.13294)
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なおこの問題については9月27日,全国難病センター研究会第40回研究大会(大阪)にて恩師である西澤正豊先生(新潟医療福祉大学学長)に座長をしていただき特別講演をいたしました.また11月11日には岩崎靖先生(愛知医科大学加齢医科学研究所教授)にお招きをいただき,大学院講義をさせていただき,意見交換をいたしました.使用したスライドを下記よりご覧いただけます.皆さんはこの問題をどのようにお考えになるでしょうか?正しい知識・状況を理解したうえで,国民的議論がなされることが大切だと思います.
スライド
https://www.docswell.com/…/800…/ZN1V77-2024-11-14-050359
なお次号12月号は,恒例のクリスマス企画第4弾で「芸術家と神経学Ⅱ」です.私はレオナルド・ダ・ビンチの神経学について原稿を書きました(図3).おたのしみに!

2-8)頭蓋骨の骨髄は他の長骨と異なり,妊娠や脳梗塞などに対してダイナミックに変化する!
****岐阜大学医学部下畑先生の2024年11月19日のFB投稿です**
先日,日本神経学会のresidentホームページに「近未来の脳神経内科は頭蓋骨から診断し治療する!」というエッセイを執筆しました(https://resident.neurology-jp.org/…/future/future_15.html).またCOVID-19のSARS-CoV-2ウイルスが脳に侵入する経路として,頭蓋骨の骨髄ニッチが注目されていることも過去にブログでご紹介しました(https://tinyurl.com/25dqmh6j).頭蓋骨の骨髄は現在,脳との関連でとても注目を集めています.
この内容に関連する研究が,ドイツのマックス・プランク分子生物医学研究所をはじめとする多国籍の研究チームによりNature誌に報告されました.この研究では,成人の頭蓋骨の骨髄が生涯を通じて造血能力を維持し,それどころか拡張し続けるという驚くべき特性を持つこと,さらに生理的・病的な変化に対してダイナミックに適応することが示されました.
まず頭蓋骨の骨髄は加齢とともに血管が拡大し,とくに造血幹細胞(HSCs)の増加を伴いました.この血管と骨髄の拡大は,これまで研究されてきた大腿骨などの長骨とは異なり,老化の影響を受けにくいことが確認されました.図にあるように,若年期→中年期→壮年期→老年期にかけてのマウス頭蓋骨の血管領域は拡大し,血管の面積や直径が大きくなり,特に女性でその拡大が顕著でした.血管内皮細胞の表面に存在する糖タンパク質であるエンドムチン(endomucin)の発現も加齢に伴い有意に増加し,頭蓋骨骨髄の血管構造の安定性とHSCs機能の維持に寄与していました.この血管の拡大はHSCsやその前駆細胞の増加を支え,全身の造血量を増やします.頭蓋骨の骨髄は加齢性変化に対して保護されているということのようです.
さらに頭蓋骨骨髄が生理的・病的な変化に対しても迅速に適応を行うことも示されました.具体的には妊娠,脳梗塞モデル,血液腫瘍モデル(慢性骨髄性白血病),骨粗鬆症に対する副甲状腺ホルモン(PTH)の影響が検討されています.これらは頭蓋骨の血管および造血細胞に顕著な変化を引き起こし,骨髄は拡大していきます.例えば妊娠中に血管が拡張し,造血幹細胞やその前駆細胞が増加することで,母体の血液量や赤血球の需要を満たすための迅速な対応が可能になります.また,脳卒中モデルにおいても頭蓋骨骨髄が迅速に反応し,造血細胞が活性化され,回復に向けた支援を行うことが示唆されました.これに対し,長骨の骨髄はこれらの変化に対して限定的な反応しか示しません.さらに妊娠や脳卒中時,PTH治療時において血管内皮増殖因子(VEGFA)が増加し,骨髄内で血管の拡張と造血が促進されることも示されました.つまりVEGFA-VEGFR2シグナル経路が頭蓋骨骨髄の成長において重要な役割を果たしているようです.
頭蓋骨の骨髄ニッチについてまとめると,以下の特性を持っているようです.
1)老化耐性:加齢に伴う脂肪形成や炎症性サイトカインの増加,血管構造の劣化に対して耐性がある.
2)血管ネットワークとの連携:エンドムチン陽性洞様血管の拡張や血管密度の増加により造血細胞を支えている.これにより妊娠や脳卒中などに迅速に適応する.
3)分子特性:長骨と異なり,HSCの維持に寄与する特有の分子プロファイルを持っている.
頭蓋骨の骨髄ニッチが,脳の免疫を担う細胞を供給すること,脳と直接的なやりとりが可能な経路(頭蓋骨―髄膜結合)が存在することを考えると,頭蓋骨の骨髄が神経系の病態に対し防御的な役割を果たしている可能性は高く,将来,脳神経疾患の治療標的になる可能性を示すものと思われます.
Koh BI, et al. Adult skull bone marrow is an expanding and resilient haematopoietic reservoir. Nature. 2024 Nov 13.(doi.org/10.1038/s41586-024-08163-9)

 

(作成者)峯岸 瑛(ミネギシ アキラ)

カテゴリー
四肢の運動失調 妊娠 扁平足 直立2足歩行

2024年9月のニュース

記録更新の報を聞くたびに元気が出ます。漫画の中でしか在りえないような活躍をする大谷翔平選手!昨夕(19日)は、前人未踏の「50本塁打&50盗塁」を通過しました。

1.2024年9月の活動状況
ポールウォーカーも、残暑に負けず各地で活動しています。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【おかえりなさい    &ようこそ いらっしゃい】   #船橋ウォーキングサソイエティ #シニアポールウォーキング 2期スタートしました  いろんな「おかえりなさい」が あった日 感慨深いです ◯闘病を経て4年のお休みからの復帰 ◯ご主人様の介護の合間に都合をつけ駆けつけて出席 《糸は繋がっていました》 暑く苦しかった夏を越えて 多くの人メンバーが元気に戻ってきました 去年の夏よりも元気そうです (≧▽≦) 体験者2名 新入会者1名を迎えました 同期がいる事は強運です  2期も楽しく〜    歩きましょう〜

中嶋  佳奈恵さんの投稿
ピラティスエクササイズ 【シングルレッグキック】 下腹薄くし、胸椎伸転させ、ハムストリングで鍛えていきます。 さあ!レッツピラティス❣️

長岡智津子さんの投稿
嬉しい😊

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【暑さ対策の効果あり!      みんな元気に夏を越えたね】  2024/9/3  #船橋ウォーキングソサイエティ  #美姿勢ウォーキング      雨天予報で塚田公民館で開催    室内でも出来ます    ウォーキング マットをつかってコグニサイズ    たのしい〜♫      夏やすみ明け ここのメンバーも元気です

田村 芙美子さんの投稿
酷暑の夏がほぼ終わりを迎え 秋風と虫の声のテラススタジオ 蝉も負けじとミ~ンミン♬ あっ!赤トンボ! 久しぶりに空の下で身体を思いっきり伸ばし気持ち良~い!解放感に浸りました。

海老原 正志さんの投稿
本日は海老原ダンススクールにてボールウォーキングの講習会を開催致しました!😊 講師は先日のサマーパーティーでも大変お世話になっております我孫子の社交ダンススクールオーナーの長岡智津子先生!🎶 とても分かりやすい解説で普段のウォーキングより20%筋力を使う歩き方やポールを使ってのストレッチ法等を教えて下さいました!👨‍🦯 有難う御座いました!🤲

長岡智津子さんの投稿
一本の水路でつながるマルシェを開成山公園で開催します – 郡山市公式ホームページ
郡山のコーチ達も頑張っています✌️
ポールウォーキングの輪は、
素晴らしいです💕

田村 芙美子さんの投稿
午前中はテレジア包括支援センターによるPW体験会の二回目。朝は秋を思わせる涼しい風のなか医療系大学の研修生3人も参加してくれました。両膝の人工関節のかた以外不具合のあるかたはいらっしゃらなくて皆さん初めてポールを持ったとは思えないしっかり大股歩きができました。でもポールを強く握りすぎ手の平が真っ赤になった方も。初めての時は力を脱くのは難しいですね。 無事会を終え、そのまま東京世田谷に参りました。久々の駒沢オリンピック公園。後輩が指導の明日のPW NWの活動は気温が高いので中止だそうです。私の渋谷教室はあります。

田村 芙美子さんの投稿
今日は東京目黒から渋谷へ。渋谷区包括支援センターのあるかんなみの杜は消防署のお隣にあります。この前の道は「ファイヤー通り」と言います。 今日はPWクラス2学期ラストデイ。恒例の計測から始まりました。3学期の募集はもう締め切ったとのことで嘆いていらっしゃる男性がた。4学期(1月~)に申し込んでみてください。午後は野暮用で三軒茶屋へ。

佐々木 尚美さんの投稿
【パーソナルトレーニングの選び方】
私の場合、パーソナルトレーニングでないと難しいのですよ、何しろ身体が特殊すぎてw
で、今流行りのパーソナルトレーニングですが
何のために通うのか明確にしないと損します!
で、選び方の参考になれば良いかと書いてみますと
『目的』
ダイエットなのか
筋トレなのか
ボディメイクなのか
身体の使い方なのか
『場所』
できたら自宅から近い事
(会社に近いと意外と行きません)
自宅訪問トレーニングもある
『トレーナー』
専任制か
持ち回り制か
『通う回数』
短期集中か
持続的か
『料金』
一括か
回数券か
都度払いか
これらを最低考えてから「体験レッスンを受けて」ね。
私が選んだのは
身体の使い方を覚える為に
自宅から近い
専任トレーナーのジムへ
持続的に通うので
都度払い
を体験レッスンを受けてを選びました。
最終的にはトレーナーとの相性ですが
事前に自分で決めておくのが大事ですよ!
身体の使い方を教えるパーソナルトレーニングは少ないから、見つけるの大変だったー
細かい事はリンクに任せますw↓
パーソナルジムの選び方完全ガイド!初心者・女性向けのおすすめ人気パーソナルジム12選 – Getfit

長谷川 弘道さんの投稿
今朝は月に一度の津島市でのポールウォーキング教室でした😊 むかしお嬢様⁉️😅ばかりの皆様と毎月第一土曜日に、暑い日も、寒い日も続けてきております❗️ メンバーの中には津島市の日比市長とその奥様のみどりさんがいらっしゃいまして、場を盛り上げていただいております‼️ 元々は、みどりさんのお声がけがあってこの教室が誕生しました❣️😊 もう10年経ちますかね。。。 毎回、みどりさんが最後ご挨拶されるのですが、今日のお話の中で、「満足」という漢字を話題に取り上げられました。 「満足」、よく見ると、『足」あが『満たされる』と書くんですよね! そうなんですよ! 『足』が充実していることが『満足』なんですよね❗️😲 で、満足の逆の『不足』は『足』が不十分な状態を示すわけですよね! 漢字はいろいろなことを教えてくれますね‼️ 改めて、『足』の大切さがわかります❣️ みどりさん、素敵なお話、ありがとうございました😊 みなさん、ずっと座っていませんか⁉️ 1時間くらい座っていたら、まずはその場に立ち上がってみて下さい❗️ それだけでも良いです‼️ 足、腰をこまめに使うことが大切‼️ 二足歩行できることが人間の証でもありますからね❣️

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ポールを使うウォーキング  でもでもポール無しよ】   2024/9/7(土曜)    やっぱり暑かった‼️    公民館を手配し涼しい場所で  「ウォーキングの基本」  持って来いのチャンスです    ♫ ♫ ♬ #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #ウォーキングの基本 #早朝ウォーキング #ふなばしシルバーリハビリ体操初級指導士 #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ポールウォーキング #パワーウォーキング

田村 芙美子さんの投稿
本日は自宅ミニスタジオで PWパーソナルレッスン。昨年末 股関節術後の女性。平日は施設でお仕事で土・日をご希望でしたので お電話いただいてすぐの方が良いかと 来客の約束を午後に伸ばし、午前中実施。ポールは新品トレッキングポールをご持参でしたのでこれを使用。半年自己流で歩いていらしたら痛みが出てきたそうで 「はじめの一歩」「右手~左足」 からじっくり始めました。たくさん歩きすぎて疲れるより筋トレで筋肉をつけるようにお話ししました。 午後からの訪問客とは 話の流れで縄跳びをする約束をしてしまいました。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 9/8碓氷峠を歩こう〜❗️/アプトの道PW散策。埼玉県深谷市や志木市からの参加者を迎えバスチャーターイベント〜。90歳まじかの80代から小学5年(10歳男子)の参加者で 眼鏡橋から横川迄の約5kmの下り坂路をポールウォーキング〜‼️ 途中 碓氷湖/坂本ダムや峠の湯、丸山変電所跡や鉄道村を経由し横川/おぎのやがフィニッシュでした。 ランチは勿論〜峠の釜飯〜で皆さん舌鼓を〜ww 無事解散後のクールダウンは〜かき氷🍧〜でした‼️

鈴木 ゆみ江さんの投稿
[大事なもの…]  昨日は地域で依頼受けてボッチャ体験会。そしてESC 定例キンボール活動。 今日は此処で…見学に来た場にユニホームを着て立てるとは。 そしてポールウォーキングスキルアップ、講師更新講習会。 動き過ぎと言われる歳になりましたが、どれももう少し続けたい、欲張りです。 キンボールスポーツを知って26年。 『いつまで走れるか?』考え始めた時知ったパワーウォーキングで18年。 その流れでポールウォーキングが15年。 地域健康づくりをパラスポーツ指導員で知ったボッチャで活動始めて6年。 今年に入り、レクでなく競技生をと学び始めて新たな出会いに喜びを持てています。 親の介護、見送り、子が独立した今、地域の健康づくりが主になりました。 上記の活動はそれに役立ってると思う事が自身の生きがい…言い過ぎかな(笑) で、日々のうるさい投稿になってます。  なので秀でたものがありません。でもどれも大事❣️もう暫く生存確認の意味でお付き合いください(*’▽’*)

長岡智津子さんの投稿
台湾の郭先生のわかりやすい説明です。 翻訳してみてください😊 ポールを持つことによる利点や安全面など 良いことがいっぱい書いてあります!

日本ポールウォーキング協会 npwaさんの投稿
9月8日にスキルアップ研修東京会場を実施しました。 参加者数は23名で多くの方が参加されました。 次回は12月7日(土) 福岡です。九州地区初開催となります。 多くのコーチの参加をお待ちしております❗️

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
📢 2024健走杖健康活力輕旅行 「第一站 烏來內洞森林遊樂區🌲」活動圓滿結束! 🎉 感謝大家的熱情參與, 這次活動不僅讓我們擁抱了大自然的美景, 更在健走中感受了健康活力的正能量!🚶‍♂️🌿 📍自然美景相伴:內洞森林遊樂區的清新空氣與壯麗景致,讓大家在享受健走的同時,與大自然進行了一場身心靈的對話。 📍專業教練帶領:由專業教練全程指導,學員們運用健走杖,走出了平穩與自信,充分發揮健走杖的支撐與推進力量,讓全身筋骨都動起來!💪 📍身心靈的放鬆:在這片靜謐的森林中,大家不僅鍛煉了身體,還讓緊繃的心靈得到了放鬆與釋放,呼吸間盡是清新與舒適🍃。 我們期待著與大家一起繼續這趟健康活力的健走之旅, 預告下一站,歡迎大家盡快報名!🚶‍♀️🌈 ✨第二站 時間:10/13(日) 上午 地點:嘉義公園+樹木園健走 站長:龔鈴智 🔥「2024健走杖.健康活力輕旅行」報名請填:https://reurl.cc/zDr9XQ 歡迎喜愛健走杖運動的好朋友們,跟著站長來一趟森療健走~ 敬請持續追蹤粉專跟line@公告📣 今年結合健康科技的joiisport app, 加入📱打卡記錄、蒐集獎章🎖️增加活動趣味性 揪起來蒐集獎章去! 打卡活動:https://reurl.cc/ReOGRn #2024健走杖健康活力輕旅行 #第一站烏來內洞森林遊樂區

宇都宮を愛する会のMasami Yamagataさんの投稿
魔法の杖体操&体幹テスト

名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿
写真1件

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【出席しただけでも      100点満点】  月曜日・火曜日・土曜日  そして今日の木曜日コース 全コースとも2期がスタートしました 夏休み明けのこの暑さでも   参加者に勢いがあります  ホッとしました    #船橋ウォーキングソサイエティ  2期も頑張ります

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久市教育委員会/佐久市スポーツ協会主催の「ポールを使ったウォーキング教室」第2日で、ブランドのお米処/五郎兵衛新田をPW〜❗️ 収穫前の一面黄金色の中を闊歩して来ました。9月中には収穫され無事皆さんの食卓に新米が届くモノと〜! 〜米騒動?もひと安心〜‼️ 散策後は来月散策予定の「女神湖」へ脚を伸ばし世話人さんとの下見MTGでした。

校條 諭さんの投稿
9月も気まポ(気ままにポール歩き)は夕暮れ歩き この日(14日、土曜)も最高気温35度になりましたが、夕方5時の井の頭公園は木陰も多く快適でした。池のまわりを一周して、神田川沿いに井の頭線三鷹台駅まで行き、左折して西荻窪駅に向かいました。だんだん日も暮れて、夜の住宅街を抜けて賑やかな駅前に。歩いた距離は5キロ弱。 8月は、室内企画でボウリングにしたので2ヶ月ぶりの外歩きでした。ボウリングも楽しかったけど、やっぱり歩くのがいいなあ。 今回、夕暮れ歩きなのでランチタイムにやってない店に行くことができました。西荻窪駅近くにあるiitoco です。コロナ前に何回か来て以来数年ぶりでした。おいしいものをたくさん作ってくれて大満足でした。 ※写真は一部田村和史さんからいただきました。

Naomi Sakaiさんの投稿
みなとみらい地区を歩こう  わくわくポールウォーキング🎵 真っ青な空。 朝晩は秋の気配が。しかしまだまだ暑い〜💦 楽しい仲間たちと木陰を選びながら歩きました。 終了後は全員参加のランチタイム🎵中華街へ行き円卓で飲茶コース&🍺 みんなで旅の話で盛り上がりました。 次回の  ☆みなとみらい 10月4日(金) 桜木町北口 コレットマーレ前 10:00集合 ☆鎌倉ミステリー 10月26日(土) 鎌倉 10:00集合 ご参加お待ちしております♪ #みなとみらい #ポールウォーキング #鎌倉ミステリー

遠藤 恵子さんの投稿
【穴生学舎大学祭&穴生ドームフェスタ】開催のお知らせ!! ・9月19日20日(土日) ・会場:穴生学舎、穴生ドーム 福岡県北九州市八幡西区鉄竜1丁目5-1 この度ご縁をいただきましてゲンキクリエイターケイコは穴生ドームフェスタで2講座担当させていただくことになりました!! ◆10月19日(土) ★12:00~13:00 ステージ 「足裏筋膜を整えよう(定員40名)」 スーパーボールを使って足表を動かします。 ★13:30~14:30 ステージ 「ボールウォーキング(定員20名)」 ボールを使って歩き方を学びます。 ★一般の方もご参加いただけます! なお事前申込みが必要となります! ぜひ、この機会に皆様のご参加お待ちしておりますᥫᩣ ̖́- ※定員になり次第締切。 お申し込みお問い合わせ先 ↓↓↓ TEL 093-645-6688(穴生学) 平日9:00~17:00 #穴生ドームフェスタ #穴生学舎大学祭 #講師 #イベント #フェスタ #フットセラピー #セルフフット #ポールウォーキング #ゲンキクリエイターケイコ #ポールウォーキングマスターコーチプロ #ソーシャルフィットネスコーチ #エアロビクスインストラクター #ボビナムボニャックインストラクター #加圧インストラクター #フィットネス指導者 #フットセラピスト #運動指導者 #JAFA #福岡県 #北九州 #北九州市

田村 芙美子さんの投稿
中秋の名月 十五夜  熱帯夜のお月見 明るくて大きいですね まん丸お盆のような月🌕 今日は熱中症を避け里山から室内に変更し、昇降台運動をしました。ステップ台から床にジャンプして降り骨強化。そしてリズムを刻んでベーシック、ニーアップなどSTEPエクササイズで太もも付け根が痛くなったかな。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【止めない工夫】 暑さ指数が危険な時 コロナ禍の時 どうしたら定例会を 休まずにできるかな〜 小回りきくのが #船橋ウォーキングソサイエティ の良い所です  色んな事にチャレンジしました \(^o^)/ 暑さも少し収まりやっと 本拠地の行田公園に戻っ きました ♫ 公園の用具を使って  今日も楽しくトレーニング #美姿勢ウォーキング #ストレッチと筋トレ #県立行田公園

新地 昌子さんの投稿
経験したことのない暑さにさらされながら畑に伸びて実をつけた蕎麦。今月末にご近所さんで刈り取ります。 最初にあげた写真を見て「え?これしか実がついてないの?不作か?」と言われ、慌てて「いえいえ、ほらこんなについてますよ」と付け足した一枚💦

柳澤 光宏さんの投稿
Taiwan Pole Walking Associationの皆様がご来社!明日のぴんころウォークにも参加していただきます。使用しているポールがどのように作られているのか、興味深く見ていました。 明日もよろしくお願いします(^.^)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【太陽が隠れてホッ】  風もある〜    嬉しいね  海老川上流に向かいます  いつまでも続く暑さに  疲弊した身体を包む川風     ゆったりメニューで   心と身体がリラックス  2024/9/21 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜海老川コース

田村 芙美子さんの投稿
「ガイドと歩こう休日の鎌倉散歩」北条時行伝説① 家の事情で遠出を控え 地元でポールで山歩き。 この夏は熱中症警戒アラー ムが頻繁に発令され外歩きができませんでした。 今日は漸く風が涼しくなり、絶好のウォーキング日和となりました。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 〜佐久ぴんころwalk/12回〜 730名の参加者の皆さんを協会コーチ総出でのお迎えでした。 〜歩いて〜食べて〜健康に〜の元 遠くは兵庫県〜市外から約400名も来て頂き残暑の佐久路を満喫して頂いた様でご参加誠にありがとうございました。 今回は障害お持ちの学舎のグループや車椅子参加の家族、ペット同伴家族やら多方面の皆さんの参加も増え楽しいイベントとなった事にも感謝です。 ありがとうございました。 わざわざ台湾からお越しのPW協会の面々/総勢22名〜本当にお疲れ様でした。〜再見〜

水間 孝之さんの投稿
ぴんころウォーク700名を超える参加者です‼️ 台湾、静岡県、埼玉県他から沢山の皆さんに参加していただきました。来年もお待ちしております‼️

清水 裕子さんの投稿
第12回ぴんころウォークに参加しました。志木のノルディックウォーキング•ポールウォーキング全国大会でもお世話になっているシナノの柳澤社長が実行委員長‼️ 全国から、海外から700人を超える方々が集まり、食べ放題のプルーンや、酒蔵の甘酒や、仕込みの水の試飲、商工会女性部のおにぎりも配布され、とても賑わっていました。 志木市からの参加者の方とも交流。 自然に触れ、あたたかいおもてなしに感動❣️とっても参考になりました。 皆様,お疲れ様でした♪ #第12回ぴんころウォーク #佐久観光協会 #佐久市

長岡智津子さんの投稿
ポールウォーキングベーシックコーチの指導員資格の認定を頂きました!🎖️ 先日の長岡智津子先生のポールウォーキング講習会を受講してポールを使う事でのウォーキングがより楽しく、よりバリエーションに富んだものになり、楽しく受講させて頂きました!🎶 西千葉でもポールウォーキングを広めたいと思っております!✨ 智津子先生、有難う御座いました!これからも宜しくお願い致します!🤗 #ポールウォーキング #指導員資格 #ポールウォーキング講習会 #大人の習い事 #大人の趣味 #千葉県千葉市中央区 #西千葉 #千葉 #千葉で1番居心地の良いスタジオを目指して #海老原ダンススクール #海老原晴美 #海老原正志

田村 芙美子さんの投稿
熱中症警戒アラート発令で2ヶ月も休みになった逗子のPWサークルは今日の怪しい天気予報にめげず開催することになったのですが、ギリギリまで話し合った末 やはり中止となり 引き返しました。大雨の石川県の災害を思うと贅沢な悩みだと思いました。

Naomi Sakaiさんの投稿
長野 佐久ぴんころウォーク 台湾からコーチ陣達を含め20名程が来日。一緒にぴんころウォークに参加しました。 再会は最高に嬉しい❣️ プレゼントされたポロシャツを着て私も台湾PWチームに混じって歩きました😃 プルーンも甘酒もポップコーンも手づくりおにぎり🍙もとても美味しくて実に楽しいイベントでした。 ポールウォーキング協会の方々、イベントスタッフの皆さんどうもありがとうございました。 プルーン食べ放題に魅力を感じて一緒に参加してくれた友とは長野プルーン&♨️旅を満喫しています。 #佐久ぴんころウォーク #ポールウォーキング協会 #台湾ポールウォーキング協会 #あいとぴあ臼田 #長野プルーン #

柳澤 光宏さんの投稿
21日開催の佐久ぴんころウォークの様子。実行委員長としてバタバタしていて写真を撮る余裕もなく、朝5時に起きてから怒涛の1日が過ぎました(⁠^⁠^⁠)700名を超える方々に生プルーンの美味しさを味わってもらえました。食べ放題ですからね!県外から250名、台湾からも21名参加いただきました。ありがとうございます。5年ぶりの開催なので、来年に向けての課題も見つかりました。どうやら冒頭の実行委員長として挨拶はマイクの音量が小さく後ろまで声が届かなかったようです(⁠T⁠T⁠) さて今日は仕事で東京。終電1本前に間に合ってよかった。寝過ごさないように頑張ります(⁠^⁠^⁠)そして明日は早朝からゴルフ!体力持つかしら>⁠.⁠<

スマイルチームさんの投稿
2024.9.23 スマイル.ルネPW 軽いエクササイズ&ウォーキング&お喋り を90分 7.8月は酷暑の為お休みにしていたので お喋りタイムが長くなり大満足 氣候も良くて氣持ち良くエクササイズ出来ました☺️ #ポールウォーキング #花壇 #ハイシニアチーム

佐藤 恵さんの投稿
今日は、一関市室根市民センター主催のウォーキング教室へ!久々の秋晴れ! 地元の名所を訪れて歴史を学んだり、栗拾いで盛り上がったり、田園風景に癒されたり‥。 さぁ、涼しくなってきたので、ウォーキングシーズン到来です😊

中村 理さんの投稿
ハロウィン前の軽井沢散策〜ww 1週間前の暑さは何処へ〜❓ 20℃ 心地良い(日陰は寒さが〜^_^)避暑地/軽井沢をポールwalker仲間と闊歩❗️ 大賀ホール〜万平ホテル〜諏訪神社・ユニオンチャーチ⛪️〜テニスコート〜室生犀星記念館〜ショー記念礼拝堂〜聖パウロ教会⛪️〜旧道別荘界〜お水端(雲場池)〜野菜のおいしいカレー🍛で締め‼️/6km越えのPW散策でした。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【秋の1歩 自分の歩きはこうなのね】 2024/9/26 夏の疲れが残っても  身体を動かしたら   飛んでいきました〜 帰り道は  身体が軽くなる ウォーキングっていいね〜 そうよ  元気が出るのよ ウォーキングはやる気も出るのよ #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング木曜日コース

佐藤 恵さんの投稿
今日は、食生活改善推進員養成講座を担当。 前半は、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」について解説しました。 筋トレの重要性、座りすぎのリスク、高齢者の多要素な運動の効果、などなど。 後半は、家でもできる筋トレやウォーキングフォームの実技。日々の健康づくりに役立ててもらえると嬉しいです😊

名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿
本日は、大口町保健センターで、『粋々健幸ライフ講座』の二回目を開催。 今回は、アロマセラピストの塩屋紹子先生をお招きして、アロマの効果やその使い方、そして実技としてハンドマッサージをご指導いただきました。 参加者は30歳代が70歳代で、女性が多かったですが、男性も2名のご参加をいただき、合計で30名ほどの皆さんにご参加いただきました。 塩屋先生はイギリスで勉強され資格を取られました。 そのイギリスでは、医療として成り立つアロマですが、日本では大変残念ながら医療分野ではなかなか認められませんね。。。 西洋においては、今のような薬がない時代はこのアロマが薬として利用されていたとのこと。 例えば、ラベンダーは傷や火傷にも効果があるとのこと。 あるいは子供の風邪などは、足湯にアロマを入れて治してしまうような効能もあるとのこと。 今の日本は、何でもかんでもすぐに病院に行ってしまいますが、本来は自然治癒力によって病気、怪我を治していくもので、その治癒力をアップさせるのがこのアロマになるのだと思います。 使って酔いはわあい、ダメな場合もありますので、香りを楽しむレベルなら良いですが、薬的な使い方については専門家のアドバイスが必要になることは押さえておかないといけませんね。 実技ではペアーになってハンドマッサージを学びました。 みなさん、どんどん打ち解けていって、笑顔中で講習が進みました。 やはり、スキンシップは大切ですね❣️ 塩屋先生はベビーマッサージも幼稚園などで指導されているそうですが、こうきた親子のふれあいも良いですね‼️ 興味がある方は、写真に塩屋先生の案内チラシを貼り付けておきましたので、ご連絡いただければと思います。 また、本も出されていらっしゃいますので、本屋さんなどでご覧になってみてください。 #大口町保健センター #塩屋紹子 #アロマハンドケア #アロマテラピー

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久市教育委員会/佐久市スポーツ協会さんとのコラボ企画〜 「スポーツ教室/ポールウォーキングde〜」3日目❗️ ぴんころ地蔵尊〜佐久の古刹/貞祥寺往復約6km(寄り道付)をポールwalk。 お米の収穫も無事済んだ田圃見ながら、ぴんころ地蔵尊も貞祥寺も初めてとの参加者も居て楽しめた散策でした。

堀 和夫さんの投稿
2024.9.29ひるがの高原パノラマウォーク 今年は新コースで開催しました。 初秋のひるがの高原を歩くまくりました。

 

来月以降の開催
台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
日本健走杖健走教練培訓報名表

長岡智津子さんの投稿
写真1件

田村 芙美子さんの投稿
📢鎌倉ミステリーvol.9📢 猛暑のこの夏はお休みしておりましたが、待ちに待った涼しい秋風が吹きはじめましたので 再開いたします。 〔日時〕 ☀🌤️🌥️10月26日(土曜日) 予備日11月2日(土曜日)  〔集合場所〕 鎌倉駅東口みどりの窓口前にトイレを済ませて10時集合。 〔保険〕 各自でご手配ください。 〔解散・食事〕 鶴岡八幡宮三の鳥居⛩️付近 凡そ12時迄。ランチは各自自由。八幡宮参詣は解散後ご自由に。 〔参加費・持物〕 1000円  他に拝観料300円ご負担願います。 ポール有無どちらでも。 飲み物、飴玉🍬など。 体温調節の出来る服装。リュック。歩きやすい靴👟 帽子🧢 雨具🌂 〔主催・企画」 酒井尚美(P&P)& 田村芙美子(鎌ポ) 〔雨天時〕 前夜19時 雨予報の場合は中止・11/2に順延といたします。 〔申し込み・問合せ〕 酒井or田村まで メッセージ、LINE、メールで。 ・・・・・・・ 山道を歩きますが、距離は短いのでゆるゆる歩きます。

 

2.関連学術ニュース
2-1)論文紹介:『粘弾性体幹関節の受動的なねじりと非対称な腕振りによる二足歩行のための圧力中心の操作』
昨年に発表されている論文ですが、シンプルなモデルを用いて、『体幹のねじりと非対称的な腕振りによって、二足歩行時の圧力中心がどのように操作されているのか』を明らかにしています。

Takashi Takuma; Ibuki Hashimoto; Ryo Adachi; Yasuhiro Sugimoto; Shinya Aoi,『Manipulation of Center of Pressure for Bipedal Locomotion by Passive Twisting of Viscoelastic Trunk Joint and Asymmetrical Arm Swinging』
Published in: 2023 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS)
Date of Conference: 01-05 October 2023
Date Added to IEEE Xplore: 13 December 2023
DOI: 10.1109/IROS55552.2023.10342461

Abstract:
To implement successful bipedal locomotion in a robot, its center of pressure (CoP) is placed on a supporting area. To achieve locomotion, many studies have focused on the lower body. Given that the human upper body has a large mass and its behavior influences locomotion even in the case of the robot, this study investigates the effect of the upper body, which contains moving arms and a twisting trunk, on CoP. The dynamics is analyzed using a simple model that has a passive viscoelastic trunk joint around the vertical axis and arms that oscillates back and forth. From the derivations of CoP and trunk joint trajectory, three important findings are made: (i) the CoP oscillates along the lateral direction only when the arm swings in an anterior-posterior asymmetric manner, (ii) the trajectories of CoP and trunk joint are in anti-phase, (iii) the phase of CoP along the lateral direction is influenced by the swinging cycle and viscoelasticity of the trunk joint, the mechanical elements of the upper body. An experiment using a robot verified the first and second findings, and simulation verified the last finding. The last finding will contribute to making a feedback controller that converges to the desired phase, which is an important factor for successful bipedal locomotion.

**Chromによる和訳**
宅間崇史;橋本いぶき;安立涼;杉本康弘;青井伸也、『粘弾性体幹関節の受動的なねじりと非対称な腕振りによる二足歩行のための圧力中心の操作』

要約:
ロボットの二足歩行を成功させるには、その圧力中心 (CoP) を支持領域に配置する必要があります。歩行を実現するために、多くの研究は下半身に焦点を合わせてきました。人間の上半身は質量が大きく、ロボットの場合でもその動作が歩行に影響を与えることを考慮して、本研究では、動く腕とねじれる体幹を含む上半身が CoP に与える影響を調査します。ダイナミクスは、垂直軸の周りに受動粘弾性体幹関節と前後に振動する腕を持つ単純なモデルを使用して分析します。 CoP と体幹関節軌道の導出から、3 つの重要な発見が得られました。(i) 腕が前後非対称に振れた場合にのみ、CoP は横方向に振動します。(ii) CoP と体幹関節の軌道は逆位相です。(iii) 横方向に沿った CoP の位相は、上半身の機械要素である体幹関節の振れ周期と粘弾性の影響を受ける。ロボットを使用した実験では、1 番目と 2 番目の発見が検証され、シミュレーションでは最後の発見が検証されました。最後の発見は、二足歩行を成功させるための重要な要素である、目的の位相に収束するフィードバック コントローラの作成に貢献します。

掲載先: 2023 IEEE/RSJ 国際知能ロボット・システム会議 (IROS)
会議の日程: 2023年10月1日~5日
IEEE Xploreに追加された日付: 2023 年 12 月 13 日
DOI: 10.1109/IROS55552.2023.10342461
発行元: IEEE
会議開催地:米国ミシガン州デトロイト

関連情報
・大阪工業大学・田熊隆史教授は、『腕振り運動の科学~腕振りと体幹のひねりによる歩行補助~』で、単純なモデル(上半身を、バネ要素を持つ柔軟体幹と前後に質点を移動させる腕パーツで近似)を作り、腕振りと体幹捻りによって床反力中心(COP)がどのように動くかを明らかにすることで、「腕振り」「体幹捻り」という無意識な運動の中に潜むダイナミクスを明らかにして,これらが歩行の補助になり得ることを解析と実機により証明しています(2023年3月のニュース)に掲載した「腕振り動作が歩行に及ぼす影響について」ご参照)。

大阪大学の安達真永、青井伸也は、日本ロボット学会誌Vol.41,No.3,pp223~228,2023の解説記事『4脚哺乳類のトロット歩容における前額面の姿勢安定化』で、シンプルな数理モデルを用いて体幹のねじりを介して前額面での姿勢を安定化する力学メカニズムを調べた研究を紹介しています。「具体的には、前後それぞれの胴体について二質点モデルを考える。ねじりが前後胴体それぞれに影響するため、ねじり剛性の大きさによって床反力の実質的な作用点の位置が変化し、それに伴い回転中心CPの位置も変化する。その結果、慣性モーメントが大きく一剛体では不安定となる場合であっても、ねじり剛性を大きくして床反力の作用点の位置を調整することで、姿勢を安定化できる。」

2-2)山下和彦ほか、「11~12歳児の扁平足の予測因子:縦断的コホート研究」
**山下 和彦さんの8月22日のFB投稿です**
論文が掲載されました!
すごい発表したかった成果!!
前向き研究で子どもの足部の骨格形成、特に中足部の発達に問題が出てきているという論文です🦶
やったー👍
Predictors of flatfoot in 11–12-year olds: a longitudinal cohort study – BioMedical Engineering OnLine

**以下、同論文の紹介です**
Published: 21 August 2024
『Predictors of flatfoot in 11–12-year olds: a longitudinal cohort study』
Tomoko Yamashita, Mitsuru Sato, Shingo Ata & Kazuhiko Yamashita
BioMedical Engineering OnLine volume 23, Article number: 83 (2024)

Abstract
Background
The structures around the navicular bones, which constitute the medial longitudinal arch, develop by 10 years of age. While navicular bone height is often emphasized in the assessment of flatfoot, three-dimensional (3D) evaluations, including those of structural parameters during inversion, have rarely been investigated. If the development of flatfoot during the growth process could be predicted, appropriate interventions could be implemented. Therefore, in this longitudinal cohort study, we developed a system, utilizing smartphones, to measure the 3D structure of the foot, performed a longitudinal analysis of changes in midfoot structures in 124 children aged 9–12 years, and identified factors influencing the height of the navicular bone. The foot skeletal structure was measured using a 3D system.

Results
Over 2 years, foot length and instep height increased during development, while navicular height decreased. The 25th percentile of the instep height ratio and navicular height ratio at ages 9–10 years did not exceed those at ages 11–12 years, with percentages of 17.9% and 71.6%, respectively, for boys, and 15.8% and 49.1%, respectively, for girls. As the quartiles of the second toe–heel–navicular angle (SHN angle) increased at ages 9–10 years, the axis of the bone distance (ABD) and SHN angles at ages 11–12 years also increased, resulting in a decrease in the navicular height ratio. A significant inverse correlation was found between changes in SHN angle and navicular height ratio. These findings indicate that the navicular bone rotation of the midfoot is a predictor of the descent of the navicular bone.

Conclusions
This study revealed that some children exhibit decreases in navicular bone height with growth. As a distinct feature, the inversion of the navicular bone promotes flattening of the midfoot. Thus, this study provides insights into changes in midfoot development in children and provides an effective evaluation index.

**以下、同論文のChromによる翻訳です**
公開日:2024年8月21日
『11~12歳児の扁平足の予測因子:縦断的コホート研究』
山下智子、佐藤 充、阿多真悟&山下和彦
バイオメディカルエンジニアリングオンライン 音量 23 , 論文番号: 83 ( 2024 )

要約
背景
内側縦弓を構成する舟状骨周囲の構造は10歳までに発達する。扁平足の評価では舟状骨の高さが重視されることが多いが、内反時の構造パラメータなど3次元(3D)での評価はほとんど行われていない。成長過程で扁平足の発症を予測できれば、適切な介入を実施できる。そこで本縦断コホート研究では、スマートフォンを活用した足の3D構造を計測するシステムを開発し、9~12歳の小児124名の中足部構造の変化を縦断的に解析し、舟状骨の高さに影響を与える因子を特定した。足の骨格構造は3Dシステムを用いて計測した。

結果
2年間の発達で、足長と甲高は増加し、舟状骨高は減少しました。9~10歳での甲高比と舟状骨高比の25パーセンタイルは、11~12歳を超えず、男児ではそれぞれ17.9%と71.6%、女児ではそれぞれ15.8%と49.1%でした。9~10歳で第2趾踵舟状骨角(SHN角)の四分位数が増加するにつれて、11~12歳での骨軸距離(ABD)とSHN角も増加し、舟状骨高比が減少しました。SHN角と舟状骨高比の変化には有意な逆相関が見られました。これらの結果は、中足部の舟状骨の回転が舟状骨の下降の予測因子であることを示しています。

結論
この研究により、成長に伴って舟状骨の高さが低下する小児がいることが明らかになりました。特徴的な点として、舟状骨の内反により中足部の扁平化が促進されます。したがって、この研究は小児の中足部の発達の変化に関する洞察を提供し、効果的な評価指標を提供します。

**Copilotとの問答です**
Q:成人の偏平足には、どのような問題があるのでしょうか?
A:Copilot成人の偏平足には、いくつかの問題が生じることがあります。以下に主な問題点を挙げます:

痛みと腫れ: 偏平足は足の内側、特にくるぶしの下に痛みや腫れを引き起こすことがあります①。
歩行の障害: 偏平足が進行すると、つま先立ちが難しくなり、足が硬くなって歩行が困難になることがあります1。
疲れやすさ: 土踏まずがないため、足の着地時の衝撃を吸収できず、疲れやすくなります2。
スポーツ障害: 偏平足はスポーツ中に膝や腰を痛めやすく、バランスが悪くなり、怪我のリスクが高まります2。
変形性膝関節症: 偏平足が原因で膝に負担がかかり、変形性膝関節症のリスクが増加します②。
これらの問題を予防・改善するためには、適切な靴の選択や足裏の筋力トレーニングが重要です。また、重症の場合は医師の診断を受け、必要に応じてインソールや手術などの治療を検討することが推奨されます。
① : 日本整形外科学会、 ② : ふじさわ整体院
詳細情報 1、joa.or.jp、2、fujisawaseitai.com、3、tential.jp、4、oketaniseikei.com、5、medicspark.jp

2-3)なぜ小脳の脳梗塞でなくても四肢の(小脳性)運動失調が生じるのか?
**岐阜大学医学部下畑 享良教授の9月4日のFB投稿です**
脳卒中後に認められる運動失調は,一般に小脳が損傷されたために生じます.しかし小脳が直接損傷を受けていない場合でも,四肢の運動失調が生じることがあります.フィンランドからそのメカニズムを検討した興味深い研究が,最新号のNeurology誌に報告されました.
まず四肢の運動失調を呈し,画像上,病変部位が同定された脳卒中患者を39名(うち35名は急性期から運動失調を呈した)集積しました.驚いたことに患者の54%が,小脳や小脳脚以外の部位に病変を認めました(図1).つまり,四肢の運動失調は小脳以外の脳の部位でも少なからず生じうることが示されました.
つぎに「なぜ小脳外病変が運動失調を引き起こすのか?」という問題を解決するために,VLSM(Voxel-Based Lesion-Symptom Mapping)とLNM(Lesion Network Mapping)という解析を行いました.VLSMは特定の脳部位と症状の直接的な関連を調べる方法で,LNMは脳全体のネットワーク(コネクトーム)を考慮して,病変がどのようにして症状を引き起こすかを調べる方法です.この結果,VLSMでは特定の病変部位と四肢失調には関連を見いだせませんでしたが,LNMでは病変はさまざまな部位に散在していても,四肢運動失調のネットワークハブ(歯状核や中位核:interposed nucleiなどから構成される)に関連した領域であることが分かりました(図2).つまりこのネットワークの調整に重要な役割を果たしている領域が障害を受けると運動失調を来すということになります.
図3は,上述した「四肢運動失調のネットワークハブ」とそれに関連する領域の模式図です.赤い円で示されているのが「ネットワークハブ」で,この領域は四肢の正確な動きの調整に重要な役割を果たします.そしてここに入力する経路が2つあります.1つは脊髄小脳路を通じて身体からの感覚情報を受け取り,下小脳脚から入力するもの,もう1つは大脳の運動皮質から橋核を介して,中小脳脚から入力するものです.一方,小脳からの出力は,上小脳脚を通して中脳で交差し,視床腹外側核→一次運動皮質,運動前野,補足運動野に送られます.これらのネットワークのどこかに病変があった場合も四肢の運動失調が生じるというわけです.
以上より,小脳のネットワークハブと密接に結びついたネットワークが損傷されることで,たとえ病変が大脳などの小脳以外の部位にあっても,運動失調が出現する可能性が示されました.結論として運動失調は単一の部位ではなく,複数の領域が絡み合ったネットワークの障害として生じると言えます.
Liesmäki O, et al. Localization and Network Connectivity of Lesions Causing Limb Ataxia in Patients With Stroke. Neurology. 2024 Sep 24;103(6):e209803.(doi.org/10.1212/WNL.0000000000209803)

2-4)妊娠中の脳では,性ホルモンにより母親になるためのダイナミックな変化が生じる!
**岐阜大学医学部下畑 享良教授の9月19日のFB投稿です**
妊娠中は性ホルモンに大きな変化が生じます.しかしその過程で,脳にどのような変化が生じるかはほとんど分かっていませんでした.米国からの研究で,38歳の健康な初産婦1名に対し,妊娠前から出産後2年までにわたり,計26回の精密なMRI検査を行い,脳内で生じる変化を明らかにした研究がNature Neuroscience誌に報告されました.
図1aは妊娠ステージと週数,図1bは妊娠後の性ホルモンの変動(エストラジオール,プロゲステロン),図1cは研究デザイン(全脳T1,内側側頭葉,拡散強調画像,血清検査)です.そして注目すべきは図1dで,妊娠前から出産後2年間にわたって,脳の神経解剖学的な変化を示すグラフになっています.
順に灰白質体積(GMV),皮質の厚さ(CT),全脳体積,白質の微細構造(QA),側脳室の拡大,脳脊髄液量(CSF)を示しています.これらの指標は妊娠の進行に伴って大きく変動し,特に妊娠中には灰白質体積,皮質の厚さ,全脳体積が減少し,白質の微細構造が強化されることが分かります.とくに白質の微細構造は妊娠の第1・第2トリメスターにおいて強化され,出産後に元の状態に戻ります.一方,側脳室は拡大し,脳脊髄液量も増加するものの,出産後に急激に減少します.以上の変化は単に脳脊髄液量が増えたことによる変化ではなく,妊娠中の性ホルモンの急激な増加に伴い,脳が大規模な再編成を起こしていると考えられるそうです.
注目すべきは,灰白質の減少は社会的認知(social cognition)に関わる脳領域でとくに顕著であったことです.具体的には他者の感情や意図を理解する能力に関連する領域である前頭前皮質や側頭頭頂接合部で顕著に見られました.これらの領域は,母親が新生児の感覚に対して敏感に反応するための適応的な変化と関連している可能性があります.そしてこの変化は出産後も数年にわたって持続し,親子の絆や子供に対する敏感な反応に寄与していると考察されています.また白質の強化も,妊娠による脳の再構成が生じ,母性行動や感覚処理に関連する脳の領域間の連絡を改善する可能性があると推測されています.
つまり妊娠中に,母親としての行動を促進するために脳が適応的に再編成されるプロセスをこの研究は観察したのではないかと考えられます.以上をまとめると,母親が新生児に対してより敏感になるよう,ホルモンの増加によって脳内の特定の神経回路が再編成され,母性行動を支える重要な要因になるということのようです.このことは同時に,幼児期・発達期に主に認められる神経可塑性が成人期にも生じることを示しています.
それにしてもたった1人のひとを連続的にMRIで評価することで,これほどインパクトのある研究になるということに非常に驚かされました.素晴らしい研究ですし,被検者になられた女性もよく頑張ったと思います.
Pritschet, L., Taylor, C.M., Cossio, D. et al. Neuroanatomical changes observed over the course of a human pregnancy. Nat Neurosci (2024). https://doi.org/10.1038/s41593-024-01741-0

 

(作成者)峯岸 瑛(ミネギシ アキラ)

カテゴリー
Long COVID 片頭痛 筋力低下

2024年7月のニュース

本格的な夏場を迎え、熱中症対策が必須ですが、COVID-19の感染者も増加しています。幸い、症状の軽い方が多いようですが、COVID-19後の神経障害を抑える治療は今のところワクチン接種しかありません(岐阜大学医学部下畑教授)。新型コロナも要注意です!

1.2024年7月の活動状況
佐藤 ヒロ子さんの投稿
【お口も頭もトレーニング】  #シニアポールウォーキング 2024/7/1
本日のメニューは #ぱたからで誤嚥予防トレーニング  #バランスウォークで転倒予防  #ラダーでコグニサイズ
シニアポールウォーキングの1期 が終了し約2ヶ月の夏休みになります。 夏バテ予防対策を最後に一言づつ発表! 言葉に出せばやるしかない、期待しています \(^o^)/、 #船橋ウォーキングソサイエティ #暑熱順化  #ノルディックウォーク #ふなばしシルバーリハビリ体操指導員 #法典公民館

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【空とみどり】   2024/7/2  木陰でゆったりストレッチ  こころも体も整えて  スマートバンドを肩にかけて  スローウォーキング   急がず ゆったりと 腕と足のリズムを合わせて 心地よいウォーキング   行田公園で今日も HAPPYです #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #暑熱順化 #水分補給 #スマートバンドで腕振り #ゆったりウォーキング

田村 芙美子さんの投稿
むしむしの1日。なごやかセンター16名+私 の出席。ポール体操の後 夏の室内でこそできるプログラムを考えて、今日は体力測定、握力を測りました。怪力の女性~さすが男子!の数値に感心しながら男女年齢別平均値表を配布。今の自分の筋力を知るのも良いですね。片足立ちやtime up&goは時間不足で次回へ。 時計草、頂いたコメントが勉強になりましたのでシェア。 待ち人未だ来たらず🥲

田村 芙美子さんの投稿
健康道場  今日は公会堂ではなくテラススタジオで。 計測はクーラーの入ったhutで行い、1週間前より筋肉量のアップした方々が多いのが目立ちました。偉い! 前半骨盤矯正コアフイットを担当しながらも汗が滲み出てきました。今日も暑い!〆は若く可愛い一年生コーチさんの「押忍」(お顔とのギャップが可笑しい)

田村 芙美子さんの投稿
渋谷区すこやか事業  ポールウォーキング 2期初日の今日は 計測のあと 残りの時間はお試しポールdeウォークを楽しんでいただきました。 T字杖のかた3人。質問が殺到し時間を遥かにオーバーしてしまいました。 区内でも代々木からとかバス利用のかたが多くこの暑い中本当に皆さん偉いですね。次回からNPWAマニュアル通り!始めます。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
本日、日本ポールウォーキング協会アドバンスコーチ養成講座を能美市物見山体育館会議室で行いました。 富山県から1名参加してくれました。 また、現在アドバンスコーチの方も勉強のために参加してくれました。 雨降る前にスローピングやステッピングができました。6時間コースみっちりしっかり講習ができました。 アドバンスコーチとして活躍できる日を楽しみにしています!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【暑いけど集まる理由は】    2024/7/6 #熱中症警戒アラートが出ました。    朝から暑い〜〜💦  歩行力が比較的に  高いメンバーが揃う #海老川ロード土曜日定例会    家にいるとダラダラするから  来たほうがいいわ ♬  毎回のメニューが楽しい  今日もきっと考えてくれてると思うから  来ました〜 ♪    海老川ロードの風通しの良い場所で  ストレッチ&軽め筋トレ  コグニサイズも木陰でね   WBJTは常に携帯計測機でチェック 予報より低く   助かりました  笑いと、適度な運動で   来て良かった〜とニッコリ 今日も元気に  ウォーキングでHAPPYでした #熱中症計測機臨機 #船橋ウォーキングソサイエティ #熱中症予防グッズ #コグニサイズ

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より PW駒場例会〜 快晴❗️熱中症⏰が出る前のひと歩き‼️定例会にて60名越えのポールwalkerが暑さものとせず集合してくれました。恒例となった佐久大学看護学部コラボで一年生と先生も参加し地域シニアとの交流を深めてくれました。学生コラボは次回10月例会もございます。 各コース日陰を選び歩いて貰ったので熱中症も寄り付かず無事終了に〜❗️ 皆さん熱中症🥵⚠️⚠️‼️

新潟県レクリエーション協会さんの投稿
どまんなか見附スポ・レククラブ

北陸ポールウオーキング倶楽部の中嶋  佳奈恵さんの投稿
【ウォーキングアドバイザー養成講座】 3回シリーズの最終日にポールウォーキングを指導してきました。 ポールを持って歩くとしっかり肩甲帯が動いたと思います。 日頃からもしっかり腕を振って歩いてみてくださいね。 ぜひポールを持って歩く事もみなさんに教えてあげてくださいね。 担当コーチ 中嶋MCpro 中嶋

北陸ポールウオーキング倶楽部の中嶋  佳奈恵さんの投稿
【ポールウォーキングでどんどん歩き方が変わっていく!】 養成講座終了後にポールウォーキングで動画を撮ってみました。 ちょこちょこ歩いていたコーチもどんどん歩幅が広がってきましたよ!腕もしっかりパンチフル🤜🤜🤜 (撮影投稿許可いただきました。)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【やまゆり見頃です】  2024/7/10   船橋市の藤原市民の森   沢山咲いてます

田村 芙美子さんの投稿
今日の健康道場は空手有段者(50代男子)のゲスト。私たちのいつもの「押忍」が恥ずかしくなるくらい胆が据わって見惚れてしまいました。龍隠庵の菅先生も然り。腕を出したときの捻り、空手(←唐手)の空クウ、禅に通ず。みんなでマインドフルネスで呼吸に集中修行でした。DOJOです。

田村 芙美子さんの投稿
夕べは雷が鳴り響き 気持ち涼しい朝を迎えましたが 昼過ぎ、突如激しい雨。 なごやかセンターは見学者2人を迎えてお天気には左右されずに実施。今日は片足立ちのコツ、歩幅を広く歩くには・・・の特訓。とても綺麗な歩きになって皆さん自画自賛。 金曜体操サークルでラダーを購入したので私たち…も使って下さいとの嬉しい呼び掛けを頂きました。

田村 芙美子さんの投稿
渋谷区すくすく事業PW じめじめ梅雨空の金曜日。渋谷駅改札を出るとまたまた通路に変化あり。ハチ公だけは回りの建物が壊されても 定位置に座ってご主人を待っています。 今日は区の理学療法士PTさんが見学・体験。メンバーは1人キャンセルで繰り上がり15名全員出席で男性が1/3。珍しいです。姿勢良いけどバランスが~。ノルディックウォーキングを知っている人→ 挙手🙋🙋‍♂️ゼロでした😢 これも珍しいです。楽しく仲良く続けたいですね🎶

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より PW散策〜中山道/芦田宿(立科町)-笠取峠〜でした。 豪雨予報の中集まった参加者45名/都内や埼玉からのポール-walkerも。 ガイド(蘊蓄付き)/佐久歴史の道ガイドの会同行にて楽しいお話を聞いての雨中散策でした。 流石に皆さんカッパやポンチョ持参〜^_^

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【早起きをして不忍池に観蓮】   2024/7/15       風鈴回廊を渡ると    すぐ側に     はす 蓮 はす     何処までも〜     はす 蓮 はす

遠藤 恵子さんの投稿
介護予防運動指導⇒午後は某大学で【ポールウォーキング体験会】(2時間講義と実技)40名に対しポールは20組。 まぁ、なしあり交互(ポールなしでも歩いていただきます。歩き方ローリング歩行)に体験していただきます。 10月は文化祭で体験会!! まだまだポールウォーキング 知らない、見たことない。 見たことある人は杖やろーと じいさんがそんなの使って歩きよるばい。。。 と・・・・ さっ 行ってきます!!

スマイルチームさんの投稿
2024.7.10〜16 活動記録 ☺︎青少年部部会出席 ☺︎スマイルチーム上溝自主練 15名 ☺︎上鶴間包括支援センター  ポールウォーキング.フォローアップ教室 12名 ☺︎わんぱくチャレンジ②参加 陶芸教室 ☺︎ティンカーベル参加者  スカイハイ出演.町田市民ホール ☺︎9月分公民館施設利用抽選申込.5団体分

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【呼吸筋ストレッチ&     呼吸筋活性化ウォーキング】 2024/7/16 25歳をピークに低下する肺機能  1年振りになります #呼吸筋ストレッチ #呼吸筋活性化ウォーキング だんだん浅くなる呼吸に意識を向けて   良い姿勢で腹式呼吸ウォーキング  いつものウォーキングが   いつもより気が満ちます #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #呼吸筋ストレッチベーシックインストラクター

田村 芙美子さんの投稿
広町PWは雨と暑さを避け腰越センターで。このクラス初体験のラダーコグニサイズは大変な騒ぎになりました。皆足下を見るので猫背状態。脚は縺れ右左が混乱。これは脳にかなりの刺激です。一年続けると認知症をかなり遠ざける効果があるとのこと、慌てずしっかりゆっくり楽しみます(写真撮り忘れ)

田村 芙美子さんの投稿
今日の道場はお神輿を前に PWエクササイズで汗を流しました。日曜日は後ろの山の市場八幡神社や近くの八雲神社のお祭りです。女御輿と男御輿の結婚儀式+腹帯儀式もあるとのこと。伝統的なお祭りは熱いです。 今夜は材木座海岸の花火🎆警備に参ります。

・NPWAホームページより
書籍出版のお知らせ(2024年7月17日更新)
長岡MCプロ(著)、安藤名誉会長(監修)の書籍が発刊されました。

書名:「体操教室35年のプロが教えるポールウォーキング」

ポールウォーキングの楽しさや魅力が伝わる内容となっており、体験会等での教材としても活用頂けます。当協会の推薦図書となります。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【最高暑さ指数32だから】  運良く前夜にキャンセルが出て  公民館が確保できました〜   2024/7/20  涼みながら快適に運動💞  集まる・運動・笑う・話す  \(^o^)/ (*^^*) (^o^) #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会 #チェアエクササイズ #バランスウォーク #ノルディックウォーク #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #ペットボトルウォーキング

Naomi Sakaiさんの投稿
みなとみらい わくわくサンセットウォーキング 風があって太陽が沈む頃の夕暮れは気持ち良い。 ドタキャンが多く半分くらいの参加人数でしたが初参加の方々との出会いにも感謝。 密度の濃い素敵な出逢いの時間となりました。 ノルディックポールで参加の方、トレッキングポールで参加の方もいらっしゃいました。 それでも全然大丈夫。ポールの違いやそれぞれの歩き方を体験します。 次回は、9月13日(金) 10:00〜12:00 桜木町北口側 コレットマーレ前集合  ご参加お待ちしております😊

Naomi Sakaiさんの投稿
URポールウォーキングサークル立ち上げ事業 横浜市のUR南永田団地を任され 桜の咲く頃に打合せを行い  前半の4回が終了。 熱中症警戒アラートが発令された 昨日は外は危険⚠️⚠️ 室内で座学とチェアートレーニングと足👣の運び方とetc  室内でも楽しい🎶 ポールにも慣れてきています。 良いコミニュティづくりを目指して後半は9月から。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
公開交流會-現場參與報名表

杉浦 伸郎さんの投稿
先週の地域包括での介護予防講座に続いて、今日の町内会運動教室にも湘南医療大学の実習生の皆さんが視察に来てくれました。前回お願いした熱中症予防についての説明もバッチリして頂きました。とっても明るくわかりやすいプレゼンで、大変ためになるサマーセッションとなりました。やはり日本の医療を背負う若い世代の人たちが合流してくれると教室も盛り上がりますね。終了後はポールウォーキングも体験してもらいました。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【夏休み児童クラブレクリエーション】 夏休みになりましたね! 小学生の気持ちはワクワクドキドキハラハラしながら突っ走っています! 夏休みは児童クラブに出向きニュースポーツやレクリエーションをしています。 昨日は白山市へ! キラキラした目が印象的でした! 最後はフリスビーを思い切りとばしました! さあ!次はどこへ??

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【1期の定例会終了】    「暑熱順化」 「熱中症アラート」発令時の屋内活動  気候変動を早くから想定しての   1期定例会でした。  本日で全て完了しました    ポールを使うウォーキングでも   ポール無しで集合〜   「たまにはいいね」   8月は夏休み〜\(^o^)/ #ふなばしシルバーリハビリ体操 #コグニサイズ #2本のポールを使うウォーキング #船橋ウォーキングソサイエティ

遠藤 恵子さんの投稿
本日は【生涯学習市民講座】 ポールウォーキングをご体験していただきます。(屋内) #ポールウォーキング #体験 #市民講座 #イレギュラー #ポールウォーキングマスターコーチプロ #北九州市 #福岡県 #北九州 #出張講座

株式会社シナノ(sinano)さんの投稿
一般社団法人変形性股関節症と正しく向き合う会

 

来月以降の開催
田村 芙美子さんの投稿
ポールウォーキング体験会 江の島近くの鎌倉腰越~御所ケ丘~手広~西鎌倉地区には4つの PWサークルがあります。包括支援センターテレジア第一・第二の管轄ですが、鎌倉市民のかたならどなたでも参加自由です。ご自分の通いやすい曜日、場所が選べます。まずはポールウォーキングってどんなもの?を体験してみてください。4サークルのご案内は当日各サークルからお手伝いに参りますのでご質問など遠慮なくどうぞ。申込みは8/1から受け付けます。

長岡智津子さんの投稿
写真1件

みんなの元気学校さんの投稿
ポールウォーキング (マハロズ鎌倉) 大船のスポーツのイベント参加者募集・無料掲載の掲示板|ジモティー

中村 理さんの投稿
食べて歩いて健康長寿 第12回 佐久ぴんころウォーク

一般社団法人ソーシャルフィットネス協会さんの投稿
10/6-7 会津若松にてポールdeウォーク活動研究交流会が開設されます。 東北にて皆様にお会い出来る事を心待ちに致しております。

佐藤 恵さんの投稿
10/6.7 「ポールdeウォーク活動・研究交流集会」in会津若松市にて、「ポールdeウォークの魅力を語る」を担当します!東北代表として頑張ります😊

 

2.関連学術ニュース
最新の医学情報を積極的に発信されていらっしゃる岐阜大学医学部下畑先生のFB投稿から3つを紹介します。

2-1)新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介
COVID-19についての最新の情報です。2.の動画「COVID-19 後遺症としての認知機能障害」は、コロナ感染症の後遺症について関心を持たれた方には必見の動画と思います。

2-1-1.新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(6月23日)
**岐阜大学医学部下畑下享良教授の6月22日のFB投稿です**
今回のキーワードは,long COVID患者由来の自己抗体を注射したマウスにlong COVIDの症状が再現された!COVID-19感染後,虚血性脳卒中,アルツハイマー病,パーキンソン病の発症リスクは増加する,COVID-19感染後のパーキンソン病の発症リスクには神経炎症が関与している,抗ウイルス薬リトナビルの15日間内服はlong COVIDに無効であった,COVID-19後の認知機能障害の機序にIL-1βが関与し,ワクチン接種は発症リスクを軽減する,です.
世界ではCOVID-19の脳への影響が注目されています.神経・血管における炎症を引き起こし,long COVID(疲労やブレインフォグ)を起こすだけでなく,脳梗塞,血管性認知症,アルツハイマー病,パーキンソン病発症の危険因子となります.今回,パーキンソン病のモデル動物にSARS-CoV-2ウイルスを感染させたところ,αシヌクレイン病態が促進されることが示されました.また治療として期待された抗ウイルス薬リトナビルの長期投与はまったく無効であることも報告されました.同様に持続感染を標的とする臨床試験が複数進行中ですが,期待できないのかもしれません.最後にCOVID-19後の認知障害の機序として,サイトカインIL-1βにより海馬の神経新生が阻害されることが明らかにされましたが,嬉しいことにこれはワクチン接種で抑制されました.まとめるとCOVID-19後の神経障害を抑える治療は今のところワクチン接種しかないという結論になります.認知機能の低下は検査でもしない限りなかなか自分では気が付きません.科学的根拠の基づくワクチン接種の有用性を多くの人に知っていただきたいと思います.
FBで読みにくい方はブログ(https://tinyurl.com/2d4dhta2)をご覧ください.
◆long COVID患者由来の自己抗体を注射したマウスにlong COVIDの症状が再現された!
SARS-CoV-2ウイルス感染は,軽症感染でも,多様で機能的な自己抗体を生成する.米国Yale大学から,21,000のヒトタンパク質を含むHuProtヒトプロテオームアレイを用いて,long COVID(LC)患者の症状と相関する自己抗体の標的を検討した研究が報告された.神経症状の強いLC患者55人,回復期対照42人,非感染対照39人を比較した.結果として,まず神経系のタンパク質に対する自己抗体の増加は,神経症状を有するLC患者で認められた.これらの患者から精製したIgGは,免疫染色ではヒト橋などと反応し(図1),さらにマウスの坐骨神経,髄膜,小脳とも反応した.LC患者のIgGは脳の様々な部位を染色し,何人かの患者は,複数の中枢神経領域を染色した.上述のヒトプロテオームアレイの解析では,自己免疫疾患で知られる自己抗原だけでなく,中枢神経に発現する多様な抗原に反応する自己抗体が多かった.マウス坐骨神経および髄膜に反応する抗体は,患者の頭痛および見当識障害と相関していた.
つぎに患者から精製したIgGを健常マウスに受動移入し,行動分析を行った.最も顕著な表現型は,熱に対する疼痛感受性が亢進(反応するまでの時間が短縮)していたマウスで,神経障害性疼痛を有するLC患者からのIgGを投与されていた(図2).握力が低下したマウスのほとんどは,頭痛患者由来のIgGを投与されていた.同様に,ロータロッド試験でバランスの障害を示したマウスは,めまいを有する患者のIgGを注射されていた.最後に疼痛感受性の機序を調べる目的で,皮内神経線維の数と量を測定したところ,IgGを投与されたマウスは,small fiber neuropathyのマーカーであるIENFが急速に減少した.以上より,自己抗体がLC患者の一部に関与し,それを標的とする治療が有益である可能性が示された.
Guedes de Sa KS, et al. A causal link between autoantibodies and neurological symptoms in long COVID. medRxiv. June 19, 2024.(doi.org/10.1101/2024.06.18.24309100)
◆COVID-19感染後,虚血性脳卒中,アルツハイマー病,パーキンソン病の発症リスクは増加する.
既報の3つの論文からCOVID-19による脳血管障害および神経変性疾患のリスク増加を検討した小論文が報告された.COVID-19感染後6ヶ月間の虚血性脳卒中のリスクは2.8倍,12ヶ月間では2.7倍に増加した.神経変性疾患に関しては,6ないし12ヶ月後の相対危険度はアルツハイマー病で3程度で,入院と外来でほとんど変わらなかった(図3).またパーキンソン病も外来患者で相対危険度が2.5程度であった.神経炎症や酸化ストレス,アミロイド形成などが神経変性のメカニズムとして推測された.
Bonhenry D, et al. SARS-CoV-2 infection as a cause of neurodegeneration. Lancet Neurol. 2024 Jun;23(6):562-563.(doi.org/10.1016/S1474-4422(24)00178-9)
◆COVID-19感染後のパーキンソン病の発症リスクには神経炎症が関与している.
SARS-CoV-2ウイルス感染がパーキンソン病(PD)の進行に及ぼす影響については不明である.韓国から,ヒト胚性幹細胞(hESC)由来のドーパミン作動性(DA)ニューロンとヒトACE2(hACE2)Tgマウスモデルを用いて,SARS-CoV-2ウイルス感染がPD発症リスクを高めることを示した研究が報告された.具体的には,SARS-CoV-2ウイルス感染は,ヒトαシヌクレインpreformed fibrils(hPFFs)で前処理したDAニューロンの細胞死を悪化させた.さらに,SARS-CoV-2ウイルスの経鼻感染はhACE2 Tgマウスの脳内に伝播し,DAニューロンにまで感染が及び,hPFFによる障害を悪化させた(図4).SARS-CoV-2ウイルスに感染したマウスは,ウイルスが脳内で検出されなくなった後も,60日以上にわたって神経炎症の長期化をもたらした.包括的な解析から,アストロサイトとミクログリアによる炎症反応が,PD発症感受性に寄与している可能性が示唆された.
Lee B, et al. SARS-CoV-2 infection exacerbates the cellular pathology of Parkinson’s disease in human dopaminergic neurons and a mouse model. Cell Rep Med. 2024 May 10:101570.(doi.org/10.1016/j.xcrm.2024.101570)
◆抗ウイルス薬リトナビルの15日間内服はlong COVIDに無効であった.
米国スタンフォード大学から抗ウイルス薬リトナビル(300mgと100mg)の15日間経口内服によるPASC(=long COVID)への効果を検証した研究が報告された.15週間の盲検プラセボ対照無作為化臨床試験である.主要評価項目は,10週時点における6つのPASC症状(疲労,ブレインフォグ,息切れ,体の痛み,消化器症状,心血管症状)の重症度の合計である.参加者155人(女性59%)のうち,102人がリトナビル群に,53人が偽薬群に割り付けられた(2:1).ほぼすべての参加者(n = 153)がワクチン接種を受けていた.結果として主要評価項目(図5),副次的評価項目とも有意差はなく,有害事象発生率も同程度であった.以上より,PASC患者におけるリトナビルの15日間コースは安全であることが示されたが,特定のPASC症状の改善に対する有益性は示されなかった.
Geng LN, et al. Nirmatrelvir-Ritonavir and Symptoms in Adults With Postacute Sequelae of SARS-CoV-2 Infection: The STOP-PASC Randomized Clinical Trial. JAMA Intern Med. 2024 Jun 7.(doi.org/10.1001/jamainternmed.2024.2007)
◆COVID-19後の認知機能障害の機序にIL-1βが関与し,ワクチン接種は発症リスクを軽減する.
SARS-CoV-2ウイルスに感染した人の最大25%が,感染後に認知機能障害を示す.このためCOVID-19に由来する記憶機能障害の症例は,世界中で数百万例にのぼると考えられている.米国からの研究で,認知機能障害のメカニズムとワクチン接種の効果を検討した研究が報告された.まずSARS-CoV-2ウイルス感染に対し,IL-1βはCOVID-19患者の海馬で上昇していた.C57BL/6JマウスにSARS-CoV-2β変異体を経鼻感染させると,脳内におけるウイルスの直接的な感染はなかったが,Ly6Chi単球(いわゆる炎症性単球)が浸潤し,ミクログリアも活性化していた.これらの細胞が神経炎症を引き起こすものと考えられた.炎症性サイトカインの産生,血液脳関門の障害,T細胞の浸潤も認められた.さらに研究では,SARS-CoV-2ウイルスが脳内IL-1βレベルを上昇させ,IL-1R1を介して海馬の神経新生の持続的な障害を誘導して認知障害を促進することが示された(この病態はH1N1インフルエンザウイルスでは認めなかった).最後に低用量のアデノウイルスベクターによるスパイクタンパク質のワクチン接種は,上述のSARS-CoV-2感染による海馬のIL-1β産生,神経新生の喪失,およびその後の記憶障害を予防することが示された.以上より,COVID-19による認知機能障害の機序にIL-1βが関与すること,ならびにワクチン接種がリスク軽減に寄与する可能性が示された.
Vanderheiden A, et al. Vaccination reduces central nervous system IL-1β and memory deficits after COVID-19 in mice. Nat Immunol (2024).(doi.org/10.1038/s41590-024-01868-z)

関連情報
・2024年6月28日のNature Newsに、「製薬会社モデルナは、単一のワクチンがSARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの両方から人々を守ることが示され、どちらか一方を標的とするワクチンよりも高い有効性を示したと発表した。」という記事が掲載されています。
NEWS:Freda Kreier,「Combined COVID–flu vaccines are coming: Moderna jab clears major test First large trial suggests mRNA drug gives better protection from SARS-CoV-2 and influenza viruses than single-target shots. 」、28 June 2024
・下畑先生の前回の「COVID-19:最新エビデンスの紹介」は2024年6月のニュースで取り上げています。

2-1-2.無料で聴講いただけます!岐阜大学リベラルアーツGlocal Lesson「COVID-19 後遺症としての認知機能障害」
**岐阜大学医学部下畑下享良教授の6月26日のFB投稿です**
Glocalとは「地球規模で考え,地域で行動する」という意味です.岐阜大学ではGlocal Lessonと称して,本学教員によるミニ講義を通じて,岐阜大学の魅力を知っていただき,かつ教養として知っておきたい情報を提供するという試みを始めました.リベラルアーツ教育の一環で,メールアドレスのみの登録で,どなたでもご覧いただけます.ほとんどの講義を無料で聴講いただけます.
今回,学外の方からリクエストを頂き,COVID-19 後遺症の最新情報について講義をさせていただきました.1回10分程度で5回に分けてのレクチャーになります.よろしければご視聴いただければと思います.
【COVID-19 後遺症としての認知機能障害 】
Lesson1 Long COVIDの基礎知識
Lesson2 COVID-19と認知症(注目される臨床研究)
Lesson3 注目される画像・病理研究
Lesson4 注目される病態研究
Lesson5 Long COVIDの性差研究と注目される治療研究

2-2)大きな進歩!片頭痛における前兆から頭痛発作までのメカニズムが解明された.
**岐阜大学医学部下畑享良先生の2024年7月8日のFB投稿です**
片頭痛患者は,頭痛発作に先立ち,皮質拡延性抑制(CSD)と呼ばれる病的脱分極に伴う一過性の前兆(aura)を経験します.症状としては一過性の視覚障害や感覚障害です.このCSDは片頭痛の引き金になると考えられてきましたが,そのメカニズムは不明でした.コペンハーゲン大学のKaag Rasmussen先生らは,最新号のScience誌に,げっ歯類片頭痛モデルを用いて,CSDが脳脊髄液のプロテオームの変化を引き起こし,頭痛に関わるタンパク質の発現を増加させること,そしてそのタンパク質が三叉神経の痛覚受容体(侵害受容体)に結合して活性化させ,片頭痛発作を誘発することを初めて明らかにしました.
つまり三叉神経節は血液脳関門の「外側」に存在するため脳脊髄液に直接さらされることはないと考えられてきたのですが,それは間違いで,三叉神経節の根元ではバリアが欠落しているため,脳脊髄液中の物質が侵入して頭痛を引き起こすということです.言い換えると,脳脊髄液が三叉神経節に流入し,中枢(脳)と末梢(三叉神経)間の非シナプス性シグナル伝達が生じることを示したことになります.古典的な経路と今回示された経路については下図で説明しました.
また片頭痛が一般に片側性である理由も解明されました.三叉神経を活性化するタンパク質は頭蓋内全体に運ばれるのではなく,主に同じ側の三叉神経に運ばれるためです.そして睡眠と片頭痛の関連がよく知られていますが,睡眠がglymphatic systemを介して,片頭痛に関連するタンパク質のクモ膜下腔からの排出と,三叉神経節間質コンパートメントからの排出の両方に影響しているためと推測されました(論文に対するperspective欄参照).
もう少し具体的に論文のデータを見てみると,マウスのCSD後,脳脊髄液に認められるプロテオームの11%(155/1425種類)に変化が生じ,そのなかには三叉神経節の受容体28種類に対応する12種類のリガンドの発現が増加していました.またCSDを来したマウスの脳脊髄液内のたんぱく質群は,ナイーブマウスの三叉神経を活性化し,その活性化作用の一部は,三叉神経C線維末端から,片頭痛の治療標的であるCGRPの放出を促進し,硬膜上とクモ膜下腔内の血管に作用して血管拡張させるため頭痛がおこることになります(注:最初の文章に誤りがあり訂正しました).
今後の展望として,前兆と頭痛をつなぐシグナルが同定されたことで,片頭痛の予防と治療に新たな道が開けるかもしれません.具体的には,CSD後の脳脊髄液で発現が2倍以上に上昇したリガンド(例;SPP1, EFNB3, CNTN2, EFEMP1, S100A8, S100A9)を標的にした治療薬の開発が試みられるものと思われます.これを契機に片頭痛研究が進展する間違いないだろうと思います.
Kaag Rasmussen M, et al. Trigeminal ganglion neurons are directly activated by influx of 脳脊髄液 solutes in a migraine model. Science. 2024 Jul 5;385(6704):80-86.(doi.org/10.1126/science.adl0544)

関連情報
・Nature Newsに原論文の解説記事が掲載されています。
Miryam Naddaf,『What causes migraines? Study of ‘brain blackout’ offers clues. The blinding headaches are poorly understood — a mouse study suggests that the content of spinal fluid is a trigger for pain. 』、05 July 2024

2-3)脳神経疾患の罹患後に筋肉が衰える驚きの理由!
**岐阜大学医学部下畑下享良教授の7月16日のFB投稿です**
医療者であれば脳神経疾患罹患後に筋力が低下することに異議を唱える人は少ないように思います.これは長期臥床による廃用萎縮(筋肉を動かさないことによる萎縮)と説明されてきました.ワシントン大学からScience Immunol誌に報告された論文を読むと,意外なことに単なる廃用ではなく,「脳内で起きた炎症シグナルが筋肉に伝わってミトコンドリア障害をきたす」という驚くべきことが生じていることが分かります.
結論が図にまとまっているのでこれを用いて解説したいと思います.論文によると感染症(細菌感染,COVID-19)や神経変性疾患(アルツハイマー病)のあとに筋障害が生じる経路は2つあり,①神経変性を介する筋障害経路,②炎症シグナルを介する筋障害経路になります.
①神経変性を介した筋障害経路(図1左)
病原体の脳内侵入→Toll受容体とPGRP(ペプチドグリカン)受容体の活性化→転写因子Dorsal およびRel の核移行→抗菌ペプチド(AMPs)の生成→神経細胞の炎症とこれに伴う神経変性→神経系の機能低下→結果的に筋機能障害の発生
②炎症性シグナルを介した筋機能障害(図1右)
感染または慢性神経疾患→活性酸素種(ROS)の脳内での生成・蓄積→炎症性シグナル伝達(JNK経路の活性化.FosとJunを介してUpd3*(哺乳類ではIL-6)の発現を誘導→Upd3/IL-6の血液循環への放出と筋への到達→IL6受容体の活性化とJAK/STAT経路の活性化→リン酸化STATの核移行→ミトコンドリア機能障害(ATP産生↓)→筋障害
* Upd3(Unpaired 3):ショウジョウバエにおけるマウスIL6のオルソログ
図2はミトコンドリア膜電位を評価するためのTMRE染色(tetramethyl rhodamine ethyl ester)染色
つまりbrain-muscle axisというシグナル経路が存在することをショウジョウバエ・モデルとマウス・モデルで確認し,さらにヒトにおいてもCOVD-19後遺症である筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)やアルツハイマー病(Aβ42)をモデルに確認を行っています(COVID-19後のサイトカインストームにおいてIL-6は,IL1βやTNFαなどとともに重要なサイトカインです).もしこれが正しければIL6に対するモノクローナル抗体や,JAL阻害剤が脳神経疾患後の筋障害に有効ということになります.もちろん高額な薬剤を多くの脳神経疾患に予防的に使用することはハードルが高いですが,まずトシリズマブ(IL6抗体薬)などの治療
を受けた患者さんの筋障害がどうであったのかなど臨床におけるデータの検証が必要になるものと思います.
Yang S, et al. Infection and chronic disease activate a systemic brain-muscle signaling axis. Sci Immunol. 2024 Jul 12;9(97):eadm7908.(doi.org/10.1126/sciimmunol.adm7908)

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
大脳皮質 環境汚染物質 飲酒ガイドライン

2024年4月のニュース

東京は久方振りの桜満開の公立小学校入学式となりました。関連学術ニュースは、①「飲酒ガイドライン」、②大脳皮質の表面積の増加!(1930年代生まれと1970年代生まれの人を比較すると+14.9%)、③環境汚染の人体への影響についての3つの記事、をお送りします。

1, 2024年4月の活動報告
佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ワクワク新年度】  スタートは体力測定から #船橋ウォーキングソサイエティ  #美姿勢ウォーキング   テストじゃないのよ 測定よ〜  元気に自分らしく生きていくため ちいさな変化に気づけく事が大事よ〜

田村 芙美子さんの投稿
🌸グッドタイミングお花見🌸 丹後ヶ谷公園で今年も恒例のお花見懇親会。 腰越ポールウォーキングクラブ。 一言感想スピーチではPWを始めて骨密度が上がって担当医にこれからもずっと続けるように薦められたという方が二人。姿勢が改善して嬉しいです、という男性も。ウォーミングアップのストレッチや筋トレが好き!という声が多く、やりがいを感じました。 無理はしないで楽しく長く続けたいものです。

みんなの元気学校さんの投稿
水辺の歩道を歩く、柏の葉ポールウォーキングクラブのメンバー=千葉県柏市 – 認知症予防の鍵は「歩道」 歩きたくなる街づくり – 写真・画像(1/1) | 西日本新聞me

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
假期愉快😀 看到地震後的新聞、影片,真的心有餘悸⋯ 當下我在車上等紅綠燈,車子震動晃不停,路旁建築工地的工人全跑出來,看著前方車子🚗晃阿晃的,實在驚嚇🤯⋯⋯(921地震的記憶浮現😭)祈福 各位平安喜樂。 早上跟@Emmy 和 腳丫聚樂部到南坎 #大安教會帶著千歲團的長輩們用健走杖跳體操舞,看著他們樂觀開朗的笑容😊,微笑唱著鳳飛飛的四季紅,也療癒了我心中那份餘悸💖 祝福大家一切平安 感恩☺️美好的一天!

スマイルチームさんの投稿
20240404。 スマイルチーム 春のプチ遠足【箱根】。 一週遅らせたのが幸いし 素敵に桜が咲いていたそうです🌸 (訳あってわたしは欠席🥲) 良かった良かった😊 次はどこへ行こうかな? 楽しみです。 #スマイルチーム #健康普及活動 #春の遠足 #箱根 #桜

田村 芙美子さんの投稿
桜とハチ公 午前中は渋谷区介護予防事業新学期初日でした。高齢者のためのポールウォーキング教室。抽選漏れで通知がこなかったのに☔の中いらした男性、申し訳ありませんでした。定員15名でキャンセル待ちだそうです。

堀 和夫さんの投稿
桜、さくら、サクラ 2024さくらウオーク&ノルディックウオーク。 郡上市大和 道の駅古今伝授の里 今年は桜が迎えてくれた。 🌸ウオーク最高!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【体力測定したらお花見へ〜】      いつものコースの海老川が    露天や花見客で大賑わいです   花見の道すがら 「怪我していた去年に比べて   今年は片足立ちも2ステップ    伸びました〜。   力がついたのがわかりました」  嬉しそうなお顔での報告を     頂きました #船橋ウォーキングソサイエティ  #土曜日海老川コース #観桜 #体力測定 #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #ノルディックウォーク

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 2024年度歩き始め〜ww PW例会/佐久市駒場公園でした。 3月は完全お休みで待ちに待ったポールウォーカーが75名も集まってくれました。多数のお馴染みさんと10名程の体験者を迎えてのPW定例会でした。 今期のテーマとしシニア向けに特化した「筋トレ」を取入れた定例会を開催して行きます❗️ PW散策では好きに歩いて貰います‼️

田村 芙美子さんの投稿
青空が漸く現れました。心地よい春の朝。久々の富士山も台亀井公園から見えました。PWサークルの皆さんも爽やかに階段の上り下りしました。急に初夏の花が咲き始め 足を止めては写真を撮る人ばかりで遅々として歩まず。桜は昨日の嵐で花びらが落ち始めましたが 帰りの段葛は、まだ美しいお花見ができます。でも人混みが~。 午後からは我が家の裏の枝の剪定。お隣の私道に伸びた枝をどっさり伐って貰ってスッキリしました。嵐や地震で枝が折れるのを心配して。

スマイルチームさんの投稿
2024.4.1〜4.8 活動記録 ☺︎スマイルチーム光が丘  チェア体操 23名 ☺︎上溝チーム担当CSWと打ち合わせ、申請書類作成 ☺︎スマイル中屋敷  チェア体操 21名 ☺︎公民館抽選チェック 5サークル ☺︎健康体操サークル  リズムエクササイズ 15名 ☺︎ポールウォーキング 春の遠足箱根散策 7名 ☺︎相模原市青少年指導委員委嘱式…欠席 ☺︎上鶴間スマイルエクササイズ リズムダンス 17名 ☺︎シニアサポート活動年度末申請書類準備 ☺︎相模原市桜まつり 市民芸能大会受付担当(文化協会/エビバディパフォーマンス連盟) ☺︎相模原市桜まつり 青少年指導委員子ども広場担当 ☺︎アレイジャズダンス稽古 ☺︎スマイルフレンズ リズムダンス 20名 ☺︎スマイルチーム光が丘 チェア体操デュアルエクササイズ 23名 ☺︎スマイルチームホームページ活動予定更新

田村 芙美子さんの投稿
今朝の朝イチnhkは鎌倉の穴場特集。午後イチのPW貯筋クラスは県立看護大学の学生さん2人が体験研修に参加されました。PWと後半はマット運動。帰宅後小町通脇路地のギャラリーに個展を拝見に。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【春〜満喫の日】   2024/4/11 #船橋ウォーキングソサイエティ 櫻と菜の花の饗宴の中で  #行田公園東側中央に舞う桜吹雪 菜の花に埋め尽くされたイベント広場 圧倒的ボリュームで人を惹き寄せます  メルヘンの世界を楽しそうに   歩くメンバー #2本のポールを使うウォーキング #FWS木曜日定例会 うすピンクの花びら浴びて 輪になって「おしゃべりの会」 春のひととき  歩いて 食べて 笑って    ゲームで燃えてました

田村 芙美子さんの投稿
東京渋谷。 晴れてきました。 ハチ公が上の方からご挨拶。 これからイキイキPW教室です。東横の解体跡が開放され またまた道がわからなくなりました。

スマイルチームさんの投稿
2024.4.12 青空ポールウォーキング  8名 開始時に担当地区の包括支援センター職員室さんが来て下さいました 今年度も包括主催のPW教室を開催してくださるそうです 公園の桜を🌸みながらウォーキング お喋りも弾みました☺️

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より PWお花見散策で「さくラさく小径公園」へ❗️ やっと桜前線が訪れ3分咲の桜が市内のあちこちで華やいで居ました。 この公園は千曲川沿いの2km程の直線上に桜並木や季節の花々がある静かなサンポ路です。 今回も60名越えの参加者を迎え満開には早い桜見(総じて3〜5分咲)のポールウォークでした。 やっと春〜春の佐久路です〜ww

新地 昌子さんの投稿
桜間に合いました❗️いや最高でした❗️ 笠間芸術の森公園でお花見しながらのポールウォーキング🌸 この時期、作詞家 高野公男の歌碑まで登ってみてください。 別れの一本杉歌いながら振り返れば、桜桜🌸の景色が。 帰り道、山が緑とピンクのグラデーションに。遠くからの桜もいいなぁ🌸

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【春の犀川ポールウォーキング大会】 4月14日(日)大桑ぐるぐる公園発着 10時から桜の咲く犀川沿いを 歩く事ができました。 次回は秋にも企画しています。 主催 エコチーム犀川 担当コーチ 澤田MCpro 野小AC 松下裕子AC

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【小さな日々の努力へ】 2024/4/16  #船橋ウォーキングソサイエティ 計測2回目は各曜日の定例会共通に  「握力&1km歩行タイ厶」 コロナ禍で一旦中断した体力測定も 種目を変えて復活して3年目です   会員の健康維持に繋がりますように願いながら継続しています

田村 芙美子さんの投稿
腰越PWサークル定例会  広町緑地や行政センターが続いたので久しぶりの湘南公園。徒歩、モノレール、江の電などで18名参加。  江ノ島、富士山、水族館を眺めながらウォーミングアップ。境川沿いを上流に歩きながら山本公園でポールゲームで脳トレ。 上着もいらず軽快に過ごせる心地よい季節になりました。 ランチはアジフライ🦈

田村 芙美子さんの投稿
@北鎌倉道場。バンドを使ってストレッチ・筋トレ各種。雨が降りそうもないので室外健康テラスに移動しました。オープンエアーは空も緑も清々しく鴬の鳴き声にうっとりでした。

新地 昌子さんの投稿
15日に開いたポールウォーキング講座には11名の参加がありました。今回は、今までで最高齢98歳の参加者が。当然戦争を経験されていて、ご自身も銃弾が足を貫通するという大きな怪我を負われたそうです。 98歳を生きる気持ちを「なんで自分がこんなに生きたのか不思議」とおっしゃっていました。 いつもは自分達が最高齢の80代メンバーさん達が、急に「そんなに元気でいられる秘訣は何かあるんですか?」と、すっかり年下の顔になっていたのが面白かったです😁 98歳の方が口にする「100年も生きてるとねぇ」の言葉の説得力はすごかった! 息子さんが「父はまさに適応力の人」と。 スマホも使いこなして好きな絵を描いたり、どんな時代にも適応して生きてきた、羨ましいし、素敵な人生だと思う、と話を聞かせてくれました。 人生の長さは自分では決められないけれど、もしかすると思っているより長いかもしれない。まだまだ歩き続けなくちゃ!といつにもましてみんな張り切って歩きました。 出会いは楽しい! 写真撮り忘れて別の日の様子です。少しでも日陰を探す季節になりました(^^)

田村 芙美子さんの投稿
県立大船フラワーセンター④カラフルな花巡り ここに載せられない位 さまざまカラーの花たち アルバム代わりに一部だけup

長岡智津子さんの投稿
【日本健走杖健走 Master Coach 室內篇】Catherine教練

田村 芙美子さんの投稿
今朝は強い風に吹かれて渋谷教室に。新学期三回目はお一人ずつ鏡を見ながら姿勢チェック。同じ長さのポールを使っているうちに身体のバランスがポールに合わせて良くなると思います。教室後お昼から駒沢へ移動しました。公園では引き継いで頂いたNW&PWサークル実施中。お天気は日曜夜にかけゆっくり下り坂。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
2024/4/20 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング  #土曜海老川コース #簡易計測2回目    握力と1km計測 本日も無事に終了  個表は3年のデータをグラフで後日お渡します

Naomi Sakaiさんの投稿
みなとみらい ランドマークにシナノのステッキ工房が出店されたことから みなとみらい地区でポールウォーキング体験教室を行うことになりました。 今日はとても良い天気に恵まれ青い空とキラキラな太陽。 赤レンガ倉庫のフラワーガーデンがとても綺麗でみんな大感動😊 p.s 21日はみなとみらい地区でノルディックスローウォーキングがありますよ😊 #みなとみらい  #シナノステッキ工房 #ポールウォーキング #ノルディックスローウォーキング

水間 孝之さんの投稿
ポールdeウォーク推進協議会コーディネーター養成講座IN名古屋4月20日、21日開催され、9名のコーディネーターが誕生しました!! 各地区でご活躍ください。 畑さん、内藤さんさすがの講師でした!!お疲れ様でした。

日本ポールウォーキング協会 npwaさんの投稿
4月21日に東海地区初開催の、スキルアップ研修会 in 名古屋 を実施しました。 今回よりマスターコーチプロにも研修会参加を募り、3名の方が参加して下さりました。 雨天の影響で、室内での研修となりましたが、指導実績の豊富なコーチの方々が参加され、スキル確認、意見交換など有意義な研修となりました。 次回は、6月2日(日)仙台会場となります。 たくさんのコーチの参加をお待ちしております‼️

・参加されたMCプロ 中嶋  佳奈恵さんの投稿
『日本ポールウォーキング協会スキルアップ講習会に参加してきました。』

・参加されたMCプロ 遠藤恵子さんの投稿(画像は省略)
とても有意義な時間を過ごすことができました!!
指導方法、ポイントなど再確認することができました。
長岡MCPROのコーチングが素晴らしいかったです。
とても勉強になりました!
参加してよかったです。
ありがとうございました!!

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
感謝大家踴躍的參與以及提出寶貴的意見, 讓協會的BC課程更加的豐富, 讓我們更加充滿活力和動力, 為協會的未來發展努力。 線上交流會收穫滿滿~謝謝大家~ 🌟💬💪 🌱 感謝每一位參與者 💡 豐富的課程內容 👏 共同成長,共同進步 📍【日式健走Basic Coach 培訓課程】 🇯🇵日本健走杖健走協會NPWA唯一🏆授權海外開課 📍詳細說明與課程辦法請見報名表: https://forms.gle/c8x3K3F3FX2jL6F ◎ISUN-北歐健走專用杖 超輕量 (一組2支):https://carefoot.club/腳ㄚ市集/超輕量北歐健走專用杖/ ◎耆妙屋-SINANO 安心健走杖:https://carefoot.club/腳ㄚ市集/安心健走杖/ 腳丫聚樂部 耆妙屋-熟齡生活奇妙好物 FOOTDISC 富足康科技足墊 樂您運動 Learning YunDon 北歐運動治療師 楊子欣(欣欣老師) 澄心康健-神經復健 l 動作優化 l 高齡運動

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【雨の後は】 2024/4/25 #船橋ウォーキングソサイエティ  夜半まで降った雨に 1km計測コースは数カ所の 水溜まりと濡れ落ち葉 手分けして濡れ落ち葉掃き 安全・安心で計測をスタート  木曜日コースを最後に 今年の計測を完了しました  #簡易体力測定

田村 芙美子さんの投稿
屋根より高い鯉のぼり🎏 ゴールデンウィーク 2日目は青空を仰ぎ、そよ風に吹かれながらの逗子PWサークル。新緑が眩しいほどキラキラ光っています。ゴールの椿公園前のお宅は今年も白・紫の藤が豪華に美しく爽やかな5月を五感で味わいました。

 

来月以降の開催
中嶋  佳奈恵さんの投稿
【親子ワイルドキャンプ(日帰り)参加者募集!】 令和6年5月11日(土)12日(日) 日帰りデイキャンプになります。 参加したい日をお選びください。 場所‼️金沢市娚杉キャンプ場 時間9時30分集合 16時解散 参加費用、申し込みは下のポスターから QRコード読み取り、参加フォームから申し込みください。 問い合わせは  石川県レクリエーション協会 076-247-6909 水、日定休日 13時から17時まで

みんなの元気学校さんの投稿
ことしも、ひろーい車道をひとりじめ! LINKくにたち 2024 ポールdeウォーク
◆日 時  2024年5月12日(日) 14時15分~15時45分 ※LINKくにたちリレーマラソン終了後
◆受 付  JR国立駅南口 大学通り沿い一橋大学正門前テント(受付時にポールをお貸しします)
◆コース  大学通りの歩行者天国(片道650m・往復1,300m)
◆参加料  無料
◆お問合せ・お申し込み 下記いずれか宛どうぞ
①NPOみんなの元気学校宛(まとめて主催者に伝えます)
お名前(ふりがな付き)、メールアドレス、居住地(市・区名)、杉ポ(杉並ポール歩きの会)に参加したことあり/なし を書いて、下記宛てお申し込みください。→ npo@genkigakko.net
②ポールdeウォーク事務局宛
お名前(ふりがな付き)、メールアドレス、居住地(市・区名)を書いてください。→ info@nordic-walk.org 主催:LINKくにたち2024実行委員会 企画運営:ポールdeウォーク実行委員会(ヘルスコンサルティング株式会社内)

柳澤 光宏さんの投稿
今日4月29日は祝日ですが、会社は稼働日。 5月18日(土)シナノ工場祭を開催します。やっと詳細が決まったので案内できるようになりました。 アウトレット販売、子どもから大人まで楽しめるアルミのパイプを使ったクラフト体験、子どもが楽しめるキッズコーナー、ポップコーン無料、お隣の佐久長聖高校のパフォーマンスなどなど。私は社員の結婚式がありお昼過ぎまでしか居られませんが、多くの方にお会いできればと思っています(^.^)午前中に来てくださいませ。待ちしております!!

中嶋  佳奈恵さんの投稿
『ポールを持って歩きませんか?』5月19日開催

佐藤 恵さんの投稿
すんばらしいチラシを作っていただいたので、シェアします✨ありがとうございます!

長谷川弘道のFBタイムライン投稿
自らが主催する講習会!私にとってこれはほぼ初めてのチャレンジです!!
保健師さん、管理栄養士さんはもちろんですが、健康運動の指導に関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。
フィットネストレーナーさんで、これからシニアの方や、メタボ対策の運動に関わろうという皆さんにももってこいの内容となっています!
(参考)長谷川弘道MCプロのポールウォーキングの実技指導動画は、こちら

 

2.関連学術ニュース
2-1)“適切な飲酒量判断を”「飲酒ガイドライン」
毎晩のちょこっと飲酒が楽しみな『左党』には気になるガイドラインが発表されています。
**以下、NHKの2024年2月19日NEWSWEB記事に、上記ガイドラインの(表1)(表2)を加筆、修正した**
適切な飲酒量の判断に役立てようと、厚生労働省は、酒に含まれるアルコールの量で健康へのリスクを示した、「飲酒ガイドライン」をまとめました。
日本では、アルコール度数や何杯飲んだかで飲酒量を把握するのが一般的ですが、厚生労働省は、酒に含まれるアルコールの量、「純アルコール量」で健康へのリスクを示した、「飲酒ガイドライン」をまとめました。

純アルコール量は、飲んだ酒の量とアルコール度数などを掛け合わせて計算できます。
(お酒に含まれる純アルコール量の算出式)
摂取量(ml) × アルコール濃度(度数/100)× 0.8(アルコールの比重)
例: ビール500ml(5%)の場合の純アルコール量
500(ml) × 0.05 × 0.8 = 20(g)
アルコール度数5%のビールでは、中瓶1本・500ミリリットル飲むと、純アルコール量は20グラムに当たります。

ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として、国の基本計画で一日当たりの「純アルコール量」を、男性で40グラム以上、女性で20グラム以上摂取した場合と定義され、それ以上飲酒する人の割合を減らしていくことが目標になっていると紹介しています。

また、ガイドラインでは病気ごとに発症リスクが上がる飲酒量もまとめました。

「大腸がん」は、純アルコール量で一日20グラム以上、「高血圧」は少しでも摂取すると発症リスクが上がるなどとしていて体質によっては、より少ない飲酒量にすることが望ましいとしています。
このほか、健康に配慮した飲み方として「あらかじめ量を決めて飲む」「飲酒前に食事を取ったり飲酒の合間に水を飲んでアルコールをゆっくり吸収できるようにする」「1週間のうちで飲酒しない日を設ける」などに気をつける必要があるとしています。

**以下は、「ガイドライン」の当該部分**
飲酒をする場合においても、様々な危険を避けるために、例えば、以下のような配慮等をすることが考えられます。これらにも留意することが重要です。
① 自らの飲酒状況等を把握する
自分の状態に応じた飲酒により、飲酒によって生じるリスクを減らすことが重要です。医師等へ相談したり、AUDIT(問題のある飲酒をしている人を把握するために世界保健機関(WHO)が作成したスクリーニングテスト。飲酒問題の早期発見等のため、10項目の簡易な質問でアルコール関連問題の重症度の測定を行うものです。)等を参考に自らの飲酒の習慣を把握することなどが考えられます。
② あらかじめ量を決めて飲酒をする{32}
自ら飲む量を定めることで、過度な飲酒を避けるなど飲酒行動の改善につながると言われています。行事・イベントなどの場で飲酒する場合も、各自が何をどれくらい飲むかなどを4の(2)も参考にそれぞれ自分で決めて飲むことが大切です。
③ 飲酒前又は飲酒中に食事をとる
血中のアルコール濃度を上がりにくくし、お酒に酔いにくくする効果があります。
④飲酒の合間に水(又は炭酸水)を飲むなど、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする(水などを混ぜてアルコール度数を低くして飲酒をする、少しずつ飲酒する、アルコールの入っていない飲み物を選ぶなど)飲む量に占める純アルコールの量を減らす効果があります。
⑤ 一週間のうち、飲酒をしない日を設ける(毎日飲み続けるといった継続しての飲酒をける)
毎日飲酒を続けた場合、アルコール依存症の発症につながる可能性があります。一週間の純アルコール摂取量を減らすために、定期的に飲酒をしないようにするなど配慮が必要です。

厚生労働省は、今回のガイドラインを通じて、適切な飲酒量の指標として「純アルコール量」の活用を浸透させたい考えです。

関連情報
・厚労省、飲酒ガイドライン作成検討会(飲酒ガイドライン作成検討会|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
・飲酒 | e-ヘルスネット(厚生労働省)(飲酒 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

2-2)1930年代生まれと1970年代生まれの人を比較すると,大脳皮質の表面積はなんと14.9%も増加している!
**以下は、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年4月1日のFB投稿です**
「エープリルフールだよね?」と思われかねない論文がJAMA Neurol誌に出ています.1948年からアメリカのマサチューセッツ州フラミンガムで継続されている虚血性心疾患の追跡疫学調査研究「Framingham Heart Study」参加者の脳の体積をMRIで評価し,出生年により経年差が生じるかを検証した研究です.参加者は3226人,MRI撮影時の年齢は57.7±7.8歳でした.なんと頭蓋内体積,海馬体積,白質体積,皮質表面積は経年的に有意に大きくなっていました(図).1930年代生まれと1970年代生まれを比較すると,頭蓋内体積は6.6%増,海馬体積は5.7%増,白質体積が7.7%増,なんと大脳皮質表面積は14.9%増です.身長,性,年齢で調整しても結果は変わりませんでした.最も経年変化が大きかったのは1930年から1940年の間でした.以上より,1930年~1970年生まれの人において,脳の発達は良くなっていることが示唆されました.ちなみに大脳皮質の厚さが経年的に減少していますが,皮質体積の増加はわずかであるのに対し,皮質表面積が大きくなっており,その結果,皮質の厚さは減少したようです.皮質表面積の増大は神経細胞線維の増加を反映するそうで,radial unit lineage modelという大脳の発達モデルについて議論していますが,難しくて十分理解できませんでした.
議論のポイントは2つあります.1つめは「なぜ脳の発達は改善したか?」です.著者らは健康,社会文化,教育的要因といった生活環境の改善が影響した可能性を議論しています.2つめは「脳体積の増加がどんな効果を及ぼすか?」です.著者らは脳の発達の改善は「脳の予備能」を大きくすると考えています.このコホートでは以前,認知症発症率が徐々に低下していることを報告していますが,この「脳の予備能」の改善が影響した可能性があると考察しています.つまり脳の発達を妨げる危険因子を同定し修正できれば,認知症などの脳の疾患に有効である可能性が示唆されます.脳は私たちが考えているより,生活環境によりダイナミックに変化しうるものだと分かりました.
DeCarli C, et al. Trends in Intracranial and Cerebral Volumes of Framingham Heart Study Participants Born 1930 to 1970. JAMA Neurol. 2024 Mar 25:e240469.(doi.org/10.1001/jamaneurol.2024.0469)オープンアクセス

2-3)環境汚染の人体への影響について:3つのニュース
2-3-1)頸動脈の動脈硬化性病変の58%からプラスチックが検出され,炎症を増強し,死亡リスクを増加させていた!!
プラスチックによる環境汚染の問題は喫緊の解決すべき課題ですが、マイクロプラスチックの人体への深刻な影響を示唆するランドマーク的な研究が発表されました。
**以下、岐阜大学医学部下畑 享良教授の2024年3月8日のFB投稿です**
学会でホテルに滞在中ですが,部屋にペットボトルの水がありません.環境に配慮し,プラスチック使用量減少を目指しているとのことです.ちょうど今週号のNEJM誌を読んで,この取り組みは今後極めて重要になると思いました.

プラスチック(ポリエチレン,ポリ塩化ビニルなど)は化石燃料が主原料で,多くの有毒な化学添加剤を含んでいます.例として発がん性物質,神経毒性物質,内分泌かく乱物質であるビスフェノール類などがあります.プラスチック廃棄物は環境中に存在し,分解されてマイクロプラスチックやナノプラスチック粒子になります.前者は粒径1 µm~5 mm,後者は粒径1μm未満です.今年1月にPNSA誌に出た論文は,両者をあわせたマイクロ/ナノプラスチック(MNPs)を正確に測定できるようになったという報告で,ペットボトル1本に約2.4±1.3×105粒子(24万個!!)と推定され,その約90%がナノプラスチックであったそうです.ナノプラスチックはサイズが小さいため,人体に入りやすく,毒性が強いと考えられています.既報では大腸,胎盤,肝臓,脾臓,リンパ節組織など複数の組織で検出され,米国のデータから,プラスチック添加化学物質がほぼすべての米国人の体内に存在することも示唆されています.またその健康リスクは生産に携わる労働者の間で指摘されていました.

さて今回のNEJM論文はイタリア3施設からのもので,前方視的研究です.頸動脈の動脈硬化病変(プラーク)を外科的に切除する頸動脈内膜切除術を受けた312人のなんと150人(58%)の切除プラークからポリエチレンが検出され,プラーク1mg当たり21.7±24.5μgでした.31人の患者(12.1%)にはポリ塩化ビニルが検出されました.電子顕微鏡検査では,プラークのマクロファージ中に,ギザギザした異物が確認されました(図1).X線検査では,これらの粒子の一部に塩素が含まれていることが示されました.プラークにMNPsが検出された患者では,検出されなかった患者よりも,34ヵ月の追跡期間において一次エンドポイントイベント(心筋梗塞,脳卒中,または何らかの原因による死亡の心筋梗塞,脳卒中,または何らかの原因による死亡)の複合リスクが高いことが分かりました(ハザード比,4.53;P<0.001)(図2).MNPsはプラーク中の炎症反応を著しく増加させ,TNF-α,IL-6,IL-18,IL1-β,CD3,CD68のレベルやコラーゲン含量を増加させました.

以上より,心血管系疾患の新たな危険因子としてMNPsへの暴露を考える必要が考えられます.また他の臓器へのリスクはないかも問題ですし,なによりどうすれば曝露を減らすことができるのかが今後の重要な問題と考えられます.冒頭で述べたようなプラスチックの使い捨てを減らすことが重要で,論文の論評には化石燃料からの脱却が不可欠と述べられています.個人的にはペットボトルの飲料は極力避けようかと思いました.

Qian N, et al. Rapid single-particle chemical imaging of nanoplastics by SRS microscopy. Proc Natl Acad Sci U S A. 2024 Jan 16;121(3):e2300582121.(doi.org/10.1073/pnas.2300582121)

Marfella R, et al. Microplastics and Nanoplastics in Atheromas and Cardiovascular Events. N Engl J Med. 2024 Mar 7;390(10):900-910.(doi.org/10.1056/NEJMoa2309822)

関連情報
① 下畑先生が紹介された上記論文(文献2)について、2024/03/06のNature誌に『Landmark study links microplastics to serious health problems(画期的な研究がマイクロプラスチックと深刻な健康問題を結びつける)』と題するMax Kozlov(マックス・コズロフ)の記事が掲載されています。
また、4月11日の毎日新聞も、この論文を取り上げています(参照:下畑先生の4月12日FB投稿)。
② 日本財団ジャーナル2020年6月5日、【増え続ける海洋ごみ】マイクロプラスチックが人体に与える影響は?東京大学教授に問う
マイクロプラスチックが海の生き物、人体に与える影響は? | 日本財団ジャーナル (nippon-foundation.or.jp)
③ 環境省 水・大気環境局 水環境課 海洋プラスチック汚染対策室 室長補佐 長谷 代子『マイクロプラスチック問題の現状と対策』( 2023年5月29日)
マイクロプラスチック問題の現状と対策 (erca.go.jp)

2-3―2)難分解性有機汚染物質はALSの発症リスクを増大させ,生存期間を短縮する!
**岐阜大学医学部下畑先生の2024年3月21日のFB投稿です**
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は,遺伝要因と環境要因の双方によって引き起こされると考えられています.ALSのみならずアルツハイマー病,パーキンソン病,多発性硬化症,自閉症などの神経疾患でも環境要因との強い関連が報告されています.しかし環境要因の研究は,農薬を曝露したといった申告や職業環境から推測される曝露に頼るもので,想起バイアスの影響を受けやすいという限界がありました.しかし今回紹介するミシガン大学の研究は,血漿中の難分解性有機汚染物質(persistent organic pollutants;POPs)の濃度を直接定量することで,より正確に曝露を直接評価し,想起バイアスを克服しています.著者らは過去にALSとPSPsの関連を報告しており,今回は別のコホートを用いて結果を再確認するという研究です.
対象はミシガン州のALS患者164人と対照105人です,血漿サンプルを用いてPOPs濃度を測定しました.この結果,22種類のポリ塩化ビフェニル(poly chlorinated biphenyl;PCB)のうち8種類,10種類の有機塩素系殺虫剤(organochlorine pesticide;OCP)のうち7種類など,複数のPOPsがALSと有意に関連していました(図).ちなみにポリ塩化ビフェニルは電気機器の絶縁油として,変圧器やコンデンサー,カーボンレスカーボン紙,ポリマーやコーティング剤,接着剤の添加剤などで使用されたもので,人体に蓄積し有毒です.現在は製造・輸入ともに禁止されています.歴史的にはカネミ油症事件が有名です.
また発症リスクは有機塩素系殺虫剤のうち,α-ヘキサクロロシクロヘキサン,ヘキサクロロベンゼン,トランス-ノナクロール,シス-ノナクロールの混合効果によって最も強くなり,環境リスクスコア(ERS)の四分位数間の増加によってALSのリスクは2.58倍高まりました(p<0.001).生存率にも影響があり,POPsの混合物は死亡率を1.65倍増加させました.上記有機塩素系殺虫剤の作用機序はまだ十分解明されていませんが,すべて神経毒であり,電位依存性ナトリウムチャネルやGABA受容体依存性クロライドチャネルなどのイオンチャネルを標的とするものもあるそうです.今後,ミシガン州以外のコホートで再現することや,POPsによるALS発症の機序を明らかにする必要があります.いずれにしてもPOPsや有機塩素系殺虫剤の削減計画を行なっていく必要があります.
Goutman SA, et al. Environmental risk scores of persistent organic pollutants associate with higher ALS risk and shorter survival in a new Michigan case/control cohort. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2024 Feb 14;95(3):241-248.(doi.org/10.1136/jnnp-2023-332121)

2-3-3)魚介類のなかでエビとロブスターの有機フッ素化合物(PFAS)濃度は高い
**下畑先生の2024年4月14日のFB投稿です**
勉強をしたことのなかった環境毒性物質ですが,関心を持ったためか,気になる情報がTwitterで目につきます.昨日は複数の人が有機フッ素化合物(PFAS:ピーファス)に関する以下の論文を紹介していました.PFASは生物蓄積性環境汚染物質の代表です.魚介類はタンパク質やオメガ脂肪酸の良い供給源ですが,このPFASの供給源ともなりますます.PFASは,プラスチックやフライパンの焦げ付き防止剤などに使われています(https://puric.organo.co.jp/column/pfas/).炭素・フッ素と非常に強い力で結びつくため自然界では分解されず,海や土壌に堆積するため「永遠の化学物質」とも呼ばれています.ほぼすべてのアメリカ人の血液中に測定可能な量が存在するそうです.日本でもごく最近,大阪のPFAS汚染を調べるための「1000人血液検査」が中間発表され,日常生活にPFASが深く浸透し、体内に取り込まれている実態が浮き彫りになっています(https://tinyurl.com/2ydsjjea).PFASに暴露された人はコレステロール値上昇,出生体重の減少,ワクチンに対する抗体反応の低下,腎臓がん,精巣がん,妊娠高血圧症候群,子癇前症,肝酵素の変化を起こす可能性があると書かれています.
さて話題の論文は,米国ニューハンプシャー州住民1829人を対象に,大人と子どもの魚介類の摂取について調査したもので,最もよく消費される魚介類26種類のPFASを定量しています.この結果,エビとロブスターの濃度が最も高いことが分かりました(それぞれ1.74ng/gと3.30ng/g).これら大型の海洋生物種は,貝類のような体内にPFASが蓄積しやすい小型の生物種を食べることで,PFASを蓄積する可能性が議論されています.
著者らは,魚介類を食べるのを止めるのではなく,魚介類にPFASの規制値を設けるべきと言っています.そして魚介類の摂取にともなう上記リスクとベネフィットのトレードオフ関係を理解すること,とくに妊娠中の人や子供のような健康弱者において,PFASの過剰の暴露を避けつつ魚介類の健康上の利点を享受することが大切と言っています.ちなみに4月11日の日経新聞に「米政府,飲料水のPFAS基準厳しく 日本の1割未満に」という記事も出ています(https://tinyurl.com/28zv28od).自分たちの健康への影響も気になりますが,とくに子供や赤ちゃんに影響が出ないように考えていく必要があると思いました.
Crawford KA, et al. Patterns of Seafood Consumption Among New Hampshire Residents Suggest Potential Exposure to Per- and Polyfluoroalkyl Substances. Expo Health (2024). (doi.org/10.1007/s12403-024-00640-w)
左図はGPT-4で作成,右図はhttps://waterstand.jp/waterlife/water_knowledge/waterlife00041.htmlより引用.

(2024年6月23日追記)
マイクロ・ナノプラスチックの曝露経路,人体への取り込みメカニズム,影響を受ける臓器
**以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2024年6月19日のFB投稿です**
Non-communicable diseases(NCD)とは,世界保健機関(WHO)の定義による非感染性疾患の総称で,がん,糖尿病,循環器疾患,呼吸器疾患,神経疾患などの慢性疾患が含まれます.これらの疾患は標的臓器における炎症と密接に関連しています.近年,マイクロ・ナノプラスチック(MnP)への人間の曝露とそれに伴う炎症が重大な問題となる可能性が示唆されています.ブログとFBで神経疾患とMnPに関する研究をご紹介しましたが,コメントで「何からMnPが作られているのか?」「どのようにして体内にとりこまれるのか?」「脳に入るのか?」とのご質問をいただきました.Cell Rep Med誌にすぐれた総説が出ていますのでご紹介します.
1)MnPとNCDの関係
MnP粒子が直接的に,もしくはその溶出物(有毒な化学添加剤)を通して間接的に炎症を悪化させる可能性があります.さらに消化器系や呼吸器系のNCDがある場合,これに関連した持続的な炎症が存在してMnPの取り込みを増加させ,その結果,MnPが全身の臓器に到達するリスクが高まることが示唆されています.将来的にMnP曝露量が増加すれば,NCDのリスクと重症度がさらに高まる可能性があります.
2)MnPの曝露経路(図)
1.屋内環境:カーペット,壁紙,家具,衣類などからMnPが放出されて屋内の空気中に存在します.
2.屋外環境:交通排出物,産業廃棄物,大気中の沈着物などからMnPが発生し,風によって遠くまで輸送されます.
3.食品と水:魚,塩,ペットボトル入りの水などにMnPが含まれることが確認されています.農業におけるプラスチックの使用も作物にMnP汚染を引き起こす可能性があります.
→ 図を見るとあらゆるところにMnPが存在することが分かります.
3)MnPの人体への取り込みメカニズム(コメント欄に図)
1.吸入経路:空気中に浮遊するMnPは呼吸によって肺に取り込まれ,気管支や肺胞に沈着します.これにより気道に炎症や酸化ストレスが引き起こされる可能性があります.
2.経口経路:食品や飲料を通じて摂取されたMnPは腸上皮を通過し,小腸のパイエル板などのリンパ組織を介して吸収され,血流に入り全身に分布します.
3.皮膚経路:皮膚を介して取り込まれることもありますが,他の経路に比べて取り込み量は少ないとされています.ただし,何らかの疾患を認めるなどの特定の条件下では皮膚を通じて体内に入り込む可能性があります.
4)影響を受けるシステムと臓器
1.呼吸器系:吸入されたMnPは炎症,酸化ストレス,細胞毒性,さらにはがんのリスク増加などの健康問題を引き起こします.
2.循環器系:血流に入ったMnPは心毒性や血管透過性の増加を引き起こし,全身の臓器にも影響を及ぼします.
3.消化器系:経口摂取されたMnPは腸内で吸収され,炎症や腸内細菌叢の変化を引き起こし,消化器系の疾患リスクを増加させます.
4.神経系:MnPのうち,ナノスケールの粒子だけ血液脳関門を通過することができ,神経毒性や発達障害,神経変性疾患のリスクが増加します.以前,ご紹介したように頸動脈プラークや血栓中にもMnPが含まれています.
まとめ
MnPは環境中に広範に存在します.おもに吸入や経口摂取により体内に入ります.気道や消化管にて炎症を起こし,バリア機能が傷害されてさらに体内に取り込まれます.ナノプラスチックは脳にも到達します.MnPが多くの疾患に共通した非常に重要な危険因子となる可能性が高く,包括的で適切な評価と対策が求められます.→ 各個人ができることには限界があり,社会的な取り組みが求められると思われます.
Krause S, et al. The potential of micro- and nanoplastics to exacerbate the health impacts and global burden of non-communicable diseases. Cell Rep Med. 2024 May 17:101581.(doi.org/10.1016/j.xcrm.2024.101581)

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)