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2023年6月のニュース

ますます広がってほしいポールウォーキングの世界!

1.広げようポールウォーキングの輪
1) 新たな活動が次々にスタートしています。
NPWA会員の6月のフェイスブック投稿記事からピックアップしてみました。

佐藤 恵さんの投稿
今日は、北上市のスポーツ推進委員研修会で、ポールウォーキングを体験していただきました! すごい人数!北上市には、ポールが40セットあるそうで、大規模な体験会となりました。 市民にもポールを貸出しているそうなので、これを機にもっともっと広まってほしいです。 広がれ!ポールウォーキングの輪! (実技の写真を撮り忘れて残念‥。)

校條 諭さんの投稿
以前から楽しみにしていた鎌ポ(鎌倉ポール歩きの会)に行ってきました。杉並ポール歩きの会の講師でお世話になってきた田村芙美子さんが企画してくださったものです。 今回、コースの“目玉”は、野村総研跡です。ここに私は15年在籍しました。1988年に旧野村総研は野村グループのIT企業と合併、5万坪の敷地と建物は鎌倉市に寄贈されました。 ただ、その後の用途が未だに決まらず、建物は空き家のままですが、敷地は公園として開放されています。 ポールを持って再訪するとは思いませんでした。田村さん、ありがとうございました!

新地 昌子さんの投稿
笠間市地域交流センターともべ、愛称トモアでのポールウォーキング講座を今月も開催しました😊 今日は参加者22名でちょうど半分が男性!色々な方に興味を持ってもらえるのは嬉しいです❗️ ポールを購入し、講座だけでは物足りない!という声も段々大きくなってきました。10月以降はおでかけウォーキングも企画しながら、仲間を広げていけたらと思います。

水間 孝之さんの投稿
ポールdeウォーク推進協議会コーディネーター養成講座琵琶湖のほとりで開催されました。笑いの絶えない楽しい2日間でした☺️

堀 和夫さんの投稿
ポールdeウオーク推進コーディネーター養成講座の講師をJNWA藤川さん、JNWL高野さんと共に2日間、ポールウオーキングとノルディックウォーキングを13名の受講者と共に楽しんで来ました。 新しい出会いと皆さんの笑顔、歩くは超いいねえ。 講習会場は浜大津の琵琶湖湖畔。 ロケーションも抜群❗️ ポールで歩く仲間がまた増えて幸せだ。

Naomi Sakaiさんの投稿
鋸南 ポールde健康エクササイズ 初回、早朝地震は千葉が震源地で恐々でかけましたが、2度目の今回は何事もなく良い天気。 20名程の参加者様に指導後は、このレッスンを引き継いでくださる保健師さん達に特別指導をさせていただいています。 もう何年前になるのでしょう⁈ 正にこの場で、4団体が集合し大きなイベントを行った特別な所。 この時、私は全くよくわかっておらずに参加し、4団体代表の方によるデモンストレーションを遠くから拝見させていただきました。 資格取得はしているもののペーパードライバー状態だった私は、この時からポールウォーキングとノルディックウォーキング指導に火が付くきっかけになった実に思い出深い懐かしい場所です。 業界の方々を存じ上げずに大変失礼をしましたので、その時のことは衝撃的でよく覚えています。 その時から関わって下さっているベテラン保健師さん達です。 大切に指導させていただきます。 #鋸南 #ポールウォーキング #ポールde健康エクササイズ

佐藤 ヒロ子さんの投稿
2023/6/13 「恒例UR幸町ポールウォーキング体験会」 2019年からスタートして5年目になるのですね。 「2023年度体験会」が終了しました。 いくつになっても元気に歩きたいと願う方が参加されます。 毎回の感想がポールウォーキングの長所と合致です! くどくどの説明よりポールを持って歩いて頂く。参加者の笑顔が輝きます。 本日も渡邉マスターコーチプロがサポート。現場に若さと活気が溢れます。

杉浦 伸郎さんの投稿
ビンズン市民に開かれた国内初の半ドーム型人工芝フィールドのお披露目式典。夕刻の涼しい時間から3回のポールウォークセッションも提供させて頂きました。前回の養成コースを修了した3名のトップコーチも助っ人として駆けつけてくれたので、とってもスムーズかつ楽しく進行できました。

佐藤 恵さんの投稿
本日、宮城県栗原市主催のポールウォーキング教室へ。 歩幅計測をしたところ、ポールウォーキング体験後は、なんと全員がアップ! ウォーキング時の効果的な歩き方についても、レクチャーさせていただきました。 今日は築館でしたが、瀬峰、若柳、花山、栗駒と各地区をまわります。 昨年も参加した方が「ポールを購入して友達と毎日歩いてます!」とのご報告。 着実に広まっています😊

田村 芙美子さんの投稿
午前中は東逗子のPWサークルへ出前講師。 メンバー増加につれ リハビリクラスの傾向が強くなりコース歩きを短縮し エクササイズの時間をしっかり確保するように配慮していただきました。 このサークルはPWクラブリーダーが5名でサポートしてくれます。 参加者の皆さんは終了後の個々の質問が多く熱心で感心します。夏休みも休まないそうで私は怠けられません😢 ♪♪♪~♪♪♪

遠藤 恵子さんの投稿
【第4回ポールdeウォーク推進コーディネーター養成講座】(西日本会場)九州地区開催は初めてとの事!!先日のことになりますが今回講師として志賀島会場へ行ってまいりました。movieは初日の様子!!(2日間開催)海好きにはたまらない素敵なローケションでウォークは気分最高!!夜は宿泊先ホテル主催の【星空観察会】に参加。金星、北斗七星などなどはっきり見ることが出来ました。初日を無事終え2日目は早朝ポールdeウォークからスタート!! (後ほどmovieアップしますね)) #ポールウォーキング #ポールdeウォーク #コーディネーター養成講座 #志賀島 #ノルディックウォーキング #ポールウォーキングマスターコーチプロ #九州開催 #素敵なローケション #海 #海好きにはたまらない #体験会 #講師 #夕日 #星空 #初めての場所 #新潟から福岡へ移住 #ゲンキクリエイターケイコ※8月14日(月)ポールウォーキングベーシックコーチ資格取得4時間セミナー開催します!詳細、お申し込みは【一般社団法人日本ポールウォーキング協会】公式ホームページhttps://polewalking.jp/をご覧ください!!

2)一つの活動が次の活動につながります。
佐藤 ヒロ子さんの投稿
《日課にしたいね アキレス腱伸ばし》 2023/6/8  #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング  #木曜日コース 足の耐用年数は50年!     (ドキッ) 長持ちさせたいよね〜  「は〜い」 いつも定例会でしているストレッチを お家でもやってみて〜 「壁ドン」+アキレス腱ストレッチ       ♬♪♬♪〜 足首もこころも 柔らかに〜 「は〜い」 今日もいいお返事で〜す💓 \(^o^)/

田村 芙美子さんの投稿
腰越なごやかセンター「貯筋クラス」ポールとマット体操。 そして大巧寺の花々。

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 本日はPWのダブルヘッダー〜ww 午前/佐久大学とのコラボで新看護学生のPW体験実技勉強会。女子6名・男子3名計9名編成で今年も駒場例会に参加して貰い、会員等と一緒に歩き地域の健康や食を学んで貰います。 午後は「佐久歴史の道案内人の会」の定例会に同行。 7/9散策予定の〜芦田宿-茂田井宿〜の勉強会との事で当日の蘊蓄付きシミュレーションをしながらの下見ウォークでした。 いつもよりは歩きが長く(約5.5km)歩数も多い(11,000歩越え)約2時間の宿散策となる予定です。

Ruri Nissatoさんの投稿
久しぶりの青空🌞 ひょんなことから ポールウォーキングのグループに参加させて頂き、緑深い石神井公園を歩きました。 ポールを持つ人は どこも同じ空気 楽しかったわぁ💕

中村 理さんの投稿
あれから8年〜 研究会等発足しお疲れ様です。 お陰様で最近東御市/御牧原や八重原等でPWコラボが始まり、より多様性に向けた活動が出て来そうです〜❗️ その節はよろしく願います。

遠藤 恵子さんの投稿
【開催は明日ではなくて明後日です(笑)】 6月18日(日) スポーツ推進委員研修会and町民対象の【ポールウォーキング講座】開催します! 3年ぶりになりますね。 お天気も良さそうね☀️ というか暑いね💦 コースは『洞山』スタート⇒『なみかけ遊歩道』⇒『夏井ヶ浜はまゆう公園』(往復)目指してウォークします。 芦屋町の海と風を感じながらポールウォーキングを楽しみましょう。 ただいま事前準備中!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【歓迎 渡邊マスターコーチプロ】 2023/6/23 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング木曜日 出かける時間になって☔…  が、定例会開始時間に 雨はあがりました。  \(^o^)/ #日本ポールウォーキング協会 #マスターコーチプロの渡邊東さん 船橋ウォーキングソサイエティへ入会し初めての定例会参加です。  渡邊マスターコーチプロは退職をして 「力ある稼げるコーチ」を目指します。 《共通信条∶良き事は広めたい》 地域活動団体の船橋ウォーキングソサイエティと渡邊コーチとは学び合いWin-Winで応援し合います。

平岡 裕美子さんの投稿
UR住宅でのPW教室第3回目。 初回から参加してくださった方々がほとんどだったので、すっかりポールに慣れた感が伝わってきて嬉しかったです。そして教室内の雰囲気もなんだか変わってきました。 正直なことを言えば、前回までは参加してくれた皆さん、思い思いにPWを楽しんでくれてはいたものの、“それぞれ” で歩いている感がありました。 でも今回はみんなで揃って歩くことができ、なんだか和やかな雰囲気でした。 団体で歩く際に遅れてしまう方がいるのは仕方のないことなので、そういう方に対しての対応も事前に担当を決めてそのスタッフさんにお願いしておいたぐらいなので、誰も輪から外れることなく揃って歩くことができたというのは私にとっては嬉しい誤算でした💕 前回皆で歩く際に一人遅れてしまった方がいらっしゃったのですが、どうやらその方はそれからほとんど毎日のようにお1人でPWをなさっていたらしく、その甲斐あって以前より少し速く歩けるようになったようです。 そして更に嬉しかったのはその方からこんなお言葉をいただいたことです。 「先生に色々教えていただいたおかげで歩くのが楽しくなりました。歩くって楽しいです🎶」 私としてはそんなに色々も教えたつもりはないのですが…でもとにかくその方が笑顔で「歩くって楽しい🎶」と言ってくださったことで、今まで以上に『PWコーチ』という仕事にやりがいを感じることができました。 これからの人生、もう仕事は止めて遊んで暮らそうかな…なぁんてことを思っていた私にとって、この言葉は大きな大きな励みとなりました。 更に嬉しいことがもう一つ。 教室が終わった後に参加者の中のお二人が何やら話をしていて、その後そのうちのお一人が「私たちは今週の金曜日の朝にポールで歩くことにしました。もし良かったら皆さんもご一緒に歩きませんか?」ってみんなに呼びかけていたんです。 いつの間にか仲良くなっていたんだわ…とちょっと驚きましたが、私が退いた後ご自身たちで「サークル化」できそうな兆しが見えてきて少し安堵しました。 でもまだ10月まではここのUR住宅でコーチをやらせていただけるので、「歩くって楽しい」そう言ってくれる方が一人でも増えるように、PWの更なる魅力をもっともっと多くの方にお伝えしていきたいと思います☺✌

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿:LINE Add Friend

佐藤 恵さんの投稿
宮城県栗原市の長寿・健康増進講師派遣事業が6月よりスタート! 同じ健康運動指導士の藤野恵美先生と分担して、41ヶ所で運動指導を行います。 毎回会場が違うので、会場の広さ、気温、参加者の体力レベルによって、臨機応変さが求められます。 かなり、やり甲斐があります! 最初は硬い表情だった方が、身体がほぐれるとともに笑顔になっていくのが、たまりません!

長岡智津子さんの投稿
ポールウォーキング中に見つけた! アオハダトンボは里山の美しい水辺などに生息しているトンボ 別名 チョウトンボと言うみたい! とても綺麗なトンボでした🦋

向田 幸子さんの投稿
【ポールウォーキングツーリズム】 in戸隠⛩️🐉24名バスツアー 83歳でも、 スタスタ奥社へ‼️ 素敵なアクティブシニアの方々👀‼️ 若さってなんだろう。 老いってなんだろう。 誰が老いたって決めるんだろう。 40代でも、『私、歳だから‥』って なんでも歳のせいにするひともいれば、 80代でも、『なんでもやればできる』と日々、生命を最大限に輝かしていらっしゃる方もいる。 どんな歳の重ね方をするか素敵な人生の先輩、ロールモデルを目の前にいつもアクティブシニアのポールウォーキングツアーでは考えさせられるなぁ。

3)調査&研究活動のニュースです。
水間 孝之さんの投稿
日本ノルディック・ポール・ウォーク学術大会開催中です。

山下 和彦さんの投稿
今日は志木市の健康ポイント事業の計測会🦶1500人の方が計測されます!この事業は9年目!8年間の長い期間の足と歩行の変化が明らかになります!足の骨格と疾病発生率も明らかになるコホート研究です👍すごい。。。感激。。。

7月の予定:申し込みは各主催者に直に行って下さい。
佐藤 恵さんの投稿
7月1日(土)、第1回ポールdeウォーク体験会in気仙沼、に行きます! お近くの方、興味がある方、ぜひご参加お待ちしています😊

スマイルチームさんの投稿
来月のポールウォーキングは夏恒例のブルーサンタに変身💙 7月6日(木) 9:30集合 遊歩道〜公園をブルーサンタになってゴミ拾いウォーキングするよー #ぶるーしっぷ #海と日本 #ブルーサンタ #ポケごみスマイルチーム #ポールウォーキング #ソーシャルフィットネス

遠藤 恵子さんの投稿
【芦屋町の自然と文化を楽しむポールdeゲンキウォーキング】 『海の日!朝活!ポールウォーキングin芦屋海浜公園』参加者募集中❣️ ●開催日時2023年7月17日(月)㊗️ 7:30-11:00 (歩くペースによっては早めに終わるかもしれません) 響灘に面した広大な砂浜と遠浅の海が広がる美しい芦屋海岸を目ざして2本のウォーキング専用ポールを持ってウォーキングを楽しみましょう!! [コース] ・7:30 遠賀川魚道公園駐車場に集合、準備運動 ・8:00 魚道公園出発 ・9:00 芦屋海浜公園着 ・10:30 遠賀川魚道公園駐車場着 ●参加費 … 2000円 (ポールレンタル代、傷害保険代含む、チャレンジショップドリンク代) ポール持参の方は500円引きいたします。 ●参加定員8名(最小催行2名) ●雨天中止 ●集合場所 ・遠賀川魚道公園(〒807-0123 福岡県遠賀郡芦屋町祇園町5) ・その他・注意事項 【持ってくるもの】飲料・帽子・タオル・両手が使えるリュック等、 【服装】動きやすい服装、ウォーキングシューズ(スニーカー) ●主催 ゲンキクリエイターケイコ(一般社団法人日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロ) ●申し込み、お問い合わせ先 Facebookページからの方は私にメッセージください♡ ●申し込み締切7月12日(水) #朝活 #海の日 #イベント #ポールウォーキング #運動不足解消 #姿勢改善 #健康維持 #歩く人 #動けるからだづくり #朝です #一緒に歩きましょう #歩行動作 #歩き方 #歩き方の癖 #車社会 #参加者募集

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事例に学ぶ 3.広げよう、ポールウオーキングの現場

2.最新の歩行リハビリテーション2例
1) 日本発、パーキンソン病に新たな光明
名古屋市立大学などの共同研究の成果が発表されました(2023年6月23日)。
『研究成果の概要』は以下の通りです。
「名古屋市⽴⼤学⼤学院医学研究科の植⽊美乃教授は、同研究科の野嶌⼀平教授(研究当時 信州⼤学医学部保健学科理学療法学専攻 准教授)、同附属病院リハビリテーション科の堀場充哉技師⻑、⽴命館⼤学⼤学院先端総合学術研究科の美⾺達哉教授、明治⼤学理⼯学部電気電⼦⽣命学科の⼩野⼸絵教授、京都⼤学医学研究科の⼩⾦丸聡⼦特定准教授らとの共同研究で、パーキンソン病患者の歩⾏機能を改善する新しいリハビリテーション⼿法の開発に成功しました。本研究成果は国際専⾨誌「Journal of Neurology, Neurosurgery, Psychiatry」 に掲載されました。本研究では、これまで有効な介⼊⼿段のなかったパーキンソン病患者の歩⾏障害に対して、脳の外部から微弱な電流を流すことで脳活動を調整し、歩⾏機能を改善できることを報告しました。従来、脳への電気刺激は安静状態で実施されていましたが、今回開発したシステムは患者の歩⾏リズムに合わせた刺激を実現しています。つまり、患者毎の歩⾏に合わせた最適な刺激が可能となっています(クローズドループ脳電気刺激 1))。本研究では、週2回の歩⾏リハビリテーション(以下歩⾏リハ)を5週間実施し、歩⾏速度や歩⾏の左右対称性の改善、またパーキンソン病患者の特徴的な症状であるすくみ⾜に改善が⾒られました。本システムは⾮侵襲・⾮薬物的な介⼊であり、様々な病態に応⽤できる可能性があり、今後対象疾患を広げて臨床研究を進めていく予定です。さらに、超⾼齢社会を迎える本邦において、歩⾏機能の維持・向上は⾼齢者の⽇常⽣活の⾃⽴に重要であり、地域⾼齢者を対象と した社会実装にも着⼿していきたいと考えています。」


【論文タイトル】
Gait-combined closed-loop brain stimulation can improve walking dynamics in Parkinsonian gait disturbances: A randomized-control trial.

2)「脊髄損傷後の脳-脊椎インターフェースを用いた自然歩行」
スイス連邦工科大学ローザンヌ校による研究成果です。
(原論文)
Lorach, H., Galvez, A., Spagnolo, V. et al. Walking naturally after spinal cord injury using a brain-spine interface. Nature(2023). https://doi.org/10.1038/s41586-023-06094-5
(論文の要約)
「脊髄損傷は、脳と歩行を引き起こす脊髄の領域との間の通信を中断し、麻痺を引き起こします1.2.ここでは、脳と脊髄の間のデジタルブリッジでこのコミュニケーションを復元し、慢性四肢麻痺の人がコミュニティの環境で自然に立って歩くことを可能にしました。この脳と脊椎のインターフェース(BSI)は、皮質信号間の直接リンクを確立する完全に埋め込まれた記録および刺激システムで構成されています3歩行の生成に関与する脊髄領域を標的とした硬膜外電気刺激のアナログ変調4、5、6.信頼性の高いBSIが数分以内に校正されます。この信頼性は、家庭での単独使用を含め、1年以上安定しています。参加者は、BSIにより、立ったり、歩いたり、階段を上ったり、複雑な地形を横断したりするための足の動きを自然に制御できると報告しています。さらに、BSIによってサポートされる神経リハビリテーションは、神経学的回復を改善しました。参加者は、BSIのスイッチがオフになっても松葉杖で地上を歩く能力を取り戻しました。このデジタルブリッジは、麻痺後の動きの自然な制御を回復するためのフレームワークを確立します。」

関連動画
下半身まひの男性、脊椎インプラントのおかげで父親に 娘と散歩も – YouTube

関連情報
情報源に掲載した『慶応大学理工学部牛場潤一研究室』では、BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)技術の基礎研究から応用研究、医療機器開発まで、一気通貫で取り組んでいます。日本経済新聞2023年6月28日朝刊に関連記事が掲載されました。

(作成者)峯岸瑛(みねぎし あきら)

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ニュース ノルディックウォーキング ポールウオーキング 台湾PW

2023年5月のニュース

緑濃くなる5月、ポールウォーキングの活動も活発化します。

1. 楽しさいっぱいのポールウォーキング!
ポールウォーキングの楽しさを、フェイスブックに掲載された活動報告からピックアップしてみました。

①仲間と一緒に健康づくり
澤田基夫さんからの投稿:「向田幸子さん」の活動です。
【5/5‥あの日の空は地震雲?!】 5/5に企画したポールウォーキング! 最高のお天気と仲間で楽しかった✨✨ 告知が遅すぎて予定が合わない方も多かったですが‥ また5/31も同じコースで開催! 6/29戸隠🐉⛩️ツアーございます。 一緒にポールウォーキングしましょー。 これからのわたしのお仕事として、 ①『お金の資産寿命』を延ばす ②『心の健康寿命』を延ばす ③『健康☀︎歩行寿命』を延ばす そして、 地元の良さを感じて、 人とお話しして、 美味しいお食事🍽️とお酒🍻をいただく。 そんなトータルLIFEプランナーになりたくて、これからも企画していきたいなーと。 よろしくお願いします🙇‍♀️ さて、 あの美しいあの日の 筋上の雲は、 地震雲だったのかなー?! 岩瀬⇨環水公園 水上ライン🛳️に乗っていた時の 緊急地震速報⚡️能登地震でしたー💦

佐藤ヒロ子さんの投稿:
2023/5/11 2本のポールを使うウォーキング 木曜日コース 一年に一度は階段・坂道上り下り  「適度な負荷で安全歩行」 ポールを使う良さがますます実感できます \(^o^)/

みんなの元気学校さんからの投稿:
雨予報を跳ね返して、「LINKくにたち ポールdeウォーク」が無事開催されました。 JR国立(くにたち)駅前から南の谷保方面に伸びる大学通りの650mほどが歩行者天国になって、リレーマラソンのあと、ポール歩き(ノルディックウォーキング/ポールウォーキング)を楽しみました。 雨の予報だったので、キャンセル相次ぎ、市民の参加も少なかったですが、ほとんど雨にやられず、広い車道を独占して快適でした。
台湾PW協会さんの投稿:杖,有多好! 健走杖運動開心快樂趣! 今天在新北大都會公園, 第三次自主訓練 正式成立~ 公園健走隊✌️✌️ 探訪各地的公園綠地, 森呼吸、森療癒,還可認識花草樹木🌳,充滿豐沛能量的一天! 快點加入我們! #一起快樂健走趣

②仲間と行くプチ旅行
スマイルチームさんからの投稿:
20230511。 ポールwalkingはプチプチ遠征。 一年ぶりの方、初参加の方、も一緒に楽しく活動できました💯

田村芙美子さんからの投稿:
今日は江の島PWサークル 江ノ電上下すれ違い地点 峰が原信号から鎌倉高校前方面に富士山がよく見えました。

中村 理さんからの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 5/21「ぜっけい〜御牧原PW散策」 快晴の御牧原台地に60名もの参加で絶景ポイントを求め大闊歩〜❗️ 浅間山連山〜八ヶ岳連峰-蓼科山〜遠く北アルプスと四方八方総眺めでした。 〜心旅/正平ちゃん〜の訪問で有名になった「一本胡桃の木」を目指し約6km/2時間炎天下で熱中症に⚠️⚠️のポールウォークでした。 皆さんお疲れ様でした‼️ コラボのおいでなんし御牧原/御牧原てらす様(株)メイクワン様御牧原北区公民館様ありがとうございました。

名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿:本日は、ohanaフィットネススタジオさんの主催で、妻籠宿ポールウォーキングデーでした😊 老若男女15名の皆さんで、新緑の中山道をポールウォーキングを楽しみました❣️ 今後もポールウォーキングを企画してまいります❣️ ぜひまたご参加くださいませませ❣️😊

水間孝之さんからの投稿(シナノ工場祭):シナノ工場祭沢山の皆さんに来場いただき楽しく完了しました‼️stuffお疲れさまでした。長聖高校吹奏楽部に特別演奏していただきました☺️次は甲子園で演奏して下さい。期待してます‼️

森川まことさんの投稿:
久しぶりにひと駅だけ電車に乗って、いつもと違う場所を歩きました。 雲が出てきて少し暑さもしのげました。 来月はブルーベリー狩りですよ。

③アフターPWは、おしゃべりと食事会
校條諭さんからの投稿:LINKくにたち ポールdeウォーク イベントに参加したグループの打ち上げです。明るいうちからビールで乾杯。 雨予報にもかかわらず無事終了しました。 イベントレポート→ https://bit.ly/3MqK4oW

佐藤ヒロ子さんからの投稿:#船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会、今週は海老川上流で 計測、基礎練習、自由歩きとグループ別に歩きました〜 (*´∀`) 定例会後、久し振りに船橋市場でランチをしました。 「こぼれ海鮮丼」半端ないお刺し身の量が乗っかっていました (^○^) お刺し身をかき分けてもかき分けても ご飯が出て来ない (^_^;) お刺し身を丼蓋に分けてようやくご飯が出てきました(笑)

④新たな出会い
佐藤ヒロ子さんの投稿(1)、(2):
(1)2023/5/9 「UR幸町ポールウォーキング体験会」 親子を含めて50代〜80代の方が参加されました。 ポールを持たずに歩いた時は、おぼつかない足取りもポールを持つと自然に背筋伸びて安定した歩きに変わります。 傍からみてお互いの変化に目を目張り、身体は楽なのに運動効果が高いウォーキングを実感されたようです。\(^o^)/
(2)2023/5/23 UR幸町 「ポールウォーキング無料体験会」 昨年資格取得をした日本ポールウォーキング渡邉マスターコーチプロもかけつけて指導の応援参加をして頂きました。雨天で室内開催ですが、ポールウォーキングの安心・安全・安定の歩行ツールは場所を選ばずにお伝えできます。(^○^)

中嶋佳奈恵さんからの投稿(1)、(2):
(1)本日5月14日 エコチーム犀川主催による「犀川ポールウォーキング大会」 大桑ぐるぐる公園発着で歩きました。天候が心配でしたがパラパラ降りだけでした。20名ほどの参加で初心者、初級者、しっかりコースと3コース分かれて歩きました。 写真はしっかりコース4キロ歩きました。とても和気藹々と楽しみました。 次回秋編 11月5日日曜日になります。 主催 エコチーム犀川
(2)ポールウォーキングの輪がまた増えました。嬉しいです。

台湾PW協会さんの投稿:教練教學中

長岡智津子さんの投稿:
千葉県生涯大学校友会の講演で ポールウォーキング ラジオ体操 コミュニケーション 運動の必要性と継続方法 と、、、 とても長いテーマで講演しました。 多くの参加者がラジオ体操をして ポールウォーキング体験をしました。 楽しんで運動を続けるには #楽しく体を動かす事 #仲間と一緒に運動する事 の大切さを伝えました。 皆様の笑顔をとても嬉しく思いました。 ありがとうございました😊 柏市議の古川隆史先生と ポールウォーキングBCコーチの吉浦璃子さん(高校3年生)にお手伝いして頂きました。 生涯大学とは、千葉県に3校あります。 60歳以上がこれからの人生を有意義に過ごす勉強をする大学です。 前向きに学ぶことや、気の合う友人とのコミュニケーションを楽しむために 千葉県が取り組んでいる素晴らしい大学です。

佐藤恵さんの投稿(1)、(2):
(1)本日、ポールdeウォーク推進コーディネーター養成講座の講師として、仙台に来ています。 実は8年前、東京で行われた同じような講座を受講して、私はポールウォーキングにハマりました。 それが、今は講師を務める側とは!とても感慨深いです。 心配された雨も上がり、勾当台公園で実技を行うことができました。 さすが、仙台!街中なのに緑が多くて最高です。 明日は、もっと長い距離を歩く予定で、楽しみです😊
(2)仙台セミナー2日目。 朝8時から、モーニングウォーキング約5キロ。 仙台駅前ホテルから楽天球場まで。 地味に遠かった💦 午前の講義を終えて、さらに定禅寺通りや西公園などの街中ウォーキングを約5キロ。 なんて気持ちのいいコース! ポールを持って歩くとかなり注目されますが、みんなで歩く楽しさは格別。 今日はもう完全燃焼です💦 さぁ、これからポールdeウォークが東北にどんどん広がっていきますよ〜!

平岡裕美子さんの投稿:
PW(ポールウォーキング)協会からの依頼を受け、今月から東京都内のとあるUR住宅内におけるPW教室の講師を務めさせていただくことになりました。 UR住宅にお住いの方、主にご高齢者の方々を対象にPW教室を数回開催してPWの魅力を知っていただいた上で私は退き、その後はそこにご参加いただいた方々ご自身でサークルを起ち上げてPWをその先もずっと楽しんでいただく、という趣旨のようです。 私が家庭の事情でPWMCプロの仕事を長くお休みしている間に(株)URコミュニティさんとPW協会とのコラボという形でこの企画が始まっていたらしく、既にいくつかのUR住宅でPWのサークルが起ち上がっているようで、PW協会はすごく良いことを始めたなぁと感激です。 今回私が伺ったUR住宅は緑が多くてとても環境が良い所で、ここでいつでも気軽にPWができるなんてすごく素敵なことだなぁと心からそう思いました。 ご参加いただいた方々からは 「体力のない私が皆さんと一緒に歩くことができて嬉しかったです🎶」 「いつもただボーっと歩いているだけだったのに、今日はしっかり歩くことができて、参加して本当に良かったです🎶」 等々嬉しいお言葉をいくつもいただくことができました。 でも、目標は「ここにお住いの方々でサークルを起ち上げてずっとPWを続けていただく」ことなので、PWの魅力をもっともっと皆様に知っていただくために、限られた時間ですがこの先も精一杯努めます‼

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田村芙美子さん:「街角にpoleを持ってwalkingの世界を作ろう」~多田羅浩三先生のポールウオーキング~

6月開催予定:参加ご希望者は直接開催者にお申込み下さい。
中嶋佳奈恵さんからの投稿:
6月25日(日)「健康いきいきポールウォーキング in 医王山」
田村芙美子さんの投稿:
6月17日(土)「鎌倉ミステリーvol.6」
6月5日(月)「鎌ポ(鎌倉ポール歩き)

2. ChatGPTで遊ぶ~ノルディックウオーキング~
ポールウォーキング同様に2本のポールを持って行うノルディックウォーキングについてChatGPTとチャットしてみました(2023年5月9日実施)。

****
(Q1)次の質問に日本語で答えて下さい。ポールウォーキングとノルディックウォーキングの相違はどのようなことですか?
(A1)ChatGPT
ポールウォーキングとノルディックウォーキングは、両方とも歩行に専用のポールを使用するエクササイズですが、いくつかの主な違いがあります。
ポールウォーキングは、より一般的な形式であり、ポールを地面に垂直に挿入して使用します。体全体を使って歩くことによって、運動効果を高めることができます。ノルディックウォーキングは、ポールを斜めに持ち、胸の高さでポールを交差させるように使用します。この方法により、上半身の筋肉をより強化することができます。
また、ノルディックウォーキングは、スキー競技のトレーニングとして始まったことから、スキーポールのような専用のポールを使用します。一方、ポールウォーキングには専用のポールがなく、一般的にウォーキングに使用されるポールを使用することができます。
総じて言えることは、ポールウォーキングとノルディックウォーキングはどちらも健康的なエクササイズであり、ポールの使い方や筋肉の使い方に若干の違いがあるものの、どちらも歩行をより効果的にすることができます。

(Q2)ノルディックウォーキングはどのような国々で普及していますか?
(A2)ChatGPT
ノルディックウォーキングは、フィンランドで始まり、フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国を中心に広まりました。その後、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、スペインなどのヨーロッパ諸国で人気を集めるようになりました。
さらに、アジアや北アメリカ、南アメリカなどの国々でも人気が高まっています。特に、日本、韓国、中国、カナダ、アメリカ合衆国などでは、人気が高まっていると言われています。
ノルディックウォーキングは、手軽で安全なエクササイズであり、年齢や体力に関係なく誰でも始めることができるため、世界中でますます人気が高まっています。

(Q3)ノルディックウォーキングが健康に良い理由を、力学的な視点から説明してください。
(A3)ChatGPT
ノルディックウォーキングは、力学的な観点から見ても健康に良いエクササイズです。以下に、その理由を説明します。
1. 上半身の筋肉を使うことで、エネルギー消費が増加する
ノルディックウォーキングは、従来のウォーキングと比較して、上半身の筋肉をより多く使うことができます。具体的には、腕や肩、胸、背中の筋肉を使います。これにより、エネルギー消費が増加し、より多くのカロリーを燃焼することができます。
2. 歩行時の衝撃を軽減し、関節に負担をかけない
ノルディックウォーキングでは、ポールを使用することにより、歩行時の衝撃を軽減することができます。ポールを使うことで、歩行時に体重がかかる足や膝、腰などの関節にかかる負担を軽減することができます。また、ポールを使うことで、歩行時のバランスもより良くなります。
3. 姿勢が改善される
ノルディックウォーキングは、上半身の筋肉を使うことにより、姿勢を改善することができます。胸を張り、肩を引いて歩くことで、背骨や骨盤の位置が正しくなり、腰痛や肩こりなどの改善につながります。
4. 心肺機能が向上する
ノルディックウォーキングは、有酸素運動の一種であり、心肺機能を向上させることができます。有酸素運動は、心臓や肺の機能を強化するために効果的であり、徐々に負荷をかけることで、心臓や肺をより強く、効率的に使うことができます。
以上のように、ノルディックウォーキングは、力学的な観点からも健康に良いエクササイズであり、上半身の筋肉を使い、衝撃を軽減し、姿勢を改善し、心肺機能を向上させることができます。

(Q4)ノルディックウォーキングが姿勢を改善する理由を運動力学的に説明して下さい。
(A4)ChatGPT
ノルディックウォーキングが姿勢を改善する理由を運動力学的に説明するためには、身体の重心と重力線の関係について考える必要があります。
ノルディックウォーキングは、通常のウォーキングと比較して、上半身の筋肉をより多く使うため、重心の位置が高くなります。また、ポールを使うことにより、上半身の筋肉がより強く働くため、肩甲骨や胸椎、頸椎の可動性が高まります。
これにより、身体の重心と重力線の位置がより近くなり、姿勢が改善されます。具体的には、胸を張り、肩を引いて歩くことで、背骨や骨盤の位置が正しくなり、前傾姿勢や猫背などの姿勢の歪みが改善されます。
また、ノルディックウォーキングでは、腕を前後に振ることで、体幹部の筋肉もより強く働くため、腹筋や背筋などのコア部分の筋肉も強化されます。これにより、腰痛や肩こりなどの改善につながります。
以上のように、ノルディックウォーキングは、上半身の筋肉をより多く使い、身体の重心と重力線の位置をより近くすることにより、姿勢を改善することができます。

(Q5)重力線とはどのようなものですか?
(A5)ChatGPT
重力線とは、物体に働く重力の力が集中する1点を表す仮想的な線のことです。これは、物体の重心と垂直に下向きに引かれた線となります。重心とは、物体内部の全ての質量の重心(重心の位置)を表します。
例えば、人間の場合、立っているときの重力線は、頭頂部から足の間を通り、地面に向かって垂直に伸びる直線となります。この重力線が身体の支持面積内にある場合、身体は安定し、バランスを保つことができます。しかし、重力線が支持面積外に出てしまうと、身体は不安定になり、倒れる可能性が高くなります。
運動や姿勢の改善において、重心と重力線の位置を意識することで、バランス感覚や姿勢の改善に役立ちます。

(Q6)身体の重心と重力線の位置が近づくと姿勢が改善される理由を教えてください。
(A6)ChatGPT
身体の重心と重力線の位置が近づくと姿勢が改善される理由は、以下の通りです。
まず、身体の重心と重力線の位置が近くなることで、身体が安定するため、バランスを保ちやすくなります。つまり、姿勢の歪みが少なくなり、正しい姿勢を保ちやすくなります。これにより、腰痛や肩こりなどの症状が緩和される場合があります。
また、身体の重心と重力線の位置が近くなることで、身体の筋肉のバランスが良くなります。例えば、前傾姿勢の場合、背中の筋肉が弱く、前面の筋肉が強くなりがちですが、重心と重力線の位置が近くなることで、背中の筋肉を鍛えることができます。その結果、筋肉のバランスが良くなり、姿勢が改善されます。
さらに、重心と重力線の位置が近くなることで、身体の可動域が広がります。つまり、関節の可動域が増え、筋肉の緊張が緩和されるため、身体が柔軟性を増し、スムーズな動きが可能になります。これにより、姿勢がより正しい状態で保たれるようになります。
以上のように、身体の重心と重力線の位置が近くなることで、身体が安定し、筋肉のバランスが良くなり、身体の可動域が広がるため、姿勢が改善されると考えられています。

(Q7)ノルディックウォーキングのポールは、歩行の推進力を補助するための腕の力を伝える道具と思いますが、間違っていますか?
(A7)ChatGPT
ノルディックウォーキングのポールは、歩行の推進力を補助するための腕の力を伝える道具として使われますが、それだけではありません。
ノルディックウォーキングのポールは、身体の全体を使って運動するための道具としても機能しています。ポールを使うことで、腕や肩、背中、腰などの上半身の筋肉を効果的に使うことができます。また、ポールを使うことで、歩幅が大きくなり、足の動きがスムーズになるため、下半身の筋肉にも負荷がかかります。
さらに、ポールを使うことで、体重の一部を支えることができるため、膝や足首などの関節にかかる負荷を軽減することができます。これにより、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行う際に、関節への負荷を減らすことができ、運動中の疲労感を軽減することができます。
つまり、ノルディックウォーキングのポールは、腕の力を伝えるだけでなく、身体の全体を使って運動するための道具として、関節の負荷を軽減するための支援としても機能しています。

(Q8)ノルディックウォーキングを、歩行のリハビリの一環として用いる場合の注意点を教えて下さい。
(A8)ChatGPT
ノルディックウォーキングは、歩行のリハビリの一環として用いることができますが、以下のような注意点があります。
1. 医師や理学療法士と相談すること:ノルディックウォーキングを歩行のリハビリとして行う場合は、医師や理学療法士と相談して、運動量やポールの高さなどを調整する必要があります。自分自身で調整することは避けましょう。
2. 歩行の基本技術を身につけること:ノルディックウォーキングは、歩行の基本技術を身につけた上で行うことが望ましいです。歩行の基本技術に慣れていない場合、不自然な歩き方をしてしまい、身体に負荷をかけることがあります。
3. 歩行速度を調整すること:歩行のリハビリには、個々人の能力や状態に合わせた適切な歩行速度があります。ノルディックウォーキングを行う場合も、適切な歩行速度を維持することが重要です。
4. 身体に負荷がかかりすぎないようにすること:ノルディックウォーキングは、上半身の筋肉を使うため、歩行よりも負荷がかかることがあります。身体に負荷がかかりすぎないように、適度な強度と時間で行うようにしましょう。
5. 滑りやすい場所での使用に注意すること:ポールが地面に刺さることで歩行を安定化させるノルディックウォーキングですが、滑りやすい場所で使用すると危険です。特に、雨や雪が降っている場合や、石や木の根などで道路面が凸凹な場合には、ポールの使用には十分注意しましょう。
以上の点に留意し、適切な方法でノルディックウォーキングを行うことが、歩行のリハビリとして効果的な運動となります。

(Q9)ノルディックウォーキングと杖歩行の相違を教えてください。
(A9)ChatGPT
ノルディックウォーキングと杖歩行は、両方ともポールを使った歩行法ですが、以下に相違点を挙げてみます。
1. ポールの数:ノルディックウォーキングは2本のポールを使用し、杖歩行は1本または2本の杖を使用します。
2. ポールの形状:ノルディックウォーキングのポールは、先端が鋭くなっていて、グリップが握りやすく、ストラップがついています。杖歩行の杖は、一般的にグリップが握りやすく、ストラップがないシンプルな形状です。
3. 歩行のテクニック:ノルディックウォーキングは、ポールを前方にスイングし、体重移動と同時に歩幅を広げることで歩くテクニックがあります。杖歩行は、杖を体重をかけるために前方に置き、歩幅は一般的な歩行と同じです。
4. 運動の目的:ノルディックウォーキングは、全身運動として行うことが多く、有酸素運動の効果があります。一方、杖歩行は、バランスを取るための補助的な道具として用いられ、運動量が少なく、短時間で行うことが多いです。
5. 適用範囲:ノルディックウォーキングは、一般的に健康な人から高齢者、リハビリテーションの一環としても行われます。杖歩行は、歩行に不安定感を感じている人や、膝や腰などの関節痛を持っている人に適しています。
以上のように、ノルディックウォーキングと杖歩行には、ポールの数や形状、歩行のテクニック、運動の目的、適用範囲などの相違点があります。適切な方法で行うことで、それぞれの目的に合わせた効果的な運動となります。
****

関連情報
・ノルディックウォーキングの指導資格を保有するポールウォーキングの指導員は多い。
1)田村芙美子MCプロもその一人です。
今日はキートス青空ノルディックウォーキングクラブ(片山さん主宰)の皆さんを鎌倉パワースポットと源氏山公園~葛原岡神社~ハイキングコースのご案内ガイドを指名任りました。 皆さん健脚!長谷で解散。お弁当のおかずやお菓子をたくさん頂きました。ごちそうさまでした。
2)Ruri Nissatoさんもその一人です。
東村山ギャラリーパルケさんでノルディックウォーキング体験会。
ピカピカな一年生の8名の方に楽しんで頂きました。
50代から90代、元気に歩きました

・台湾でもノルディックウォーキングは行われています。
台湾PW協会のノルディックウォーキング:#北歐式健走

・我が国のノルディックウォーキングについての学術誌:
『ノルディック・ウォーキング・ジャーナル』は半年毎に発行される電子ジャーナルで、無料購読できます。

(作成者)峯岸瑛(みねぎし あきら)

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ニュース 台湾PW 海外展開 運動指導

2023年4月のニュース

2023年4月のニュースです。当月、待望していた台湾でのポールウオーキング普及体制が本格スタートしました。

1.台湾ポールウオーキング協会の発足
少子高齢化が急速に進む台湾に、日本発のポールウオーキングの普及を図る協会が発足し、普及活動を開始しました。2023年4月13日に台湾ポールウオーキング協会とNPWAとの間で調印が行われ、NPWA MCプロの指導による3DAYS特別セミナーが4月14日(金)15日(土)16日(日)同地で開催され、新たに13名のマスターコーチが誕生しました(日本ポールウオーキング協会(NPWA)ホームページより)。
           
台湾の一人当たりGNPは昨年我が国の水準を超え、保険制度で医療費用は安価に抑えられているようですが、近年急速に少子高齢化が進んでおり(2025年には超高齢社会に突入)、介護問題等も喫緊の課題となっているようです(後掲の関連情報4)の2つの記事をご参照)。

           出典:国家発展委員会「五.高齢化時程」

台湾ポールウオーキング協会のホームページを見ると、台湾各地で体験会や講習会の開催が予定されています。日本発のポールウオーキングが、台湾の超高齢社会化に伴う課題解決に多いに役立つと期待しています。

関連情報
1)一般社団法人日本ポールウオーキング協会
2)台湾ポールウオーキング協会
3)NPWA会員の関連情報(各々フェースブック記事より)
・NPWA理事の水間さん:N0.1No.2No.3
・特別セミナー講師の酒井さん:N0.1No.2
・特別セミナー講師の長岡さん:N0.1No.2No.3
・NPWA代表理事の柳沢さん:N0.1
4)台湾の少子高齢化問題の関連記事
・台湾の少子化問題:日本より少子高齢化が進む台湾で何が起きている? | テンミニッツTV (10mtv.jp)
・ Kaori Tsuyama<:【台湾の厳しい介護事情】超高齢化の背景と介護業界が抱える課題 | applemint Ltd.

2.運動不足の解消には、ポールウオーキング!
コロナ禍による運動不足の解消には、足腰の弱った方も取り組め、運動強度も適切に変えられるポールウオーキングはお薦めです。まずは、お近くで開催されている体験会に参加しては如何でしょうか?

日本ポールウオーキング協会(NPWA)のホームページには、NPWA会員が指導する体験会予定も、少ないですが掲載されています。また、同ホームページに掲載されている関連団体などのホームページにも関連情報の掲載がありますので、併せてご覧ください。

関連情報(フェイスブック記事より)
・酒井尚美さんの投稿:
「ポールde鎌倉ミステリーウオーキングvol.3」
「同 vol.4」
・新地昌子さんの投稿:
「どこ見ても桜、桜のポールウオーキング」
・田村芙美子さんの投稿:
「逗子ポールウオーキング定例会」 
・みんなの元気学校さんの投稿:
「LINKくにたち・ポールdeウオーク 開催!」
・NPO法人船橋ウオーキング・ソサエティさんの投稿:
「ウオーキング講座の開催」
・中嶋佳奈恵さんの投稿:
「佳奈恵先生のポールウオーキング教室」
・台湾ポールウオーキング協会さんの投稿:
「快適に歩く杖で小旅行」
・柳澤光宏さんの投稿:
「5月20日(土)シナノ工場祭開催」

3.高齢者の運動指導~手がかり、足がかり~
運動コーディネーターで、国立病院機構京都医療センター臨床研究センター研究員でもある松井浩MCプロが、高齢者向けの筋トレやストレッチの指導をイラストで分かり易く解説しています。

連載記事をまとめた電子書籍(ライフサイエンス出版株式会社、2022年6月発売、定価・税込み1,320円)ですが、個々の運動についての運動指導と集団への運動指導に加えて、高齢者向けの運動教室の開き方についても述べているので、ポールウオーキングの指導者や高齢者をみている医療従事者にもお薦めの内容となっています(電子書籍なので、購入するには「医書.jp」での会員登録が必要です)。

         
     
関連記事
・松井浩MCプロ:(演題)「糖尿病の運動療法としてのポールウオーキング活用法」、NPWA会報誌Vol.13 (2017/08)、p13 、p22-23
・松井浩MCプロ:『京都でのPWイベント2つと、オフィシャルTシャツ』、NPWA会報誌Vol.14 (2017/12)
・ポールを使った「ポール体操」

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

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ニュース ポールウオーキング 直立2足歩行

2023年3月のニュース

春です! コロナ禍も出口へ、新たな段階を迎えました。ポールウオーキングの活動も活発化しています。

1.日本ポールウオーキング協会(NPWA)BCマニュアルが5年ぶりに改訂されました。

2018年版の支持基底面や運動強度設定についての説明不足を補い、全体もより見やすくより分かりやすくなっています。2月中にはMCプロの皆さんへの講習会も終了し、3月より新しいマニュアルに沿ったBCセミナーやスキルアップ講習会がスタートしています。

MCプロの皆さん、気力、ますます充実しているようです(関連フェースブック記事)。
遠藤恵子MCプロ:「久しぶりのBC指導者セミナー!」
田村芙美子MCプロほか:「スキルアップ講習会に参加して~改訂版記念?」

2.春だ! 活動再開!

暖かさが増し、各地でウオーキング活動も再開です(以下、フェースブック記事より)。
中村理さん:「佐久ポールウオーキング協会より」
遠藤恵子MCプロ:「地島椿祭ゲンキdeポールウオーク」
杉浦伸郎さん:「130人と一緒にポールdeウオーク」

佐藤ヒロ子MCプロ:「シニアポールウオーキング」
佐藤ヒロ子MCプロ:「URさいわいポールウオーキング」
田村芙美子MCプロ:「江の島PWグループ」

中嶋佳奈恵MCプロ:「ポールウオーキング体験会」
鈴木ゆみ江さん:「さくら愛でおしゃべりウオーキング」
田村芙美子MCプロ:「今週は連日、鎌倉ポール歩き会」

平岡裕美子MCプロ:「新たな展開へ」

3月25日(土)には、コロナ禍でしばらく中止になっていた「志木市いろはウオークフェスタ(第7回ノルディックウオーキング・ポールウオーキング全国大会)」が3年ぶりに行われました。当日は生憎の雨天でしたが、参加された皆さん、満開の桜を楽しまれたようです。
水間孝之さん:「志木市いろはウオークフェスタ!!」
校條諭さん:「満開の桜を楽しみながらの快適なポール歩きでした」

柳沢光宏さん:「雨なので、防水のゴルフシューズで参加しました」
山下和彦先生:「大会実行委員長です」

3.腕振り運動の科学~腕振りと体幹のひねりによる歩行補助~

ポールウオーキングではパンチ&プルという独特の腕振り動作が、体幹の回旋を通じて、歩幅の増加や歩行の安定性を増すものと考えています。

大阪工業大学の田熊隆史教授は、下図のような単純なモデル(上半身を、バネ要素を持つ柔軟体幹と前後に質点を移動させる腕パーツで近似)を作り、腕振りと体幹捻りによって床反力中心(COP)がどのように動くかを明らかにすることで、「腕振り」「体幹捻り」という無意識な運動の中に潜むダイナミクスが歩行の補助になり得る、ことを証明しています。


出典:田熊隆史:「腕振り運動の科学」大阪工業大学研究シーズ集より

関連記事
「パンチ&プル」動作について
スタンダード技術とは?

(作成者)峯岸瑛(みねぎし あきら)

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エビデンス ニュース ベトナムPW ポールウオーキング 海外展開

2023年2月のニュース

2023年2月のポールウオーキング関連のニュースです。

1.『杉並ポール歩きの会(杉ポ)』活動休止に

ポールウオーキング&ノルディックウオーキングの歩行会として、多くのポールウオーカーに楽しい歩行の場と、歩行会現場で役立つ数々のノウハウを作り出していた『杉ポの会』(みんなの元気学校(校條諭代表)が運営)が、2月11日の井の頭公園開催をもって、長年の活動を休止しました(校條諭2月14日フェースブック記事(1),記事(2))。

校條さん、講師陣、事務局メンバーの皆様、有難うございました。

ポール歩きの会の運営者は、現状でも後期高齢者の方々が少なくなく、年々活動継続の在り方が課題となってきています。『杉ポの会』の活動は、現役メンバーによって、それぞれの活動場へと引き継がれています。杉並、吉祥寺からはちょっと離れることにはなりそうですが、新たな場でのウオーキング仲間との出会いが待っていると思います。

関連記事:田村芙美子さん「街角にpoleを持ってwalkingの世界を作ろう」

2.杉浦さん:ベトナム再訪

NPWA元代表理事の杉浦伸郎さんが、ベトナムを再訪し、ポールウオーキングの指導者作りを行いました(杉浦伸郎さんフェースブック:2月24日記事3月3日記事)。

15名の新たな指導者が誕生したようです。

関連記事:杉浦伸郎さん:「ベトナムに行ってきました」

3.「What is pole walking?」へのChatGPTの返答

今流行りのChatGPTでちょっと遊んでみました。

以下が、質問に対する返答です。

「Pole walking, also known as Nordic walking, is a form of exercise that involves walking with specialized poles similar to ski poles. It originated in Finland in the 1930s as a form of off-season training for cross-country skiers, but has since become a popular form of exercise around the world. The technique involves using the poles to propel oneself forward while walking, engaging the upper body as well as the legs. The poles are held in a specific way to help maintain balance and stability, and to engage the muscles of the arms, shoulders, and core. Pole walking is often seen as a low-impact exercise that can be done by people of all ages and fitness levels. It has been found to improve cardiovascular fitness, muscular endurance and strength, balance, and coordination. It can also be a fun and social activity, as it can be done in groups or with friends.」

日本国内では、『ポールウオーキング』と『ノルディックウオーキング』の相違が徐々に認識されるようになってきましたが、ChatGPTが学習した世界では、依然としてポールウオーキングはノルディックウオーキングとして認識されているようです。

台湾の友人からかつてアドバイスされたように、両者の相違が広く認識されるようになるためには、ポールウオーキングを一層国内で普及させること(日本で流行ることは台湾でも受け入れやすいそうです)、学術的な研究開発を発展させることが、近道のようです。

参考情報:我が国で発表されたポールウオーキングのエビデンス研究の現状を知るには、次のようなサーベイ文献があります。

香川将大、岡本佐智子:「ポールウオーキングが成人の健康にもたらす効果についての文献的考察~生活習慣病に着目して~」、東都大学紀要 第10巻第1号 p3~11,2020年3月

以上

作成者:峯岸 瑛(みねぎし あきら)

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スタンダード技術 ポールウオーキング 手引書

「ポールウォーキング」で歩こう

新春を迎え、コロナで落ちた体力を回復するためにウォーキングを始めよう、とお考えの方は少なくないと思います。
「ポールウォーキング」は、通常のウォーキングより運動量が多く、両手にポールを持ち自力で歩行することができ、医師から運動を禁止されていなければ、誰でもが取り組める歩行メソッドです。
初めての方にも「ポールウォーキング」に取り組んでいただけるよう、安藤邦彦先生が昨年4月に「聖教新聞」と行ったインタビュー記事の内容に、「スタンダード技術の動画」や「筑波大学の山田実先生が配信された動画」へのリンクやミニ解説などを加えてみました。
「ポールウオーキング」への『手引き』となって、1人でも多くの方が「ポールウォーキング」にチャレンジしていただければ、幸いです。

***

「ポールウォーキング」で歩こう

新緑まぶしい季節。2本のポールを使って歩く「ポールウォーキング」を始めてみませんか? 姿勢が良くなり、運動効果も抜群といわれています。考案者の医学博⼠・安藤邦彦さん(写真)に、効果や実践⽅法について聞きました。

「ポールウオーキング」の3つのポイント
① 普段使わない筋⾁を使い、姿勢を改善
② 腕を振ることで上半⾝もトレーニング
③ 杖のように体重をかけるのはNG

運動効果を感じつつ安全に
初めに、なぜポールを使うといいのか説明します。
ケガをしたり、脚の筋⼒が弱っていたりする⼈が、杖のように使って歩くものと思われがちですが、そうではありません。杖と違って、体重をかけて使ってはいけません。⼀番の特⻑は、ポールを使うことで、⾃分の姿勢を改善できる点です。また、全⾝の筋⾁を使って、バランス良く鍛えながら、安全に歩くことができます。⾃分では“正しい姿勢で歩いている”と考えていても、実際にポールを使ってみると、強制的に姿勢が良くなる感覚や筋⼒不⾜を体感できるはずです。背中が曲がるなど姿勢が悪くなると、股関節の可動域も制限され歩幅も狭まってしまいます。ポールを使って歩くことで、体に余計な負担をかけず、各関節を⼤きく動かしていくことができるのです。
ポールは全⾝の筋⾁をバランス良く鍛えるための道具であり、“パーソナルトレーナー”といえるでしょう。

(参考1)「正しい姿勢で歩くウォーキング」
筑波大学の山田教授が「Web版集いの広場」で配信されている動画です。
ウオーキング1(第11回配信)
ウオーキング2(第12回配信)

ノルディックウォーキングや登山との違い
2本のポールを使って歩く運動には、主にポールウォーキングとノルディックウォーキング、⼭登りの三つがあります。似ていますが、それぞれ歩き⽅もポールの形状も、運動負荷も異なります。ノルディックウォーキングは、雪上で⾏うクロスカントリーの夏⽤トレーニングメニューとして始まったスポーツです。運動強度が⾼いため、運動習慣のない⼈にはやや難しいかもしれません。ポールウォーキングから始めて、体⼒、筋⼒がついたらノルディックウォーキングや登⼭に挑戦してもいいでしょう。

ポールウォーキングの最終ゴールはポールなし
ポールウォーキングを始める際、いきなり背筋を無理して伸ばしたりするとけがをする恐れがあります。最初は、⾃分にとって楽な姿勢でポールの⻑さを合わせましょう。⻑年かけて体に染み付いた姿勢は急には直らないものです。慣れてきたら徐々にポールの⻑さを伸ばし、無理せず姿勢を正していくことが⼤切です。歩⾏の運動効果を上げることもポールウォーキングのメリットです。ポールを持つことで、腕の振りをより意識するため、肩甲⾻など普段使われづらい部分も動き上半⾝が鍛えられます。上半⾝と下半⾝が連動した全⾝運動になり、歩幅も広がります。最終⽬標は、ポールがなくても正しい姿勢で歩くことです。ポールウォーキングで⾝に付けた正しいフォームは、ポールを持たないウォーキングやジョギングにも⽣かすことができます。

(参考2)「ポールウォーキング」のスクリーニング
加齢により萎縮しやすい筋は、頸部筋群、僧帽筋、広背筋、腹筋群、中殿筋、大殿筋、大腰筋、大腿四頭筋などの抗重力筋で、歩行中に活動する筋肉は、脊柱起立筋、腹筋群、中殿群、大殿群、大腰筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、前脛骨筋などです。
ポールウォーキングでは、「つま先上げ」、「かかと上げ」、「膝上げ」の3つの動作で事前スクリーニングを行い、左右の差異などにも注目します。
=>動画:3)スクリーニング
つま先上げ
かかと上げ
膝上げ
(ミニ解説)ウォーキングする時だけでなく、普段からこの3つの動作を行い、下半身を鍛えておきましょう。

準備が大切
ポールウォーキングで必要なものは、「ポール」「ウオーキングシューズ」「動きやすい服装」だけです。
専⽤のポールは、多くのスポーツ⽤品店で購⼊できます。先端に球状のゴムが付いていてバランスを取れるようになっています。ノルディックウォーキング⽤や登⼭⽤とは、⽤途が異なるので、購⼊する場合は間違えないように注意してください。
またポールは最適な⻑さで使うことが⼤切です。今のポールの多くは、⻑さが調整可能な伸縮タイプです。まずは真っすぐ⽴った姿勢で、肘を直⾓に曲げ、⼿から地⾯までの⾼さにポールの⻑さを合わせましょう。このとき、ポールは握らず、グリップの上に⼿を乗せた状態で肘を直⾓にしてください。緩んで⻑さが変わると事故につながります。しっかり締めましょう。
=>動画:1)ポールの長さの調整
(ミニ解説)疾患を抱えている場合、疾患に応じて、ポールの長さを意図的に変えることが必要になります。

理想のフォーム
・顎を引く
・肩の⼒を抜いてリラックスする
・背中はスッと伸ばす
・おへその辺りから脚が伸びているような、「⻑い脚」をイメージして
・グリップは強く握らない
・腕は⾃然に振る動作で
=>動画:2)グリップ
右手
左手
(ミニ解説)このグリップで、ポールは前後にスイングし易くなり、左右には振れにくくなります。
・後ろ姿もかっこよく⾒えるよう、脚は伸ばす

意識したいポイント
・⽬線は、⽬の⾼さで15メートル以上先を⾒る
・普段よりも「半歩」広い歩幅で
・前に出した⾜の反対側の⼿で持ったポールを、かかとの辺りに置く
=>動画:6)基本フォーム
(ミニ解説)理想のフォームやスタンダード技術のその他の事項も、直ぐにすべてをマスターするのは難しいです。時間を掛けて、練習を積み重ねましょう。

歩き方(基本)
まずは公園の歩⾏路のような平たんな道から始めるのがおすすめ。うまくできるようになってきたら、なだらかな坂道や階段へとステップアップするのがいいでしょう。歩⾏⾯は、⾬上がりでつるつる滑る道や、ザラザラした砂利道はできるだけ避け、安全に歩ける場所を選んでください。
まずは基本の「1段ギア」で歩き始め、慣れてきたら「2段ギア」にも挑戦。⾜の運び⽅は、「かかと着地」を意識してください。

●スタンダードスタート
ポールウォーキングに慣れるまでは、歩き始める前にスタンダードスタートを繰り返します。「右手」と「左足」、「左手」と「右足」と脳も刺激します。振り出す手と踏み出す足が同じ側になる「ナンバ歩き」の予防や矯正にも役立ちます。
=>動画:4)スタンダードスタート
スタートポジション
スタート
(ミニ解説)「ポールウォーキング」を始めた時期は、この2つの動作をしっかり練習しましょう。ポールを持っている効果を、体感してください。歩行途中でリズムが狂い「ナンバ歩き」になってしまったら、歩行を止めて、再度スタンダードスタートから始めましょう。

●1段ギア
・腕は⾃然に振ってポールを着地
=>動画:5)腕の振り
(ミニ解説)腕の動作は、肘を伸ばす(パンチ)と、肘をひく(プル)を交互に繰り返します。腕の動作は体幹の回旋を通じ歩幅を広げます。パンチ動作は左右のバランス動作をサポートし、プル動作は前後のバランス動作をサポートします。

・反対側の⾜部(かかと〜⼟踏まず付近)がポールの横に来るように⾜を運ぶ
・普段、散歩や買い物のときと同じ、歩きやすい⾃然な歩幅で
・まずは1⽇15分くらいからスタート
※無理して⻑時間、毎⽇する必要はありません。疲れたら休みましょう。

●2段ギア
・1段ギアよりもややスピードアップ
・⻑い腕をイメージして、特に前に⼤きく振る
・歩幅もやや広く取り、1段ギアより⾜部半分くらい前へ

足の運び方
・かかとから地面につける(かかと接地)

・かかとから⽖先まで、靴底をしっかりと地⾯につけて、重⼼移動する

・かかとから上げて、⽖先を地⾯から離す(つま先離地)

歩き方(応用)
1)上り坂
・上体・上体はやや前傾ぎみに、ポールは反対側の⾜の横に置く

2)下り坂
・背筋を伸ばして歩幅を狭め、重⼼を低く保ち、ポールは反対側の⾜のかかと辺りに置く

3)階段を上る
・1、2段上に両⽅のポールを同時に置いて腕の⼒も使って上る

4)階段を下りる
・背筋を伸ばして重⼼を低く保ち、⾜から先に下りる

以上です。

●安藤邦彦プロフィール
あんどう・くにひこ 医学博⼠。一般社団法人⽇本ポールウォーキング協会(略称、NPWA)名誉会⻑。整形外科専⾨医。杏林⼤学医学部卒業後、同⼤学整形外科学教室へ⼊局。同⼤学医学部専任講師(整形外科学)を経て、1994年、⻑野市に整形外科専⾨クリニックを開設。歩⾏科学や整形外科学の⾒地からポールウオーキングメソッドを考案、ポール等、共同開発。著書多数。

***

ご覧いただき、「ポールウォーキング」にご関心を持たれたでしょうか?
もしご関心を持たれたならば、日本ポールウォーキング協会(NPWA)の認定指導員が行っている体験会やクラブ活動に、是非、ご参加下さい。
何より楽しくポールウォーキングができ、楽しい仲間もできると思います。ポールウォーキングを2~3か月続けることで、歩幅が広がり体力も徐々に回復し始めると思います。スタンダード技術も、追々、身に付くはずです。

(文責)峯岸 瑛(みねぎし あきら)
(作成日)2023年1月18日

(関連ページ)
記事:スタンダード技術
動画:「1.スタンダード技術を動画で学ぶ

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ニュース ベトナムPW ポールウオーキング

杉浦伸郎さん:ベトナムに行ってきました。

元NPWA代表理事で現在は日本ソーシャルフィットネス協会代表理事である杉浦伸郎さんから、ベトナムでのポールウオーキング指導の際に使った資料を送っていただきました。

ベトナムにもポールウオーキングが広がると良いですね。

杉浦さんのフェースブック記事

ベトナム語のPWパンフレット(221102)

作成者:峯岸 瑛(みねぎし あきら)

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スタンダード技術 ポールウオーキング

ポールの先端を立脚の横に置く意味は?

『ポールの先端を振り出した足の踵辺りに置く』のは何故か?
~ポールウォーキングのエネルギー転換は、効率が良い~

日本ポールウォーキング協会 専務理事 峯岸 瑛(みねぎし あきら)

1.ベクトルとは?
ベクトルとは、向きと大きさを持つ量のことで、通常は、矢印の付いた線分(これを「有向線分」と言います)で表されます。矢印が向きを意味し、線分の長さが大きさを意味します。

始点 A を、通常では、原点(0,0)に取ります。この時、2次元ベクトルABは、終点Bのx座標とy座標を使って、ベクトル AB=(x、y)のような形で表現されます。これを、ベクトルの成分表示と言います。また、ベクトル AB の大きさは、三角形の斜辺の公式から、以下のようになります。
ベクトル AB の大きさ=(xの2乗 + yの2乗)の平方根

さて、ベクトルは、足し合わせることができます。
2つのベクトル AB=(x1,y1)と、CD=(x2,y2)を足し合わせたベクトル EF は、成分表示をすれば、(x1+x2,y1+y2)と表記でき、大きさは、(( x1+x2)2 乗+ (y1 + y2)2 乗)の平方根 となります。例えば、ベクトル AB=(x,y)は、ベクトル OA=(x,0)と OB=(0,y)が足し合わさったものです。

(例)肩を支点に、腕を伸ばしたまま振り上げた場合の進行方向への力の大きさは、振り上げる力をベクトル AB=(x,y)で表すとすると、x です。ここで x 方向は水平方向(=進行方向)で、y 方向は垂直方向を意味しています。

2.ポールの先端を振り出した足の踵辺りに置く意味は?
振り出した左足(=立脚)の接地点を A、反対の右手に持つポールの接地点を B とすると、左足の踵が接地し(従って両脚が地面に接地している)、ポールの先端も地面に接地している時は、以下の図のように、その瞬間を表すことができます(3点支持)。

人間の直立二足歩行は、位置エネルギーを運動エネルギーに変えることで、可能になると考えられます(倒立振子モデル)。上の図を使って説明すると、次に遊脚となる右足を挙げた瞬間は、体重を支える支持基底面が線分 AB になります。この瞬間は、身体は、左右には倒れにくく、前後には倒れ易い状態になっています。

ここで、直立時の位置エネルギーを運動エネルギーに変わる原理の理解のために、身体を進行方向(図の CD の方向)に倒してみましょう。図の長方形が身体を表しています。また、線分 AB と直線 CD の交点を O、角度をαとします。

倒れた後では、身体の重心(図中の●)は、高さ分(ここでは h)の距離だけ、交点 O から前方方向に移動します(ここで、h’を倒れた時の重心の進行方向の距離とします)。

さて、問題です。倒れた時の重心の「交点 O(線分 AB と直線 CD の交点)から進行方向への成分(即ち h’)」がもっとも大きくなる角度αは、何度でしょうか?
答えは、直角の90度です。倒れた時の重心は、角度αが直角でないと、直線 CD(進行方向)から左右のいずれかにズレ(下図のγです)てしまいます。そのため、進行方向の大きさは、h ではなく、それより小さい(図ではβほど小さくなっています:h-β)。また、このズレは、直立二足歩行について言えば、左右への重心の移動を意味しています。

角度αが直角となる状態は、ポールの先端の接地点が立脚の踵の辺りに置かれた状態です。即ち、身体が倒れる時間を仮に1単位とすれば、進行方向にもっとも距離が大きいことの意味は、進行方向への単位当たりの速度がもっとも速いことを意味していますし、左右への重心のブレが生じないことの意味は、歩行の左右への安定性を崩す力が生じていないことを意味しています。

(注)NPWA会報誌Vol.16(2018年8月31日)に寄稿したものを、一部修正、加筆しました(2022年11月30日)。

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スタンダード技術 ポールウオーキング

「パンチ&プル」動作について

ポールウオーキング・スタンダード技術の「パンチ&プル」の動作についての記事です。NPWA会報誌Vol.14(2017年12月25日)から転載しました(一部修正あり)。

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ポールウォーキング「パンチ&プル」メソッドは腕の振りを大きくする!?
“大きい腕振りは、歩幅を拡大してピッチを増やす”

峯岸 瑛(みねぎし・あきら)
日本ポールウォーキング協会 学術本部長
安藤 邦彦(あんどう・くにひこ)
日本ポールウォーキング協会 会長

なぜ、PWは、歩幅を拡大させ、ピッチをグ~ンと増やすのでしょうか。
考えはじめるとハマってしまい、長い秋の夜が眠れませんでした。
ポールウォーキング(PW)は、10年余前に整形外科専門医(当協会の会長)によって考案開発されました。

PWは、独特な腕振り(スイング)を提案していて、ノルディックウォーキング(フィンランド)、レースウォーク(競歩)、フィットネスウォーキング(日本ウォーキング協会)、自衛隊行進、集団行動(日本体育大学)等とはまったく異なります。集団行動などで採用されている肘関節を曲げないスタイルのスイングで、腕を大きく振れば歩行スピードが上がると言われていますが、力学的な説明は見当たりません。

ヒトの上肢は、肩甲骨―胸郭―脊柱―骨盤を介して下肢へ連動します。お互いが影響しながら連動するので、上肢の運動レベルが歩幅やピッチを決定する要素になっていると感じます。

今回は、上肢(肩関節と肘関節の動き)にフォーカスして「パンチ&プル」メソッドの運動モデルを作ってみました。上肢の前後方向への力配分は、パンチ&プルによって大きく変化すると推測できるので、このモデルを用いて作図上で腕を大きく振ってみました。

1)肘関節を伸展したままの通常の腕の振り
肩関節を起点とする振子で腕を表現すると、腕を上方に挙げる力aで、点(1-0)は、点(1-1)へと移動します。

2)肘関節を屈曲したパンチ&プルの腕の振り
パンチ動作(右腕):力b(力の大きさとしてはaと同じとする)で肘部を水平方向に押し出すように振ると、腕は肩関節を起点としているので、肘関節は上方にも移動します(点(2-0)から点(2-1)へ)が、水平方向への力は、肘関節を曲げない通常の腕の振りより大きくなると思われます(力bの水平方向の成分は、力aの水平方向の成分より大きい)。
プル動作(左腕):力B(力の大きさとしてはAと同じとする)で肘部を水平方向に引くように振ると、腕は肩関節を起点としているので、肘関節は上方にも移動する(点(2-0)から点(2-2)へ)が、水平方向への力は、肘関節を曲げない通常の左腕の振りより大きくなると思われます(力Bの水平方向の成分は、力Aの水平方向の成分より大きい)。

図―1のように肘関節を屈曲してスイングしたほうがより大きなパワーが生まれます。
このパワーが、体幹―骨盤―下肢へ伝達され歩幅の拡大やピッチ増加を誘導していると考えられます。

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(追記)上体が前傾せず立っていて、腕を振る力が同じ時、肘関節を屈曲させたパンチ&プルのスイングの方が、肘関節を伸ばした振り子のような腕の振りよりも、水平方向の成分が大きくなるとの推論には、平面ベクトルの大きさの公式を使っています。

平面ベクトルの大きさの公式から、平面ベクトルGの水平成分をE、垂直成分をF とすると、「ベクトルGの大きさの2乗は、(水平成分Eの2乗+垂直成分Fの2乗)に等しい。」ので、平面ベクトルの大きさが同じであれば、垂直成分が小さい時は、必ず水平成分は大きくなります。

作成者:峯岸 瑛(みねぎし あきら)
作成日:2022年11月27日