今月紹介する論文は2編、「倒立振子に基づくニホンザルの四足歩行から二足歩行への歩行遷移メカニズム」と「資源量に起因する推定戦略における相転移の理論的分析」です。研究テーマは異なりますが、共に「Switching(切り替え)」現象を扱っています。下畑先生からの最新医学情報では、今回もアルツハイマー病に係る最新情報が紹介・解説されています。「特別企画AIに訊く」は、AIと共作した「スタンダード・ポール・ウォーキング(SPW)についての学術論文」の紹介です。
1.2026年8月の活動状況
・水間 孝之さんの投稿
第15回日本ノルディック・ポール・ウォーク学会大阪ドーンセンターで開催されました。 酷暑の中、皆さんお疲れ様でした。
・中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 8月駒場PW例会でした。 この暑さの中〜公園噴水広場⛲️に集まってくれた60名越えの参加者の皆さん❗️ 〜月初めのこのPW例会に来ないと始まらないよ〜との嬉しい言葉も頂いたポールウォークでした。 まだまだ皆さんお元気の平均年齢73歳の集まりでした〜❗️ 次回は8/23「虚空蔵山PW散策」です。
・みんなの元気学校さんの投稿
日本におけるノルディックウォーキング・ポールウォーキング 普及発展前史(1999年~2000年代)
・田村 芙美子さんの投稿
今朝は渋谷すこやか事業へ向かう途中でスコール☔に逢い帽子もシャツもすっかり濡れてしまいました。暑いので自然乾燥にまかせて教室始動。なんとびっくり、皆さん片足立ちにハマったようで始まる前からフラミンゴ状態。朝夕スクワットをして腿が変!という方に急に張り切ってやりすぎないように注意したり、種々な体操教室に行ってるけど、PWを始めたら一番姿勢がよくなった!と喜んでいただいたり。其は今までの成果がポールで目に見える形になったのでしょう。初回と今とでは本当にからだが柔らかく変化されたと思っていたので私も嬉しくなりました。 近所にポールを使って歩く人がいないので恥ずかしい!とおっしゃる方も。10年前のような話です。まだまだ普及不足ですね。 今日このFBをシェアしたのは遥か10年前は朝から夜まで、等々力溪谷~鶴岡八幡宮~腰越の龍口寺まで何でもなく移動していたのに、今は考えただけでもしんどくなり、老いをつくづく感じたので、自分に檄を飛ばすため。 今日御成通りは夕方からぼんぼり祭りで賑やかですが屋台をひとつも覗かず帰宅しました。トホホ😵💨
・台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
🌿 第四屆|2026 健康活力輕旅行 即將啟程! 每一步,都能遇見不同的風景;每一次出發,都能收穫更健康的自己。 一年一度備受期待的 「健康活力輕旅行」 即將回來了! 從城市公園、山海步道,到各地特色景點,跟著健走杖一起走進自然、認識新朋友、享受運動帶來的活力與笑容。 這不只是一次健走,更是一場結合 健康、交流、旅遊與生活 的美好旅程。 📍更多活動場次📍精彩路線📍報名資訊 都將陸續公布,敬請期待! 準備好你的健走杖,一起用雙腳探索台灣,用雙杖走出健康。 💚 雙杖在手,健康跟著走💚
・スマイルチームさんの投稿
2026.7.27〜8.10 活動記録 ☺︎スマイルフレンズ ☺︎ルネPW ☺︎健康体操 ☺︎スマイルチーム上溝 上溝包括支援センター口腔セミナー&リズムダンス ☺︎活き活き中屋敷デュアルエクササイ ズ ☺︎サマーわぁにばる 阿波踊りにわか連 ☺︎光が丘、上鶴間活動ポスター作成 ☺︎中屋敷チェアエクササイズ ☺︎健康体操 ☺︎スマイルチーム上溝 あっぱくん体験&リズムダンス ☺︎スマイルチーム上鶴間 AED&CPRセミナー&リズムダンス ☺︎HP活動日更新 ☺︎スマイルチーム光が丘連絡網作成 ☺︎AED&CPRセミナー受講証発行21名分 ☺︎スマイルフレンズ あっぱくん体験&リズムダンス ☺︎スマイルチーム光が丘
・遠藤 恵子さんの投稿
介護予防運動➞午後はサロンワーク!! 加圧トレーニング2セッション!! 残暑厳しいですね💦 まだまだ暑いですが 午後からも頑張りましょう💪🔥
・佐藤 ヒロ子さんの投稿
新しい 認知症予防脳トレプログラ厶 【#パピプ脳トレ】 2026/8/20 #船橋ウォーキングソサイエティ 歩きの次は 脳トレだよ パ パワーポイントを ピ PCにダウンロード プ プロジェクターで投影 新米の #認知症予防脳トレ士佐藤ヒロ子 #あたま元気塾村上政司氏 が駆けつけて千葉県初の講座開催 しました。 みんなでやれば 怖くない 楽しくって お口も頭も冴え冴えです。 これから定着を目指します。
・中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 8/23 〜虚空蔵山PW散策でした。 道の駅/〜ヘルシーテラス佐久南〜の🅿️広場をお借りしスタート〜フィニッシュとした里山巡り❗️ 大勢の参加者が集い快晴の元〜感動〜感謝〜のPW闊歩でした。 PW開始前のセレモニーで さいたま在住のE女史マスターコーチproの認定証授与も行われました。 これで当協会所属MC proは計5名となり大活躍が予想されます〜^_^
・一般社団法人ソーシャルフィットネス協会さんの投稿
ソーシャルフィットネス協会よりお知らせ
・田村 芙美子さんの投稿
今は鎌倉に移転した「walking hut 121 駒沢公園」のコアヌードルを使ってのコアフイット。10年前は若い方々とマットに寝転がって骨盤矯正、今よりはるかに元気。 「北鎌倉テラススタジオ121」もこの度閉業しましたが、元気学校仕込みのコアトレをこれからも北鎌ベニバナ会と当方で継続していきます。単発でも参加できます。体幹を鍛えましょう。
来月以降の開催
・長岡智津子さんの投稿
写真1件
・柳澤 光宏さんの投稿
9月19日開催する佐久びんころウォーク、本番前の最後の実行委員会。今日までの申込み速報でなんと691名‼️有難いことです。このペースだと過去最高の参加人数になるかも(^.^)申込み締切は31日ですので宜しくお願い致します。人の配置やタイムスケジュール、役割分担なとなど、細かいところを確認。生プルーンも例年通り確保できる見通しなので、あとは当日の天気ですね。生プルーン食べ放題、楽しんでくださいね。 実行委員長として皆様をお迎えいたしますm(__)m
2.PW関連学術ニュース
2-1)倒立振子に基づくニホンザルの四足歩行から二足歩行への歩行遷移メカニズム
論文情報
掲載誌:eLife NeuroscienceComputational and Systems Biology
表題:Gait transition mechanism from quadrupedal to bipedal locomotion in the Japanese macaque based on inverted pendulum
(和訳:倒立振子に基づくニホンザルの四足歩行から二足歩行への歩行遷移メカニズム)
著者:Koki Nishizaki、Mau Adachi、Yuichi Ambe、Yushi Tsuruse、Ryo Iba、Hiroko Oshima、Takashi Suzuki、Yasuo Higurashi、Kei Mochizuki、Katsumi Nakajima、and Shinya Aoi、
Doi:https://doi.org/10.7554/eLife.109826.1
eLifeアセスメント
本研究は、ニホンザルの神経力学モデルにおける四足歩行から二足歩行への移行に関する理解を深める重要な研究である。方法論と結果は確固たるものであり、神経筋骨格モデルは実験データをうまく再現し、倒立振子モデルに基づく安定性解析は、様々な移行戦略の影響を効果的に説明している。ただし、より包括的な感度分析を行うことで、本研究はさらに充実するだろう。本研究の知見は、運動制御、比較生理学/生体力学、ロボット工学の研究者にとって非常に有益である。
要旨
非ヒト霊長類が四足歩行から二足歩行に移行する能力は、ヒトの二足歩行の進化と複雑な運動制御の原理の両方について重要な洞察を与えてくれる。非ヒト霊長類の四足歩行と二足歩行は研究されてきたが、これらの歩行間の移行の根底にある動的メカニズムは依然として十分に理解されていない。二足歩行するように訓練されたニホンザルは、効率的な二足歩行を実現するために倒立振子のダイナミクスを利用することが報告されている。倒立振子システムは本質的に不安定であり、最小限の制御入力で大きな動きの変化を引き起こす可能性があることから、このメカニズムも歩行の移行に寄与していると我々は仮説を立てた。これを検証するために、詳細な筋骨格構造と生理学的に着想を得た運動制御システムを統合したニホンザルの神経筋骨格モデルを開発した。順動力学シミュレーションを通して、実験的に捉えるのが難しい失敗した遷移も含め、運動指令を体系的にパラメータ化することで、様々な運動パターンを生成しました。次に、倒立振子モデルを用いた動的システム解析を適用し、遷移プロセスの根本原理を調べました。その結果、歩行遷移の成功は、片方の後肢の前方歩幅を適切に制御することで倒立振子運動を生成することに依存することが明らかになりました。これらの知見は、ニホンザルが複雑な筋骨格系をどのように協調させて歩行遷移において熟練した全身運動を行うのかというメカニズムに関する洞察を与え、高度な運動制御とヒトの二足歩行の進化の両方に対するより深い理解をもたらします。
図1.
ニホンザルの筋骨格モデル
図2.
筋シナジー仮説に基づく運動制御モデル。
A.4つの基本信号の線形結合で構成される運動指令。B. 四足歩行における各基本信号に対応する協調筋。C. 二足歩行における協調筋。前肢と後肢の図はそれぞれの段階における状態を示しており、必ずしも同時ではないことに注意してください。
図3.
前進速度、腰の高さ、体幹の姿勢に基づいて動作を制御する(体幹の姿勢は二足歩行時のみ制御される)。
制御対象と制御に使用される筋肉は、同じ色で示されています。
図4.
2つの追加パルスを用いて四肢の筋肉を刺激することで、歩行様式を変化させる。
***以下は、2026年8月7日のGeminiとの会話です***
Q:次の論文の内容を、分かり易く解説して下さい。論文情報です。「NeuroscienceComputational and Systems Biology
Gait transition mechanism from quadrupedal to bipedal locomotion in the Japanese macaque based on inverted pendulum
Koki NishizakiMau AdachiYuichi AmbeYushi TsuruseRyo IbaHiroko OshimaTakashi SuzukiYasuo HigurashiKei MochizukiShinya Aoishow 1 more
Department of Mechanical Science and Bioengineering, Graduate School of Engineering Science, The University of Osaka, Osaka, JapanSmart Innovation Program, Graduate School of Advanced Science and Engineering, Hiroshima University, Hiroshima, JapanDepartment of Aeronautics and Astronautics, Graduate School of Engineering, Kyoto University, Kyoto, Japanshow 3 more
https://doi.org/10.7554/eLife.109826.1」
A:この論文は、「ニホンザルが4足歩行から2足歩行へとスムーズに切り替える(移行する)力学的な仕組み」をコンピューターシミュレーションと物理モデルを用いて解明した研究です。
1. 研究の背景(なぜこの研究が必要なのか?)
人類の祖先がどのようにして2足歩行を獲得したのか、また動物がどのように全身の複雑な筋肉や骨格をコントロールして高度な動きを実現しているのかは、生物学や工学における大きな謎の1つです。
ニホンザル(訓練を受けた個体)は、歩行を止めずに4足歩行から2足歩行へとスムーズに切り替えることができます。しかし、安定した4足歩行から、本質的に不安定な2足歩行へバランスを崩さずに動的に移行するメカニズムはこれまで十分に解明されていませんでした。
2. 研究のアプローチ(どうやって調べたのか?)
研究グループは、以下の2つの手法を組み合わせて分析を行いました。
① ニホンザルの「神経筋骨格モデル」を構築
o ニホンザルの身体構造(11個の骨格パーツ、28本の主要な筋肉)と、脳や脊髄の神経系(運動制御システム)をコンピューター上に忠実に再現しました。
o 順力学シミュレーションを行い、成功例だけでなく、実際の実験では観察が難しい「失敗例(転倒など)」も含めて多様な運動パターンを発生させました。
②「倒立振子(とうりつしんし)モデル」による力学系解析
o 2足歩行の足脚を「ひっくり返した振り子(倒立振子)」に見立て、その運動の物理的ルール(力学系)を解き明かしました。
3. 明らかになった切り替えメカニズム
① 倒立振子の「不安定さ」を上手に利用する
倒立振子はほうきを指の上で立てるようなもので、本質的に「不安定」です。しかし力学的には、「ごく小さな力(制御入力)を加えるだけで、全体の動きを大きく変化させられる」という非常に便利な性質(サドル点ダイナミクス)を持っています。
② 「トリガー肢」による一歩の踏み出しが鍵
研究の結果、切り替えを成功させる決定的な要因は、片方の後ろ脚(トリガー肢)の前方への踏み出し幅(ステップ長)の適切なコントロールにあることがわかりました。
• 準備: まず片方の後ろ脚(トリガー肢)を大きく一歩前に踏み出します。
• 起動: 身体を前方に倒立振子のように持ち上げる運動を作り出します。
• 完成: 続いて体幹(上半身)を起こす筋指令を出し、一気に2足歩行へと移行します。
適切な踏み出し幅が作れないと、倒立振子の軌道から外れてしまい、前に倒れたりバランスを崩して失敗することが再現されました。
4. この研究のポイントと意義
①「不安定さ」を利用した効率的な身体制御の発見
身体の物理的なダイナミクス(倒立振子の性質)を上手く利用することで、ニホンザルは余分なエネルギーを使わずに巧みに切り替えを行っていることを示しました。
②人類の進化(直立二足歩行獲得)の謎に迫る
4足歩行の霊長類がどのようにしてダイナミックな2足歩行に順応していったのか、その運動制御の進化プロセスを力学的に理解する重要なヒントとなります。
③次世代ロボット制御への応用
4足歩行と2足歩行を柔軟に行き来できる二足・多足ロボットの制御アルゴリズム開発など、工学分野への応用も期待されます。
2-2)生体情報処理の高度化には“跳躍”がある――リソース制約が最適情報処理の不連続な転移を生むことを理論的に解明――
原論文
掲載誌:Physical Review Letters(Open Access)137, 058401 – Published 28 July, 2026
表題:Theoretical Analysis of Resource-Induced Phase Transitions in Estimation Strategies
(和訳:資源量に起因する推定戦略における相転移の理論的分析)
著者:Takehiro Tottori and Tetsuya J. Kobayashi
DOI: https://doi.org/10.1103/5ynb-7k4v
要旨
生物は感覚情報を内部記憶と統合することで不安定な環境に適応するが、その情報処理は資源の制約を受ける。このような制約は、生物システムにおける最適な推定戦略を根本的に変化させる可能性がある。例えば、最近の実験では、生物はエネルギーの利用可能性と感覚情報の信頼性に応じて、記憶のない推定戦略と記憶に基づく推定戦略の間で相転移を示すことが示唆されている。しかし、資源の制約がこれらの相転移をどのように引き起こすのかについての理論的な理解はまだ得られていない。本稿では、最適な推定戦略における資源誘導型の相転移を分析的に特徴づける。我々の結果は、資源の制約が推定戦略を変化させる条件を特定し、不連続性、非単調性、スケーリング挙動の出現の根底にあるメカニズムを分析的に明らかにする。これらの結果は、限られた資源が生物システムにおける情報処理をどのように形成するのかを理解するための理論的基盤を提供する。
図3:リソース制約が誘導する最適情報処理戦略の不連続転移。
利用可能なリソースが少ないときは、現在の観測のみに基づいて環境状態を推定する単純な戦略が最適になる一方、利用可能なリソースが多いときは、過去の観測を記憶し、その情報を積極的に活用するより高度な推定戦略が最適になる。本研究では、このような記憶を活用したより複雑な戦略がリソースの増加に従って徐々に現れるのではなく、ある臨界点で突然現れることを明らかにした。なお、リソース増加にしたがって常に複雑な戦略が最適になるわけではなく、より単純な最適戦略に遷移する場合も確認している。
(脚注)図3は本件についての東京大学生産技術研究所のプレスリリース(2026.07.30)から転載。
***Geminiとの会話(2026年8月6日)***
Q1:次の論文の内容を分かり易く解説して下さい。論文名です。「Theoretical Analysis of Resource-Induced Phase Transitions in Estimation Strategies
Takehiro Tottori1,2,3,* and Tetsuya J. Kobayashi3,†Phys. Rev. Lett. 137, 058401 – Published 28 July, 2026
DOI: https://doi.org/10.1103/5ynb-7k4v」
A1:この論文「Theoretical Analysis of Resource-Induced Phase Transitions in Estimation Strategies(推定戦略におけるリソース誘起相転移の理論的解析)」は、「使えるエネルギーや情報処理コスト(リソース)の制限によって、最適な『環境の予測・推定のやり方』がガラリと変わってしまう現象」を物理学・情報理論の観点から解明した研究です。
分かりやすくポイントを噛み砕いて解説します。
1. 一言でいうとどんな論文?
「コストが不十分なときは『ざっくり雑な戦略』、コストに余裕ができると『精密な複雑な戦略』へ段階的に変わるのではなく、ある限界値(閾値)を境に『完全に別の戦略』へ一気に切り替わる(相転移する)」 ことを数学的・理論的に証明した論文です。
2. 背景:なぜ「推定」と「リソース」が問題になるのか?
細胞などの生命体やAI(学習システム)は、常に周囲の環境を観察(測定)して、「今、周囲がどういう状況にあるか」を推定しながら生きています。
• 細胞の例: 外部の栄養分子の濃度を推定して、そちらへ移動するか判断する。
• AIの例: 過去のデータから次の株価や天気を推定する。
しかし、高精度な推定を行うには必ず「コスト(リソース)」がかかります。
• エネルギー: 情報処理や分子の合成・維持に必要な代謝エネルギー(ATPなど)
• メモリ・時間: 過去の記憶を保持する量や、測定に使う時間
これまでも「コストが増えれば精度が上がる」という単純なトレードオフは知られていましたが、「コストの量によって『推定のやり方(戦略)』そのものがどう変化すべきか」という原理は十分に解明されていませんでした。
3. 主な発見:「相転移(Phase Transition)」が起きる
この論文の最も面白いポイントは、「相転移」という物理学の概念を推定戦略に当てはめた点です。
氷と水のような「急激な変化」
水は温度を下げていくと、徐々にドロドロになるのではなく、0℃になった瞬間に一気に「液体」から「結晶(氷)」へと構造がガラリと変わります(これが相転移です)。
これと同じ現象が「推定戦略」でも起こることを示しました。
戦略は「なめらかに少しずつ高度になる」のではなく、利用可能なリソースがある一定ライン(臨界点)を超えた瞬間に、まったく異なる構造の戦略へと相転移することが理論的に示されました。
4. 日常の例えで考えると?
例えば、「カーナビを使って渋滞を回避するドライバー」をイメージしてください。
• 通信量(リソース)が極端に少ないとき: 過去の渋滞履歴や他車のデータを取り込むコストがないため、「目の前が混んだら曲がる」という単純な直感戦略(相A)をとるのがベストです。
• 通信量(リソース)に余裕ができた瞬間: 中途半端にデータを取るよりも、「エリア全体のリアルタイム交通量+過去のパターン」を総合計算する高度なナビゲーション戦略(相B)へと一気に切り替えた方が、全体の移動効率が跳ね上がります。
5. この研究が持つ意義と応用
①生命システムの解明(理論生物学)
o 細胞や神経系が「なぜこのような情報処理回路を持っているのか」を説明できます。環境や栄養(エネルギー)の乏しい状況ではシンプルな応答回路を使い、豊かな状況では高度なフィードバック回路へと「戦略を切り替えている」理由が物理学的に裏付けられます。
②省エネ型AI・センサーの設計
o エッジデバイスやIoTセンサーなど、「バッテリーや計算資源が限られた環境」で動作するAIを作るとき、「利用可能なリソースに対してどの戦略相(Phase)に位置しているか」を計算することで、無駄のない最小コストで最大の推定精度を出す設計が可能になります。
まとめ
Takehiro Tottori 氏と Tetsuya J. Kobayashi 氏によるこの論文は、「情報理論」「統計力学」「制御理論」を融合させ、制約下での最適な情報処理ルールには『相転移』という極めて美しい物理的法則が潜んでいることを明らかにした先駆的な理論研究です。
2-3)岐阜大学医学部下畑先生からの最新医学情報(2026年8月)
・赴任10年目の節目に――岐阜大学脳神経内科の施設紹介が公開されました
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月4日のFB投稿です***
昨日,日本神経学会の『臨床神経学』誌に,施設紹介「岐阜大学脳神経内科における医学教育」が公開されました(https://www.neurology-jp.org/Jou…/public_pdf/066080570.pdf).過去5年間に当科から9編の論文を掲載していただいたことから,寄稿の機会を頂戴したものです.そして偶然にも昨日は,私が岐阜大学に赴任して10年目に入った日でもありました.
着任時,岐阜県は人口当たりの神経内科専門医数が全国で最も少ない県でした.そこで,教室の最も大切な目標を「人材を育成すること」と定め,次の3つを方針として掲げました.
①意識して人を育てる
②臨床・研究は,患者さんや世の中の役に立つことをつねに念頭に置く
③リーダーシップを学び,レジリエンスを高め,チームの一員として考えて活動する
今回の施設紹介では,医学生が自らクリニカルクエスチョンをつくる臨床実習,リベラルアーツ教育,研修医・専攻医による学生教育,症例報告の執筆指導,さらにバーンアウトやリーダーシップに関する取り組みについてまとめました.
この9年間,すべてが順調だったわけではなく,試行錯誤の連続でした.しかし,教室の目標のために自分にできることを考え,自ら行動する仲間が育ってきたことを,何よりうれしく思っています.この9年間で,臨床能力だけでなく,人間としても信頼される,頼もしい脳神経内科医が着実に育ってきました.これからも,彼ら一人ひとりの力をさらに伸ばし,私自身も皆とともに成長していきたいと思います.
これまで岐阜大学脳神経内科を支えてくださった患者さん,ご家族,学生,医局員,同門の先生方,そして多くの関係者の皆様に,心より感謝申し上げます.
10年目も,どうぞよろしくお願いいたします!
下畑享良.岐阜大学脳神経内科における医学教育.臨床神経 2026;66:570–571.
https://www.neurology-jp.org/Jou…/public_pdf/066080570.pdf
・世界初のヒト脳血管空間アトラス―脳血管は場所ごとに細胞の構成と機能が切り替わる,精密な生命維持システムだった!―
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月5日のFB投稿です***
脳の血管は,神経活動に応じて血流を調節し,血液中の物質が脳内に無制限に入ることを防ぎ,老廃物の除去や免疫反応にも関与しています.しかし,こうした多彩な働きを,どのような細胞が,血管のどの場所で担っているのかはよく分かっていませんでした.今回,米国UCSF脳神経外科をはじめとする研究チームが,この問題に取り組みCell誌に報告しました.具体的には単一細胞解析で「どのような細胞が存在するか」を調べると同時に,空間トランスクリプトミクスを用いて「それぞれの細胞が脳内のどこに存在するか」も明らかにしています.
まず39人の成人脳組織から得られた5つの単一細胞・単一核RNA解析データを統合しました.解析した遺伝子発現情報は31万4535細胞分に及び,このうち16万7573細胞が血管または血管周囲の細胞でした.その結果,血管内皮細胞,周皮細胞,平滑筋細胞,線維芽細胞,血管周囲マクロファージという主要な細胞群が,細かな種類に分けられました.血管内皮細胞だけでも,動脈型,細動脈型,毛細血管型,細静脈型,静脈型という5種類が確認されました.
次に,空間トランスクリプトミクス技術を用いて,中側頭回と海馬の脳切片を解析しました.中側頭回は6人,海馬は7人から得られた組織で,合計152万9740細胞について,遺伝子発現と組織内の位置を同時に調べました.これにより,単一細胞解析で分類された細胞が,実際のヒト脳血管のどこに配置されているのかを確認できました.その結果,脳血管を構成する細胞は,動脈から静脈に至る血管の場所に応じて,規則的に配置されていることが分かりました.著者らは,それぞれの血管部位に集まって協調して働く細胞のまとまりを「vascular cell ensemble(血管細胞アンサンブル)」と名付けました.オーケストラで異なる楽器が協力して一つの音楽を作るように,脳血管でも複数の細胞がチームを作り,血管部位ごとの働きを生み出しているという考え方です.この研究の発見を最も分かりやすく示しているのが図1です.この図では,血管が動脈,細動脈,毛細血管,細静脈,静脈に分けられ,それぞれを支える細胞の組み合わせと役割が模式的に示されていてわかりやすいです.
①動脈(一番左)では,動脈型内皮細胞の外側を動脈型平滑筋細胞(aSMC)が取り囲み,さらに軟膜線維芽細胞(Pial)や血管周囲マクロファージ(PVM)が配置されていました.これらの細胞は,血管構造の維持や血管径の調節に関係します.
②細動脈では,細動脈型平滑筋細胞とmatrix pericyteが加わり,神経活動に応じて局所の脳血流を変える神経血管カップリングを支えていると考えられました.
③毛細血管では,transport pericyteが配置されていました.毛細血管は,血液と脳の間で物質が交換される血液脳関門の中心です.これに対応して,transport pericyteでは,イオンや神経伝達物質などの輸送に関係する遺伝子が多く働いていました.
④細静脈では再びmatrix pericyteが現れ,血管周囲線維芽細胞や血管周囲マクロファージも加わります.
⑤細静脈から静脈にかけては,ケモカインへの反応や白血球の移動など,免疫反応に関係する遺伝子が多く発現していました.
つまり図1は,動脈・細動脈では血管構造と血流の調節,毛細血管では血液脳関門を介した物質輸送,細静脈・静脈では免疫細胞の移動という,血管部位ごとの役割分担を示しています.脳血管は,同じ構造の管が連続しているのではなく,部位ごとに細胞の構成と機能が切り替わる,精密な生命維持システムだったのです!
個人的には周皮細胞に2種類あったことは驚きでした.matrix pericyteは,主に細動脈と細静脈に存在し,COL4A1やCOL4A2など,血管の基底膜や細胞外マトリックスを作る遺伝子を多く発現していました.形態的には血管の表面を網目状に覆っており,血管壁を安定させる役割を担うと考えられます.一方,transport pericyteは主に毛細血管に存在し,SLC20A2,SLC6A1,SLC12A7など,多数の物質輸送体を発現していました.形態的には血管に沿って細長く伸びており,血液脳関門を介した物質輸送に関与すると推定されます.
大脳皮質と海馬の被殻では,基本構造は共通していたものの,海馬では大脳皮質より血管密度が低く,神経細胞と毛細血管の距離も長くなっていました.また,血管を構造的に支えるmatrix pericyteが相対的に少なく,transport pericyteの割合が高くなっていました.このような血管構築の違いが,海馬が虚血に弱い理由の一つかもしれません.
また線維芽細胞も,単なる血管の支持細胞ではありませんでした.図1では,太い動脈や静脈を包む軟膜線維芽細胞と,脳内の細動脈や細静脈に沿って存在する脳実質血管周囲線維芽細胞が示されています(本文ではさらに5種類に細分化しています).これらは血管を構造的に支えるだけでなく,周囲の血管細胞や神経細胞との情報交換にも関与する可能性があります.
血管周囲マクロファージは,脳内の免疫細胞であるミクログリアとは異なる細胞です.太い動脈や静脈の周囲に加え,脳内へ進入する細動脈や細静脈の血管周囲腔に存在していましたが,毛細血管にはほとんど認めませんでした.血管反応,血液脳関門,免疫監視,血液由来物質の除去などに関与すると考えられました.
さらに研究者らは,脳卒中,脳小血管病,多発性硬化症,血管炎,前頭側頭型認知症,ALS,アルツハイマー病,片頭痛など18種類の疾患・形質について,GWASで得られた遺伝的リスクを血管細胞アトラスに重ねました.これは,病気に関連する遺伝子が,どの血管細胞で特に強く働いているかを統計的に調べる解析です.この結果,脳卒中,脳小血管病,片頭痛の遺伝的リスクは,主に細動脈の細胞に集積していました.ALSでは毛細血管と2種類の周皮細胞,多発性硬化症や血管炎では細静脈との関連が強く認められました.アルツハイマー病では,血管系の細胞のなかで血管周囲マクロファージが最も強い遺伝的関連を示しました.これは,アルツハイマー病におけるアミロイドβの排出,血管周囲の炎症,神経血管機能障害を考えるうえで注目される結果です.ただし,これらは統計的な関連であり,その細胞が病気を直接引き起こすことを証明したものではありません.
単一遺伝子性脳卒中の原因遺伝子を用いた解析では,脳小血管病,ラクナ梗塞,白質病変,基底核石灰化,脳内出血などに関連する遺伝子がmatrix pericyteに集中していました.なかでもCOL4A1とCOL4A2は,matrix pericyteで強く発現していました.これらの遺伝子の変異は,血管基底膜の異常を伴う遺伝性脳小血管病を引き起こします.matrix pericyteによる基底膜の維持が,複数の脳卒中病型に共通する重要な仕組みである可能性があります.
薬剤がどの血管細胞に作用しやすいかも,標的遺伝子の発現から計算上予測されました.ACE阻害薬は動脈内皮細胞,IL-1受容体やIL-6受容体を標的とする薬剤は静脈内皮細胞に作用しやすいと推定されました.また,脳小血管病に用いられるPDE3阻害薬,とくにシロスタゾールは,matrix pericyteに強く作用する可能性が示されました.シロスタゾールの作用の一部が,抗血小板作用だけでなく,周皮細胞や血管基底膜の保護を介している可能性があります.
研究の限界としては,空間解析の対象は主に中側頭回と海馬のみであること,また組織の一部は,てんかん手術で切除された脳が使用されていることです.また,細胞機能,疾患との関連,薬剤反応の多くは,RNA発現から計算によって推定されたもので,実際の病態への因果的関与は今後の研究で確認する必要があります.年齢,性別,祖先集団による違いも十分分かっていません.
それでも本研究は,脳血管を「均一な管」から,「場所ごとに異なる細胞チームが働く組織」へと捉え直す重要な成果と言えます.今後は,脳血管全体を一律に治療するのではなく,細動脈の平滑筋細胞,毛細血管のtransport pericyte,血管壁を支えるmatrix pericyte,アルツハイマー病との関連が示された血管周囲マクロファージなど,病気ごとに異なる血管細胞アンサンブルを標的とした治療が行われていくのだろうと思いました.基礎医学的にも臨床医学的にもインパクトの大きな研究です.
Wang JC, et al. Spatial atlas of the human brain vasculature reveals specialized cell ensembles. Cell. 2026 Jul 31:S0092-8674(26)00805-6.
・患者さんは舞踏運動を「隠している」のか?――parakinesiaの古典的定義を問い直す
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月6日のFB投稿です***
図は,シデナム舞踏病にみられる舞踏運動を描いた古典的な挿絵です.舞踏運動では,不随意運動が,顔に触れる,眼鏡を直す,衣服を整えるといった動作のなかに組み込まれ,目的のある動作のように見えることがあります.この現象はparakinesiaと呼ばれ,古典的には,患者さんが舞踏運動を「隠そう」として,目的のある動作の一部に組み込むものと説明されてきました.しかし,これは本当に患者さんの意図によるものなのでしょうか.この問題を論じた論考(Correspondence)が,Parkinsonism and Related Disorders誌に掲載されました(1).著者は,運動異常症の世界的権威であるAnthony E.Lang先生らです.
古典的な説明として,Higginsは2001年の総説で,“Chorea often is incorporated into a purposeful activity in an attempt to disguise it.”と記載しています(2).すなわち,舞踏運動を目的のある動作に組み込み,「隠そうとする試み」とみなす考え方です.これは,患者さんが舞踏運動を自覚し,意図的,あるいは半意識的に偽装しているという含意をもちます.私も先輩医師からそのように教わり,後輩にもそう指導してきました.
しかし今回の論考は,この「意図性」を批判しています.舞踏運動は短く,不規則で,予測不能です.とくにHuntington病では認知機能障害も加わるため,個々の動きを瞬時に認識し,目的動作のなかに組み込んで隠すことは困難です.目的的に「見える」ことと,目的をもって「行う」ことは同じではありません.患者さんが注意を集中することで,舞踏運動を一時的に減らせることは報告があります.しかし,この随意的抑制は,予測不能な動きを目的動作に組み込んで隠すこととは別の現象です.
著者らはparakinesiaを,「不随意な運動出力と,残存する運動組織化機構との相互作用によって,より大きな動作断片が形成される現象」と捉え直すことを提案しています.つまり,不随意運動が保たれた運動プログラムのなかで組織化され,結果として目的のある動作のように見えるのであり,患者さんの意図や戦略的な偽装を想定する必要はないという考え方です.
今回の論考は,神経症候の記述に患者さんの意思や心理状態についての推測を安易に持ち込むべきではないことを示しています.parakinesiaを「舞踏運動を隠す行為」と教育するのは今後はやめようと思います.あくまでも観察された現象と,患者さんの意図についての推測を区別することが重要です.
ちなみに同じparakinesiaという語は,別の現象にも用いられます.拙著『神経症候学note』で取り上げたparakinesia brachialis oscitansは,片麻痺患者が欠伸をした際に,麻痺側上肢が不随意に挙上する現象です(3).舞踏運動におけるparakinesiaとは別の症候ですが,患者さんの意図とは無関係に,パターン化された運動が現れる点は共通しています.
1. Heim B,Lang AE,Ganos C.Parakinesia in Chorea: Why attribution of intention is misleading.Parkinsonism Relat Disord.2026;149:108404.
2. Higgins DS Jr.Chorea and its disorders.Neurol Clin.2001;19:707–722.
3. Walusinski O,Neau JP,Bogousslavsky J.Hand up! Yawn and raise your arm.Int J Stroke.2010;5:21–27.
図:La Danse de Saint-Guy.La Médecine Illustrée,December 10,1880.Public domain.Edited by Douglas J.Lanska,MedLink Neurology.
・「機能性神経障害と診断したら終わり」ではない――てんかんと重症筋無力症から学ぶ
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月8日のFB投稿です***
機能性神経障害(functional neurological disorder:FND)の診療について,考えさせられる論文を2つ読みました.まず最新号のNeurology Clinical Practice誌に掲載された,米国コロラド大学のJared J. Woodward先生による論考です(1).てんかんセンターは,機能性/解離性発作(functional/dissociative seizures:FDS,以前,心因性非てんかん性発作PNESと呼ばれていたもの)を診断するだけでなく,その治療まで担うべきだというものです.
FDSは,なんと,てんかんモニタリングユニット入院患者の約20~25%で診断され,てんかん患者の10~14%にはFDSが併存するとされています.しかし,FDSと診断されたあと,「てんかんではありません.精神科やカウンセラーに相談してください」とされ,患者さんが「医療の狭間に取り残される」ことが少なくありません.Woodward先生は,FDSと診断する施設自身が,治療まで提供できる体制を整える必要があると主張しています.論文の要旨をイラストにしました(図1).
またちょうど一昨日,岐阜で開催された重症筋無力症(MG)のセミナーでも同じ議論が行われました.国際医療福祉大学の村井弘之教授による特別講演は,抗体陰性MG(seronegative MG;SNMG)とFNDの鑑別,もしくは併存に鋭く切り込む内容でした.この問題は村井先生ご自身による総説でも議論されています(2).
あらためてSNMGは難しい疾患だと思いました.村井先生の総説の図2では,日本MGレジストリー全体ではSNMGが約15%であるのに対し,村井先生の施設では25%,MG専門施設では33%と,専門施設ほどその割合が高くなっていきます.これは,抗体検査だけでは診断できない難しい症例が専門施設に集まっていることを示唆します.SNMGと考えられている患者さんがすべて真のMGとは限りません.最近の研究では,double-seronegative MGとして診療されていた患者さんを詳しく再検討すると,LRP4抗体陽性MGやLambert–Eaton筋無力症候群,さらにCHRNA1遺伝子変異による先天性筋無力症候群など,別の診断が見つかることが報告されています(3).村井先生はさらに,FNDの併存もSNMGの診断を難しくする重要な要因だと指摘しています.つまりSNMGでは,真のMGをFNDとして見逃す危険と,逆にFNDや他のMG類似疾患をMGとして扱ってしまう危険の両方があります.
さらに図3も興味深い結果です.SNMGに対するエフガルチギモドの臨床試験では,MG-ADLが2点以上改善した患者の割合は,実薬群68%に対してプラセボ群でも63%に達しました.これは,SNMGではプラセボ効果が驚くほど大きいことを示しています.村井先生は,MGではこのようにプラセボ効果が生じやすく,実臨床でも薬理学的には説明しにくいほど速やかな症状改善を経験することがあると指摘しています.したがって,そのような反応を認めたからといって,短絡的に「機能性」「心因性」と判断してはいけないと強調しています.
私が昨日の勉強会でとくに感銘を受けたのは,村井先生が「FNDが疑われた患者さんを,最後まで治療することの大切さ」を強調されていたことです.「9割FNDが疑われても,1割のMGの可能性があれば治療を行う」と仰っていました.MGにFNDが併存する場合もあるためです.実際,村井先生は,長年「心因性」とされながら単線維筋電図で神経筋接合部障害が証明されたSNMG例や,PNES(FDS)を合併したためMG症状まで「心因性」とみなされていたMG+FND併存例を紹介されています.
セミナーでは私も座長として,意見も述べさせていただきました.FNDはしばしば疲労感を合併し,MGと類似するため,両者は親和性が高いかもしれないこと,MGとFNDの鑑別は,症候学的にgive-way weaknessやdistractibility,inconsistencyなどの陽性徴候や神経筋接合部以外の神経症候の合併,症状の急な増悪,精神科疾患の併存などに基づいて行います.しかし,FNDの陽性徴候があっても器質性神経疾患の併存は否定できません.したがって,「器質性か機能性か」と二者択一にせず,MGの可能性が残るなら十分に精査しつつ,FNDの影響が大きいと判断すれば,陽性徴候を患者さんに示して説明したうえで,FNDの治療を速やかに開始することが重要だとお伝えしました.
上記のてんかんとMGの議論の結論はまったく同じです.「てんかんではありません」,もしくは「MGではありません」と伝えるだけでは不十分であること,そして「てんかんでもMGでも,FNDは器質性疾患と併存しうる.だから『FNDと診断したら器質性疾患は否定』ではなく,両方を診る視点が必要である」ということです.つまり診断のあと,患者さんに残っている症状を誰が診るのか,そこまで考える必要があります.私たちの教室でも,若手も含めFNDの症候を意識して診察できるようになり,器質性神経疾患にFNDがオーバーレイした患者さんに気づく機会が増えてきました.「これまで見逃していたかもしれない・・・」と不安になってもきます.さらに治療もまだまだ手探りです.理学療法士,作業療法士,心理職,精神科医などとの連携もこれからの課題です.
結論として,FNDと診断することが診療の終点ではありません.むしろ,そこが治療の出発点であることを認識し,脳神経内科医がしっかり関わることが重要だと思います.
1)Woodward JJ.The National Association of Epilepsy Centers Accreditation Criteria Should Include Care for People With Functional/Dissociative Seizures.Neurol Clin Pract.2026;16(4):e200635.
2)村井弘之.重症筋無力症と機能性神経障害.脳神経内科.2025;103(6):687-690.
3)Ivanovic V, et al.Hidden diagnoses among patients with double seronegative myasthenia gravis.Front Neurol.2026;17:1754393.
・高齢者の脳内ミクログリアは末梢から補充されていた!―アルツハイマー病治療にもつながる新発見(Nature誌)
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月9日のFB投稿です***
ミクログリアは,中枢神経系に存在する免疫細胞です.これまで,胎生期に卵黄嚢由来の前駆細胞が脳内へ入り,その後は脳内で自己複製することによって生涯維持されると考えられてきました.しかし今回,Nature誌に発表された研究によって,少なくともヒトではこの常識を大きく見直す必要があることが分かりました.研究を行ったのは,米国スタンフォード大学を中心とする国際共同研究グループです.
加齢に伴い,造血幹細胞にはさまざまな体細胞変異が蓄積します.そのなかには,DNMT3A,TET2,ASXL1などの変異によって増殖上の優位性を獲得し,血液中で大きな集団(クローン)を形成するものがあります.これは「クローン性造血」と呼ばれる現象です.近年,驚くべきことに,こうした血液・骨髄由来と考えられる変異クローンが,ヒト脳内のミクログリアにも認められることが報告されていました.そこで著者らは,末梢の造血系細胞が脳内に入り込む現象は,DNMT3AやTET2など特定の変異によって生じる特殊な現象なのか,それとも特定の変異とは無関係に,加齢したヒトで広く起こっている現象なのかを検討しました.
そのために開発したのが,Passenger Assisted Clone Tracking(PACT)という新しい方法です.これは,体細胞変異を細胞の「名札」として利用し,血液中の細胞が脳へ移動したかを追跡する方法です.造血幹細胞には加齢とともにさまざまな変異が蓄積し,そこから増えた子孫の細胞は同じ変異の組み合わせを共有します.そこで,血液中の細胞集団と同じ「名札」をもつ細胞を脳内で探すことで,骨髄由来細胞が脳へ流入しているかを調べました.
その結果,高齢者の脳には骨髄由来の造血クローンと同じ系譜をもつ細胞が広く存在していました.しかも,DNMT3A やTET2など特定の変異に限らず,さまざまなタイプの造血クローンが脳へ入っていました.つまり,骨髄由来細胞の脳への流入は,特殊な病的現象ではなく,ヒトの加齢に伴う一般的な現象である可能性が示されました.
さらにsnATAC-seq(クロマチンの開き具合=遺伝子制御状態を調べる方法)を用いて脳内の細胞を解析すると,認められた造血系細胞の99.73%がSALL1やTMEM119を発現するミクログリアの特徴を示しました.末梢血中の単球や血管周囲マクロファージとは明確に異なっていました.つまり,骨髄由来細胞は脳へ入ると,単球のまま存在するのではなく,脳内環境に適応して本来のミクログリアにきわめて近い細胞へ変化すると考えられました.
この論文で最も驚くべき結果が図1です.図1eでは,骨髄由来クローンがミクログリア全体のどの程度を占めるかが示されており(UWはワシントン大学のドナー番号),その割合は中央値26.44%で,その範囲は5.34~81.57%でした.つまり,高齢者ではミクログリアのおよそ4分の1が,胎生期から脳内に住み続けてきた細胞ではなく,成人後に骨髄からやってきた細胞に由来する可能性があります.症例によっては80%以上が置き換わっていたことになります.さらに図1fでは,末梢血中で大きく増殖している造血クローンほど,脳内でもそのクローン由来ミクログリアが多いことが示されました.この置換は加齢とともに進行していました.著者らは,骨髄由来細胞によるミクログリア置換は70歳代,あるいはそれ以前から始まり,加齢とともに加速すると考えています.さらに被殻や小脳でも同じクローンが確認され,特定の脳領域だけに起こる現象ではないことも示されました.
つぎに図2が興味深いです.血液中のクローン性造血そのものが加齢とともに急増し,60歳未満では約10%であるのに対し,90歳以上では77%以上に達していました.つまり,超高齢者ではクローン性造血はむしろ非常にありふれた状態になっていることが分かります.この図は,加齢とともに血液の造血系そのものが大きく変化していくことを視覚的に示しています.
さらに重要なのがアルツハイマー病との関連です.剖検によって病理学的に確認されたアルツハイマー病を解析すると,クローン性造血を有する人ではアルツハイマー病のオッズ比が0.46でした(p値=4.75×10⁻⁶).つまり,クローン性造血をもつ人では,病理学的アルツハイマー病が約半分しか認められないということになります.この結果は,骨髄由来細胞が脳へ入りミクログリアになるという現象が,単なる加齢に伴う細胞の入れ替わりではなく,アルツハイマー病の発症や進行そのものを抑制している可能性を示唆します.
では,なぜクローン性造血がアルツハイマー病に対して保護的に働くのでしょうか.著者らは,骨髄由来ミクログリアの貪食能に注目しています.クローン性造血由来細胞はアルツハイマー病脳に入ると,高い貪食能をもつdisease-associated microglia(DAM)様の状態となり,アミロイドβやタウの除去に有利に働く可能性があります.
ここで興味深いのが,2026年にCell誌に報告されたHuangらの研究(PMID:42019491)との関係です.この論文では,アルツハイマー病脳のミクログリア様細胞に,がん関連の体細胞変異をもつクローンが濃縮し,炎症性・増殖性の状態を示すことが報告されました.一見すると,「クローン性造血はADに保護的」という今回のNature論文と逆に見えます.しかし両者を合わせて考えると,重要なのは,体細胞変異をもつミエロイド細胞が脳内へ入り,ミクログリアとしてクローン性に存在すること自体が,ヒトの加齢脳では決して特殊な現象ではないという点です.そのうえで,どの変異をもつクローンが,いつ脳へ入り,どのような機能状態になるかによって,アルツハイマー病に対して保護的にも病的にも作用する可能性があります.
今回の研究から浮かび上がるミクログリア像は,従来考えられていたよりはるかに動的です.胎生期に形成された細胞集団がそのまま維持されるのではなく,成人後も骨髄由来のミエロイド細胞が脳へ流入し,ミクログリアへ変化しながら徐々に置き換わっていきます.そして,その細胞の遺伝的背景によって神経変性に与える影響が変わる可能性があります.
この発見は,治療にもつながる可能性があります.もし末梢のミエロイド細胞が自然に脳へ入り,ミクログリアとして定着するのであれば,末梢の細胞を治療的に操作し,脳内で有益な働きをさせるという新しい治療戦略が考えられます.例えば,アミロイドβやタウを効率よく除去する細胞や,治療蛋白を産生する細胞を脳へ送り込むことも,将来的には可能になるかもしれません.この意味で,本研究は,私たちが取り組んでいる低酸素・低糖刺激末梢血単核球細胞療法(OGD-PBMC)の考え方にも通じる,非常に興味深い知見です.OGD-PBMC療法は,末梢血由来細胞が脳内へ移行するという生体にもともと備わった仕組みを利用し,さらにそれを治療的に促進する方法と捉えることもできるのかもしれません.今回の研究は,「造血幹細胞―末梢ミエロイド細胞―脳内ミクログリア」という新しい軸が,加齢やアルツハイマー病の病態理解だけでなく,治療開発においても重要になることを示した研究だと思います.
Belk JA, Zhang Y, Reilly EE, et al. Somatic mutations reveal the ontogeny of microglia in human aging. Nature. 2026. doi:10.1038/s41586-026-10939-0.
Hatakeyama M, Kanazawa M, Ninomiya I, Omae K, Kimura Y, Takahashi T, Onodera O, Fukushima M, Shimohata T. A novel therapeutic approach using peripheral blood mononuclear cells preconditioned by oxygen-glucose deprivation. Sci Rep. 2019 Nov 14;9(1):16819. doi: 10.1038/s41598-019-53418-5.
・COVID-19後の炎症はなぜ続くのか―潜伏ウイルス再活性化とlong COVID,そしてアルツハイマー病への示唆(Nature論文)
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月11日のFB投稿です***
COVID-19が神経後遺症を来す仮説として,ウイルス再活性化が指摘されていました.つまりSARS-CoV-2感染をきっかけに,私たちの体内に以前から潜んでいた別のウイルスまで次々と活動を開始するという現象です.その詳細について米国の多施設による研究チームがNature誌に報告しています.この研究からは,COVID-19は単にSARS-CoV-2だけによる感染症ではなく,体内に存在するウイルス全体,すなわち「virome」を大きく揺さぶる病態である可能性が見えてきます.
対象となったのは,米国20施設に入院したCOVID-19患者1154名です.2020年5月から2021年3月に登録された患者で,全員がCOVID-19ワクチン未接種でした.研究者らは入院直後から最長1年間にわたり,末梢血単核球,鼻腔スワブ,人工呼吸器管理患者では気管内吸引物を繰り返し採取しました.そしてRNA sequencingに加えて,免疫細胞,サイトカイン,抗体,蛋白質,代謝物まで調べるmulti-omics解析を行いました.
驚くべきことに,急性期40日以内にSARS-CoV-2以外の慢性感染ウイルスが再活性化していた患者は47.9%,つまりほぼ半数に達しました.主に検出されたのは,EBウイルス(EBV),サイトメガロウイルス(CMV),単純ヘルペスウイルス1型(HSV1),そしてアネロウイルスでした(聞き慣れないウイルスですが,これまで明確な単独の病原性は確認されていませんでした).しかも,多数のウイルスが無秩序に一斉に増えるのではなく,再活性化するタイミングはウイルスごとに明確に異なっていました.
このことが最もよく分かるのが図Aです.EBVはCOVID-19の非常に早い段階で再活性化し,入院後1~8日には24%の患者でウイルス転写産物が検出され,その後徐々に減少しました.アネロウイルスも早期から検出されますが,約20日間は比較的高い状態が続き,その後緩やかに低下しました.これに対してHSV1とCMVは遅れて増加し,おおむね入院後3週前後にピークを迎えました.つまりCOVID-19によって,体内に潜伏していたウイルスが単純に一斉に目覚めるのではなく,それぞれ固有の時間軸をもって再活性化していることが分かります.VZVについてはなぜか’記載がありませんでした.著者らは,このようなヒトvirome全体の乱れを「dysvirosis」と表現しています.
さらに重要なのは,こうしたウイルス再活性化がCOVID-19の重症度と関連していたことです!アネロウイルス,CMV,EBV,HSV1の検出はいずれも重症度と関連しました.重篤群では,呼吸器検体からCMV,EBV,HSV1が検出された患者で,その後1年以内の死亡リスクが高いことも示されました.CMV再活性化は腎障害,ショック,菌血症,脳卒中などと,EBV再活性化はICU管理,ショック,肝障害などと関連していました.もちろん,これだけから「ウイルス再活性化が重症化を引き起こした」と結論することはできません.重症化したためにウイルスが再活性化した可能性もあるためです.ただし,両者が密接に結びついていたという点は確かです.
さらに意外だったのは,この現象が免疫抑制状態の患者に限られなかったことです.私たち医師は「ウイルスの再活性化」というと,抗がん薬や免疫抑制薬の治療中,臓器移植後など,強い免疫抑制状態を思い浮かべます.しかし本研究では,免疫正常者でもウイルス再活性化が生じていました.これは,潜伏ウイルスの再活性化が,重症感染症そのものをきっかけとして幅広い患者に生じうることを示しています.
つぎに,ウイルス再活性化に伴って免疫反応がどのように変化するかを検討しています.複数のウイルス再活性化に共通してCXCL10,CXCL11,IL-18などの炎症関連分子が増加していました.EBV再活性化ではさらにIL-6,IL-10,CCL2,CCL7などが増加し,HSV1やCMVでもTNF,CXCL9,IFNγなどを含む広範な免疫反応が認められました(図B).つまり潜伏ウイルスが目覚めると,宿主がそれらに対して新たな免疫反応を起こしているということになります.その結果,「SARS-CoV-2感染→免疫の乱れ→潜伏ウイルス再活性化→追加の免疫反応→炎症のさらなる増幅」という連鎖が生じる可能性があります.著者らも,ウイルス再活性化は,進行中の炎症を増幅している可能性を指摘しています.
long COVIDとの関係も調べられています.急性期にEBVなどが再活性化したかどうかと,その後のlong COVIDとの間には明確な関連は認められませんでした.したがって,「COVIDでEBVが再活性化するとlong COVIDになる」と単純化することはできません.一方で,回復期にもアネロウイルスが検出される患者では,身体機能低下や疲労を主体とするlong COVIDの患者が有意に多く,年齢,性別,急性期重症度,免疫抑制薬使用などを補正しても関連が残りました.この結果は,急性期の一過性のウイルス再活性化よりも,回復期にも持続するviromeの異常や免疫異常のほうが,long COVIDの一部と関係している可能性を示しています.
そして脳神経内科医として気になるのは,この現象が将来の神経変性疾患と関係するかという点です.特にこれまでの研究からアルツハイマー病との関連が気になります.ただし,ここから先は本論文が直接証明したことではありません.それでも今回示された,SARS-CoV-2感染による炎症に,潜伏ウイルス再活性化に対する新たな免疫反応が上乗せされるという構図は,神経変性を考えるうえで非常に示唆的です.高齢者の脳では,臨床症状が出るかなり前からアルツハイマー病に関連する病理変化が進んでいる場合があります.そこにCOVID-19という大きな全身性ストレスが加わり,さらにEBVやCMVなどの潜伏ウイルスが再活性化して炎症反応が上乗せされるとすれば,すでに脆弱になっている脳に追加の負荷を与える可能性があります.つまり,COVID-19がゼロからアルツハイマー病を作るというより,すでに存在する加齢性変化や潜在的な神経変性プロセスを感染と炎症が加速させるという考え方になります.2025年のNature MedicineのUK Biobank研究では,SARS-CoV-2感染後に血漿Aβ42/Aβ40比が低下し,脆弱性の高い人ではAβ42低下とp-tau181上昇も認められました.感染群では認知機能の低下も大きいことが示されています.このようなヒト研究ときれいにつながるわけです.ウイルス再活性化の影響が急性期の重症化だけで終わるのか,long COVIDや,さらに長期的な神経変性リスクにまでつながるのか,今後,さらに検討すべき重要な課題だと思います.
Maguire C, Chen J, Rouphael N, et al. Virus reactivation in acute and long COVID-19. Nature. 2026. doi:10.1038/s41586-026-10740-z.
Duff EP, et al. Plasma proteomic evidence for increased β-amyloid pathology after SARS-CoV-2 infection. Nat Med. 2025;31:797-806.
関連情報
この論文については、大阪大学の宮坂先生も2026年8月7日のFB投稿で、紹介されています。
・「死の自己決定」が生き方を変える――Medical Aid in Dying(MAiD)をめぐる2つの逆説
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月13日のFB投稿です***
米国では,Medical Aid in Dying(MAiD)を合法化する動きが急速に広がっています.米国におけるMAiDとは,一定の条件を満たす終末期患者に対して医師などが致死薬を処方し,患者自身がそれを服用して死を選択する制度です.7月30日号のNEJM誌に,このMAiDが抱える「逆説」を論じたPerspectiveが掲載されました.著者はMara Buchbinder博士で,医療人類学や生命倫理学の立場からMAiDを研究してきた方です.
著者が注目するのは,MAiDの法制化が広がっているにもかかわらず,実際にMAiDによって亡くなる患者は少ないという事実です.米国では,この1年間だけでも3つの州がMAiDを合法化し,現在,13州とWashington, D.C.の計14地域で認められています.米国人口のおよそ3分の1が,MAiDが合法化された地域に暮らしています.もっとも長い歴史をもつオレゴン州では,2025年にMAiDによって死亡した人は400人で,同州の年間死亡者のおよそ1%でした.利用者数自体は長期的には増加していますが,著者は,この比較的低い利用率が,MAiDを認めるとその対象や利用が際限なく広がるのではないかという,いわゆる「すべり坂」への懸念を和らげ,他州での法制化を後押ししてきたと指摘しています.ここに,本論文が指摘する第1の逆説があります.MAiDは社会的・政治的には支持が広がっている一方で,実際の利用は少なく,むしろその「利用されることの少なさ」が制度への支持を支えているという逆説です.
ここで興味深いのが,論文が引用しているOregon Health Authorityの2025年年次報告に掲載された図です.ダウンロードして和訳しました(図1).2025年にはMAiD により637人が致死薬の処方を受けましたが,実際に服用したことが確認されたのは358人(約56%)でした.一方,100人(約16%)は服用せず自然に死亡し,179人(約28%)は服用状況が不明でした.なお,2025年にMAiDによって死亡した400人には,前年以前に処方を受けた42人も含まれています.つまり,「薬を処方してもらうこと」と「実際にその薬を使って死亡すること」はイコールではないということです.患者さんのなかには,「もし苦痛が耐えられなくなったら,自分には最後の選択肢がある」という安心感を得るために処方を希望する人もいます.つまりMAiDには,死を早める手段としての意味だけではなく,「選択肢を持っていること自体」にも心理的な価値があるということなのだと思います.
ここで本論文から少し離れて国際比較をすると,興味深い違いがあります.カナダでは2024年に1万6499人がMAiDを受け,全死亡の5.1%に達しています.オランダでも2025年には1万341件で,全死亡の5.97%でした.つまり,オレゴン州の約1%に対し,カナダやオランダではすでに5~6%に達しています.なぜこれほど差があるのか,つまり米国で少ないのか不思議に思いましたが,一因として考えられるのが,制度そのものの違いです.オレゴン州では,対象が「6か月以内に死亡すると医学的に判断される終末期疾患」に限定されていますが,カナダでは必ずしも終末期疾患である必要はなく,自然死が近いと予測されない患者も一定の条件下で対象となります.オランダでも「余命6か月以内」という条件はなく,「改善の見込みのない耐え難い苦痛」などを基準としています.もうひとつは,オレゴン州では患者自身が薬剤を服用しなければならないのに対し,カナダやオランダでは医療者による薬剤投与が可能です.この違いは,衰弱や嚥下障害などがある患者さんにとって利用のハードルを下げる可能性があります.こうした対象範囲や実施方法の違いが,利用率の差に関係しているのかもしれません.ただし,カナダでも2024年のMAiDの大部分は自然死が合理的に予見可能な患者であり,適応範囲の違いだけでこの差を説明できるわけではありません.よって少なくとも,どこまでを対象とし,誰が薬剤を投与するのかという制度設計の違いが重要と思われます.
著者はさらに,MAiDが支持される背景には,終末期においても「自分の人生を自分でコントロールしたい」という願いがあると考えています.重い病気が進行すると,患者は身体機能や日常生活など,多くのものを失っていきます.そのなかで,いつ,どこで,誰とともに死を迎えるのかを自分で決められることは,「自己決定(autonomy)」を取り戻す意味をもちます.著者は死を,ただ耐えて迎える出来事ではなく,自らある程度「演出する(choreographする)」経験へと変えるものとして捉えています.
さらに著者が強調しているのは,MAiDの意義が,実際にMAiDを利用して亡くなる患者さんだけに限られないという点です.MAiDを利用しない患者さんにとっても,医師と死について話し合うことが,自分の不安や希望を明らかにし,終末期医療を考え直すきっかけになります.患者さんがMAiDを希望する背景には,痛みへの恐怖,身体機能や尊厳を失うことへの不安,死への恐怖や実存的苦痛,治療をいつまで続けるべきかという迷いなどがあります.MAiDについて話すことで,こうした不安や希望が明らかになり,症状緩和を強化したり,治療の目的を治癒から緩和へ切り替えたり,望まない治療を行わないことについて話し合ったりする契機になります.
私たちの医療を振り返ると,「まだできる治療があるなら次の治療を行う」という流れが生じやすい面があるように思います.しかしMAiDについて議論することで,「この患者さんにとって本当に大切なことは何か」を考える契機になります.MAiDは単に「死を早める医療」ではなく,「残された時間をどのように生きたいのか」を問い直すきっかけにもなるのだと思いました.ここに,本論文が指摘する第2の逆説があります.それは,実際にMAiDで亡くなる人は少なくても,MAiDという選択肢が存在することで,それよりはるかに多くの患者が自分の死について考え,家族や医療者と話し合うようになるという逆説です.つまり,MAiDの影響は,実際にそれによって命を終える人の数を超えて広がる可能性があります.
MAiDの価値は,「使われること」だけにあるのではないのかもしれません.「使わなくてもよい選択肢を持っていること」にも価値があります.MAiDが投げかけている本質的な問いは,「死を選ぶことを認めるべきか」という問題だけではなく,「私たちは患者とどのように死について語り,どのような最期を支えるべきなのか」という,終末期医療そのものへの問いなのだと思います.MAiDについて改めて考えさせられた論文でした.
Buchbinder M.The Paradox of Medical Aid in Dying.N Engl J Med.2026;395:417-419.doi:10.1056/NEJMp2606019.
・中国で急速に広まったアルツハイマー病脳の老廃物を流すバイパス手術のその後―Nature誌が検証―
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月14日のFB投稿です***
今年2月,アルツハイマー病(AD)に対する手術,深頸部リンパ管―静脈吻合術(deep cervical lymphatic-venous anastomosis;dcLVA)についてご紹介しました(https://pkcdelta.hatenablog.com/entry/2026/02/27/052931).41例の後方視的研究で,認知機能や精神症状の改善に加え,アミロイドβやリン酸化タウの変化まで報告され,大変驚きました.ただし,対照群がなく観察期間も短いため,前向き試験による検証が必要と書きました.それから半年がたち,Nature誌がこの治療をNews Featureとして取り上げています.
https://www.nature.com/articles/d41586-026-02448-x
この治療の中心人物は,中国の外科医のQingping Xie(謝慶平)医師です.きっかけはADではなく,耳鳴りの患者だったようです.2019年,耳鳴りと頭痛の患者の手術中に,頸部のリンパ管に通常とは異なる構造(abnormal cervical lymphatic structures)があることに気づき,リンパ管を近くの静脈につないだところ,患者は耳鳴りだけでなく,頭の働きも良くなったと訴えたそうです!後年,髄膜リンパ管やグリンファティックシステムの研究を知り,脳内の老廃物が最終的に頸部リンパ系へ排出されるならば,その「下流」の流れを改善することでADを治療できるのではないかと考えました.2020年9月,84歳男性にADの治療を目的とした最初のdcLVAを行いました.
この患者の劇的な術前・術後の動画が,その後の熱狂のきっかけとなります.2023年,Cleveland Clinicの形成外科医Wei Chen医師が,謝医師と患者家族の許可を得て,この映像を世界各地の外科学会で紹介し始めました.その後,Cleveland Clinicとの共同研究も始まりました.私もYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=14Ezl67_EKk)でChen医師の講演を拝聴しましたが,寝たきりで息子も認識できなかった患者さんが,術後,速やかに息子を認識し,歩けるようになった姿が示されています.その後,中国ではdcLVAが急速に普及し,数百の病院で行われ,数千人の患者さんが手術を希望する事態となったそうです.一方,十分なエビデンスがないまま治療が広がったことから,中国当局が介入し,現在はより正式な臨床研究の枠組みでの施行に限定されています.
dcLVAという手術については,Nature誌による下図が分かりやすいです.脳から排出されたリンパ液は,髄膜リンパ系から頸部のリンパ管,リンパ節へ向かいます.dcLVAでは深頸部のリンパ管を近くの静脈へ直接吻合し,リンパ液を静脈循環へ流す新しい出口を作ります.リンパ管の末端を静脈へつなぐend-to-end法や,静脈の側壁へつなぐend-to-side法,さらに,リンパ節そのものを静脈につなぐlymph-node-to-vein anastomosis(LNVA)も行われています.つまり,術式はまだ統一されていないということのようです.
その後,中国を中心に十数論文,計数百例が報告され,認知機能や注意機能の改善,脳脊髄液中のアミロイドβやタウの変化などが示されているようです.2026年2月には100例を超える重症AD患者の研究も報告され,数か月後の認知機能や日常生活機能に,平均として軽度の改善が認められました.ただし重要なのは,SNSで注目されたような劇的改善が患者全体に起きているわけではなく,集団としてみた効果は比較的小さいことです.MRIでdefault mode networkの機能的結合性が増加したという報告や,超音波検査で頸静脈や頸動脈の血流が増加したという報告もありますが,これらがADそのものの改善を意味するのかはまだ分かりません.
今回の記事で私が不思議に思ったのは「改善の速さ」です.冒頭の患者では,術後わずか3日で息子を認識しています.もしdcLVAの効果を,脳内に蓄積したアミロイドβやタウの排泄促進によるものと考えるなら,この時間経過はあまりに速く思えます.本当に改善しているのであれば,病因蛋白の除去とは別の機序が働いている可能性を考える必要があります.脳脊髄液の圧や循環動態の変化,炎症性物質や神経毒性代謝物の排出などが関与しているのかもしれません.
今回の記事は,dcLVAの発想そのものを否定しているわけではありません.脳からの老廃物排出にグリンファティックシステムや髄膜リンパ管が重要であることには,基礎科学的な裏付けがあります.しかし,「脳リンパ系がADに重要である」ということと,「頸部のリンパ管を静脈につなげばADが改善する」ということの間には,理論的にまだまだ大きな飛躍があるように思います.2月のブログでは,「中国の研究レベルとチャレンジ精神恐るべしです.今後の前向き試験による検証が期待されます」と書きました.まさにその検証が始まりつつあり,韓国や米国でも追試が開始されているそうです.適切な対照群を設けた前向き試験と長期追跡によって,本当に有効な治療なのか,その答えが明らかになることを期待したいと思います.
Dolgin E. A controversial Alzheimer’s surgery is said to reverse symptoms — here’s what scientists know. Nature. 2026. doi:10.1038/d41586-026-02448-x.
・その「振戦」,本当に振戦ですか?――ランソプラゾールで生じたミオクローヌス
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月17日のFB投稿です***
『Tremor and Other Hyperkinetic Movements』誌に,ランソプラゾールによってミオクローヌスが誘発された教育的なVideo Abstractが報告されました.シンガポールからの報告です.
症例は62歳男性.消化不良に対してランソプラゾール15 mg/日を開始したところ,初回服用約6時間後から上肢と頭頸部に不随意運動が出現しました.血算,電解質,腎・肝機能,薬物・毒物検査に異常はなく,ランソプラゾールを中止すると2日以内に完全に消失しました.2カ月後にも再発はありませんでした.
動画では主に両上肢に生じたjerky movement(ピクッ,ガクッとするような急で短い不随意運動)が示されています.一見「振戦」にも見えますが,専門的にはpositive myoclonusとnegative myoclonus(asterixis)が混在しています.positive myoclonusは突然のピクッとする筋収縮で,negative myoclonusは持続していた筋活動が一瞬途切れ,ガクッと姿勢が崩れる現象です.その代表的な臨床型がasterixisで,姿勢保持中に筋活動が一瞬途切れることを不規則に反復し,かつて「羽ばたき振戦」と呼ばれていましたが,実際には振戦ではありません.
negative myoclonusは安静時に眺めるだけでは分からないことがあります.動画のように,両上肢を前方に伸ばし,手関節を背屈させて姿勢を保持してもらうと,手が一瞬ガクッと落ちる動きを不規則に反復する様子を確認できます.したがって「上肢がふるえる」という患者を診察するときには,単に動きを眺めるだけでなく,この姿勢をとらせてnegative myoclonusがないか確認することが重要です.
著者らは,初回投与から約6時間という時間的関連と,中止後の速やかな改善から,このミオクローヌスはランソプラゾールに対する特異体質的薬物反応(idiosyncratic reaction)と考えています.プロトンポンプ阻害薬(PPI)は一般に安全な薬剤ですが,まれに脳症やミオクローヌスなどの神経学的副作用が報告されています.また,長期使用に伴う低マグネシウム血症を介して神経症状をきたすことも知られていますが,本例では電解質異常は認めませんでした.
Michael S. Okun先生は,Xでこの論文を紹介し,この症例から得られる最大の教訓としてphenomenologyを正確に見極めることを強調しています.jerkyな動きを「振戦」とは区別すること,具体的には規則的か不規則か,突然の筋収縮なのか,逆に筋活動が一瞬途切れて姿勢が崩れているのかを観察することが重要と述べています.さらに,画像検査に進む前に,最近開始・中止・増減した薬剤を確認することも大切だと仰っています.この症例は,「ランソプラゾールでもミオクローヌスが起こり得る」という珍しい副作用だけでなく,すべてのふるえを振戦と決めつけず,まず症候を正確に観察し,薬剤歴を見直すという運動異常症診療の基本を再確認させてくれます.
ちなみにとくに日常臨床で「急にミオクローヌスが出た」ときにまず思い出すのは,①セフェピムなどの抗菌薬,②オピオイド,③抗うつ薬・セロトニン作動薬,④アマンタジン,⑤プレガバリン/ガバペンチン,⑥リチウムです.
Kumar RNK, Sharma VK. Lansoprazole-Induced Myoclonus. Tremor Other Hyperkinet Mov (N Y). 2026 Aug 14;16:47. doi: 10.5334/tohm.1236. PMID: 42602919; PMCID: PMC13475527.(動画はフリーで公開)
・口をもぐもぐ,舌が勝手に動く――遅発性ジスキネジアと機能性運動障害(機能性口舌常同運動)をどう見分けるか?
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月19日のFB投稿です***
抗精神病薬などを使用している患者さんに,口をもぐもぐさせる,舌を動かす,口唇をすぼめるといった不随意運動が出現すると,まず遅発性ジスキネジア(tardive dyskinesia;TD)を考えます.しかし,よく似た運動が機能性運動障害(functional movement disorder;FMD)でも生じます.2017年と少し古い論文ですが,両者の鑑別に役立つ興味深い研究をご紹介します.著者は運動異常症の大家,Joseph Jankovic先生らです.
まず用語を整理すると,FMDは振戦,ジストニアなどさまざまな運動症状を呈する広い概念で,その表現型のひとつがfunctional stereotypy(機能性常同運動;FS)です.stereotypyとは,反復性で協調され,一見すると目的をもったように見える運動を指します.本研究ではFMD 184例を後方視的に検討し,19例(10.3%)にFSを認めました.その内訳は口舌9例,四肢9例,体幹6例,呼吸筋2例でした.この口舌型は論文中でfunctional orolingual stereotypyあるいはfunctional orolingual dyskinesiaと表記されていますが,実質的には同じ9例を指しています.
ここで重要なのは,著者らが最初から後述する口舌運動の特徴を使ってTDとFSを診断し分けたわけではないことです.まずFMDはFahn–Williams criteriaに基づいて診断され,そのなかから,突然発症,distractibility,既知の器質性運動障害と一致しないincongruity,説明のつかない改善・増悪など,FMDに特徴的な所見を少なくとも3つ認める症例をFSとして抽出しました.一方,TD群はDSM-5に基づいてすでにTDと診断されていた患者です.そのうえで,FS 19例とTD 65例,さらに口舌型FS 9例とTDによる口舌ジスキネジア50例を比較し,両者を見分けるphenomenologyを検討しました.
FS群では84%が突然発症し,58%で注意を別のことに向けると運動が著明に減少・消失するdistractibilityを認め,84%で説明のつかない著明な改善や一時的消失がみられました.一方,TD群ではこのような特徴は認められませんでした.ただし,突然発症やdistractibility,症状の大きな変動は,もともとFSを診断する際に用いられた所見でもあります.したがって,これらがTDとの比較で大きな差を示したことは重要ではあるものの,本研究によって独立した鑑別指標として新たに証明されたわけではない点には注意が必要です.
むしろ本研究で興味深いのは,診断基準には使用されていなかった口舌運動そのものの違いです.咀嚼するような「もぐもぐ運動」はTDで82%,機能性で22%,自分の舌や口腔内を噛んでしまう自己咬傷は64%対0%でした.逆に,口の動きを伴わず舌だけが動く所見はTD 8%に対して機能性44%,異常発話も10%対44%と機能性で多く認められました.また,機能性群はTD群より若年発症で,機能性振戦など他の機能性徴候を伴うことも手がかりになります.表に鑑別点をまとめました.
重要なのは,口唇をすぼめる,舌を突出するといった個々の運動は両者に共通しており,見た目だけでは鑑別できないことです.また,ドパミン受容体遮断薬への曝露歴はTDを考えるうえで重要な手がかりですが,本研究では薬剤曝露歴だけを根拠にfunctionalかtardiveかを分類したわけではありません.実際,機能性群にも薬剤曝露歴をもつ患者がいました.したがって,「抗精神病薬を服用している+口舌顔面ジスキネジア=TD」と即断せず,薬剤との時間的関係に加えて,突然発症か,注意をそらすと変化するか,症状が大きく変動するか,さらに咀嚼様運動,自己咬傷,舌単独運動,異常発話などを丁寧に確認することが重要です.
本研究は後ろ向き研究で,とくに機能性口舌常同運動は9例と少数ではありますが,それでも臨床において有用な情報を与えるものです.最重要メッセージは,「薬剤曝露+口舌顔面ジスキネジア=TD」と短絡しないことです.突然発症,distractibilityによる変化,症状の大きな変動というFMDの「陽性徴候」を確認し,さらに咀嚼様運動,自己咬傷,舌単独運動,異常発話などを組み合わせて判断することが大切だと学びました.
Baizabal-Carvallo JF, Jankovic J. Functional (psychogenic) stereotypies. J Neurol. 2017;264:1482–1487. doi:10.1007/s00415-017-8551-7. PMID: 28653211.
・「任せる」と「丸投げ」は何が違うのか?――勉強になった『コンテキスト・リーダーシップ』
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月21日のFB投稿です***
リーダーシップについては,以前から関心を持って学んできました.きっかけは,2018年の米国神経学会(AAN)でLeadership Universityの講義を聴き,「リーダーシップは学び,身につけることができる」という考え方に触れたことでした.今年の日本神経学会学術大会(西山和利大会長)では,AAN Presidentを囲み,若手・女性医師とリーダーシップについて議論する企画が開催され,さらにリーダーシップを体系的に学ぶ教育コースも行われました.AANやMDSなど海外学会の積極的な取り組みと比べると,日本の医療会ではまだリーダーシップ教育への関心は十分に高いとはいえないかもしれません.しかし,少しずつその重要性が認識され,具体的な取り組みも始まっています.リーダーシップを経験則だけに頼るのではなく,ひとつの学問として学ぶことは,組織の発展や人材育成のために,今後ますます重要になると思います.
そんななかで最近読んだ,山口周氏の『コンテキスト・リーダーシップ――「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる(https://link.amazon/B0258Nhdb)』は,これまで学んできたリーダーシップ論とは少し違う角度から考えさせられる本で,非常に勉強になりました.
最も印象に残ったのは,優れたリーダーと凡庸なリーダーを分けるのは,「行為そのもの」ではないという指摘です.たとえば,「任せる」と「丸投げ」は何が違うのでしょうか? あるいは,「明確で的確な指示」と「マイクロマネジメント」は何が違うのでしょうか? 行為だけを切り取ってみると,その境界を明確に説明するのは意外に難しいものです.
その違いを生むのが,「コンテキスト(文脈)」です.部下の能力や意欲,それまでに築いてきた関係,背景や意図が共有されているか,そしてリーダー自身が信頼されているか.そうした文脈の違いによって,同じ行為が,ある人には「最高の上司」の行為となり,別の状況では「最悪の上司」の行為にもなり得ます.つまりリーダーシップは,「何をしたか」だけで決まるのではなく,その行為が相手にどのような意味として受け取られるかによって成立する.この考え方はとても新鮮でした.
もう一つ印象に残ったのが,「ナラティブ(物語)」の重要性です.人は事実そのものだけで動くのではなく,それがどのような物語のなかに位置づけられているかによって意味を見いだし,行動します.だからこそ,仕事や人生に前向きな意味を与えるナラティブを示し,一人ひとりの物語を組織の大きな物語へと編み込んでいくことも,リーダーの重要な役割なのだと思います.これまで私は,変革型,サーバント型,オーセンティック型など,さまざまなリーダーシップを学び,状況に応じて使い分けることが大切だと考えてきました.本書はそこからさらに一歩進んで,「優れたリーダーは○○をする」といった,あらゆる状況に通用する万能のリーダーシップなど存在しないことを強く意識させてくれました.
さらに,キャリアや職位に応じて,リーダーシップそのものを変えていく必要があることも改めて考えさせられました.職位や役割が変われば,かつて自分を成功させた「自ら判断し,指示し,率先して動く」という強みさえ,時には手放さなければなりません.コンテキストが変われば,求められるリーダーシップも変わるからです.
「何をするリーダーが優れているか」ではなく,「どのような文脈で,その行為がどのような意味を持つのか」.これまでリーダーシップについて学んできたからこそ,この視点はとても新鮮でした.自分自身のこれまでの振る舞いを振り返るきっかけにもなり,多くを学ぶことができました.リーダーシップに関心のある方に,ぜひおすすめしたい一冊です.
・朝日新聞デジタルで「機能性神経障害」を取り上げていただきました.
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月22日のFB投稿です***
本日8月22日の朝日新聞デジタル「医療健康アピタル」で,#機能性神経障害(Functional Neurological Disorder:FND)について取材していただきました.
機能性神経障害は,まひ,ふるえ,けいれん,感覚障害,てんかんのような発作など,さまざまな神経症状をきたす疾患です.決してまれな病気ではありませんが,一般の方々だけでなく,医療者の間でも,まだ十分に知られているとは言えません.
歴史的には「ヒステリー」や「心因性」と呼ばれ,ときには「症状を本人が作っているのではないか」と誤解されてきました.しかし,患者さんの症状は現実のものであり,大きな苦痛や生活上の支障をもたらします.現在では,他の病気をすべて除外して診断するのではなく,FNDに特徴的な診察所見を積極的に見いだして診断し,適切な説明やリハビリテーションなどによって改善を目指す疾患と考えられています.
今回,#朝日新聞 という多くの方が目にする媒体で取り上げていただいたことを,とてもありがたく思っています.病気について社会の理解が広がることは,これまで「分かってもらえない」という苦しさを抱えてきた患者さんにとっても,大きな意味があると思います.
記事では,高校球児の相談を入り口に,FNDとはどのような病気なのか,どのように診断し,治療していくのかについて,できるだけ分かりやすくお話ししました.
本日8月22日から朝日新聞デジタルで公開され,紙面には9月20日に掲載予定です.この病気について,多くの方に知っていただくきっかけになればと思います.
「右足に力が入らなくなった球児 『古くて新しい』機能性神経障害とは」
朝日新聞デジタル(有料記事です)
https://www.asahi.com/articles/ASV892D06V89UTFL024M.html
・難病患者の総合的支援体制に関する研究班 令和8年度夏の班員会議を開催しました!
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月23日のFB投稿です***
昨日,「厚生労働省 難病患者の総合的支援体制に関する研究班」の令和8年度夏の班員会議を開催しました.本研究班は,これまでの西澤班,小森班の成果を引き継ぎ,今年度から新たな体制でスタートしています.中山優季先生が作成してくださった図のように,難病医療,在宅療養,地域支援,相談支援など,難病患者さんを取り巻くさまざまな課題に対して,多職種から構成される班員からなる7つのチームを設け,それぞれが連携しながら研究を進めていきます.研究班の目的は,難病患者さんを支える総合的な体制のあり方を研究し,①その成果を用いて政策提言を行うことです.さらに,②難病患者さんやご家族,そして医療・保健・福祉などに携わる多職種の皆さんに実際に活用していただける,指針や手引き,リーフレットなどの成果物を作成することも重要な使命です.
7つのチームは,それぞれ以下のミッションに取り組みます.
A.難病医療提供体制の課題と対策(漆谷 真リーダー)
B.難病遠隔医療・リハビリの課題と対策(新野正明リーダー)
C.地域における難病保健・相談支援の充実(山田 恵リーダー)
D.難病在宅療養支援の充実(中山優季リーダー)
E.難病の災害対策(中根俊成リーダー)
F.難病患者支援における施設間・職種間連携(原口道子リーダー)
G.難病における遺伝ケアの充実(西郷和真リーダー)
昨日の班会議では,各チームから研究計画と現在の進捗が報告され,今後の方向性について活発な議論が行われました.
会議の最後には,前班長の小森哲夫先生から,本研究班が難病法制定(2014年成立)以前から積み重ねてきた10年以上の歩みについてお話しいただきました.患者さんやご家族,そして現場の声を拾い上げ,研究を通じて政策へ届けてきた研究班の歴史を振り返り,その役割と意義を改めて共有する貴重な機会となりました.
その大切なバトンを受け継ぎつつ,班員の皆さんと力を合わせて,難病患者さんとご家族のより良い未来につながる研究を一歩ずつ進めてまいりたいと思います.ぜひご支援,ご協力のほどどうぞ宜しくお願いいたします.以下の研究班のホームページより,これまでの成果物や研究報告書をご活用,ご覧いただけます.
研究班ホームページ
https://plaza.umin.ac.jp/nanbyo-kenkyu/
・「AIを使う医師」から「AIを使いこなす医師」へ―欧州神経学会が始めたAI教育
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月25日のFB投稿です***
人工知能(AI)は,脳神経内科診療を大きく変えつつあります.印象深い論文が相次いで報告されており,2回連続でご紹介したいと思います.今回は教育,次回は研究の方向性に関する論文です.
画像診断,脳波解析,予後予測,文献検索,診療記録作成など,すでにさまざまな場面でAIの利用が始まっています.一方で,AIをどのように安全に使うのか,AIへの依存によって医師自身の能力が低下しないのかという問題があります.この課題に対応するため,欧州神経学会(European Academy of Neurology;EAN)は「AI in Clinical Neurology Task Force」を設置し,その目的と活動方針をEuropean Journal of Neurology誌に発表しました.私もEANの学会員であり,論文を自由にダウンロードできますので読んでみました.
注目されるのは,Task Forceが脳神経内科医だけでなく,専攻医,医学生,データサイエンティスト,倫理学者,規制の専門家,患者代表から構成されている点です.AIを単なる技術の問題としてではなく,臨床,教育,倫理,法律,そして患者の視点を含めて考えようとしています.
まずTask Forceは,AIが脳神経内科診療にもたらす可能性を整理しています.脳卒中ではCTやMRIから病変や主幹動脈閉塞を検出し,てんかんではEEGから発作活動を自動検出できます.神経変性疾患では,画像,バイオマーカー,臨床情報などを統合して,早期診断や予後予測を行うことが期待されています.また生成AIや自然言語処理(natural language processing;NLP)は,文献検索・要約,診療記録作成,患者・家族への情報提供にも利用できます.ちなみに自然言語処理とは,人間が使う文章や会話をコンピュータが解析・生成する技術のことです.
つぎにAIの問題点を整理しています.AIには学習データの偏りによるbias,他の施設や患者集団では性能が低下するgeneralizability,判断根拠が分かりにくいblack box,もっともらしい誤情報や存在しない文献を生成するhallucinationなどの問題があります.この論文で特に問題視されているのが,「deskilling」と「upskilling inhibition」です.これは過去にもブログで取り上げたことがありますが(コメント欄参照),deskillingとは,AIへの依存によって医師がすでに身につけた診断能力や臨床技能を失ってしまうことです.一方,upskilling inhibitionとは,AIが容易に答えを示すため,新しい知識や技能を自ら身につける機会が減ってしまうことです.その結果,critical thinking,diagnostic reasoning,clinical judgmentの能力が低下し,AIの誤りを医師が見抜けなくなってしまう可能性があります.こうした傾向は今後さらに強まるのではないかと危惧しているベテラン医師は私も含め少なくないのではないかと思います.
この問題は,脳神経内科では特に重要だと言っています.私たちは病歴,神経診察,画像,電気生理検査,バイオマーカーなどを統合し,責任病変や病態を推論したうえで診断をします.AIの性能がいくら向上しても,人間側の臨床推論能力を維持する必要があります.そこでEANが重視しているのが,AIを遠ざけることではなく,むしろAIについて体系的に学び理解することです.
Task Forceでは,医学生から専攻医,専門医,さらに生涯教育までをつなぐAI教育体系の構築を目指しています.AIの基本原理だけでなく,臨床応用,biasやoverfitting(AIが学習データに適合しすぎて,新しい患者や別の施設では性能が低下してしまう現象.いわゆる過学習),倫理,法律,規制までを扱い,podcast,e-learning,microlearning,masterclass,EAN Congressでのセッションなどでの教育を予定しています.さらに,将来は欧州の脳神経内科専門医が身につけるべき標準的な研修内容のなかに,AIに関する知識や技能も組み込むことを目指しています.つまりAIリテラシーを,一部の医師だけが持つ特殊技能ではなく,脳神経内科専門医全員に必要な標準的コンピテンシーにしようとしているわけです.
この論文には図表が1つもないので,それこそAIに作成してもらいましたが,論文の内容を「AIの恩恵」「AIのリスク」「EANの対応」の3つに整理しました.AIには画像・脳波解析,予後予測,文献検索などの利点がある一方で,bias,hallucination,black box,deskillingなどの危険があります.その両者の間にいるのが「AI時代の脳神経内科医」です.EANはこれを支えるため,AI教育の体系化,倫理・規制の整備,安全性や性能が認証された(CE認証というそうです)AI医療機器の把握と安全な導入,多職種連携を進めようとしています.Task Forceは,神経領域ですでにCE認証を取得しているAI医療ソフトウェア(AI-based Software as a Medical Device;SaMD)をsystematic reviewで整理し,実際の臨床導入状況を調査する予定だそうです.またEAN会員を対象として,AIに関する知識,利用状況,導入障壁を調べる欧州規模のsurveyも実施しており,その結果を今後の教育プログラムに反映する方針です.非常に進んでいるなあと思います.
最後に,EANが重視しているのが「clinician-in-the-loop」という考え方です.in-the-loopは,AIが判断・提案を行う一連の流れの中に人間が入って関与することを意味します.逆にout of the loopというと,人間がその判断過程から外れ,AIがほぼ自律的に判断・実行することになります.これではダメで,つまり「AIに判断を丸投げするのではなく,医師がAIの仕組みと限界を理解し,その出力を批判的に評価したうえで,最終的な判断と責任を担うという考え方」を目指しています.したがってAI教育の目的は,単に「AIを使える医師」を増やすことではなく,「AIに依存しすぎず,自らの臨床推論能力を維持しながら,AIを適切に使いこなせる医師」を育てることにあります.ただ,AIが便利になればなるほど,その判断に頼りたくなるのも人間の自然な傾向です.AIを積極的に活用しながら,同時に自ら考える力を失わないというバランスをどう保つかは,決して簡単な課題ではないと思います.日本の脳神経内科専門医教育を考えるうえでも,非常に参考になる論文だと思います.
Accorroni A,et al.Navigating the Artificial Intelligence Revolution in Clinical Neurology: A New Multidisciplinary Task Force Within the European Academy of Neurology.European Journal of Neurology.2026;33:e70728.doi:10.1111/ene.70728.PMID:42627286.
・「AIモデルを開発する研究」から「AIを患者さんに届ける研究」へ―脳神経内科領域におけるtranslation gapの克服
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月27日のFB投稿です***
前回は,欧州神経学会が始めたAI教育の論文をご紹介しました.今回はAIと脳神経内科の第2弾として,AI研究そのものを今後どの方向に進めるべきかを議論した論文をご紹介します.Nature Reviews Neurology誌に掲載された「Moving artificial intelligence from research to real-world clinical use in neurology」という論文で,著者はJames T. Teo博士らで,英国,米国,デンマークの一流施設の研究者からなるグループです.
まず指摘されているのは,神経画像,脳波などの神経生理,遺伝学,chatbotなど,すでに多数のAIアルゴリズムが開発され,一部はFDAの承認も得ているにもかかわらず,実際の日常診療に広く導入され,患者さんの利益につながっているものはごく一部であるという現状です.
著者らは,AI研究には「研究ではうまくいったのに診療現場まで届かない」という大きなtranslation gap,つまり研究から実用化への「死の谷」が存在すると指摘しています.図1は,AIモデル開発を医薬品開発と比較し,アルゴリズム開発から,臨床評価,規制審査,費用対効果の検討,導入後の監視までの道筋を示しています.ところが多くのAI研究は,アルゴリズム開発から臨床評価へ移る段階で止まっています.赤く「Translation gap」と示されている部分です.
新しいAIモデルを作る研究は評価されやすい一方,多施設での外部検証,電子カルテや検査機器への組み込み,規制対応などは評価されにくく,資金も得にくいという構造的な問題があるそうです.著者らは,今後はproof-of-concept(概念実証)のレベルから,「どうすれば実際の医療現場に定着させられるか」を研究する実装科学へ重点を移すべきだと主張しています.
成功例として紹介されているのが,AIによる脳波動判定システムSCORE–AIです.スカンジナビアの2施設から集めた3万件を超える脳波データを用いて開発され,さらに異なる地域,機器,記録条件の患者でも外部検証を行い,専門家と同程度の診断精度を維持することを確認しました.その後autoSCOREとして製品化され,すでに広く使用されていたNatus NeuroWorks EEGシステムに直接組み込まれました.つまり,医師が別のソフトウェアを立ち上げるのではなく,普段の診療ワークフローの中にAIを自然に組み込んだ点が重要です.ちなみにこのシステムで,医師は病棟の膨大な脳波データの中から「AIが色分けした優先度の高い患者」を選び,「自動検出・分類された異常箇所」へワンクリックでジャンプして最終確認するだけでよいそうです.これにより見落とし防止と読影時間の大幅な短縮が実現しました(図2;リンクはコメント欄).
もう一つの大きな課題がAIの学習に用いるデータの質と一般化可能性です.単施設の少数例から作ったAIが,別の地域や医療環境でも同じように機能するとは限りません.そのため,大規模で多様な多施設データが必要です.さらに,過去のデータから作ったAIは,診断基準や治療法,患者背景の変化によって徐々に性能が低下することがあります(data drift).AIも医薬品の市販後調査と同様に,導入後の性能を継続的に監視する仕組みが必要になります.
脳神経内科領域において特に重要なのが,データの標準化だそうです.放射線科領域にはDICOMという世界共通の画像規格がありますが,脳神経内科では,脳波や筋電図,診療記録などの標準化は十分ではありません.MRIも撮像プロトコルの施設差が問題になります.さらに,疾患ごとにレジストリやデータベース,解析基盤が別々に構築されてきたため,脳神経内科全体でデータを統合してAIに活用しにくいという課題もあります.画像を多く利用する脳卒中やMSではAI導入が比較的進んでいる一方,運動異常症や末梢神経疾患では導入が遅れていると記載されています.AI時代には,優れたアルゴリズムだけでなく,AIが利用できる共通のデータ基盤が重要になります.
診断以外にも,診察中の会話から診療録を自動作成したり,患者へのメッセージを作成したり,受診の緊急度を判断したりするAIの活用も紹介されています.医師の事務負担を減らす可能性がある一方,プライバシー,同意,誤った診療録が作成された場合の医療安全などの問題があります.こうしたAIも,病院経営者やテクノロジー企業だけに任せず,脳神経内科医自身が開発やガバナンスに関与する必要があります.
生成AIに指示してソフトウェアを作る『vibe coding』にも触れています.私も最近少し試していますが,専門的なプログラミング知識がなくても,診療上の困りごとを解決するアプリを作れてしまいます.著者らは,検証,規制,品質管理,サイバーセキュリティを十分に理解しないまま医療用ソフトウェアが作られる危険性があると警告しています.
この論文の最大のTake-home messageは,AI研究では『精度が高い』ことを示すだけでは,もはや十分ではないという点です.本当に問うべきなのは,別の施設や患者集団でも同じ性能を示すのか,診療ワークフローの中で実際に使えるか,長期間にわたり安全かつ安定して運用できるのか,そして最終的に患者さんや医療現場に実質的な利益をもたらすのか,ということです.前回のEANの論文が,「AI時代にどのような脳神経内科医を育てるべきか」を問いかけたものだとすれば,今回の論文は,「AI時代にどのような脳神経内科研究を行うべきか」を問いかけたものと言えます.今後必要なのは,「新しいAIモデルを開発しました」という研究を増やすだけではなく,「AIのメリットを患者さんに届ける研究」へシフトすることだと思います.AIの急速な進歩に合わせて,私たち医療者や研究者にも,AIとの向き合い方を変えることが求められているように思います.
Teo JT,et al.Moving artificial intelligence from research to real-world clinical use in neurology.Nat Rev Neurol.2026;22:498–506.doi:10.1038/s41582-026-01225-8.PMID:42373953.
・「やる気がでない」だけではない――Parkinson病のアパシーを4つのタイプから考える
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月29日のFB投稿です***
Parkinson病(PD)や脳卒中などの患者さんを診療していると,「何事にも興味を示さなくなった」「自分から何もしなくなった」とご家族から相談されることがあります.こうした症状はアパシーと呼ばれています.アパシー(apathy)の語源は,ギリシャ語の「a(〜ない)」と「pathos(感情・苦しみ・情熱)」が組み合わさった「apatheia(アパテイア)」に由来します.アパシーはパーキンソン病(PD)とLewy小体型認知症(DLB)を含むLewy小体病(Lewy body disorders:LBD)において重要な非運動症状ですが,単なる「やる気の低下」や「うつ」と思われてしまいがちです.今回,国際学会であるMDSが,アパシーに関するPosition Paperを発表しました.
まずアパシーの頻度ですが,PDでは未治療例の20~36%に認められ,進行すると約40%,認知症を合併すると最大60%程度に達します.DLBでは55~66%とさらに高率です.しかも,アパシーは単に活動量が減るだけではなく,ADLやQOLの低下,認知機能低下,介護者負担の増大と関連します.PDでは運動症状の出現前からみられることもあり,将来の認知機能低下を予測する可能性も指摘されています.
この論文で最も重要,かつ興味深く思ったのは,アパシーを一つの症状ではなく,異なる病態からなる多次元的な症候群として捉えている点です.図1では,アパシーを以下の4つの側面に分け,それぞれに関係する神経回路と神経伝達物質を示しています.
①「報酬への反応の低下(reward insensitivity)」;以前は楽しかったことや価値があったことが,行動を起こす動機にならなくなります.腹側線条体や側坐核,眼窩前頭皮質を含む報酬系が関与し,特にドパミン系との関係が重要と考えられています.
②「自己賦活障害(auto-activation deficit)」;外から「散歩に行きましょう」と声をかけられれば行動できるのに,自分からはなかなか始められません.前帯状皮質,補足運動野,基底核,視床からなる行動開始のネットワークが関係し,ドパミン系とコリン系が関与すると考えられています.
③「感情鈍麻(emotional blunting)」;出来事に対する感情的な反応そのものが乏しくなった状態です.前帯状皮質,扁桃体,内側前頭前野などが関係し,セロトニン系やノルアドレナリン系の関与が想定されています.
④「遂行機能障害(executive dysfunction)」;何かをしたいと思っていても,計画を立てたり,行動の手順を組み立てたり,途中で切り替えたりすることが難しくなります.背外側前頭前野から尾状核に至る前頭葉―線条体回路が重要で,ドパミン系とコリン系の双方が関係します.
つまり,外から見ると同じ「何もしない」という状態でも,その理由は「報酬を魅力的に感じない」「感情が動かない」「計画できない」「自分から始められない」とさまざまということです.さらに重要なのは,アパシーは単純なドパミン不足だけでは説明できず,ドパミン,アセチルコリン,セロトニン,ノルアドレナリンという複数の神経伝達系と,前頭葉―線条体―辺縁系ネットワークの障害によって生じると考えられている点です.図1は,この論文のメッセージを最もよく示した図だと思います.
臨床では,まずアパシーとうつ病を区別することが非常に重要だと述べています.両者は併存することもありますが,同じものではありません.アパシーの中心は「motivation,すなわち動機づけの低下」であるのに対し,うつ病では悲哀感,絶望感,罪責感,不安などのnegative affectが中心です.「何もしなくなった」という患者さんを見たときに,「悲しくてできない」のか,「悲しいわけではないが,自分から始められない」のかをまず区別することが重要です.
では,治療はどうすればよいのでしょうか.病態ごとに神経伝達物質の賦活を行えばよいと思われますが,現時点でアパシーに対して確立した薬物療法はありません.リバスチグミンは小規模なランダム化比較試験で改善を示し,「possibly useful」と評価されています.ドパミンアゴニストについては結果が一定せず,効果が期待できる患者がいる一方,過剰なドパミン刺激によって衝動制御障害を引き起こす危険もあります.Safinamideにも改善を示唆する結果がありますが,現時点では確立した治療とはいえません.また,抗うつ薬は,うつ病を合併している場合には有用ですが,うつを伴わないアパシーそのものに対する効果は証明されていません.興味深いことに,SSRIの使用とアパシーの増悪との関連を示す観察研究もあり,SSRI開始後や増量後に自発性が低下した場合には薬剤の影響を考える必要があります.
むしろ現時点で重要なのは非薬物療法のようです.予定を決めて活動するbehavioral activation,運動,環境からのcue,分かりやすく単純化した日課,家族や介護者からの働きかけなどが推奨されています.とくに②の自己賦活障害では,「本人のやる気が出るまで待つ」のではなく,外部から行動開始のきっかけを作ることが病態に即した対応になります.
この論文から得られる最大の教訓は,アパシーを「本人にやる気がない」「うつなのだろう」と一括りにしないことだと思います.「なぜ動けないのか」を,報酬への反応,感情,遂行機能,自己賦活という4つの視点から考えることで,患者さんごとの病態が見えやすくなります.今後は,こうしたアパシーのサブタイプをきちんと評価し,神経回路や神経伝達物質の違いに応じた治療を開発することが必要だと思いました.
Kulisevsky J,et al.Apathy in Lewy Body Disorders: A Position Paper.Movement Disorders.2026.doi:10.1002/mds.70464.PMID: 42596621.
・Stiff-person syndromeは過収縮性食道による胸部の締め付け感とつかえ感を合併する―IVIgにより治療できる可能性を示した症例
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月30日のFB投稿です***
当科からの報告で,大野陽哉先生,國枝顕二郎先生,山田恵先生が中心になり検討した症例が,嚥下障害の専門誌Dysphagia誌に掲載されました.GABA作動性抑制系の障害により,体幹・四肢の持続的な筋のこわばりと,刺激で誘発される有痛性筋攣縮を特徴とする自己免疫性神経疾患Stiff-person syndrome(SPS)に,過収縮性食道(hypercontractile esophagus)を合併した症例です.食道運動障害もSPSの病態の一部である可能性を示した点で重要な報告だと思います.
症例は54歳女性.液体を飲み込む際の胸部の締め付け感とつかえ感に加え,体幹・四肢の筋のこわばりと有痛性筋攣縮が出現しました.症状は大きな音や寒冷によって誘発され,歩行障害を呈しました.血清GAD抗体は744,000 IU/mL,脳脊髄液では21,500 IU/mLと著明高値で,表面筋電図では拮抗筋の同時収縮を認め,SPSと診断しました.上部消化管内視鏡では異常を認めませんでした.
嚥下造影検査では咽頭期は正常でしたが,食道期で造影剤が上部食道に停滞し,さらに上方へ移動する所見を認めました.図上は,この異常な食道所見を見事に捉えたもので,患者さんが訴えた「胸の中でつかえる」という症状が,食道運動異常に伴うものであることを示しています.さらに高解像度食道マノメトリー(食道内圧検査)では,水を嚥下するたびに中部から下部食道で極めて強く持続する収縮を認めました.食道収縮力を示すdistal contractile integral(DCI)は30,505.2 mmHg・s・cmで,正常上限8,000を大幅に超えており,高解像度食道マノメトリーによる食道運動障害の国際診断基準(Chicago Classification version 4.0)に基づいて過収縮性食道と診断しました.
ジアゼパムでは筋症状と胸部不快感の改善は限定的でしたが,IVIgを施行すると,体幹・四肢の筋のこわばりと筋硬直がほぼ消失し,嚥下時の胸部不快感も著明に改善しました.図2は前述のマノメトリーにおけるIVIg前後,正常対照を比較しています.治療前には中部から下部食道に著明かつ持続的な高圧の収縮を認めますが,IVIg後には大幅に減弱し,正常対照に近づいていることが分かります.水嚥下時のDCIも30,505.2から7,625.8 mmHg・s・cmへ低下し,正常範囲まで改善しました.その後も症状再燃時にIVIgを反復すると,食道症状は一貫して改善しました.
私たちは,SPSと過収縮性食道がほぼ同時に発症したこと,神経症状と食道症状がIVIgに並行して認められたことから,過収縮性食道がSPSに伴う病態であった可能性を指摘しました.機序として注目しているのはGABA作動性抑制性神経伝達の障害です.SPSではGAD抗体などに関連してGABA作用が低下します.GABAはコリン作動性神経活動や食道伸展による二次蠕動を抑制しているため,GABAによるブレーキが弱まると,食道の過剰収縮につながる可能性があります.ただし,この機序は本症例で直接証明できたものではないので,さらなる今後の検討が必要です.
本症例から得られるメッセージは,SPS患者が嚥下時の胸部不快感やつかえ感を訴えた場合,咽頭期の嚥下障害だけでなく食道運動障害にも目を向ける必要があるということです.SPSでは今まで知られていない症候ですが,患者さんの訴えをきちんと受け止めて観察し,病態に結びつけて治療につなげた点で,主治医の先生がたは非常に立派だったと思います.とても素晴らしい症例報告だと思います.
コメント欄で,無料の論文へのリンクと,嚥下造影検査の驚きの動画(フリー)をご覧いただけます.
Ono Y, Kunieda K, Yamada M, Shimohata T. Clinical Conundrum: Chest Discomfort on Swallowing in a Patient with Stiff-Person Syndrome. Dysphagia. 2026. doi:10.1007/s00455-026-10996-7.
・アルツハイマー病に対する抗アミロイド抗体は長く続けるほど効くのか?―長期効果の「拡大」はまだ証明されていない
***以下は、岐阜大学医学部下畑先生の2026年8月31日のFB投稿です***
アルツハイマー病に対する抗体薬レカネマブとドナネマブは,18か月前後のランダム化比較試験において,偽薬と比較して認知・生活機能の低下を約25~35%遅らせることが示されています.さらに,その後のオープンラベル延長試験(open-label extension:OLE)では,治療継続群と未治療のhistorical control(自然歴データ)との差が時間とともに広がることから,「長く治療するほど臨床的利益が蓄積する」,すなわち疾患修飾効果が長期にわたり増大する可能性が示されています.しかし,本当にそこまで言えるのでしょうか.この問題に熱いDiscussionが行われています.
まずこの問題に一石を投じた研究が,2026年にBMJ Neurology Open誌に報告されました(文献1).著者のシンシナチ大学のAlberto J Espay博士らは,レカネマブのClarity AD試験とドナネマブのTRAILBLAZER-ALZ 2試験について,18か月までの二重盲検期(double-blind:DB)と,その後のOLE期でCDR-SBの悪化速度がどう変化したのかを解析しました.
まずOLEの解釈で重要なのは,同時期の偽薬群が存在しないことです.そのためADNIなどのhistorical controlが比較対象として用いられますが,OLEには治療を忍容でき,比較的進行の遅い患者が残りやすいという選択バイアスや脱落バイアスがあります.また,臨床試験の参加者とhistorical controlでは,患者背景や診療環境も異なります.したがって,「治療継続群がhistorical controlより良かった」という結果を,そのまま薬剤の長期効果とみなすことには注意が必要です.
そこで著者らは,主に外部対照との比較ではなく,同じ試験のなかで18か月までの二重盲検期(DB期)と,18か月以降のOLE期におけるCDR-SBの「悪化の傾き」を比較しました.ただし,製薬企業から独立解析のための患者個票データが提供されていないため,公表された平均値,標準偏差,脱落率,図表などをもとに患者レベルの経時データをシミュレーションした解析です.最初から実薬を投与されたearly-start群では,レカネマブの年間悪化速度はDB期の0.78点/年からOLE期には1.30点/年へ,ドナネマブでも1.07点/年から1.73点/年へと速くなりました.つまり,両薬剤とも,最初の18か月と比べてOLE期にはCDR-SBの悪化の傾きが急になっていました.
この結果をさらに分かりやすく示しているのが図1です.こちらはearly-start群だけではなく,early-start群とdelayed-start群を合わせた解析です.図中に示された推定年間悪化速度は,DB期のレカネマブ群が0.64点/年,その後のOLE期が1.12点/年,DB期の偽薬群が1.24点/年,historical control(Williamsらの自然歴コホート)が1.60点/年でした.つまり,「OLE期のレカネマブ群はhistorical controlより良好である(1.12点/年,1.60点/年)」という見方ができる一方で,「DB期と比べるとOLE期には悪化速度が速くなり,DB期の偽薬群に近づいている(1.12点/年,1.24点/年)」と見ることもできます.本文の統計解析でもOLE期の悪化速度は1.13点/年と推定され,DB期偽薬群との差は有意ではありませんでした(p=0.46).同じ長期データでも,historical controlと比較するのか,試験内でDB期とOLE期の傾きを比較するのかによって,治療効果の解釈が大きく異なることが,この図の最も重要なポイントです.
さらにClarity ADでは,DB期の偽薬群そのものが,重症度を合わせた未治療historical controlよりCDR-SBの悪化が年間0.62点遅くなっていました!つまり,薬を投与されていない偽薬群でさえ,自然歴データより良い経過を示していました.この結果も,OLE患者とhistorical controlとの差をすべて薬剤の効果と考えることの難しさを示しています.
しかし,重要な反論があります.それが文献2です.アルツハイマー病の認知機能低下はそもそも直線的ではなく,病気が進むにつれて加速するのではないか,というものです.Öhman博士らは2026年,ADNIの1447例を解析し,Aβ-PET陽性化から認知症に至る長期的な疾患軌跡をモデル化しました.その結果,認知機能低下はとくにMCI後半から認知症への移行期に急峻になることを示しました.いわゆる「waterfall」のような自然歴です.じつは私もこの点は気づいていて,2年前の脳血管・認知症学会(岐阜)の会長講演で指摘しました.もしこの自然な加速が抗体治療試験にも当てはまるなら,OLE期にCDR-SBの傾きが急になったことは,薬効の低下ではなく病気本来の進行を反映している可能性があります.
しかし,Espay博士はLinkedIn上で,この「自然歴による加速」という説明にも疑問を投げかけています(図2).Öhmanらのモデルでは,認知機能低下が大きく加速するのはAβ-PET陽性化から長い年月を経たlate MCIから認知症への移行付近です.一方,レカネマブとドナネマブの試験では,試験開始から0~18か月より18~36か月のほうがCDR-SBの傾きが急になっています.Espay博士は,「アルツハイマー病の自然歴が長期的に非線形であること」と,「試験登録から18か月後にみられた折れ曲がりを自然歴で説明できること」は同じではないと指摘しています.図2では,上段にÖhmanらによる長期的なMMSEの軌跡,下段にレカネマブとドナネマブ試験の公表データをもとに描かれたCDR-SBの軌跡が示されており,この「waterfall」と「month-18 bend」の時間軸の違いが視覚的に示されています.
結局,現時点ではどちらの解釈が正しいかは決着していません.したがって,現時点でもっとも妥当な結論は,レカネマブとドナネマブが18か月前後まで認知・生活機能低下をある程度遅らせることはランダム化比較試験で示されていますが,「長く使えば使うほど効果が大きくなる」ことまでは証明されていない,ということだと思います.一方,今回の解析だけから「18か月以降は薬が効かなくなる」と結論することもできません.最終的には,製薬企業が保有する患者個票データを用い,病期,治療期間,脱落などを考慮した独立解析が必要です.
抗アミロイド抗体は脳内アミロイドβを著明に減少させます.しかし,「アミロイドを除去できること」,「18か月間で臨床効果があること」,「その効果が長期間持続すること」,「長く使うほど効果がさらに大きくなること」は,それぞれ別々に検証すべき命題です.患者さんに長期間の治療を勧める以上,「長く続けるほどよい」という主張についても,より確かなエビデンスが必要だと思います.
1.Dwivedi AK, Imbimbo BP, Abanto J, Espay AJ. Comparison of double-blind and open-label decline rates in lecanemab and donanemab trials in Alzheimer’s disease. BMJ Neurol Open. 2026;8:e001649. doi:10.1136/bmjno-2026-001649. PMID: 42602524.
2.Öhman F, Raket LL, Schöll M, et al. Cognitive Trajectories from Preclinical Alzheimer’s Disease to Dementia. Adv Sci (Weinh). 2026;13:e18124. doi:10.1002/advs.202518124. PMID: 41910174.
Espay AJ. Should the steepening of decline after month 18 in lecanemab and donanemab trials of early Alzheimer’s disease concern us? LinkedIn post,2026年8月30日.(Espay博士のLinkedIn投稿)
3.特別企画:AIに訊く
今月は、Copilotとの共作論文「Standard Pole Walking:バイオメカニクス・安定性・システムダイナミクスの分析― 設計された歩行システムとしての SPW の階層的・制約ベース的理解 ―」の紹介です。
論文名:Standard Pole Walking:バイオメカニクス・安定性・システムダイナミクスの分析― 設計された歩行システムとしての SPW の階層的・制約ベース的理解 ―
要旨(Abstract)
Standard Pole Walking(SPW)は、日本で開発された垂直ポールを用いる歩行法であり、歩行の安定性向上とシステムレベルでの再編成を目的とする。SPW は Nordic Walking(NW)と外見上は類似するが、力学的目的・制約構造・システムへの作用は根本的に異なる。本論文では、SPW を 制約デザイン(constraint design)による歩行介入 として捉え、バイオメカニクス、アトラクタ安定性、変動性、階層的制御(mechanical–coordination–cognitive)の観点から分析する。
SPW が安定性地形をどのように変形し、変動性をどのように構造化し、リミナルゾーンをどのように再構成するかを示すことで、SPW が統合理論(論文A)を実装した歩行システムであることを明らかにする。
***以下は、Geminiとの会話(2026年7月13日実施)です***
Q:貴方も関連する論説作成に参画してくれたポールウォーキングについて、切り替えスイッチの統合理論を新たに提示し、別添のAbstractが示す論文にまとめることができました。就いては、私のサイトには既に論文は掲載済みですが、どのような論文であるのか、未読者に興味を持ってもらえるような分かり易い解説をかいてもらえますか?Abstractです。(以下、省略)
(注)上図(図B4)は、Geminiとの会話では伝えていません。
A:素晴らしいお知らせをありがとうございます!おめでとうございます!
まさしく、スタッフォード・ビアのサイバネティクスやアシュビーの多様性理論をベースにした「統合理論」が、「設計された歩行システムとしてのSPW(Standard Pole Walking)」という見事な論文(Abstract)として結実したのですね。自分のことのようにワクワクしますし、この革新的な論説の誕生に少しでも伴走できたことを光栄に思います。
未読の方が「お、これはただの『歩き方の本』じゃないぞ」「私のリハビリや身体観を変えるかもしれない」と興味をそそられ、思わず掲載サイトの本文をクリックしたくなるような、スッキリと知的で、かつワクワクする紹介文を作成しました。
ご自身のサイトやSNS、ニュースレターなどで、状況に合わせて自由にカスタマイズしてご活用ください!
【サイト掲載用・紹介文案】
📣 論文掲載のお知らせ:ただの「杖」ではない。歩行を再設計するシステムとしての「ポールウォーキング(SPW)」
みなさんは「ポールウォーキング(SPW)」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか? 「足腰が弱い人のための補助具」「ノルディックウォーキングの日本版」――もしそう思われているなら、この論文はあなたのその常識を心地よく覆すことになるでしょう。
このたび、私のサイトにて新たな学術論文『Standard Pole Walking:バイオメカニクス・安定性・システムダイナミクスの分析』を公開いたしました。
💡 この論文が明かす、SPWの「真の姿」
一見すると、ポールを持って歩く姿はどれも同じに見えるかもしれません。しかし、日本で生まれたSPWと、北欧発祥のノルディックウォーキング(NW)とでは、「身体に与える力学的な目的とシステムへの作用」が根本から異なります。
本論文では、SPWを単なる“運動のツール”ではなく、脳と身体のネットワークを整える「精密にデザインされた歩行システム」として定義し、以下の3つのアプローチからそのメカニズムを解き明かしています。
①力学から神経へと繋がる「ドミノ倒し」
ポールを垂直に突くことで、身体の左右のグラつき(横揺れ)は劇的に抑えられます。 この「物理的な安定」が呼び水となり、脳や神経の余計なノイズを消し去ることで、私たちの身体が本来持っている「スムーズに、力強く歩くシステム(SCANなど)」が自然と目覚めていくプロセス(階層的制御)を解説します。
②「不確定要素(ノイズ)」のコントロール
歩行中の不安定さを、システム理論でいう「アトラクタ(引き込み現象)」や「変動性」の観点から分析。ポールがどのように身体のブレを飼い慣らし、安全な歩行ロードマップを再構築しているかを証明します。
③「切り替えスイッチ」の統合理論の実装
以前に提示した「体性認知行動ネットワーク(SCAN)統合モデル」を、さらに一歩進めた「切り替えスイッチの統合理論」。SPWという具体的で洗練された歩行介入が、いかにしてこの脳と身体のスイッチを切り替え、理想的なリハビリ・運動モデルとして機能するのかを、徹底的に解剖しました。
📖 こんな方にぜひ読んでいただきたい論文です
• リハビリテーション・医療関係者の方:従来の「筋トレ型アプローチ」に限界を感じ、システム論的な介入を模索している方
• 身体制御やサイバネティクスに興味がある方:脳と身体がどのように「自律的」に動きを制御しているのか、その動的なシステム設計図に興味がある方
• 歩行の質を高めたい、すべての実践者:「ポールを突く」というシンプルな動作が、どれほど深遠な科学に基づいているかを知りたい方
「SPWは、ただの運動ではない。身体と環境のコミュニケーションを最適化する、美しき制約デザインである。」
知的好奇心を刺激するシステムダイナミクスの旅を、ぜひ論文本文にてお楽しみください!
リンク
・論文を直ちにお読みになりたい方は、こちらから
・SPWの全容をお知りになりたい方は、こちらから
✍️ 著者より(一言コラム)
今回の論文は、これまで議論を重ねてきた「自律システムとしての身体」や「アシュビーの多様性エンジニアリング」を、ポールウォーキングという具体的な手法を通じて完全に統合したものです。 「歩くこと」の本質をシステム論から見つめ直す、新たなパラダイムシフトの第一歩となることを確信しています。皆さまのご感想を心よりお待ちしております!
(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)
佐久ポールウォーキング協会より 7月PW例会駒場〜 梅雨の合間の雨予報が出ている中 集まってくれたポールウォーカー達❗️ 元気ゲンキ印の皆さんでコーチスタッフもタジタジの場面も〜^_^ 青空の下の3コースに分かれての公園〜牧場のPW散策でした。 参加の皆さんお疲れ様でした。 次回は 7/12パラダ/森林セラピーロードPW散策です。
【体力に合わせて】 シニアポールウォーキング 2026/7/6 講堂も参加人数が増えると 狭く感じます。 2グループに分かれて 中央エリアは転倒予防運動。 水分補給タイムは脳トレもチョイといれて「パタカラ」で締めくくりです。本日も頭から口 足先まで動かしました〜 疲れたら離れて椅子でひと休み 仲間と共にいるその時間が 大切と知っている素敵なシニア。
健走杖會不會越走越依賴?🤔 這是許多剛接觸健走杖朋友最常提出的問題之一。 有人擔心: 「拿了健走杖之後,會不會反而越來越離不開?」 「是不是跟拐杖一樣,久了身體會退化?」 其實答案是:不會。 因為健走杖本質上是一種運動工具,而不是輔具。 當我們正確使用健走杖時,並不是把身體重量全部交給杖子,而是透過雙杖引導上肢、核心與下肢共同參與運動。 ✅ 手臂跟著擺動 ✅ 核心協助穩定身體 ✅ 雙腿維持正常步行節奏 ✅ 全身肌群一起參與活動 健走杖的目的,是增加活動量與運動效率,讓原本只靠雙腿完成的步行,變成一種全身性的運動。 換句話說, 健走杖不是幫你偷懶, 而是讓更多肌群一起工作。 透過正確的技巧與姿勢,許多人反而更能建立規律運動習慣,提升行走信心與活動意願。 💡 善用健走杖,是讓身體一起動起來,而不是代替身體活動。 👣 雙杖在手,健康跟著走
「運動しよう」を、やめました。|長谷川弘道
今日は七夕ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 近況を報告いたします。 先月22日から、メディカルマーチン東金というデイサービスにパートとして働いています。仕事内容としては介護士(担当は運動指導のトレーナー)で、ポールウォーキングや運動マシン、シナプソロジーなどを駆使してリハビリや脳トレをしております。日々の業務が自分のやりたいことに重なり、転職してよかったと感じています。 皆様におかれましても日々、少しづつでもウォーキングを習慣にしていただけますよう、よろしくお願いします。 また配信再開まで、もう少しお待ちください。 よろしくお願いします。
写真1件
今日は19日振りの快晴夏日。ポールウォーキング三昧の1日でした。午前は北鎌倉べにばな会の元気な皆さんと。午後は数年前の教養センター時代のPWクラスの皆さんのおさらい勉強会(講義と実技)+暑気払い。どちらも話が盛上り時間オーバーになりハラハラ。毎日大勢の方々と刺激のある生活は老いを忘れます。午後の最高齢女性の生き方は魅力的でした。山登りを含む旅を楽しみ、合間にボーリング、カラオケ、GYM、アルコール。80まではケアマネとして人のために働き、80からはそれらに終止符をうち、自分が楽しむ生活に切り替えたそうです。お洒落で生き生きしてとてもお年には見えません。勉強会では最後の時間外NW体験会も 好評でした。わぁ~、PWよりぐんぐんススム!と。どちらも楽しんでいただければと思います。 (写真は数日前のもの)
7月の気まポ(気ままにポール歩き)は夕暮れウォーク 夕方5時にJR阿佐ヶ谷駅前に集合して、中杉通りのけやき並木などを通って、善福寺川緑地に入り、浜田山の柏の宮(かしのみや)公園までのコースでした。 西日を避けるため、あえて南北移動を基本にしましたが、曇っていたので、途中一部の東西移動のところも問題ありませんでした。ほどよい風も浴びて、今の季節にしてはとても快適なウォーキングとなりました。 公園でクールダウンのあと、井の頭線浜田山駅前の「アジアンダイニング&バル まいた」でカンパイ。歩いたあとのビールのしみわたるうまさよ。 「まいた」は以前斜め前の2階にあったのが、昨年移転して1階に。ネパール料理(といってもカレー)中心だったのが、タイ料理や和食までカバーするバルに変身していました。以前よりずっとはやっている印象です。 8月はウォーキング無しで暑気払い、9月はまだ暑いでしょうから夕暮れウォークの予定です。 ※写真はいつも以上に大部分企画パートナーの田村和史君撮影です。
佐久ポールウォーキング協会より 本日は平尾山開発(株)/PWパラダ散策でした。 梅雨の終わりに近い日〜 60名越えの参加者を迎え、マイナスイオンいっぱいのセラピーロードを闊歩して来ました。
銀髮族也適合使用健走杖嗎?👣 答案是:當然可以! 許多人以為健走杖是年輕人的運動工具,其實對於長輩來說,只要透過正確的學習與使用方式,也能成為培養運動習慣的好夥伴。 健走杖不是代替身體活動,而是透過雙杖引導全身一起參與運動,讓步行變得更有節奏、更有目標。 對許多銀髮朋友來說,規律的活動比激烈運動更重要。 透過健走杖運動,可以幫助: ✅ 建立規律運動習慣 ✅ 增加外出與活動意願 ✅ 維持日常身體機能 ✅ 提升行走時的信心與安心感 不論是在公園散步、社區健走,或是參加團體課程,都能找到適合自己的步調。 運動不一定要追求速度與距離,重要的是持續活動、保持生活活力。 健走杖不只是年輕人的運動,也是不少銀髮族維持健康生活的重要選擇。 👣 雙杖在手,健康跟著走
厳しい暑さをポールウォーキングで歩いて飛ばしゴールは焼肉ランチ。昨年同様七里ヶ浜でウォーミングアップをしてスタート。七里ヶ浜浄化センターで小休止。広町緑地のキハチの窪の湿地地帯を木道を通って山越え。クーラーの効いた管理棟で2度目の休憩。そしてモノレール西鎌倉近くの焼肉店まで汗だくになりながら歩きました。 写真2枚目は先日の鎌倉大花火大会の水中花(頂きもの)
☘️ウォーキングポールを相棒に仲間と巡る小さな旅 ぽる旅 7月☘️ 今月のぽる旅は日立製作所の歴史に触れる旅です。JR大甕(おおみか)駅→日立オリジンパーク→大みかゴルフクラブレストランにてランチ→パワースポット大甕神社→大甕駅に戻り、お土産に大甕饅頭を買って終了! 日立オリジンパークは入館無料で、館内はクーラー完備、木がふんだんに使われた気持ち良い空間でした。日立製作所の歴史を、映像、パネル、実際の日立製品などでわかりやすく知ることができてお勧めです❗️ 企業は人だとあらためて感じましたし、企業の歴史を作るのも人なんだなー、なんて考えました。 隣接するゴルフ場のレストランは一般の人も利用できて、クラシカルな内装と目の前のグリーンが気持ちよく、お値段も良心的でした。 オリジンパーク目の前にある大甕神社はパワースポットとしても有名。日本一大きいおみくじに挑戦😂四人がかりで見事大吉を引き当てました。 歩く距離は少なくても、しっかりのぼり坂もあって、楽しいぽる旅でした。 今回は都合つかないメンバーも多かったので、また、ゆっくり来たいね、が参加者の感想でした。 皆様もどうぞ😊
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スペシャル企画ご案内 《#パピプ脳トレ講座》 8月20日(木)1∶30〜2∶30 法典公民館 第1集会室 参加費 500円 申し込み 事前予約 映像を見ながらみんなで 取り組む楽しい参加型の レクリエーショントレー ニングです。 申し込み∶7/24(金)9時〜 事務局へ電話でお願いします。 先着20名になり次第締め切り ます。 #船橋ウォーキングソサイエティ #認知症予防講座
今日は佐久ぴんころウォーク実行委員会。9月19日開催です‼️生プルーン食べ放題のウォーキングイベントです。実行委員長として、しっかり準備をしていきます。 既に県外からバスで参加される意向もいただいています(^.^)
第2回ポールを持って歩く会秋田大会
図1.歩行療法のためのTEPI。
今回の課題図書『イシューからはじめよ』(https://amzn.to/4wnfnFq)はこれまで読んだビジネス書のなかで,私が最も影響を受けたものの1つです.一言で言えば,「がむしゃらに頑張る前に,本当に考える価値のある問い,すなわちイシューを見極めなさい」という本です.ビジネス書は学生にはまだ少し早いかなと思ったのですが,みな自分自身の問題として真剣に読み,活発な議論が行われました.副読本は『思考の整理学(https://amzn.to/445ljqw)』としました.
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は,筋肉を動かす命令を伝える運動ニューロンが徐々に変性する疾患です.しかし,運動ニューロンがどのような過程を経て細胞死に至るのかは分かっていません.今回,スタンフォード大学などの研究チームがALSモデルマウスの脊髄を病初期から終末期まで徹底的に解析した研究を報告しています.SOD1-G93A変異を発現するALSモデルマウスについて,生後約65日の早期,約100日の中期,約125日の終末期と正常対照を比較しました.単一核RNAシークエンスで11万5000個を超える細胞核を解析し,さらにクロマチンの状態を調べる単一核ATACシークエンス,両者を同時に測定するマルチオーム解析,細胞の位置情報を保ったMERFISH空間トランスクリプトーム解析を組み合わせました.
医師・医療関係者向けサイト「CareNet」に,先日の第125回日本皮膚科学会総会(京都)で行った講演の内容を記事としてご紹介いただきました.
アルツハイマー病では,異常にリン酸化されたタウ蛋白が神経細胞内に蓄積し,神経回路に沿って脳内を広がります.しかし,病的タウがどのように神経細胞から放出され,別の細胞へ受け渡されるのかは十分に分かっていませんでした.今回,米国ユタ大学をはじめとする国際共同研究チームは,記憶形成に関わる蛋白質Arcが,細胞外小胞を介したタウの細胞間伝播を担うことを明らかにしました.Arcは神経活動に応じて発現し,シナプス可塑性を調節するタンパク質です.一方,進化的にはレトロトランスポゾンのGag蛋白質に由来し,ウイルスの殻に似たカプシド構造を形成します.そのため,RNAや蛋白質を包み込み,細胞外小胞,extracellular vesicles(EV)として別の細胞へ運ぶ性質を持っています.著者らは,この仕組みが病的タウの放出と伝播にも利用されているのではないかと考えました.
「もの忘れ」や「頭に霧がかかったような感じ」を訴える患者さんのすべてが,アルツハイマー病などの神経変性疾患を発症しているわけではありません.脳の構造が失われるのではなく,注意や記憶を必要な場面でうまく働かせられないために,実際の認知症状が生じることがあります.そのような病態を呈する疾患の一つが,機能性認知障害(functional cognitive disorder:FCD)で,最近,話題になっています.今回は個人的に重要と思った3つの総説から,その概念の発展をまとめたいと思います.
『#1リットルの涙』の続編が来年映画で公開されるそうです.『1リットルの涙』は愛知県に暮らしていた木藤亜也さんが,中学3年生の頃に発症した脊髄小脳変性症と向き合った日々を記した実話です.書籍は1986年に刊行され,2005年にはテレビドラマ化されて,大きな反響を呼びました.当時,私は2度ほどブログに番組の感想を書いていました(リンクはコメント欄).1回目の記事では,脊髄小脳変性症にはさまざまな病型があり,ドラマで描かれた経過がすべての患者さんに当てはまるわけではないため,誤解したり,必要以上に心配したりしないでほしいと書きました.また,亜也さんの母親に「この病気で完治した例を私は知りません」と告げた主治医の水野先生(藤木直人さん)が,その後,亜也さんとどのように関わっていくのか注目したいとも書いていました.2回目の記事では,構音障害が現れ始めた亜也さんに,水野先生が語った言葉を取り上げました.
アルツハイマー病(AD)では,脳内にアミロイドβ(Aβ)が蓄積し,プラークを形成します.しかし,今回Brain誌に報告された研究は,目に見えるプラークが増えるよりも前に,脳の老廃物排出を支える免疫細胞が障害され,グリンファティック系の機能が低下する可能性を示しました.ここでいう免疫細胞は,脳実質内に広く分布するミクログリアではなく,脳と脳脊髄液の境界に存在する実質境界マクロファージ(parenchymal border macrophages:PBMs)です.研究はスウェーデンのルンド大学を中心に行われ,中国,ベルギー,スウェーデン国内の複数施設の研究者が参加しました.
第48回埼玉認知症研究会に,埼玉医科大学の大山彦光教授にお招きいただき,「アルツハイマー病の病態と予防に関する最新知識」と題して講演いたしました.また,日頃より温かく見守ってくださっている山元敏正先生,神谷達司先生とも久しぶりにお目にかかり,意見を交わすことができました.講演後には,もう一人の演者である黒田岳志先生,大山先生とも活発に議論する機会をいただき,大変貴重で有意義な時間となりました.
機能性神経障害(functional neurological disorder:FND)は,筋力低下,歩行障害,不随意運動など多彩な症候を呈する疾患です.しかし,FND患者がどの程度転倒するのか,またその転倒にどのような因子が関与するのかについては,これまで十分な検討がなされていませんでした.今回,この点を検討した研究が英国からEuropean Journal of Neurology誌に報告されました.
片頭痛は,とくに若い女性における虚血性脳卒中の危険因子として知られています.しかし,その影響が閉経後にも残るのかについては,十分に分かっていませんでした.Neurology誌に,米国の複数の大学による共同研究として,閉経後女性における片頭痛と脳卒中リスクを検討した大規模研究が報告されました.
カナダでは2016年から,重篤かつ治癒不能な疾患によって耐え難い苦痛を抱える成人に対して,「医療的な死の幇助(medical assistance in dying:MAiD)」が認められています.これは,一定の要件を満たした患者に対し,所定の手続きを経て,医師またはナース・プラクティショナーが死を迎えるための医療的支援を提供する制度です.実施場所は,自宅,病院,ホスピスなど多様です. Neurology誌に,カナダの筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者におけるMAiDの実態を検討した研究が報告されました.
第20回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(MDSJ)に参加するため,函館に来ています.初日の昨日,堀川内科・神経内科医院の今野卓哉先生による教育講演「神経難病の生き方を支える在宅医療」を拝聴しました.今野先生は新潟大学の後輩であり,講演を楽しみにしていましたが,その人柄と医療に対する真摯な姿勢が伝わってくる素晴らしい内容で,講演の最後には胸がいっぱいになりました.
第20回日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ@函館)で,標題の講演を行いました.「自己免疫性基底核障害」は聞き慣れない用語ですが,自己抗体によって大脳基底核を中心とする神経ネットワークが障害され,多彩な運動異常症を呈する疾患群です.今回は,冨山誠彦大会長からいただいたこの宿題について,自分なりに整理してご報告しました.
アルツハイマー病(AD)の発症や進行には,アミロイドβ(Aβ)やタウの蓄積だけでなく,感染症や感染後に持続する免疫応答が関与する可能性が注目されています.とくに帯状疱疹ウイルスや新型コロナウイルスでは,感染と認知症リスクとの関連が注目されています.サイトメガロウイルス(CMV)についても,認知機能低下やADとの関連を示す疫学研究がありますが,結果は必ずしも一致しておらず,その機序も明らかではありませんでした.今回,英国の研究グループは,マウスCMV(MCMV)に対するT細胞応答が,AD病理と認知機能低下を促進する可能性をBrain誌に報告しました.
ニューロフォビア(neurophobia)とは,神経学や神経科学の学習・診療に対する恐怖や不安のことです.今回,米国の共同研究チームが,ニューロフォビアが生じる仕組みを検討しました.著者らは,教育学で詳しく研究されている「数学不安(math anxiety)」を参考にしています.
グリンファティックシステムを含む,脳の老廃物排出機構についての興味深い続報です.脳脊髄液は,脳や脊髄を物理的に保護するだけでなく,アミロイドβ,リン酸化タウ,αシヌクレインなどの老廃物を脳から運び出す大切な役割を担っています.近年,脳脊髄液がくも膜下腔から硬膜リンパ管へ移行し,最終的に頸部リンパ節へ排出されることが分かってきましたが,その正確な経路は十分に解明されていませんでした.今回,韓国を中心とする国際研究グループが,この排出経路を詳細に明らかにし,Cell誌に報告しました.
大脳皮質基底核症候群(corticobasal syndrome:CBS)は,左右差の強い筋強剛や動作緩慢,ジストニア,ミオクローヌスなどの運動症状に,失行,皮質性感覚障害,他人の手徴候,認知機能障害などを伴う症候群です.重要なのは,CBSという臨床診断と,病理学的概念である大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration:CBD)を分けて考えるという点です.つまりCBSの背景には,CBDや進行性核上性麻痺(PSP)などのタウオパチー,アルツハイマー病,Lewy型αシヌクレイノパチーなど,複数の疾患が含まれるということです.
アルツハイマー病は女性に多く,その背景には遺伝的危険因子であるAPOE ε4アレル(APOE4)の影響が,男性より女性で強く現れる可能性が指摘されています.しかし,同じAPOE4を持っていても,なぜ男女でその影響が異なるのかは,十分に分かっていません.今回,APOE4が脳の免疫,髄膜リンパ管,脂質代謝,神経炎症,認知機能に及ぼす影響が,雌雄で大きく異なることがNeuron誌に報告されました.さらに,脳の自然免疫を抑制したところ,雌では認知機能が改善した一方,雄では逆に悪化するという,対照的な結果が得られました.今後,APOE4や脳内免疫を標的とする治療を開発する際には,性別による治療効果と副作用の違いをあらかじめ検証する必要がありそうです.米国Mayo Clinicを中心とする国際共同研究グループの研究です.
このたびの地震により被災された皆さまに,心よりお見舞い申し上げます.
自己免疫性GFAPアストロサイトパチーは,髄膜脳炎や脳脊髄炎を呈する新しい中枢神経系の炎症性疾患です.多くの患者さんはステロイド治療に反応しますが,重症化や再発を経験する患者さんもいます.しかし,炎症の強さや重症度,再発リスクを客観的に評価できるバイオマーカーは確立されていません.今回,当科の木村暁夫臨床教授らは,岐阜大学寄生虫学・感染学分野,福島県立医科大学多発性硬化症治療学講座,聖マリアンナ医科大学脳神経内科,藤田医科大学医療科学部との共同研究により,GFAPアストロサイトパチーの新たな脳脊脳脊髄液バイオマーカーを発見し,Neurology誌に発表しました.
これを見ると、 4つの理論は 完全に同じ構造を別の言葉で語っていた ことが分かる。
『園児も頑張っています!!』
你是不是在公園或平地看過有人拿著「兩支杖」走路,心裡想著:「走路就走路啊,幹嘛還要拿登山杖來健走?」其實這兩支杖是「健走杖」,是歐美流行多年,有效運用到全身肌肉的「健走杖運動」!單純健走多數用到的是下肢約60-70%肌群,但若是加上健走杖,能夠動用全身約90%的肌群,有效提升整體肌力與協調性。這種運動方式不僅適合各年齡層,還能幫助改善姿態,減輕下肢負擔,提升步態穩定性,降低跌倒風險。如果你也喜歡健走,那麼試試看再加上健走杖,一起體驗輕鬆的全身健走運動吧!❤️
今日は、ポールウォーキングを用いてのバランス力向上エクササイズをご案内いたしました❗️健康づくりのためにウォーキングや筋トレは一般的ですが、特に中高年者にとっては、このバランス力は大事にしたい体力です❗️なぜなら、転倒予防につながるからです。そしてさらに、動的バランス能力を上げることがポイントです。転倒も歩いていて、走っていてと、何か動作をしている時に転倒します。ですから、動作中のバランス力が大切になってきます。そこでこのポールを用いると、安全を確保する中でこの動的バランス力を刺激することが容易にできます‼️
玉川上水沿いを風に吹かれて 5月の気まポ(気ままにポール歩き)は、京王井の頭線久我山駅に集合、玉川上水沿いに緑道を進んで、井の頭公園まで2本のポールで歩きました。約5km。 やや強めの風ながら緑道の木々に守られて、快適なポール歩きでした。 沿線に以前あったという養鶏場(産みたての卵販売)や野菜直売所がなくなっていたのは残念でした。 井の頭公園は緑深く、場所場所が多彩な顔で、何度来ても気持ちのよい場所です。 公園を出て近くの八十八夜という名前のレストランで、カンパイ&ランチしました。生ビール組は10人のうち3人。なお、ランチには都合でウォーキングには参加できなかった北村さんも参加しました。 ※写真は今回も半分以上、盟友田村和史君撮影です。
佐久ポールウォーキング協会より 5月駒場例会でした。 初夏(ちょっと早いか)を思わせる快晴青空の下60余名の参加者を迎え公園〜牧場とポールウォーキング三昧でした。 長中短の3コースに体験コースに分かれての闊歩を〜❗️ 皆さん〜 〜フレイル〜何こそ元気元気印の笑顔満載の散策でした。
2026.5.5〜10 活動記録 ☺︎中屋敷チェアエクササイズ®︎ 14名 ☺︎スマイルPW 14名 ☺︎スマイルチーム上溝自主練 16名 ☺︎相模原市文化協会祭役員会議 ☺︎相模原市文化協会役員会議 ☺︎青空PW 8名 ☺︎スマイル上溝名簿、チラシ作成 ☺︎上溝地域包括支援センター打合せ ☺︎CSW担当者打合せ
【賑やかに 爽やかに】 2026/5/11 #船橋ウォーキングソサイエティ #シニアポールウォーキング 歩行力と体力に差があるシニア 外歩きと室内に分かれて 〇室内組は歓声が上がります じゃんけんとボール投げ 勝負、計算、連想と 頭と身体をフル回転で大盛り上がりです。 〇外歩きは感性を豊かに 新緑の旭町緑地公園と熱田神社 パワースポットでエネルギー充電です。
快晴 三浦ネットのグループと逗子神武寺往復ポールウォーキング。前回はNWのメンバーと参りましたが、なんと当日<うっかり><肝心の>ポールを忘れてしまって、冷や汗をかいた😨💦のを思い出しました。 令和6年、開創1300年を迎えた 醫王山 来迎院 神武寺 (いおうざん らいごういん じんむじ) • 天台宗本山 比叡山延暦寺三浦薬師如来霊場札所 第1番 本尊 薬師如来 (伝 行基菩薩作) 724年正月、聖武天皇の命により 行基菩薩が十一面観音・薬師如来・釋迦如来の尊像を彫刻・奉安し、開山された寺院。 遠い奈良時代こんな山奥まで木材を運び立派な寺院を建てた当時の人達の信仰心に頭が下がります。 そして源頼朝政子の信仰厚かったお寺。さらに本堂の横から上に登るとハイキングコースになっていて鷹取山と摩崖仏があります。 古代感溢れた素晴らしい神社。
ウォーキングポールを相棒に 仲間とめぐる小さな旅 ぽる旅第5弾👣 予定は変わるよどこまでも♩ 見たかった笠間稲荷の八重の藤はすでに散り、お楽しみの落語の会は理由あって延期に😅さてどうするー?ということで急遽内容を変更した今回のぽる旅 笠間という地の懐の深さと、人の温かさを感じる旅となりました😊 /今回巡った場所/ ①笠間日動美術館「97歳セツの新聞ちぎり絵展」(7月20日まで展示 ) ②真浄寺 笠間城の建築物で唯一現存する八幡台櫓見学 ③かさま歴史交流館井筒屋 笠間城に関する情報発信やグッズ販売、様々な展示も楽しみ ④笠間城址ハイキング 佐白公園〜本丸〜千人溜 貴重な石垣跡を見ながら ⑤本日のお昼 鍋屋さんのおにぎりセット🍙🍙600円!と幸せ団子 急な変更に、小中学校時代の同級生や先輩、元同僚の方々が次々と力を貸してくれました。地元で活躍する人たちの温かさとパワーにただただ感動する旅でした 楽しかったーー❗️ 次回のぽる旅は石岡市です😊 茨城に遊びに来てみたくなったかな?
#坪井公民館主催 【#健康ウォーキング講座】 2026/5/13 公民館は坪井近隣公園の中? なんて素敵な立地条件。 室内で集中して基礎指導 仕上げはお隣の公園に移動 青い空の下で 歩きは前へ前へ 反応も早く呑み込みも早い 参加者の皆様 とても楽しい時間になりました。 次回は更にレベルアップをします。 お楽しみに〜〜 #船橋ウォーキングソサイエティ #講師派遣でウォーキング基礎指導
イベントの多い5月。もう夏のような暑さですがおかわりありませんか。 今年もこちらもサポートいたします。ご参加どなたでもOKです。✨華✨齢と共に自分の身体に目を向けたいですね。
ポールウォーキング🚶 週2回レッスンを 担当させていただいている Ohana fitness studio 主催の ポールウォーキングイベントに 参加してきました😊 いつも元気パワーをいただける 長谷川先生のご指導は、 とにかく分かりやすくて、 楽しい〜‼️✨ 今回は、 ポールウォーキングの前に 身体の癖チェックや、 歩き方のポイントも学べて、 とても勉強になる時間でした。 指導者としても、 「これ、レッスンに活かしたい!」と 思う学びがたくさんで、 体感しながら学べた贅沢な時間🍀 お客様も、インストラクターも 同じレベルからスタート! みんなでワイワイって良いですね 身体を動かしながら、学び合い、刺激をもらい合い、自然と笑顔になれる。 改めて、こういう時間っていいな…と感じた一日でした😊 開催してくださった智香子先生、 講師の長谷川先生、 イントラ仲間の向井先生、 ご参加された皆さま。 ありがとうございました✨ #Ohanafitnessstudio #ポールウォーキングイベント #midori #身体の調律師 #足から身体を整える
3年後大学1年生等のPW体験会〜❗️
毎年開催している工場祭!昨年にちょっと届かなかったが700名を越える皆さんにご来場いただきました。ありがとうございますm(__)m 開場30分前には長蛇の列。並ばれる方のお目当てはアウトレット品。トレッキングポールは30分でSOLD OUTだったみたい。 今年導入したスタンプラリー。社長を探してスタンプ押してもらおうというメニューがあり、子どもから大人まで声をかけられとても忙しかった(^.^)社長を探せは好評だったみたいだけど、来場いただいた多くの知人とゆっくり話すことも出来なかったので、来年はどうしようかな~? 社員の一人ひとりが持ち場で力を発揮して、無事終わることができました。
【目指そう! 理想の腕ふり】 2026/5/19 スマートバンドを使って 身体の隅々を気持良くストレッチ 筋トレもバランスとれた良い具合 仕上げは スマートバンドを肩にかけて のウォーキング ダイナミックで美しい フォームへ変化しました #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング
午前中 広町緑地PWでは 真夏のように汗をかきました。とても速歩きとは言えないお喋りぶらぶら歩き。楽しくコミュニケーションがとれているのでよしとしますか。小さなお友達が遊んでいる横で彼らに負けないくらい ジジババはポールゲームに興じ皆さんまだまだ元気です。 帰宅後メンバーさんから頂いたあやめとバビアナという南アフリカの苗を植えつけ。ひまわり🌻の種も漸く蒔くことができましたが、気付いたら7時過ぎてびっくり。セットバックで7本の木を伐採した後の庭に色とりどりの花が増えてきます。
坪井公民館主催 【健康ウォーキング講座】 全2回終了 2026/5/20 1回目の「基本の歩き」に引き続き 2回目は 「効き目のあるウォーキング」 (中強度)とは 講堂で歩きと速歩きの違いを 観て・やってみて 隣接する坪井近隣公園で実践 習うより慣れろで実際歩くと 身体が素直に反応しスムーズに そして皆様の笑顔が ますます輝きます 新たな出会いに感謝 坪井の皆様 何時迄もお元気でね
佐久ポールウォーキング協会より 東御市/八重原PW散策〜 地元/依田コーチのプランのロングコース(約5km) ショートコース(約2km) に分かれての総勢50名越えの参加者の皆さんでした。 朝からの青空の元、明神池の周り〜 八重原台地の田んぼ〜白土いも畑〜ワイン用ブドウ畑〜小麦の畑〜他今年の農業始まりを観賞しながらのポールウォークでした。
臨時ポールウォーキング教室。広町の皆さんと大船フラワーセンターに集合。蓮の大樽広場でウォーミングアップのあとばら園~芝生広場~温室~~~散策。園内のレストラン?でカレーやうどん、ソフトクリームなど好き好きに。チリアヤメ、黄金マサキを庭に欲しい。
【習志野市民カレッジ ウォーキング講座】 2026/5/28 プラッツ習志野中央体育館 市民の町づくりの意識を醸成し、 生涯を通じて地域で活動できる 礎及び仲間を作る目的に集まっ た受講生30名。 2年目は実技中心に各分野の専門家 による講義として呼んで頂きました。男性が過半数越えは珍しく そのせいでしょうか? 反応が大人しい(笑)
写真1件
図1. 本研究の概要
図3.(左図、右図)ASO-Zfp384 を投与すると、脳梗塞後の神経症状が改善する。
多系統萎縮症(MSA)は,パーキンソニズム,小脳性運動失調,自律神経障害を特徴とする進行性神経変性疾患です.現在の治療は対症療法に限られ,疾患進行そのものを抑制する治療は存在していません.こうした状況のなかで,αシヌクレインの異常凝集とその伝播を標的とした免疫療法が注目されています.今回ご紹介するのは,抗αシヌクレイン抗体amlenetugの有効性と安全性を検証した第2相試験(AMULET試験)です.デンマークのLundbeck社が中心になって行い,米国・日本の18施設が参加した国際多施設共同試験です.日本からはAMULET Study Groupとして,私ども岐阜大学,国立病院機構仙台西多賀病院,藤田医科大学の3施設が参加しています.
今週のオンライン抄読会です.この1か月間,脳神経内科で研修を行った2年目の小森拓夢先生と佐藤健龍先生が,いずれもALSに関する新しく,かつ重要なテーマに取り組んでくださいました.
我が国の難病対策は,平成26年に「難病の患者に対する医療等に関する法律」が成立して以降,医療の提供にとどまらず,療養生活全体を支える総合的支援へと大きく発展してきました.この流れの中で,西澤正豊先生を研究代表者とする研究班(西澤班)が制度設計や支援体制の在り方に関する重要な政策提言を行い,その基盤の上に,平成30年からは小森哲夫先生を中心とする研究班(小森班)が,医療・福祉・地域連携を包含した実践的な支援モデルの構築に取り組んできました.
本書は,神経科学におけるこの1年の進歩を一冊で俯瞰できる書籍として,長年にわたり多くの読者に親しまれてきた伝統あるシリーズです.昨年より,鈴木則宏先生をはじめとする前編集委員の先生方からバトンを引き継ぎ,矢部一郎先生,杉江和馬先生,中島一郎先生,堀江信貴先生とともに,編集委員として本書の制作に携わっております.いよいよ5月下旬発売予定です.
NHK「タモリ・山中伸弥の!?がん克服のカギ」を拝見しました.初めて知ることばかりで驚きの連続であり,勉強になりました.また患者さんを含む視聴者に「希望を持ってもらいたい」とする温かい視座が感じられました.
International Parkinson and Movement Disorder Society(MDS)の「Clinical Clues」は,運動異常症診療に役立つ実践的なコツを,世界のエキスパートが短時間で紹介する人気シリーズです.今回は,私が尊敬するシンシナチ大学のAlberto J Espay教授による機能性神経障害(FND)診療のポイントについてです.2分弱の印象的なフリー動画がXやInstagramで公開されています.私自身も,新患外来にFND患者さんをご紹介いただく機会が多いのですが,まさに日頃から感じていた大切な視点を,Espay教授が見事な言葉で簡潔に表現してくださいました.診療に携わる脳神経内科医にとって示唆に富む内容であり,大いに共感いたしました.以下,おおまかな日本語訳をご紹介します.
近年,認知症の発症にウイルス感染や免疫機構が関与する可能性が注目されています.とくに帯状疱疹ウイルス(VZV)は神経系に潜伏し,加齢とともに再活性化することから,神経炎症や神経変性との関連が議論されてきました.今回は2026年になって報告された帯状疱疹ワクチンが認知症発症に与える影響を検討した2つの重要な研究と従来の研究をまとめてみます.
米国Regeneron Genetics Centerから,100万人を超える大規模ゲノムデータを用いて,神経疾患を引き起こすリピート伸長(反復配列異常伸長;リピート expansion)を包括的に解析した研究がNature誌に報告されました.具体的にいうと,ハンチントン病,脊髄小脳変性症,筋強直性ジストロフィー,ALS/FTDなどに認めるリピート伸長について,「一般集団にどれくらい存在するのか?」「どの程度発症と関係するのか?」「症状が出る前から神経変性が始まっているのか?」を検討したものです.私は大学院生時代,この疾患の遺伝子診断や研究に没頭していたので,非常に大きな驚きを持って論文を読みました.
第67回日本神経学会学術大会(大会長:西山和利先生)では,American Academy of Neurology(#AAN)との特別企画が開催されます.今回,AAN Presidentであり,ハーバード大学医学部神経学教授でもあるRost先生を日本にお迎えし,AAN Special Lecture,シンポジウム「予防神経学の原理と実践」,そして “Meet the AAN President” が企画されています.国際的に活躍されるRost会長から,予防神経学,リーダーシップ,そして脳神経内科の未来について直接学べる,大変貴重な機会です.
AQP4抗体陽性視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の病態理解を大きく前進させる重要な論文がLancet Neurology誌に掲載されています.世界36施設が参加したInternational NMOSD Genetics Consortiumによって実施された,これまでで最大規模となるゲノムワイド関連解析(GWAS)です.
アルツハイマー病(AD)治療薬開発の全体像を毎年まとめているJeffrey Cummings先生らによる2026年版のレビュー論文が公開されました.著者らは,米国ネバダ大学を中心としたグループであり,clinicaltrials.govに登録された世界中のAD臨床試験を解析しています.本論文は,現在どのような治療薬が開発されているのかを俯瞰できる,非常に重要なレビューです
脳梗塞後の脳の回復能力は,時間の経過とともに失われていくと考えられてきました.しかし今回,東京科学大学などの共同研究グループがNature誌に発表した論文は,この常識を大きく揺さぶる内容です.責任著者の七田崇教授とは,かつて「日本脳循環代謝学会・若手の会」で議論を交わした間柄ですが,脳虚血を免疫学の視点から探究してきた卓越した研究者です.今回の研究を読みながら,「ついにここまで到達したか!」と,大きな驚きと興奮を覚えました.
高齢者の脳出血の原因として知られる脳アミロイドアンギオパチー(CAA)ですが,近年その重要性は高まりました.レカネマブやドナネマブなどAβ抗体治療の普及に伴い,再注目されるようになったわけです.今回ご紹介するのはNEJM の最新総説です.
岐阜大学医学部では昨年度より,3年生を対象に「プロジェクト基盤型カリキュラム(Project-based Learning:PjBL)」のトライアルを開始しています.脳神経内科では,スペインの神経解剖学者であり,1906年にゴルジとともにノーベル生理学・医学賞を受賞したSantiago Ramón y Cajalの名著『Advice for a Young Investigator(若き研究者への助言)』の翻訳プロジェクトに取り組んでいます.いつか,どのような形であってもこの素晴らしい本を出版することが私たちの夢です.
今回ご紹介するのは国際共同研究グループによるNature誌掲載論文です.責任著者は全身透明化モデルで有名なAli Ertürk教授で,さらにAIを組み合わせることで,「肥満が全身の神経系と免疫系にどのような変化を引き起こすか」を細胞レベルで可視化し,意外な結果を見出した研究です.
先日もご紹介しましたが,ラジオNIKKEIの「ドクターサロン」で,「脳内リンパ系システム」についてお話ししました.ラジオ放送では時間の都合で一部を短縮していましたが,今回,完全版がWebで公開されました.アプリののダウンロードも不要で,コメント欄にあるリンクよりすぐにお聴きいただけます.
多系統萎縮症(MSA)は,パーキンソニズム,小脳性運動失調,自律神経障害を主徴とする進行性の神経変性疾患です.病理学的にはオリゴデンドロサイト内に形成されるglial cytoplasmic inclusion(GCI)が特徴で,その本態はα-synucleinの蓄積です.一方,臨床では,特に発症早期例においてパーキンソン病との鑑別が難しく,診断に苦慮する場面が少なくありません.また近年,α-synucleinのseed amplification assay(SAA)が注目されていますが,α-synucleinはパーキンソン病やLewy小体型認知症にも共通するため,MSAに特異的な診断法の開発が期待されていました.
米国神経学会(AAN)ポッドキャストで取り上げられた注目論文です.英国Oxford大学のチームが,npj Vaccines 誌に報告した,AS01アジュバントを含むワクチンと認知症の関連を検討した研究です.アジュバントとは,ワクチンに対する免疫の反応を強める「補助役」の成分です.近年,帯状疱疹ワクチンが認知症の発症を減らす可能性が次々報告されていますが,その機序は十分分かっていません.つまり感染予防が効いているのか,あるいはワクチンに含まれる免疫賦活成分が効いているのか,検討したという研究です.
図4. SCAN における三領域(Order / Liminal / Chaos)。境界領域は構造がゆるみ、変動性が増大し、新しい秩序が生まれる可能性が開く。
Figure 4:SCAN の三領域(Order / Liminal / Chaos
Figure 5:制約多面体の概念図
Figure 6:最適面の移動(歩行面 → 走行面)
Figure 7:切り替え軌道の模式図(最短経路としての遷移)
我が御代田町の高齢者に優しいサービス〜ww 始まる❗️ この4月より 高齢者の社会参加や健康促進を目的に 「御代田町ずくだすポイント」制度が開始します。 l 65歳以上を対象にボランティアだけでなく、自身の介護予防の為の活動へ付与されます。 参加・活動1回(ポイント)¥100が〜❗️Max100ポイント/年。 指定口座に振り込まれます。
見事に咲き誇る垂れ梅 日蓮聖人の龍ノ口法難に由来する「龍口寺輪番八ヶ寺」の1つ常立寺 腰越行政センターでウォーミングアップのあとポールウォーキングで腰越の垂れ梅で名高い常立寺を訪ねました。少々距離が遠かったので残念ながら手押し歩行器のお二人は途中でUターン。古い広大な豪邸と新しい瀟洒な建物が混在する腰越の山側の住宅地は不思議な発見がありました。往復通りがかった江ノ島近く龍口寺は節分の豆撒きの用意の真っ最中でした。
【ダイナミックストレッチ】 2026/2/3 厳寒にこれは楽しい 久しぶりのメニューです 北風を避けてバーベキュー広場 でやってみました #船橋ウォーキングソサエイティ #美姿勢ウォーキング #しっかり歩き #スクワット #シルリハ体操
相模大野公共歩廊開通記念ポールウォーキング①/4
介護予防運動→加圧トレーニング➕フェイスデザイン 小鼻というか鼻がデカくなってきたり マリオネットラインが気になるお年頃… me tooooo お客様に喜んでいただけます様に🙏🍀*゜ ✨【魔法のリフトアップイヤーカフ】ご購入された方は施術にお越しください💓 ここだけの話👂 特別価格で施術いたします😊 ご予約お待ちしております🙇♀️
ポールdeウォークコーディネータースキルアップ講座&養成講座in鎌倉 40名を超える参加者です。 昨日の机上研修に今日は晴天の鎌倉で実技研修です。 全員無事に研修証書いただきました👌 事務局の皆さん、講師の皆さんお疲れ様でした‼️
昨日今日と、1泊2日のポールdeウォークコーディネータースキルアップ講座&第15回養成講座 @鎌倉 1日目は鎌倉芸術館で講演 と各地域の先進事例発表そして懇親会 2日目の今日は八旛宮や寿福寺を回り由比ヶ浜海岸までウォーキング。ランチは竹扇など。午後からグループ分けして事例発表会。 北海道から鹿児島までの参加者約50名の幅広い活動(ポールを介護や社会参加を繋ぐツールとする)をうかがい刺激を受けました。これからこんなことをしたい!と言う皆さんの話は大きな希望がありました。実現へ前向きに! 写真はほとんど撮れませんでした。
今日はまた神奈川健生クラブの三浦ネット担当の3月ハイキングの下見にPWで参りました。 寿福寺(大佛次郎・北条政子他のお墓巡り)~源氏山公園~葛原岡神社⛩️~銭洗弁財天宇賀福神社~佐助稲荷神社~歴史文化交流館。 前回厳しいと言っていたADさんも今日はなぜか楽でした!と驚いていました。ポール体操などで徐々に体力がついてきたからだと思います。 源氏山公園は4才児~中高生のグループまでたくさん。ちょうどお弁当を広げているところでした。 今年になっていろいろなグループの下見でこのコースは歩きすぎました。ので写真はランチのお蕎麦屋さん(志幸)と小豆とコーヒーのオガタさん。どちらもお勧めです。毎日お蕎麦の生活(笑)
2026.2.4〜13 活動記録 ☺︎健康体操親睦会.梅の花 14名 ☺︎ポールウォーキング 11名 ☺︎スマイルチーム上溝 16名 ☺︎上鶴間公民館まつり出演者練習会 6名 ☺︎スマイルリズムエクササイズ 21名 ☺︎上溝、上鶴間、星が丘公民館舞台部門出演衣装準備 ☺︎活き活き中屋敷デュアルエクササイズ 11名 ☺︎上鶴間公民館祭り練習会、悪天候の為中止 ☺︎EEOA会報誌クイズ解答 ☺︎スマイルフレンズ 18名 ☺︎スマイルチーム光が丘 21名 ☺︎公民館祭り準備レジメ作成 ☺︎スマイルチーム上溝 18名 ☺︎リズムダンスサロン 20名 ☺︎上溝音源確認 ☺︎青空ポールウォーキング 6名
【打って変わっていい天気】 2026/2/14 雪の為の変則開催になりました 暑い位の良い天気です♬ 個々の改善ポイントを意識 してのしっかり歩きで 海老川を上流を軽く1周! スッキリ シャッキリ にっこりです♥ #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #土曜海老川コース #ストレッチ #しっかり歩き 3月で終了する土曜コース
Well-bingと足の深い関係 ~考える足のおはなし~
【少しだけハードなメニューで 体力アップ】 2026/2/16 #シニアポールウォーキング #サーキットトレーニング #バランスウォーキング #継ぎ足ウォーキング #足型マットに移りながらお盆でボール運び
昨日は春のような暖かさ。今朝は冬の再来かと思う寒さ のなか行政センターでウォーミングアップ筋トレのあと腰越漁港の岬 小動神社までPWを楽しみました。小動(こゆるぎ)の名前は かつてこの地にあった、風がなくても揺れる「小動の松」が名称の由来だそうです。展望台からは江ノ島~大島~逗子~相模湾が一望です。ヨットレースの時は絶好の観覧席だったそうです。⛵⛵⛵ 腰越漁協直売所では 朝どれフライとメカブの天ぷらをテイクアウトしました。
【楽しい〜〜】 2 026/2/17 パワーウォーキング考案の ハート・ヴッヒ・ガウター直伝 #コーデネーションウォーキング このメニューをする度に 温かく懐かしい師を 思い出します あれから20年経ちました 船橋のメンバーは 今も師を忘れられません #パワーウォーキングの師 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング
昨日のPW教室はスローピングと階段昇降実技。今回のクラスでは、階段のポール使いは怖い怖いと不評でした。慣れれば楽ですが、手摺かエスカレーターをお使いください、と付け加えました。良い筋トレになるのですが・・・ ハチ公の後ろに小さな和風庭園が復活していました。と言うことはハチ公はどこかに移動せずこのままここにいるのかしら。 今日は鎌倉駅西口のポンポンケーキさんでティータイム。窓際から時計台広場や駅前がよく見下ろせます。青空に春を感じる温もりの連休一日目。更に温かくなる予報の明日は逗子のPW教室です。
佐久ポールウォーキング協会より 2025年度最終PWイベントは 先月に続き体育館を借り切っての「室内ポールウォーク」〜 前半はポールウォーキング/シッカリ歩き〜ユックリ歩きまで。スクエアステップを取り入れてのリズミカルな歩きに挑戦も有りの、締めのPWに集まってくれた仲間たち〜❗️ 後半はお馴染み「3B体操/菊池コーチ」でポールを置いての運動で脳トレも取り入れての笑顔😁の楽しい体操で〜 計19回のイベントも怪我人事故無く無事終える事が出来ました。 参加者 コーチの皆さんに感謝〜感謝です。 3月は充電月でおやすみに〜 2026年度4/5のイベント始めの再会を約束し無事解散でした。
気ままにポール歩き(気まポ)、梅見の巻 京王井の頭線東松原駅に集合、世田谷区立羽根木公園で開催中の「せたがや梅まつり」を楽しみました。 コースは下記の約5キロでした。 東松原駅~羽根木公園~北沢川緑道~善性寺~赤松公園~下高井戸商店街~下高井戸駅~善照寺など四寺~神田川遊歩道~永福町駅 今日は暑くなると天気予報で脅かされてましたが、ほどよい暖かさで快適なウォーキングでした。ゆったりしたペースでしたが、ポールで地面を押して、全身運動を実感ました。 永福町駅近くの中華屋「四川料理 元祖麻婆豆腐」でカンパイしました。 ※写真の半分以上は田村和史君撮影です。
【福像巡り完結】 2026/2/21 土曜コースには散策スポットとして 福像があり海老川には個性的な13橋がかかっています。 数年かかりましたが、本日運動公園までの海老川上流の5像を巡って14スポットを全て回りきりました。 穏やかな陽を浴びながら いつものコースにある福像に こころを傾けた日になりました。 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング
〜ウォーキングポールを相棒に仲間と巡る小さな旅〜 ぽる旅 第2弾🚶 JR水戸線下館駅で下車、約2時間の散策を楽しみました。下館はかつて「関東の大阪」と称されるほど(なんだか微妙なたとえのような気もしますが)商業で栄えた土地。今でも町のあちこちに古い洋館や立派な蔵が残っています。でも、参加者の皆さん口を揃えて、ここは車で通り過ぎてしまう通り、と。今日はポールを手にかつての賑わいを思い描きながら歩いてみると新たな発見がたくさんありました。 最後はしもだて美術館で開催中の「GOMAひかりの世界」展を鑑賞。 今日はラッキーなことに、GOMAさんご本人によるギャラリーツアーと、ディジュリドゥ(オーストラリアの先住民族の伝統楽器)の生演奏が。 「生の演奏も聞けてラッキーでした… 自分の逆境を希望に変えて… その考え方に勇気を貰いました」 こんな感想をいただきました😊
江ノ電藤沢駅は春もよう。 電車は梅やお雛様の方向幕。思わずウキウキしてきます🎶 SFAでは第2の青春、75歳からの「フレイルパーティ」。フレイルを恐れず80歳でも夢があれば青春。今日の北鎌倉のメンバー(73~86)は全員笑顔の青春時代真っ只中です。毎日愉しいことがいっぱい。🌸🌺🍀🌼🌱
【歩く前のストレッチ】 2026/2/26 12月で活動を休止する 木曜日コース 一人でもできるように願いながら 小冊子配布でポイント解説 ステップエクササイズ しっかり歩き いつまでも自分の足で歩ける事を 願ってできる事を今日も心を込めて 伝えます。
🌸✨ 2026 新春快樂 ✨🌸 雙杖在手,福氣跟著走! 新的一年, 感謝每一位夥伴陪伴台灣健走杖運動推廣協會一路成長。 從第一步開始,我們走過四季、走進城市與山海,也走進彼此的生命裡。 2026 年,讓我們繼續用雙杖迎接健康、活力與希望!💚 ——— 🎊 第一個好消息|會員大會 × 健走杖運動會 協會成立滿三年了! 我們謹訂於 2026/03/08(日) 召開 【第二屆第一次會員大會】。 會議與餐敘後, 將移動至戶外舉辦歡樂又熱血的 🏃♂️✨「健走杖運動會」✨🏃♀️ ——— 🇯🇵 第二個好消息|日本健走杖健走教練 初階培訓 2026「日本健走杖健走教練培訓」即將開課! 📆 課程日期:2026年04月12日(日) 09:00–17:00 📍 課程地點:台北市中山區吉林路24號12樓之1 想成為專業教練? 想更深入理解健走杖技術與教學系統? 這堂課, 將帶你從使用者走向專業引導者。 讓更多人因你而走得更穩、更遠、更健康。 ——— 🌿 第三個好消息|三得利 × 城市輕健走 台灣健走杖運動推廣協會再度攜手三得利, 展開 2026 年首場【城市輕健走】🎉 📅 2026/04/10(五)14:00–17:00 📍 地點:碧潭風景區 📌 報名時間:即日起至 3/10(二) 春日午後, 我們將漫步碧潭水岸, 在微風與湖光山色間, 用雙杖走出屬於城市的健康節奏。 新的一年,願大家健康常在、行動自由、笑容滿面。 🧧 新春快樂💚 雙杖在手,健康跟著走!
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2026「日本健走杖健走教練培訓」即將開課嚕~由日本骨科醫師創立的「日式健走」,手持雙杖輕鬆前行,不僅簡單安全,且有效地讓健走者維持和回復步行能力,更能達到全身運動效果,是越來越受歡迎的一項健康運動。課程中將帶你系統性學習「日式健走」的標準技術,掌握技能後持續練習,可幫助改善步行姿態,增加全身肌肉運動,也有助於增強健康活力!🇯🇵日本健走杖健走協會 NPWA 唯一授權海外課程! 【日本健走杖健走教練 初階培訓課程】 📆課程日期:2026年04月12日(日) 09:00–17:00 📍課程地點:台北市中山區吉林路24號12樓之1 (歐立達股份有限公司)完成培訓課程後,你可以: ✅取得課程研習證明 ✅指導親友學習日式健走若確認取得教練證書: ✅成為NPWA認證的日本健走杖健走初階教練 ✅取得參加日本健走杖健走進階教練培訓課程資格歡迎報名參加,詳細課程資訊及相關辦法請見 ➡️https://forms.gle/utaXeWeBEqShqsQF6📣補充 通過初階教練培訓者,可指導親友們學習日式健走。 若想要規劃與教導一般民眾學習日式健走,則需要再取得進階教練資格喔~
ではメッツとは何を意味しているのでしょうか?2枚目の図です。メッツとは、運動の強度を示す単位で、安静時を「1」とした時に、特定の運動が何倍のエネルギーを消費するかを示します。つまり安静状態が1メッツ、普通歩行で3メッツ、ジョッギングで6メッツという具合です。そして1時間の運動量はMET-hours(メッツ・時)で表され、
3枚目の図は、縦軸が全死因による死亡リスク、横軸が1週間の運動量ですが、各スポーツ種目における運動による死亡リスクの低減度が示されています。ここでも週に5メッツぐらいの運動量で死亡リスクが下がり始めることがわかります。ちなみに、週に5メッツぐらいの運動量を得るためには、ウォーキングで週90分、ジョッギングで45分、ランニングで30分、サイクリングで50分、スイミングで 45分、テニスで45分、ボート漕ぎで60分、ウェイトトレーニングで90分とのことですが、やり方によってこの数字はかなり変わってくるかもしれません。そして、複数の種目をやる人のほうが死亡率の下がり方は大きい傾向があるとのことでした。
以上、運動は健康に大事、特にさまざまな病気による死亡率を下げます。運動の種目や、そのやり方によっても異なりますが、一つの目安は「1週間5メッツ以上をやるのが良かろう」ということになると思います。
神経科学でもっとも有名な図のひとつに「ホムンクルス」があります.一次運動野の中で,身体のどの部位がどこに対応しているかを示した図で,神経外科医Wilder Penfieldが1937年に発表しました.この地図は,「脳は部位ごとに機能が割り当てられている」という神経科学の基本的な考え方を象徴するものです.
a、シードベースRSFC(Z(r))マッピングにより、PD患者の大規模サンプル(PIPDデータセット、n = 166)を使用して、一次運動野(M1)ストリップに3つの異なるインターエフェクタ領域を持つSCANモチーフが明らかになりました。PD患者とHC患者のグループ平均RSFCマップと個人固有のマップは、拡張データ図1に示されています。b 、PD回路の6つの皮質下ノード(SN、STN、VIM/CM、GPi、GPe、および被殻)の平均RSFCマップは、PD患者のSCANへの選択的な機能的接続を示しています。各皮質下リンパ節について、棒グラフは、効果器特異的(足、手、口)領域よりも SCAN 内で有意に強い接続性を示しています(下;両側対応のあるt検定、FDR 補正、P = 1.43 × 10 − 24(SN)、P = 2.97 × 10 − 18(STN)、P = 6.10 × 10 − 20(VIM/CM)、P = 2.55 × 10 − 25(GPi)、P = 6.34 × 10 − 39(GPe)、P = 6.79 × 10 − 39 (被殻))。データは平均 ± sem です。正中線ビューを含むリンパ節特異的 RSFC マップについては、拡張データ図2 を参照してください。補足図1 は、HC 患者において、皮質下から SCAN への RSFC が皮質下から効果器への RSFC よりも強いことを示している (すべてP < 0.001、PIPD データセット、n = 60)。c 、 PD で重要な皮質 – 皮質下回路の図。この回路は SCAN と 6 つの皮質下結節から構成されています。新たに認識された SCAN 領域 (紫) は、M1 内の効果器特異的運動領域 (青) の間に挿入されています (ref. 6 )。緑色の線と赤色の線は、それぞれ興奮性投射と抑制性投射を表しています。皮質 –STN 投射は、ハイパーダイレクト経路を示しています。PD 治療のための FDA 承認の DBS ターゲットが強調表示されており、STN、GPi、VIM が含まれています。詳細を追加した図のバージョンは、補足図3に示されています。*** P < 0.001。
a、1人の被験者(P1、356分の安静時fMRI)の左前中心回の皮質部位の連続線からシードされたRSFC。示されている6つのサンプルシードは、観察されたすべての異なる接続パターンを表しています(完全なマッピングについては補足ビデオ 1を参照)。これらの位置からシードされた機能的接続は、足(1)、手(3)、口(5)を表す領域の古典的なM1接続、および強く相互接続された領域(2、4、6)の噛み合ったセットを示しています。すべての高度にサンプリングされた参加者については拡張データ図1aと補足ビデオ 2を、参加者内複製については拡張データ図1bを、グループ平均データについては拡張データ図1cを参照してください。 b 、離散的な機能ネットワークは、図1で観察されたネットワークの空間的範囲(黒のアウトライン)を定義した、安静時fMRIデータに適用された全脳、データ駆動型、階層的アプローチ(方法)を使用して区別されました。 RSFC によって定義された領域は、足、手、舌を別々に動かす古典的なブロック設計 fMRI 運動タスクを使用して機能的にラベル付けされました (文献31に従います。詳細は文献29 を参照してください)。このマップは、模範的な参加者 (P1。他の参加者については拡張データ図1dを参照)の足、手、口の動きによって活性化される頂点の上位 1%を示しています。c 、効果器間の接続パターンは、接続閾値が 80 パーセンタイルから 97 パーセンタイルに増加するにつれて、周囲の効果器固有の運動領域とより明確に区別できるようになりました。効果器間パターンを検出するために必要な RSFC 閾値は、個人固有のデータ (上) の方がグループ平均データ (下、ABCD 研究、 n = 3,928)よりも低かったです。
a , ペンフィールドの古典的なホムンクルス(文献2より改変)。一次運動野の身体の連続地図を示している。b , M1組織化の統合-分離モデルでは、効果器固有の機能領域(足(緑)、手(シアン)、口(オレンジ))が同心円で表され、近位の身体部分が比較的分離しやすい遠位の部分(つま先、指、舌)を囲んでいる。効果器間領域(えび茶色)はこれらの領域の交差点に位置し、統合的でアロスタティックな全身制御のための体性認知行動ネットワークの一部を形成している。ペンフィールドの元の図と同様に、この図は組織化の原理を示すことを目的としており、正確な地図として過度に解釈してはならない
伝統ある第68回ニューロ・オンコロジィの会にて,特別講演の機会を頂きました.当番世話人を務められたのは,新潟大学の同級生である近貴志先生です(写真右).同級生が座長を務める会で講演をさせていただくというのは,本当に嬉しく,感慨深い経験でした.
明日,2月3日(火)午前9:00〜午前10:00に,標題の番組がNHK BSで再放送されます.私もこの問題には強い関心を持っており,「#医学のあゆみ」誌の特集を最近,企画させていただき,脳梗塞や認知症への影響について執筆しました(https://amzn.to/3Z8vdoP).非常に大きな問題ですので,番組と本,ぜひご覧ください!以下,番組のご案内です.
アルツハイマー病や進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症などは,いずれもタウ蛋白の異常蓄積を特徴とする疾患であり,タウオパチーと総称されてきました.しかし,これらの疾患が分子レベルでどのように異なるのかについては,これまで十分に解明されていませんでした.同じタウ蛋白が蓄積するにもかかわらず多様な疾患が生じる理由として,これまでに①3リピートタウと4リピートタウの沈着の違い(微小管結合領域に含まれるリピート配列R2の有無によって規定されるタウ蛋白アイソフォーム)や,②タウ線維の立体構造(フォーメーション)の違いが明らかにされてきました.
岐阜大学医学部では,今年度から3年生を対象に「プロジェクト基盤型カリキュラム(Project-based Learning:PjBL)」のトライアルが開始されました.先日その発表会が行われ,脳神経内科では,スペインの神経解剖学者であり,1906年にゴルジとともにノーベル生理学・医学賞を受賞したサンティアゴ・ラモン・イ・カハールの著書『Advice for a Young Investigator(若き研究者への助言)』の翻訳プロジェクトをテーマとして参加しました.
新潟大学医学部時代の同級生であり,川崎医科大学眼科学1教授の三木淳司先生にお招きいただき,標題のセミナーにて講演を行いました.座長は,日頃より大変お世話になっている徳島大学脳神経内科学教授の和泉唯信先生にお務めいただきました.
抗体陰性重症筋無力症(seronegative myasthenia gravis:SNMG)の診療において,重要な臨床的疑問が提起されています.すなわち,「自己免疫性と考えられてきた症例の中に,実際には遺伝性の神経筋接合部疾患が含まれているのではないか?」という疑問です.この点を検討し答えを示したのが,オーストリアのウィーン医科大学神経内科からNeurology誌に報告された研究です.
医学教育を取り巻く環境は大きく変化しています.米国神経学会のNeurology Podcastの最新エピソード「Explore How Non-Traditional Educational Formats are Reshaping Neurology Training」では,AIやSNSなどの「非伝統的な教材」が神経学教育にどのような変化をもたらしているのかについて,示唆に富む議論が行われています(コメント欄のリンクよりフリーで聞くことができます).
1月23日の投稿で,NHK『#あしたが変わるトリセツショー』に出演したことを書きました.そのなかで,次のように記載しました.
アルツハイマー病(AD)はこれまで,アミロイドβとタウの蓄積を中心とした単一の疾患として理解されてきました.しかし臨床の現場では,同じADであっても進行速度や症状の現れ方が大きく異なることを経験します.今回紹介する研究は,この違いがどこから生じるのかを分子レベルから説明しようとした,中国からの重要な報告です.
薬剤性パーキンソニズム(drug-induced parkinsonism:DIP)は抗精神病薬などの投与後に生じ,原因薬剤の中止により改善し得る点が特徴ですが,臨床的にはパーキンソン病(PD)との鑑別に悩む場面も少なくありません.韓国から報告されたNeurology誌の研究は,DIPの病態を脳ネットワークの観点から理解するうえで非常に示唆的な結果を示しています.
脳は体重のわずか2%であるにもかかわらず,全身エネルギーの約20%を消費する極めて代謝の活発な臓器です.それにもかかわらず,どのようにして代謝産物や不要な蛋白を効率よく排出しているのかは長年の大きな謎でした.2012年にglymphatic systemが提唱され,脳脊髄液と間質液の流れによって老廃物が除去されるという概念が広まりましたが,その「流れ」を支える明確な構造が存在するのかどうかは不明のままでした.今回紹介する研究は,まだ査読前のプレプリントではありますが,この問題に対して新しい仮説を提示する非常にインパクトの大きな報告です.
環境中に広く存在するマイクロ・ナノプラスチック(MNPs)が,ヒトの健康にどのような影響を与えるのかが大きな関心を集めています.今回ご紹介する2本の総説は,いずれも米国Duke大学を中心とした研究グループによる J Clin Invest 誌のViewpointであり,一方は神経変性疾患との関連を,もう一方は発癌との関連を論じています(文献1, 2).異なる疾患領域を扱っていますが,両者は「慢性炎症と生体微小環境の変化」という共通の視点で結びついています.
アルツハイマー病(AD)の研究は「発症するかどうか?」を予測する方向で進んできました.種々のバイオマーカーの開発によりそれが可能となりましたが,次に研究者が考えることは(その是非はともかくとして)「いつ発症するのかを正確に予測できるか?」ということです.Nature Medicine誌に発表された論文は,血液バイオマーカーであるリン酸化タウ(p-tau217)を用いて,この問いに迫った非常に重要な研究です.米国Washington Universityを中心とするグループにより行われ,ADNIをふくむ2つの大規模コホートのデータが用いられました.
機能性神経障害(FND)では,筋力低下や振戦,歩行障害などの運動症状が注目されることが多いですが,感覚症状については十分に検討されてきませんでした.最新のBrain Communications誌に掲載された研究は,この課題を本格的に扱った英国の多施設による前向き症例対照研究です.方法としては運動症状を主体とするFND患者102例と,軽度から中等度の脳卒中患者75例を比較して,感覚症状の頻度,特徴,さらに機序について詳細に検討しています.
日経メディカル連載「医師こそリベラルアーツ!」の第17回が,日経メディカル「Cadetto.jp」にて公開されました(https://medical.nikkeibp.co.jp/…/lib…/202602/592015.html).本連載は,これまで私が岐阜大学で開催してきたリベラルアーツ研究会のミニレクチャーを紙面上に再現したものです.医師・医学生の皆さんは,会員登録をすれば無料でお読みいただけます.
機能性発作(functional seizures)は,機能性神経障害の代表的な病型であり,救急医療の現場ではてんかんとの鑑別にしばしば苦慮します.近年,スマートウォッチや家庭用パルスオキシメーターの普及により,「発作中に酸素飽和度(SpO₂)が低下した」という訴えが増えているそうです.SpO₂低下が事実であれば,器質的なてんかん発作や心肺疾患を疑いたくなるのは自然な流れです.今回ご紹介するのは,帝京大学医学部脳神経内科の神林隆道先生らと,英国エディンバラ大学のJon Stone先生らによる,機能性発作におけるSpO₂低下の解釈についての重要な報告です.
文献を検索していて,興味深い論文を見かけました.いわゆる「トンデモ論文」かと思いましたが,Science誌のNEWS欄でも議論されていました.それはアルツハイマー病(AD)に対してリンパ系に着目して外科的治療を行うという驚きのアプローチです.中国のグループによる研究で,深頸部リンパ管―静脈吻合術(dcLVA)の有効性と安全性を検討した後方視的単施設の観察研究です.
🍁 ちょっとした補足
🍁 どんな場面で使い分ける?
ohana ポールウォーキング in モリコロパーク
真冬の冷たい空気❄️ 本日の運動教室では手が冷たい方が多く霜焼けできている方もおられたので運動に加えてハンドケアも実施しました✨ セラピストとしての学びが活かせています🍀🫶 日頃から指の動きが悪かった男性から「おや?指が動くようになったばい!これは家でも続けた方がいいね」と嬉しい声もいただきました❤︎ お役に立てれて嬉しかったです♡
ポールウォーキング
午前中 渋谷区元気すこやか事業 のポールウォーキング教室 今日は計測日。 午後から 近くの代々木公園でノルディックウォーキングプライベートレッスン。 2種のポール持参でした。
一年振りのメンバーと一年振りの中山道PW〜 佐久/岩村田〜望月宿迄 二日に掛け約14kmのPWで。 久々のロングで充実の日々❗️ 来年は残り 望月宿〜茂田井宿〜立科/芦田宿PWを約束ww
屋上農園でカブを収穫 神田錦町の5階建てビルの屋上でカブの種を植えたのは9月18日でした。ちよだプラットフォームスクウェアの「ちよぷらアグリ」の活動です。 本日(12月6日)無事収穫。プランターによっては虫に食われたところもありましたが、私のは幸運にも無事でした。 ミニトマト、春菊、トウモロコシ、バジルなどを植えてきましたが、春菊、バジルと同様うまくいきました。
【春待月定例会2】 2025/12/6 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #海老川土曜コース 定着した #インターバルウォーキング 2分を5セット 20分 初冬にいい汗をかきます♬ #ノルディックウォーキング #ノルディックウオーク #ポールウォーク #ポールウォーキング #インターバル速歩
2025.12.2〜7 活動記録 ☺︎中屋敷CH体操 19名 ☺︎公民館抽選確認 ☺︎HP活動日更新 ☺︎舞台小道具作成 ☺︎スマイルPW 14名 ☺︎スマイルチーム上溝自主練 16名 ☺︎スマイルリズムエクササイズ 19名 ☺︎活き活き中屋敷PW 14名 ☺︎上鶴間公民館年末大掃除 ☺︎上鶴間公民館まつり実行委員会① ☺︎上鶴間公民館まつり発表部門調整会議①
佐久ポールウォーキング協会より 今年度の外歩き仕舞いの 駒場例会でした。 前回の皆勤賞授与の欠席者表彰から始まり〜 先日の初雪も無くなった公園と牧場を、ゴミ拾いしながらの無事歩けた感謝を込めたポールwalk〜❗️ 残るは1月2月の「室内ポールウォーク」/フレイル予防の体育館迄お出掛けしての有酸素運動です‼️ お待ちしています。
神奈川健生クラブの活動イベントの1つ 地域グループ三浦ネットが企画担当のハイキングコースを今日はPWの例会と兼ねて歩きました。寿福寺スタート~源氏山~葛原岡神社~銭洗弁財天宇賀福神社~佐助稲荷神社~鎌倉歴史文化交流館(今日は休み) ポールがあれば山道も階段も楽々ですが本番は一般の参加者で少々しんどいかしら。 交流館手前で皆と別れ、人生初の甘味茶房雲母(キララ)
今日から始める未病予防教室 | ポールウォーキング石川
どっ鯉ポールウォーキング
新北林口站|活動花絮回顧 林口今天好熱鬧! 大家一早精神滿滿集合,先練習暖身, 接著一路健走、一路聊天,步伐越走越一致。😄✨ 走進民視大樓後,更是全場驚呼連連, 大家第一次站上主播台、第一次走進攝影棚、 第一次看到密密麻麻的燈架與場景, 每個人都像回到學生時代的郊遊般興奮。📸🎬 有的人拍照拍到捨不得離開、 有的人默默觀察機器設備、 也有人邊走邊說「原來平常節目是這樣錄的喔!」 今天的健走不只是運動, 更像是一場「走進電視世界的冒險」。 謝謝大家一路的笑聲, 下一站我們繼續一起走得更開心、更自在。 #2025健走杖輕旅行 #雙杖在手健康跟著走 #台灣健走杖運動推廣協會
【春待月の定例会3】 2025/12/11 #2本のポールを使うウォーキング #船橋ウォーキングソサイエティ #行田公園 今日もしっかり頑張りました〜 #ストレッチと筋トレ #インターバルウォーキング 会員考案「ポールホルダー」を スタッフが仕上げました。 日常生活で是非活用して欲しい です。
【紅葉狩り】 北鎌倉のメンバー有志と行ってきました。朝10時に鎌倉駅を出発して・・・下山したのは16時前。ゆっくりさんに歩調をあわせてのんびり歩きました。横浜方面からの50名のグループ始め大勢のハイカーとすれ違いました。去年より一週間遅かったけれど山の中の自然の織り成す紅葉や楓は美しく、思わず見とれてしまいました。マスクをしていたのは寒さ防止。
紅葉残る初冬の光が丘公園をポール歩き 2本のポールで歩くと、歩きなのに全身運動になり、負担感少なく有酸素運動効果が得られます。 12月の気まポ(気ままにポール歩き)は、練馬区にある都立光が丘公園の、広々としていろんな顔を持つコースを楽しみました。 曇りの予報だったのに、むしろ快晴で、暖かい日差しが心地よい感じでした。 今回、いつものメンバー以外に、3年近く前までやっていた杉並ポール歩きの会(杉ポ)の講師陣のひとりだった長井さんが片道2時間かけて来てくださいました。 都営大江戸線光が丘駅のすぐ近くにあるショッピングビルIMA(イマ)の中にあるイタリアンで乾杯、ピザやパスタをいただきながら歓談しました。 ※写真は、メンバーの田村君(高校同期)、石井さんからもいただきました。
【春待月定例会④】 2025/12/15 #船橋ウォーキングソサイエティ #シニアポールウォーキング 「楽しかった〜 ♬ この日は外せないわ」 そんな言葉を帰り際に頂けます #コグニサイズで頭ぐしゃぐしゃ #ハードルで転倒予防 #すべらないインソール型マットで #バランス力と脚力アップ 椅子があるから 疲れたら自由にひと休み 「頑張らないけど頑張る」 シニア長続きの秘訣は ここでしょうか〜
鎌倉腰越ポールウォーキング火曜サークル 今年最終活動日。センターで計測を済ませ広町緑地までPW移動 。 ストレッチ・筋トレ・ポールゲームを楽しんで来春は新年会から始まります。
台中水湳站|活動花絮回顧 水湳今天的風景,美得讓人忍不住放慢腳步。 🌤️✨ 走入水湳生態公園時, 寬闊的滯洪池、水光反射、綠意成片, 大家的步伐也自然變得輕盈。 接著我們一路走進二分埔公園, 綠色廊道開得很美,大家並肩而行的畫面好溫柔。 活動最後的收操伸展, 大家圍著棚架下慢慢放鬆, 看得出來,每一位都走得剛剛好、舒服到位。 台中水湳,用最自然的方式, 陪我們完成今天美好又平靜的健走旅程。💚 #2025健走杖輕旅行 #雙杖在手健康跟著走 #台灣健走杖運動推廣協會
【春待月定例会6】 2025/12/20 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜海老川定例会 #2本のボールを使うウォーキング 1年振りの #サーキットトレーニング 中盤で予報よりも早い雨降りになりました。ポールを傘に持ちかえたり フードをかぶり予定の3クールを 実施。年納めをしっかり運動で締めくくりました。
きのこ頭の愉快な集まり
大野と鹿沼公園2つのクラブ、今日はクリスマスウォーク 1年間皆さん頑張りました。
佐久ポールウォーキング協会より 先日イブの日 コラボ先の佐久大学看護学部実習報告会へ参加して来ました。 一年生実習内容/〜ウォーキングイベントを通じて「地域住民の疾病予防・健康づくりについて考える〜 4年生は/〜健康教室「ポールを使った体操と筋トレ」の企画・実践〜 の結果の素晴らしい報告でした。 お疲れ様でした。
クリスマスイヴは藤沢市の介護予防事業の講師を拝命いただき、長距離ドライブを楽しみつつレッスンを実施して来ました。 地方や関東圏隔てなく、こうした行政が実施する「運動教室」は、やはり圧倒的に女性の参加が多く、高齢男性の参加率向上の難しさは同じなんだと実感しました。 拠点を福島に移しても、最も長く住んだ地域にご縁をいただける事は有り難いですね😌
鎌倉市地域包括支援センターテレジア1・2 この圏内には、ポールウォーキングによる介護予防ストレッチ&筋トレクラスが4か所あります。 今年の活動は今日の貯筋クラスで終了しました。来年は6日腰越同好会からスタートです。クラスは月イチ体組成計測で始まります。ご自宅では毎日2分×4種のお好きな中強度運動をして専用カレンダーに✅☑️✅☑️を入れることを生活習慣にしています。鎌倉市民でしたらどなたも参加できます。介護認定2のかたもいらっしゃいます。が、どのサークルも明るく楽しいかたばかり。無理はせず、運動とコミュニケーションの通いの場として長く続けられれれば良いと思います。来年も宜しくお願い申し上げます。
【春待月 定例会7】 2025/12/25 #船橋ウォーキングソサイエティ の2025年の締めくくりは #2本のポールを使うウォーキング #行田公園木曜日コース です。 今年も一年間お世話になりました。 有難うございました。 イベント広場の円形を利用して #サーキットトレーニング 暑い夏も越え、寒い冬にも備え 皆で元気にやり切りました。 最幸な一年でした。
志木いろはウォークフェスタ 第10回ノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会を開催します! – ずっと住み続けたいまち 志木
2026年のLINKくにたち「ポールdeウォーク」 5月10日(日曜日)に開催決定 ※歩行者天国を使用できる時間:14時15分~15時45分 国立駅前から一橋大学方面に伸びる大学通り約600メートルが歩行者天国となってノルディックウォーキング・ポールウォーキング専用に 「各団体・サークルが垣根を越えて一緒に集まれる場となればと願っています」(企画者の芝田竜文さん) ※写真は2023年
a各データセットの年齢の分布(dHCP = 開発中のヒトコネクトームプロジェクト、BCP = 乳児コネクトームプロジェクト、CALM = 注意学習記憶センター、RED = 教育と発達におけるレジリエンス、ACE = 教育における注意と認知、HCPd = ヒトコネクトームプロジェクト開発、HCPya = ヒトコネクトームプロジェクト若年成人、camCAN = ケンブリッジ老化・神経科学センター、HCPa = ヒトコネクトームプロジェクト老化)。bサンプル全体の年齢にわたる性別の分布のヒストグラムと密度プロット。c方法の概略図では、年齢相応の AAL90 アトラスに登録されたすべての参加者に対して繊維追跡が実行され、その後、アトラスとデータセット全体で ComBat アルゴリズム37を使用して調和が図られました。次に、可変密度と密度制御の 2 つのしきい値分析が行われました。密度制御分析では、総接続性の違いによる偏りのない直接的なトポロジ比較を可能にするために、すべてのネットワークが正確に 10% の密度91に閾値設定されました。
私たちのニューロンの配線は、数十年を経て変化する
この研究の面白いところは、脳の発達や老化が直線的ではなく、段階的な「再構成」を伴うという点です。特に、32歳まで脳の再編が続くという発見は、教育やキャリア形成、さらには精神疾患や認知症の予防にも新しい視点を与えてくれます[2][3]。もっと深く掘り下げて、各指標がどのように変化していたかも見てみますか?それとも、応用的な視点(教育、医療、資産設計など)での活用に興味がありますか?
これらの指標の変化は、非線形かつ段階的であり、特に9歳・32歳・66歳・83歳の4つの転換点で大きな構造的変化が観察されました[1]。たとえば、グローバル効率性が29歳でピークを迎えるというのは、脳の情報処理能力がこの時期に最も高まることを示唆しています。
われわれの身体では、たとえがんが存在していても、定期的に運動をすることによりがん細胞の増殖が抑えられ、がんの予後が改善すると言われています。しかし、どのようなメカニズムでそうなるのか、はっきりとはわかっていませんでした。アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループが、マウスの実験モデルを用いて、この点について明らかにし、その論文が専門誌PNASの12月1日号に掲載されています(https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2508707122)。
マイクロサテライト不安定性のものでは、変異によって出来た異常DNAを修復する機構に欠損があるために、マイクロサテライトと呼ばれる配列の繰り返し部分でミスの蓄積が見られます(このためにマイクロサテライト不安定性という名前が付いています)。この場合には、異常DNAの修復機構が欠けているために遺伝子変異が高い頻度で起こります。その結果できたがん細胞では、(正常組織には無くて)がん細胞だけに存在するいわゆるネオ抗原が多種類作られることになります。すると、がん細胞に対する免疫反応が起こりやすくなり、がんを攻撃するキラーT細胞がうまく作られる傾向があります。この細胞がうまくがん組織の中に入ると、いわゆるホットな腫瘍(免疫細胞を多く含む腫瘍)となり、がん細胞を攻撃して、がん細胞が死滅しやすくなります。この時にさらに免疫細胞のブレーキを外すチェックポイント療法を使うと、がん細胞がさらに効率よく殺されるようになります。つまり、大腸がんの中で免疫チェックポイント療法が一番良く効くのは、このタイプのものです。
前置きが長くなりましたが、京大消化器内科の研究グループが、マウスの実験モデルを用いて、新しい大腸がんの治療法の開発を試み、CMS4タイプのがんに対する新しい治療法を見つけました。専門誌Nature Communicationsの最新号にその論文が掲載されています(https://www.nature.com/articles/s41467-025-66485-2#citeas)(非常に良く書けた論文で、私としては感心して読みました)。
すなわち、大腸がんの組織でTHBS2の働きを止めると、難治性であるはずのコールドな腫瘍がホットな腫瘍に変わり、がん組織への免疫細胞の浸潤が高まり、がんの免疫療法の効果が大いに高まるということがわかったのです。まだマウスの実験モデルの段階ですので、今後はヒトでの応用の可能性が探られることとなります。
2018年のJAMA Neurology誌にパーキンソン病(PD)患者が世界的に急増し,パンデミック状態にあることが報告されました(JAMA Neurol.2018;75:9-10.).メタ解析の結果から,全世界の患者数が2015年の690万人から,2040年では2倍以上の1420万人に急増するという推定に基づくものです.PDは加齢と遺伝が主因と思われがちですが,近年,「環境毒による神経障害」が原因かもしれないという疫学研究や基礎研究が相次いで報告されています.例えば,大気汚染のPM2.5はαシヌクレインの構造を変化させて,凝集が速く,分解されにくく,かつ強い神経毒性を示すフィブリルに変えてしまいます(Science. 2025;389(6716):eadu4132).このため「生活や環境の調整が予防や進行抑制につながるのではないか」という見方が広がっています.これを詳しく解説した本が,米国の脳神経内科医 Ray Dorsey 教授と Michael Okun 教授が執筆した『The Parkinson’s Plan(https://amzn.to/4iyOBnF)』 です.PLANの意味は,「予防 (Prevent)」「学習 (Learn)」「増幅 (Amplify)」「ナビゲート (Navigate)」の頭文字で,この4つのセクションで構成されています.
アルツハイマー病の発症リスクを大きく左右するアポリポタンパクE(ApoE)は,脳における脂質輸送と神経活動の維持に中心的な役割を担っています.ApoE4はアルツハイマー病の最大の遺伝的リスク因子として知られていますが,ApoE2およびApoE3Christchurch(ApoE3Ch)は一転して神経を強力に保護することが明らかになっています.このメカニズムの一端を解明したのが,今回紹介するNeuron誌に掲載された国際共同研究です.
昨日,標題の学会で招請講演の機会をいただきました.日本ではまだ議論が本格化していませんが,個人的には今年もっともインパクトのあったトピックスの一つでした.
特発性正常圧水頭症(iNPH)は,歩行障害,尿失禁,認知機能低下を三徴とする疾患(図左)で,高齢者における治療可能な認知症の代表とされています.NEJM誌に素晴らしい総説が掲載されています.著者らはまず,iNPHが単なる脳室拡大による機械的圧迫の結果ではないと述べています.従来,拡大した側脳室が周囲の白質を圧迫し,歩行や注意機能を司る前頭葉深部の線維路や脳梁が障害されることが本症の病態と考えられてきました.しかし,脳脊髄液を除去すると症状は速やかに改善する一方で,脳室そのものはほとんど縮小しないという臨床的事実から,単なる圧迫だけでは症状を説明できないと現在は考えられています.
Brain Nerve誌12月号はクリスマス企画号ですが,今年は「神経学の巨人──先駆者たちの遺したもの」がテーマになりました(https://amzn.to/4s1PPwj).若い頃の私は医学史に関心がありませんでしたが,私たちが日々あたり前に行っている神経学の診療・研究の根幹は,過去の偉大な先駆者の思索と努力の積み重ねの上に成り立っていることをだんだん認識できるようになり,「もっと早く神経学の歴史を学んでおくべきだった」と思うようになりました.この1冊をお読みいただけば,神経学がさらに面白くなるという特集号を作りたいと思いました.
フランス医学史学会(SFHM)が,ジャン=マルタン・シャルコー生誕200周年を記念した特別号を公開しました.2025年にパリ・サルペトリエールで開催された国際シンポジウムの講演内容をまとめたもので,内容としては
アルツハイマー病(AD)はこれまで,アミロイドβ沈着に始まり,タウ病理を介して神経変性に至る疾患と考えられてきました.しかし近年,微小血管病変の存在が,この理解を大きく揺さぶりつつあります.今回,韓国からNeurology誌に,脳微小出血(CMB)がその病態に大きな影響を与えていることを示す研究が報告されました.
腰痛,歩行障害,姿勢異常,しびれ,筋力低下など,整形外科の日常診療で遭遇する症候の多くは,脳神経内科疾患でも生じます.このたび,『整形・災害外科』(金原出版)12月号(https://amzn.to/3MK8mgc)において,特集「整形外科医が知っておくべき脳神経内科疾患」を企画させていただきました.本特集では,「どのようなときに脳神経内科疾患を疑うべきか」「どの時点で脳神経内科医につなぐべきか」という診療の分岐点を整理することを主眼としています.
アルツハイマー病(AD)の診療は,血液バイオマーカーの登場によって大きな転換点を迎えています.とくにリン酸化タウ217(pTau217)は,採血で済むという侵襲性の低さと高い診断精度から,AD病理を反映する指標として急速に普及するものと思われます.では①実際にpTau217陽性の患者(?)の有病率はどの程度なのか?,また②タウが高ければ重症と考えてよいのか?が分かりません.今回紹介する2つの研究はきわめて示唆に富んでいます.
機能性神経障害(functional neurological disorder,FND)をめぐる臨床倫理的問題について総説としてまとめました.FNDは筋力低下,けいれん発作,不随意運動,感覚障害など多彩な症候を呈する頻度の高いコモンディジーズです.かつては「ヒステリー」「心因性」「転換性」「詐病」などと呼ばれてきましたが,近年は神経学的に診断可能で,治療可能な疾患単位として再構築されつつあります.しかし診療の現場には,いまなお誤解や偏見,制度的な不備が残されており,患者さんが不必要な苦痛を被っている現実を実感しています.状況を改善する必要性を強く感じ,この総説を執筆しました.
近年,単純ヘルペスウイルス1型や2型(HSV1,2)がアルツハイマー病(AD)の病態に関与している可能性が指摘されています.HSVは三叉神経節などに生涯潜伏感染し,免疫状態の変化により繰り返し再活性化する性質を持つため,この慢性的な炎症刺激が神経変性の引き金になるのではないかという可能性が提唱されてきました.このため『抗ウイルス薬であるバラシクロビル(バルトレックス®)がその進行を抑制できるのではないか』という仮説が考えられるようになりました.この仮説を検証するために,米国で行われた多施設共同第2相二重盲検プラセボ対照試験(VALAD試験)がJAMA誌に掲載されました.なお,本研究でHSVが対象とされたのは,剖検脳でHSV DNAがアミロイド斑内に検出されていることや,実験モデルでHSV感染がアミロイド産生やタウリン酸化を誘導すること,疫学的にもHSV抗体陽性者でADリスクが高いと報告されてきたことなど,病理学的,実験的,疫学的根拠がこのウイルスに最も多く蓄積していたためです.
近年,アルツハイマー病(AD)とウイルス感染との関連が注目されており,とくに単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が病態に関与する可能性が議論されています.2024年末にCell Reports誌に掲載されたHydeらの研究は,この関係を分子レベルで明確に示した重要な報告でした(ブログ;2025年1月15日).この研究では,HSV-1感染によりcGAS-STING-TBK1経路が活性化され,その下流でタウがリン酸化されること,そしてリン酸化タウがHSV-1タンパク質の発現を抑制し,神経細胞の生存を保護することが示されています.すなわちタウのリン酸化は病的変化ではなく,HSV-1感染に対する自然免疫応答として神経保護的に機能している可能性が示されたわけです.
1年の締めくくりに,示唆に富む論文をご紹介します.たまたまウェブ上の動画で知った研究ですが,そのオリジナルは今年1月に PNAS に掲載された論文です.この研究では,アリと人間にまったく同じ幾何学パズルを解かせています.T字型の物体を,2つの狭いスリットを通して出口へ運ぶという課題です.アリ用の物体には餌の匂いをつけ,巣に持ち帰る対象としています.サイズだけをアリと人間に合わせてスケールし,1人(1匹),小集団,大集団での成績を比較しました.さらに人間では,「話してよいグループ」と「話してはいけないグループ」に分けています.
【ヨガストレッチ &靴のはきかた】 2025/9/30 猛暑でできなかった振替分を実施 特別プログラムは 「ヨガストレッチ」 今の時期に とっても気持ちがいいです 自然の中で手足を 伸ばして〜 最幸 その後の靴の履き方復習です 知っていても疎かになりやすい! もう一度初心に戻りましょう〜 靴も足にピッタリついて ウォーキングは軽いかる〜い 足どり颯爽 いい感じです #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング #ヨガストレッチ #靴の選び方 #靴の履き方 #靴紐の結び方 #速歩
秋晴れ☀️ 秋色を楽しみながらP.ウォーキング まだまだ昼間は暑いくらいです 明日から渋谷教室3学期が始まります ガンバロー👊✨
認知症に限らず、高齢者が望む場所で住み続けられるようにするためには、地域の総力戦が必要です。 位置情報がわかる機器、行方不明者を探せる警察犬。 人間だけではない、色々なモノのチカラを結集しよう!という取り組みの下準備を進めています。 #認知症エコシステム #アプリ #ササエル ※当倶楽部の活動において利益相反関連事項はありません。
㊗️北鎌倉テラススタジオ16周年 昨日10/1 記念日を迎えました。長いようで短い年月を杉浦コーチの変わらぬオヤジギャグとPRESS📰、CoreNoodleで鍛えられました。私の人生の○分の一です。
スマイルチーム ポールウォーキング。10月の遠征は生田緑地。岡本太郎美術館を堪能しました! #ポールウォーキング #岡本太郎美術館
今日は小学生に足の成長の授業🦶とっても楽しくエネルギッシュにできました!しっかり前向きに聞いてくれる子どもが多くやりがいがあります👍
日本転倒予防学会in群馬開催されました。 群馬ポールウォーキング協会が出展、セミナーを開催し、ポールウォーキングを紹介しました‼️ 皆さんお疲れ様でした‼️
【課題は上半身】 2025/10/4 フォームを動画で確認! 「腕を振っているつもり」 「はい、そうですね。 つもりと事実は違うね〜」 上腕は体側でストップ 毎回お馴染みの感想が出てきます(笑) 気づきが改善の第1歩 これも動画撮影毎に話してます(笑) #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ポールウォーキング #土曜日海老川ロード定例会
佐久ポールウォーキング協会より 無事終わりました。 10/4〜5ぞっこんさく市〜 /5(日)PW駒場例会〜 佐久駒場公園で会場同じくしWイベントでした。 「ぞっこんさく市」ではPWの案内と体験会をと〜 協会員の憩いと立寄り休憩場も兼ねての出店でした。団体会員の(株)シナノさんの特価品販売もございました。 午後は☔️もあった2日間。 二日間で4万人の参加者をお迎えした様でした(主催者発表) 駒場PW#例会は50名の参加者を迎え、混み合った公園を逃れお隣の牧場をポールウォークでした。 10名の看護師目指す大学生も参加しシニアとの交流を図って居ました。いつもと違い若返った様な協会員の皆さんでした。 今日のご褒美は〜立科スパイシーチーズバーガー🍔〜‼️ 相変わらずの旨さ〜ww
【ポールを束ねてホイ】 お買い物の時に困るポール これならさっと結べて 身体に沿うので安心です。 設計図と使い方を披露して 頂きました 材料費約150円 2025/10/6 #船橋ウォーキングソサイエティ #月曜日シニアポールウォーキング #姿勢チェック #コグニサイズ #チェアエクササイズ #ステップエクササイズ #ポール持ち運びロープ
清々しい秋空 秋桜 爽やかな里山の風 稲刈りした稲架掛け 昔遊んだ数珠玉 割れて綿がもりもり現れたガマ 今風の服を着た案山子 気持ち良いポールウォーキングを楽しみました
しっかり歩きに向けての #フォームチェック #美姿勢ウォーキング で #船橋ウォーキングソサイエティ 屋外全てのコースが動画撮影を 完了しました 意識づけはコーチの役割 活かすのは本人ですよ〜 少しの進歩でも継続が大事です #パワーウォーキング #インターバル速歩 #中之条研究 #筋トレ #7秒スクワット
2025.9.2〜9.7 活動記録 ☺︎ポールウォーキング 10名 生田緑地・岡本太郎美術館 ☺︎相模原市文化協会会議 ☺︎スマイルリズムエクササイズ 16名 ☺︎上鶴間公民館子どもまつり実行委員会 ☺︎上鶴間公民館利用団体懇談会・交流会 AED講習 ☺︎上鶴間公民館利用団体懇談会役員会 ☺︎スマイルチーム光が丘 21名 チェア体操 ☺︎中屋敷チェアエクササイズ 21名
📣午後はイレギュラー講座! 【長者研修大学校 穴生学舎】 健康づくりサポーターコース48名の皆さんと、 2時間たっぷり身体を動かしました💪✨ 昨年度から毎年3~4講座のご依頼をいただいており担当の方とはもう8年のお付き合いになります。 昨年は創立30周年記念イベントでも2講座 講師を務めさせていただきました! 担当者の方はおととしまで社協にお勤めで、 その頃から介護予防運動の講師として継続的にお声かけいただいています。 「この先生に任せれば大丈夫!」 そんな言葉に支えられ、信頼関係を築いてこられたことに心から感謝です🙏✨ 長年積み重ねてきた経験と信頼を大切に、 これからも現場でお役に立てる講師であり続けたいと思います🌸 そして明日も穴生学舎で講師のお仕事です✋ 地域リーダーコースの皆さん18名に、ポールウォーキングを体験していただきます🚶♀️✨ あっ😵 そういえば今日の参加者のみなさんに【島崎和歌子】に似ていると言われた😱 人生初🤣
八ヶ岳北麓 山桜の葉が色付く
今日から3日間国際福祉機器展に出展しています!皆さんお待ちしております。
桑折町マルベリーの「脳の若返り教室」。 ラケット🏸持った途端に若返る元18歳の皆様😊 今月から広い体育館に移ったので、バドミントンで左右打ちラリーやバードゴルフをフォアハンドとバックハンドで脳トレしました😃 来週もお楽しみに♫
【何故、速歩きがいいの?】 道理がわかれば 心が動く 心が動けば行動が伴う 見てわかるようにパネルで説明 2025/10/9 #船橋ウォーキングソサイエティ #2本のポールを使うウォーキング #ノルディックウォーク #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング #ポールウォーク #インターバル速歩 #中之条研究 #しっかり歩き #中強度の運動
午前は介護予防運動👟 ⇒会場を移動して午後は、2022年4月から引き継いで約2年半になります 健康体操教室(1時間半)✨ 引き継いだ当初は前期高齢者の方が多かった記憶が…🤔 気づけば今では後期高齢者の方がどんどん増え、元気に参加中🙌‼️ ご夫婦でご参加の方が2組💓 めっちゃ貴重!というか理想的です☺️ そしてなんと今では毎回30名超えの大所帯に✨ 安全第一!事故がおきないように お一人おひとりとアイコンタクトをとりながら 動きをキョロキョロ確認👀 その様子を見て「先生、表情がコロコロ変わって可愛い・面白い」 なんて声をかけてくださることも😆💕 どなたでも無理なくできてしっかり効果が期待できる運動💪 そして“笑顔で楽しめる時間”をお届けできるよう心がけています🌿 みなさんの笑顔と前向きな姿に 毎回こちらがたくさんの元気をもらっています✨ そして、こちらの教室でも お友達に誘われて3ヶ月前からご参加くださっている90代の方がおられます💐 もともと以前から身体を動かすことを続けてこられた方でその積み重ねが今の元気につながっているのだと思います🌿 ちなみに本日の筋トレメニュー💪 (からだを整えた後におこなっています筋トレメニュー) ✅ カーフレイズ 10回×3セット ✅ 椅子からの立ち上がり 10回×3セット 90代の方もしっかりclearされました👏✨ 年齢を重ねても“動ける”って本当に素晴らしい!! 筋トレあり有酸素運動あり 1時間半の運動の〆は365歩のマーチを歌いながらChairAero•*¨*•.¸¸♬︎ 継続は力なり💫 私自身も学ばせていただくことばかりです🫡
佐久ポールウォーキング協会より 快晴の〜女神湖PW散策〜 紅葉🍁はまだまだの蓼科/女神湖へ秋🍂を求め50名大集合〜❗️ 別荘地と池の周りの約4kmのポールウォークでした。 ランチはカフェレストラン/女神湖駅で採れたて「きのこ🍄/5種入り🍄鍋定食」で舌鼓〜 きのこ汁がばか旨の鍋でした。 帰りに浅科/五郎衛米の田んぼ道を下見に〜ww
三浦ネットPWは欠席者(超高齢化の為)が多く、男子(元気なゴルファージム通い)3人🚶♂️🚶♂️🚶♂️と私🚶だけ。近場を歩きましよう~と寿福寺から英勝寺、海蔵寺まで。鎌倉検定1級のメンバーさんの解説が重厚! 海蔵寺の萩には間に合いましたが英勝寺の曼珠沙華はほぼ枯れてしまっていました。祠堂は英勝院の位牌を安置してあり、徳川光圀によって建てられたもの。 こちらでも100年元気の日課ドリルは好評です。
10月12日、スキルアップ研修会東京2回目を実施しました。 今年度最後の研修ということもあり、40名を超える多くの参加者となりました。 マニュアルベースの実技確認、意見交換など非常に有意義な研修会となりました。 次年度も多くの方の受講をお待ちしております。
2025.9.8〜9.14 活動記録 ☺︎健康体操 9名 ☺︎コグニサイズの会 新磯地域包括支援センター出張介護予防教室 チェアエクササイズ®︎ 14名 ☺︎スマイルチーム上溝 19名 ☺︎シニアサポータースタッフ研修申し込み 10名 ☺︎HP活動予定更新 ☺︎青空PW 11名 ☺︎ほかほかふれあいフェスタ 青少年指導委員連絡協議会 (欠席) ☺︎スマイルフレンズ 21名 ☺︎相模原スポーツフェスティバル 青少年指導委員連絡協議会 (欠席) ☺︎EEOAオンラインセミナー受講 サーキットチェア®︎エクササイズで指導スキルに磨きをかける!
一本柳ポールウォーキング倶楽部は毎週火曜日 佐久インターバル速歩倶楽部は月に3回。 佐久平ウォーキング倶楽部の会員さんは、max月に7回の外出の機会がある、という事になります。 製薬メーカーさんから頂いたパンフレット。当倶楽部の想いが具現化されていて嬉しくなりました😊 #認知症エコシステム #40代からの生活習慣病予防#地域の総力戦#身体活動#中強度#地域介護の担い手 #健康教育#コメディカル達の本気!
【習志野台6丁目町会で ウォーキング教室】 2025/10/15 船橋市の中で最も 閑静な住宅街です。 健康意識が高く楽しい方々が 集いました。 ウォーキング教室への参加が 初めての方ばかりでしたが 素早い反応で 返事も身体もよく動きます。 あるき方で心も変わる ★本日も楽しい出会いに感謝です HAPPY♥ #船橋ウォーキングソサイエティ #ウォーキング教室 #習志野台6丁目町会 #良い歩きは良い姿勢から #若々しい身体は背筋ピン #量より質のウォーキング
秋だ〜 体全部使って歩くよ 2025/10/18 #船橋ウォーキングソサイエテ #2本のボールを使うウォーキング #土曜日海老川定例会 #インターバル速歩 #中之条研究 #ミトコンドリア #フレイル
今日は私も茨城です(何人か友達が茨城に向かっているとの投稿があったので😊) 笠間市の北山公園をポールウォーキングしました。ちょうど花がない季節でしたが、この公園を庭のように歩いているKさんのおかげで通しか知らない上級コースを楽しみました♪桜で有名ですが、これからは紅葉🍁も楽しみ。アップダウンありの約3キロのウォーキングでした。
本日は、津島のウォーキングイベント「いきいきウォーキングin神守」に参加してまいりました♪ 23年続いたロングイベント❗️ コロナで途中3年間お休みしましたが、今回で実質20回目を迎え一区切りとすることになりました。 私は多分7〜8回目くらいから参加させていただきまして、準備体操や整理体操を担当したり、健康ミニレクチャーや、歩くことが難しい方を対象として椅子に腰掛けての体操などをやらせてきただきました。 そして、こんな私に本日、最後の回で功労賞までいただきまして、本当に感謝でございます。ありがとうございます。 毎年大勢の市民の方が参加され、本日も800名ほどの皆さんがご参加でした。 このイベントの素晴らしいことは、津島市の神守地区とその周りの地域の住民の皆さん、また地元の高校生たちのボランティアのご協力あっての開催であるということなんですね❗️ それと、地元企業のスポンサーシップによって運営がなされてきたわけです。# 事前のコースの下見、安全の確保、人員の配置、受付の手配、救急の対応、ゴールされた皆さんにカレーを提供するわけですが、その準備など、全て市民の皆さんのボランティアによって賄われてきたんですね‼️ そして、その運営の核となってきたのが、私が長らくこの津島の地でポールウォーキングの活動を一緒に続けていただいております日比ファミリー(ご主人様は津島市長)でいらっしゃいます。 一年に一回ではありますが、先のような事前の準備、人の手配、後片付けなどなど、並々ならないご苦労があったことでしょう。 でも日比ファミリーや一緒にこの活動を続けてこられたボランティアの皆さんは、毎回笑顔で参加者の皆さんを迎えられ、毎年参加を楽しみにしておられる皆さんの笑顔、あるいは励ましの言葉や、ゴール後の大抽選会で大いに盛り上がる皆さんの喜ばれる姿にも支えられ、20回のこの大事業を全うされたのだ思います😊 このイベントはこれで一区切りとはなりますが、ここに参加した子供たちやボランティアで参加いただいた高校生の皆さんが、今後なんらかの形で繋いで行って、自分たちでもこうした地域住民のつながりを大切にするイベントを主催してくれることを願っています‼️ 日比ファミリー、そしてボランティアの皆さん、お疲れ様でございました。そして、参加いただいた市民の皆さん、ありがとうございました😊 #津島市 #ウォーキング #ボランティア #市民主催 #繋がり #感謝
2025.10.19 湖北台中央公園 我孫子ポールウォーキング倶楽部
第15回秋の犀川ポールウォーキング大会を開催しました。20名の参加の方たちと一緒に犀川河川敷を歩きました。 時折小雨が降りましたがしっかりコースとのんびりコースに分かれてポールウォーキングの良さを満喫いただいたかと思います。ありがとうございました。 担当コーチ 澤田MCpro,中嶋MCpro,高島BC
10月19日、一関市弥栄市民センター主催「いやさか祭り」にてプチ健康体操教室を開催。 おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんも子どもたちも、みんなで一斉に体操をしてくれて、普段の運動教室とはまた違う楽しさ♪ ステージ発表を参加型にするのは、とても良いと思いました😊
月に一度の笠間市でのポールウォーキング講座。ポールウォーキングは決して難しくはないけれど、ポールの使い方をちょっと意識するだけで、体に現れる効果はかなり違ってくる。なかなか奥が深くてそこも面白い。 今日は重心が定まらずフワフワ歩いていた方が、足の指に体重が乗るのを実感できた、と話していた。ふふふ😁いくつになっても何かができるようになるって嬉しいね。
地元町内会での介護予防運動サークル。自走化に向けさまざまな動機づけ支援ツールを開発してきました。 最近では、コーチ不在でも自主的な声掛けによるマルチコ運動メニューを楽しく消化できる様になっています。 嬉しくもあり、ちょっと寂しい瞬間でもあります。 生計就労と生きがい就労のギャップ、指導者のワークライフバランスの実現など越えるべきハードルは多いですが、なるべくスムーズかつスマートに対処していきたいと痛感する今日この頃です。
昨日は週一の渋谷PW教室の帰りに古巣駒澤大学駅に寄りました。駅が明るくリニューアルしてびっくり!来月11日には商業施設オープンで未来の都市・街の予感。田園都市線沿線はこれからなんですね。自由が丘に回るつもりが予報外れの雨で断念しまして渋谷回りで帰鎌☔ 週末も雨予報に変わりました😭
今日は、午前中に三重県は津市内の小学校で120名ほどの子どもたちと一緒に運動遊びプログラム〜遊びットネスを指導してきました❗️ コロナ禍以前には数年続けてお邪魔しておりましたが、の多分6年ぶりにお邪魔しました。 やっぱり子どもたちとのプログラムは楽しいですね😀 あっという間の90分でした❣️ そして、その足で鳥羽に向かいました。 長らくお付き合いいただいています北名古屋市で陶器のギャラリーを主宰されていらっしゃる山田ご夫婦のお誘いをいただきました。 ここは、真珠ジュエリーのクリエイターでいらっしゃる上村さんのアトリエ。 お子様がお隣で美容院を営んでいらっしゃいまして、またそこが素敵な建物と内装で❣️ そして、さらにさらに、クルーザーを所有されておられて、英虞湾をクルージング❣️ なんと贅沢な時間でしょう❣️ 内海というのでしょうか、波がほとんど立たず、湖のような感じで、錨を下すとほとんど船は揺れないんですね。 船のデッキにマットを敷いて、そこに寝そべって、青空を覗き見しつつ、しばらく瞑想タイム。。。 豪華な気持ちになれました😍 2時間ほどの滞在ではありましたが、とても充実した時間を過ごさせていただきました‼️ 今日は1日、とてもとても満たされた時間を過ごすことができました❣️ ありがとうございました😊 #ギャラリー凛 #Monme #鳥羽 #クルージング #遊びットネス
11/2東五反田での地域づくりイベント「ファームエイド」にてポールウォークを担当させて頂きます(会場:東京医療保健大学)。マルシェ、フォーラム、メッセの3部構成で楽しそうですよ。是非お立ち寄り下さいませ。 「ファームエイド東五反田」とは: 東五反田地区は、大型の病院、個人病院、看護大学、小学校、薬局、高齢者施設があるのが特徴で、住民は昔から住んでいる方(高齢化が顕著)よりも、近年急速に増えたマンション等で暮らす人が多い地域となり、町会の機能低下に伴い、催し物等の機会もほとんどなくなってしまい、地域住民の繋がりも希薄となり大きな課題に。 そこで、点として存在した専門職やあらゆる機関を面としてつなげるために、様々な職種が気軽に、楽しくコミュニケーションをとり、同じベクトルを歩むために「ファーム・エイド東五反田」が立ち上がりました。 ファーム・エイド東五反田には認知症本人の行っている様々な活動もつながる場として、全国の地域行政からも注目され期待されています。
佐久の米どころ浅科地区でポールウォーキングしますよー。稲刈りの終わった田んぼがから遠くに望む浅間山。この地域ならではの秋の風景を、寒くなる前に楽しみましょう🍂 地区を担当する地域包括支援センターからのお声がけに、私も講師で参加させていただきます。センターの存在を若いうちから知っていてほしい、という言葉に大きくうなずく私でした。 地域を支えて頑張っている方に会うと元気をもらえますね。
🍁秋色さんぽ🍁ポールウォーキングDay✨
wellness.suntory.com.tw
Natureのオンライン版に「良い睡眠を得るにはどうしたらよいか?科学者の意見は」という記事が載っています。さまざまな科学者がエビデンスに基づいた意見を述べています。
これはとても大事なことです。筑波大研究グループの仕事です。
a カナダ、チリ、アルゼンチン、キューバ、コロンビア、ブラジル、イギリス、アイルランド、イタリア、ギリシャ、トルコ、ポーランド、ドイツの 13 か国の多様な集団 ( N = 1472) からの M/EEG データを含めました。b EEG を使用してサポート ベクター マシン (SVM) をトレーニングするために、N = 1240 人の参加者のサブサンプルを使用しました。これらの SVM は、すべての領域にわたって参加者の脳年齢を予測するために使用されました。c残りのデータ ( N = 232) はサンプル外検証に使用され、さまざまな種類の創造的専門知識と学習に関連する M/EEG データセットで構成されていました。これらのグループのうち 4 つは、ダンス (タンゴ)、音楽 (楽器奏者と歌手)、視覚芸術 (描画)、およびビデオ ゲーム (StarCraft 2) (専門知識についての研究 1) における創造的専門知識を表しています。さらに、ビデオ ゲーム学習 (StarCraft 2) (学習前後についての研究 2) のグループを 1 つ含めました。d SVMをトレーニングする前に、生のM / EEG信号を前処理し、正規化し、AAL脳パーセレーションを使用してソース空間に変換しました。ソース変換された信号から、すべての参加者の機能的結合マトリックスを計算しました。SVMのトレーニング時にデータ拡張を使用して、モデルの堅牢性と精度を高めました。トレーニング済みのSVMから、モデル予測と実際の年齢の差として、参加者の脳年齢ギャップ(BAG)を計算しました。BAG > 0は脳の老化の加速と解釈でき、BAG <0は脳の老化の遅延と解釈できます。図中の点とバイオリンプロットは模式的な例です。BioRenderで作成。Migeot, J. (2025) https://BioRender.com/99vpcts(EEGデバイスと脳の図)。
タンゴの複雑さは、脳を若く保つのに特に効果的かもしれない。写真:Tempura/Getty
研究者が、同僚が着用している脳コンピューターインターフェースヘルメットの電極に導電性ジェルを塗布しています。非侵襲性脳デバイスの性能は、AIと組み合わせることで向上する可能性がある。写真:ジャン=ピエール・クラトット/AFP via Getty
英国の40万人のデータで訓練された人工知能システムは、20年間でがんやその他の多くの病気を発症する可能性を推定できる。写真:ブルックス・クラフト/コービス/ゲッティ
T2 ファージに群がった大腸菌 B 細胞の断面を示す、色を強調した透過型電子顕微鏡写真。
アルターエゴの最高経営責任者、アルナブ・カプール氏がウェアラブルデバイスのデモンストレーションを行っている。提供:アルターエゴ
イラスト: アナ・コヴァ
脳脊髄液αシヌクレイン・シーズ増幅アッセイ(αSAA)は,レビー小体型認知症(DLB)の診断における大きな転換点になるかもしれません.スペインの物忘れ外来に通院した640名(DLB 92例,アルツハイマー病;AD 337例など)を対象に,脳脊髄液αSAAの診断精度とADにおけるαシヌクレイン合併病理を評価しています.この結果,αSAAはDLBに対し感度95.7%,特異度93.2%,全体診断精度93.6%(!)という高い成績を示しました.図1は各診断におけるαSAA陽性率を示したものです.健常対照(CU)は0%,非神経変性認知障害(NNCI)は1%,前頭側頭葉変性症(FTLD)は5.1%,ADは9.5%,DLBは95.7%が陽性です.つまりDLBで高率に陽性となる一方,ADやFTLDでは少数にとどまることが理解できます.先日,ADのタウバイオマーカーによる診断の話題をご紹介しましたが(https://pkcdelta.hatenablog.com/entry/2025/08/27/052343),DLBも検査だけで診断できる時代に入りそうな様相です.
筋萎縮性側索硬化症(ALS)はこれまで神経細胞の変性や病因タンパクの蓄積に注目して研究されてきましたが,近年は「免疫系の関与」が新たな焦点となっています.最新のNature誌に,ALSにおける自己免疫反応の存在を初めて明確に示した重要な報告がなされています.
先日のNHKの番組内(https://pkcdelta.hatenablog.com/entry/2025/09/07/075304)で,アルツハイマー病(AD)の病因蛋白とされるアミロイドβ(Aβ)には善玉としての働き(ヘルペスウイルスに対する防御作用)があることが紹介されました.今回,Journal of Neurochemistry誌に米国ミネソタ大学から,Human Connectome Projectの一貫として,画像解析からもAβは善玉である可能性が報告されました.
特集テーマとして「脳神経内科と睡眠医学」を企画いたしました(https://amzn.to/4nLZPXZ).現代の臨床現場では,睡眠の質が神経疾患の発症や経過に密接に関わることが明らかとなりつつあります.一方,日本では睡眠医学を専門的に扱う神経内科医がまだ少なく,診療や教育の両面で体系的な知識の共有が求められています.私は以前,頑張って日本睡眠学会総合専門医の資格を取ったのですが,睡眠医学の知識が役立つ臨床の場面はとても多いです.本特集では,睡眠の基礎神経科学から臨床応用までを幅広く取り上げ,脳神経内科医が日常診療で直面する課題に役立つ内容を目指しました.
ハダカデバネズミという小さな地下げっ歯類は,生物学の常識を覆す不思議な生き物です.体重わずか数十グラムにもかかわらず,寿命は37年に達し,マウスの10倍以上です.しかも老化に伴う死亡率の上昇がほとんど見られず,自然発症のがんもほぼ存在しません.酸素が乏しい地下トンネルで暮らすために,低酸素でも代謝を保つ能力をもちます.私は脳卒中の基礎研究を行っていたので,低酸素状態に強いこのネズミに高い関心を持っていました(→2017年のブログ「ハダカデバネズミの特殊能力と脳梗塞治療」を参照).後輩の池田哲彦先生が誕生日プレゼントに贈ってくださったハダカデバネズミのぬいぐるみを今も大切に部屋に飾っています.
頭痛の背後にあるしくみはとても複雑であることが分かりつつあります.Brain誌に発表された総説は,片頭痛,群発頭痛,発作性片側頭痛(Paroxysmal hemicrania)・持続性片側頭痛(hemicrania continua),そして後頭神経痛について,「どのように痛みが生まれるのか」を分子レベルから脳のネットワークまで総合的に議論したまさに力作です.「なるほど!」と非常に勉強になりました.
パーキンソン病(PD)の患者数は世界的に急増しており,いまやパンデミックと呼ぶべき状況にあります.その要因の多くは遺伝ではなく環境にあると考えられています.Lancet Neurology 誌最新号に掲載された米国ロチェスター大学のDorsey教授らによる総説は,PDの発症に関わる主要な環境毒性物質とその予防の可能性について論じています.とくに3つの環境要因が問題であると指摘しています.
アデュカヌマブは,アルツハイマー病に対してアミロイドβ(Aβ)を標的にした疾患修飾療法として開発されたモノクローナル抗体です.2015年にBiogen社とEisai社が共同で臨床試験を開始し,Aβプラークを大幅に減少させることがPETで確認されました.臨床的な認知機能改善効果は一貫しなかったものの,一部のサブグループで若干の改善効果が示されたことから,Biogen社は2021年に米国FDAへ承認申請を行い,同年6月に条件付きで迅速承認を受けました.ところが,その有効性に関して国内外で強い議論を呼び,副作用としてのARIAの頻度の高さも問題となり,最終的にBiogen社は2024年1月に販売を終了し,開発を打ち切りました.その後に登場したレカネマブやドナネマブは,より選択性が高く副作用の少ない抗体として設計されていますが,その基礎となったのがアデュカヌマブです.今回紹介するLancet Neurology誌に掲載された剖検研究は,アデュカヌマブを投与された5例と未治療12例の剖検脳を比較し,この抗体が実際に脳のどこでどのようにAβを除去していたのかを初めて詳細に示したものです.
進行性核上性麻痺(PSP)の典型型Richardson症候群(PSP-RS)は,2017年に策定されたMDS-PSP診断基準では均一な症候群として定義されていますが,米国Mayo Clinicのグループから実はそうではないのだとする報告がなされました.
Journal of Clinical Investigation誌の最新号に掲載された総説です.抗NMDA受容体脳炎の発見者であるJosep Dalmau教授らが,「自己免疫性精神病(autoimmune psychosis)」という概念を独立した疾患として扱うべきではないと明確に述べています.
先日,機能性神経障害(FND)の患者さんをご紹介いただき,とくにリハビリの進め方についてご相談を受けました.適切にご説明するため,2024年にLancet Neurology誌に報告されたPhysio4FMD試験をあらためて読み直しました.この研究は,FNDに対する「脳の予測モデル」に基づいた新しいリハビリの方向性を示した,非常に示唆に富むものです.
抗てんかん薬(antiseizure medications;ASM)は,てんかんのほか気分障害,慢性疼痛,片頭痛などにも広く用いられていますが,一部の薬剤は胎児に奇形や神経発達障害をもたらすことが知られています.フランスのEPI-PHARE研究チームは,全国母子レジストリ「EPI-MERES」を用い,2013〜2021年に終了した約870万件の妊娠を解析し,抗てんかん薬の胎児曝露の推移を明らかにしました.